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かめ-むし【椿象・亀虫】🔗🔉

かめ-むし [2] 【椿象・亀虫】 半翅目カメムシ科の昆虫の総称。体長2〜40ミリメートルで,体形・色はさまざま。口はセミのように針状で多くの植物から吸汁し,農業害虫ともなる。臭腺(シユウセン)から強い悪臭を放つ。日本にはナガメ・アオクサカメムシなど約九〇種がある。クサガメ。ヘッピリムシ。ヘコキムシ。

ちん-じ【椿事】🔗🔉

ちん-じ [1] 【椿事】 思いがけない大変な出来事。珍事。

ちん-じゅ【椿寿】🔗🔉

ちん-じゅ [1] 【椿寿】 〔荘子(逍遥遊)〕 長生きすること。長寿。長命。 →大椿(ダイチン)

ちんじゅ-き【椿寿忌】🔗🔉

ちんじゅ-き [3] 【椿寿忌】 高浜虚子の忌日。四月八日。虚子忌。[季]春。

ちん-せつ【珍説・椿説】🔗🔉

ちん-せつ [0] 【珍説・椿説】 (1)めずらしい話。珍談。 (2)めずらしい意見。また,風変わりな,ばかばかしい意見。

ちんせつゆみはりづき【椿説弓張月】🔗🔉

ちんせつゆみはりづき 【椿説弓張月】 読本。五編二八巻。曲亭(滝沢)馬琴作,葛飾北斎画。1807〜11年刊。鎮西八郎為朝を中心とする武勇伝。特に,為朝が大島で死なずに琉球に渡って活躍するという,空想によって書かれた後半が秀逸。

ちん-てい【椿庭】🔗🔉

ちん-てい [0] 【椿庭】 父の異名。椿堂(チンドウ)。

ちん-どう【椿堂】🔗🔉

ちん-どう ―ダウ [1] 【椿堂】 父の部屋。また,父の異名。椿庭。

ちん-よう【椿葉】🔗🔉

ちん-よう ―エフ 【椿葉】 〔荘子(逍遥遊)〕 (1)大椿(ダイチン)の葉。 (2)長寿をいう語。 →大椿

ちんよう=の影(カゲ)再(フタタ)び改(アラタ)まる🔗🔉

――の影(カゲ)再(フタタ)び改(アラタ)まる 大椿の葉が,すっかり生えかわるほど長い年月を経過することをいう。

ちん-れい【椿嶺】🔗🔉

ちん-れい 【椿嶺】 中国の伝説で,仙人が住むとされる想像上の山。はこやの山。「共に―の陰にも寄り/太平記 30」

つばいち【海柘榴市・椿市】🔗🔉

つばいち 【海柘榴市・椿市】 飛鳥地方の古代の市(イチ)。奈良県桜井市三輪付近にあり,水陸交通の要地であった。平安時代以降,長谷寺参詣の入り口として栄えた。つばきち。つばきいち。

つばい-もちい【椿餅】🔗🔉

つばい-もちい ―モチヒ 【椿餅】 餅米の粉に甘葛(アマズラ)をかけて丸くかため,椿の葉二枚で包んだ餅。つばいもち。つばきもち。「檜破子(ヒワリゴ)・御酒(ミキ)・―など奉り給へり/宇津保(国譲上)」

つばい-もも【椿桃・油桃・光桃】🔗🔉

つばい-もも [2] 【椿桃・油桃・光桃】 モモの一変種。果実はモモよりやや小さく,果皮は毛がなくつややか。赤く熟し食用とする。つばきもも。光桃(ヒカリモモ)。油桃(アブラモモ)。ネクタリン。

つばき【椿・山茶】🔗🔉

つばき [1] 【椿・山茶】 (1)ツバキ科の常緑低木ないし高木。暖地の山林から本州北部の海岸に自生し,早春,葉腋に五弁花をつける。ヤブツバキとも。 (2)ツバキ{(1)}・ユキツバキおよびその園芸品種。中国産の近縁種などを含めることもある。葉が大形で光沢があること,早春に花が咲くことでサザンカと区別される。普通,花弁は離生しない。種子から椿油を採る。[季]春。《赤い―白い―と落ちにけり/河東碧梧桐》 〔「椿の実」は [季]秋〕

つばき-あぶら【椿油】🔗🔉

つばき-あぶら [4] 【椿油】 ツバキの種子からとれる不乾性油。主に髪油に用い,また,食用油ともする。伊豆諸島・九州南部が主産地。つばきゆ。

つばき-ばい【椿灰】🔗🔉

つばき-ばい ―バヒ [3] 【椿灰】 椿の枝や葉を燃やして作った灰。媒染剤とする。山灰。

つばき-もち【椿餅】🔗🔉

つばき-もち [3] 【椿餅】 (1)餅菓子の一。粉(シンコ)または道明寺粉を蒸してあんを包み,二枚の椿の葉で挟んだもの。[季]春。 (2)「つばいもちい(椿餅)」に同じ。

つばき-もも【椿桃】🔗🔉

つばき-もも [3] 【椿桃】 ⇒つばいもも(椿桃)

つばき【椿】🔗🔉

つばき 【椿】 姓氏の一。

つばき-ちんざん【椿椿山】🔗🔉

つばき-ちんざん 【椿椿山】 (1801-1854) 江戸末期の南画家。江戸の人。名は弼(ヒツ),字(アザナ)は篤甫。金子金陵・渡辺崋山に師事。南田(ウンナンデン)の画風を慕い,没骨(モツコツ)法による花鳥画を主に描いた。

つばきひめ【椿姫】🔗🔉

つばきひめ 【椿姫】 (1)〔原題 (フランス) La Dame aux camlias〕 デュマ{(2)}の長編小説。1848年刊。52年戯曲化。純朴な青年アルマンによって真実の愛に目覚めた娼婦マルグリットの悲劇的な生涯を描く。 (2)〔原題 (イタリア) La Traviata〕 ベルディ作曲のオペラ。三幕。1853年初演。{(1)}に取材した作品。「乾杯の歌」「ああ,そはかの人か」など広く知られている。トラビアータ。

ちんじ【椿事】(和英)🔗🔉

ちんじ【椿事】 an accident;→英和 a disaster;→英和 a tragedy.→英和

つばき【椿】(和英)🔗🔉

つばき【椿】 a camellia.→英和 椿油 camellia oil.

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