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でっちょう-そう【粘葉装】🔗🔉

でっちょう-そう デツエフサウ [3] 【粘葉装】 ⇒胡蝶装(コチヨウソウ)

ねば【粘】🔗🔉

ねば [2] 【粘】 (1)ねばりけがあること。また,ねばねばするもの。 (2)「粘土(ネバツチ)」に同じ。

ねば・い【粘い】🔗🔉

ねば・い 【粘い】 (形)[文]ク ねば・し 〔中世・近世の語〕 (1)ねばりけが多い。よくねばる。ねばっこい。「この松脂を取り入れて,いかにも―・くあやかれとて/狂言・松脂」 (2)動作などが重く鈍い。のろのろしている。「足元の―・いは三河者に極つたぞ/浄瑠璃・丹波与作(中)」 (3)手ごわい。「何の―・い事はない/浮世草子・風流曲三味線」 〔現在でも,関西地方その他で用いられる〕 [派生] ――さ(名)

ねば・し【粘し】🔗🔉

ねば・し 【粘し】 (形ク) ⇒ねばい(粘)

ねば-つ・く【粘つく】🔗🔉

ねば-つ・く [0] 【粘つく】 (動カ五[四]) ねばりけがある。ねばねばする。「御飯が―・く」

ねばっ-こ・い【粘っこい】🔗🔉

ねばっ-こ・い [4] 【粘っこい】 (形) (1)ねばりけがある。ねばねばする。「クモが―・い糸を吐く」 (2)しつこい。根気強い。「―・く攻撃する」 [派生] ――さ(名)

ねば-つち【粘土】🔗🔉

ねば-つち [0] 【粘土】 ねばりけのある土。ねんど。ねば。

ねばり【粘り】🔗🔉

ねばり [3] 【粘り】 (1)ねばること。ねばねばすること。また,その性質や程度。「―のない餅」 (2)根気。また,物事をもちこたえる力。「土俵際での―」

ねばり-がち【粘り勝ち】🔗🔉

ねばり-がち [0] 【粘り勝ち】 最後までねばった末に勝つこと。

ねばり-け【粘り気】🔗🔉

ねばり-け [0] 【粘り気】 ねばりつく力。ねばる程度。「―の強いとりもち」

ねばり-ごし【粘り腰】🔗🔉

ねばり-ごし [0] 【粘り腰】 相撲で,なかなかくずれないねばり強い腰。転じて,ねばり強い態度。

ねばり-のぎらん【粘芒蘭】🔗🔉

ねばり-のぎらん [5] 【粘芒蘭】 ユリ科の多年草。山地に自生。葉は根茎から叢生(ソウセイ)し,披針形。七,八月,約30センチメートルの花茎に黄緑色の花を穂状につける。花茎は上半がねばる。

ねばり-つ・く【粘り着く】🔗🔉

ねばり-つ・く [0] 【粘り着く】 (動カ五[四]) ねばりけが強く,物について離れない。「汗で髪が―・く」

ねばり-づよ・い【粘り強い】🔗🔉

ねばり-づよ・い [5] 【粘り強い】 (形)[文]ク ねばりづよ・し (1)物がよくねばる性質である。 (2)よく物事に堪え忍ぶ性質である。根気強い。「―・く説得する」 (3)物質が外力に抗して破壊されにくい。 →靭性(ジンセイ) [派生] ――さ(名)

ねばり-ぬ・く【粘り抜く】🔗🔉

ねばり-ぬ・く [0][4] 【粘り抜く】 (動カ五[四]) 最後まであきらめずやり通す。やりぬく。

ねば・る【粘る】🔗🔉

ねば・る [2] 【粘る】 (動ラ五[四]) (1)やわらかでよく伸び,物にくっつきやすい状態である。「このもちはよく―・る」 (2)あきらめずに根気よく続ける。「最後まで―・って勝つ」「コーヒー一杯で閉店まで―・る」 [可能] ねばれる

