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もの-み【物見】🔗🔉

もの-み [3] 【物見】 (1)眺望のために設けられた施設。見物のための場所。 (2)敵軍の所在・勢力・布陣などを偵察すること。また,その任務にあたる兵もしくは小部隊。斥候(セツコウ)。「―を出す」 (3)名所や人でにぎわう所へ行って見ること。「―に出かける」 (4)見るだけの価値のあるもの。みもの。「これ程の―を一期に一度の大事ぞ/義経記 6」 (5)外を見るために設けた窓。(ア)牛車(ギツシヤ)の網代(アジロ)や立て板に設けた窓。(イ)壁や編み笠などに設けた穴。(ウ)城や屋敷の一部に外部を見るために設けたやぐらや楼など。 (6)大型和船の尾倉内部に設ける,船底の淦水(アカミズ)のたまりぐあいを見る所。

ものみ-いし【物見石】🔗🔉

ものみ-いし [6] 【物見石】 茶室の露地の役石の一。蹲踞(ツクバイ)の手前で,茶室の扁額を眺めるのに最も適した位置に据えた石。額見石(ガクミイシ)。

ものみ-ぐさ【物見草】🔗🔉

ものみ-ぐさ [3] 【物見草】 マツの異名。

ものみ-ぐるま【物見車】🔗🔉

ものみ-ぐるま 【物見車】 祭礼などを見物する人の乗った牛車。「賀茂祭見んとて,…―は皆立てならべて隙間もなし/十訓 1」

ものみ-すだれ【物見簾】🔗🔉

ものみ-すだれ [4] 【物見簾】 牛車(ギツシヤ)などの物見窓にかけるすだれ。

ものみ-だい【物見台】🔗🔉

ものみ-だい [3][0] 【物見台】 遠方を見るために高くこしらえた台。ものみ。

ものみ-ぶね【物見船】🔗🔉

ものみ-ぶね [4] 【物見船】 花火見物などのために乗る船。

ものみ-まど【物見窓】🔗🔉

ものみ-まど [4] 【物見窓】 (1)劇場や能舞台などで,舞台の様子を見るための小窓。 →能舞台 (2)外の様子を見るために設けた窓。城・家・乗り物などにつける。

ものみ-やぐら【物見櫓】🔗🔉

ものみ-やぐら [4] 【物見櫓】 敵の様子をさぐるため,あるいは遠方を見渡すために設けたやぐら。ものみ。望楼。

ものみ-ゆさん【物見遊山】🔗🔉

ものみ-ゆさん [4] 【物見遊山】 あちこちと見物して回ること。「―に出かける」

ものみ-だか・い【物見高い】🔗🔉

ものみ-だか・い [5] 【物見高い】 (形)[文]ク ものみだか・し 何かあると,すぐそれを見たがる性質がある。「事故現場には―・い群衆がおしかけた」 [派生] ――さ(名)

ものみ-だけ・し【物見猛し】🔗🔉

ものみ-だけ・し 【物見猛し】 (形ク) 「物見高い」に同じ。「女は―・くて,ただ何事をもわすれ/浮世草子・五人女 1」

ものみ【物見】(和英)🔗🔉

ものみ【物見】 [見物]sight-seeing;a lookout (見張所).→英和 〜高い curious;→英和 inquisitive.→英和

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