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たま-かずら【玉鬘】🔗🔉

たま-かずら ―カヅラ 【玉鬘】 ■一■ [3] (名) (1)古代の装身具。多くの宝玉を緒で連ねて頭に飾る。 (2)〔「たま」は美称〕 (ア)かもじ・かつらの美称。(イ)仏具の華鬘(ケマン)の美称。 ■二■ (枕詞) 華鬘を「かげ」ともいったので,「かげ」「掛く」にかかる。「―影に見えつつ忘らえぬかも/万葉 149」「―かけぬ時なく恋ふれども/万葉 2994」

たまかずら【玉鬘・玉葛】🔗🔉

たまかずら タマカヅラ 【玉鬘・玉葛】 (1)源氏物語の巻名。第二二帖。また,その女主人公の名。頭中将と夕顔との間に生まれ,筑紫に育ってのち,光源氏に引き取られ,髭黒大将に嫁した。 (2)能の一。四番目物。金春禅竹(コンパルゼンチク)作。「源氏物語」の玉鬘の巻に基づく。玉鬘の霊が,旅僧に昔語りをし,狂乱の態となるが,僧の弔いによって成仏する。

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