ねや・す【黏す・粘す・錬す】🔗🔉

ねや・す 【黏す・粘す・錬す】 (動サ四) (1)練ってねばるようにする。こねる。「暮るるまでおし―・したる御そくいひ/咄本・醒睡笑」 (2)金属を精錬する。[名義抄]

ね・ゆ【粘ゆ】🔗🔉

ね・ゆ 【粘ゆ】 (動ヤ下二) ねばる。「水辺のねばい処では輪がまだ―・えて悪いぞ/周易抄」

ねん-えき【粘液】🔗🔉

ねん-えき [1][0] 【粘液】 (1)ねばりけのある液。ねばねばした液体。 (2)粘液腺から分泌される粘性の物質。主成分は糖タンパク質。植物の葉や茎では捕虫に役立ち,ヒトでは,生体の運動を円滑にするはたらきがあり,消化器官では内容物の機械的消化や輸送,糞塊の形成,呼吸器官では異物の排泄などに関与している。 →漿液(シヨウエキ)

ねんえき-しつ【粘液質】🔗🔉

ねんえき-しつ [4] 【粘液質】 〔心〕 ヒポクラテスの体液説に基づく気質の四類型の一。感情の変化や活気に乏しいが,粘り強く勤勉な気質。粘着質。

ねんえき-すいしゅ【粘液水腫】🔗🔉

ねんえき-すいしゅ [5] 【粘液水腫】 甲状腺機能低下の際にみられる皮膚の症状。押してもへこまないむくみが顔・手・首・下腿などにみられ,特有の顔つきとなる。甲状腺機能低下症。

ねんえき-せん【粘液腺】🔗🔉

ねんえき-せん [0] 【粘液腺】 粘液を分泌する外分泌腺。動植物体の粘膜の上皮に多く分布する。

ねん-かつ【粘滑】🔗🔉

ねん-かつ ―クワツ [0] 【粘滑】 ねばねばしてなめらかなこと。

ねん-きん【粘菌】🔗🔉

ねん-きん [0] 【粘菌】 変形菌の別名。

ねんけつ-たん【粘結炭】🔗🔉

ねんけつ-たん [4][0] 【粘結炭】 乾留すると融合してコークスになる石炭。良質のものは製鉄用にする。

ねん-せい【粘性】🔗🔉

ねん-せい [0] 【粘性】 (1)ねばる性質。ねばりけ。 (2)〔viscosity〕 流体の流れでは,流体中の面に対して接線応力が働き,流れに対する抵抗が生ずる。この性質または生ずる抵抗のこと。

ねんせい-りつ【粘性率】🔗🔉

ねんせい-りつ [3] 【粘性率】 流体の粘性の度合を表す語。運動する流体中のある面に対して,その接線方向に現れるずれ応力の大きさは,面に垂直な方向の速度勾配に比例する。その比例定数を粘性率という。物質の種類,温度によって変化する。粘度。粘性係数。

ねんせい-りゅうたい【粘性流体】🔗🔉

ねんせい-りゅうたい ―リウ― [5] 【粘性流体】 粘性をもつ流体。流体力学で,流体の粘性を考慮に入れなければならないとき,その対象となる流体を特に粘性流体と呼ぶ。 →完全流体

ねん-たい【粘体】🔗🔉

ねん-たい [0] 【粘体】 粘性の大きな物体。飴(アメ)の類。粘性体。粘性流体。

ねんだん-せい【粘弾性】🔗🔉

ねんだん-せい [0] 【粘弾性】 速い変形に対しては,ずれの弾性を示し,遅い変形に対しては粘性流動を示す力学的性質。高分子物質やその溶液にみられることが多い。

ねん-ちゃく【粘着】🔗🔉

ねん-ちゃく [0] 【粘着】 (名)スル ねばりけのあるものが他の物にぴったりくっつくこと。「しっかりと―している」「―物(ブツ)」

ねんちゃく-ご【粘着語】🔗🔉

ねんちゃく-ご [0] 【粘着語】 ⇒膠着語(コウチヤクゴ)

ねんちゃく-ざい【粘着剤】🔗🔉

ねんちゃく-ざい [4][0] 【粘着剤】 接着剤の一。はがすことのできる一時的な接着に用いる。

ねんちゃく-しつ【粘着質】🔗🔉

ねんちゃく-しつ [4] 【粘着質】 (1)「粘液質」に同じ。 (2)「粘着性」に同じ。

ねんちゃく-せい【粘着性】🔗🔉

ねんちゃく-せい [0] 【粘着性】 ねばりつく性質。粘着質。「―が強い」

ねんちゃく-テープ【粘着―】🔗🔉

ねんちゃく-テープ [5] 【粘着―】 セロファン・ビニール・紙などのテープに接着剤を塗ったもの。

ねんちゃく-りょく【粘着力】🔗🔉

ねんちゃく-りょく [4] 【粘着力】 ねばりけがあって,よく物につく力。

ねん-ちゅう【粘稠・黏稠】🔗🔉

ねん-ちゅう ―チウ [0] 【粘稠・黏稠】 (名・形動)[文]ナリ ねばりけがあって密度の濃い・こと(さま)。「―な体液を分泌する」

ねんちゅう-ざい【粘稠剤】🔗🔉

ねんちゅう-ざい ―チウ― [3] 【粘稠剤】 液体にねばりけを加えるためにまぜる物質。

ねん-ど【粘土】🔗🔉

ねん-ど [1] 【粘土】 岩石・鉱物が風化分解,あるいは変成作用によってできた,きわめて微細な粒子の集合体。粒径0.0039ミリメートル未満のもの。湿っていると吸着性・可塑(カソ)性・粘性をもち,赤熱すると固結する。陶器・耐火物・瓦・セメントなどの原料となる。

ねんど-かく【粘土槨】🔗🔉

ねんど-かく ―クワク [3] 【粘土槨】 古墳の埋葬施設で,割り竹形木棺などを粘土で厚く被覆した構造。竪穴式石室の内部となることも多く,古墳時代前半の特徴。

ねんど-がん【粘土岩】🔗🔉

ねんど-がん [3] 【粘土岩】 粘土からなる堆積岩。

ねんど-こうぶつ【粘土鉱物】🔗🔉

ねんど-こうぶつ ―クワウ― [4] 【粘土鉱物】 粘土を構成する鉱物。風化作用・熱水変質作用などによって二次的にできた,水を含んだケイ酸塩からなる。カオリナイト・モンモリロナイト・アロフェンなど。

ねんど-しつ【粘土質】🔗🔉

ねんど-しつ [3] 【粘土質】 粘土を多く含んでいる物質。また,その状態。

ねん-ど【粘度】🔗🔉

ねん-ど [1] 【粘度】 「粘性率」に同じ。

ねんど-けい【粘度計】🔗🔉

ねんど-けい [0] 【粘度計】 流体の粘性率を測定する装置。毛細管を通して流体を流し,両端の圧力差と流量をはかる方式や,その流体の中で固体を振動または回転させ,それにはたらく力をはかる方式などがある。

ねんばん-がん【粘板岩】🔗🔉

ねんばん-がん [3] 【粘板岩】 泥岩や頁(ケツ)岩が圧力による変成を受けて固く緻密になり,また薄板状に割れやすくなった岩石。スレート・硯(スズリ)などに利用する。 →千枚岩

ねん-まく【粘膜】🔗🔉

ねん-まく [1] 【粘膜】 消化器・呼吸器・泌尿生殖器などの中空性器官の内面にある軟らかい組織。血管・リンパ管・神経が分布。表面は粘液によって粘滑になっている。吸収や分泌の機能をもつことが多い。

ねんまく-ない-がん【粘膜内癌】🔗🔉

ねんまく-ない-がん [5] 【粘膜内癌】 粘膜より発生した癌腫で,粘膜内に限局しているものをいう。初期の状態。粘膜癌。

ねん-もう【粘毛】🔗🔉

ねん-もう [0] 【粘毛】 粘液を分泌する植物の毛。食虫植物の捕虫葉にみられ,萼片(ガクヘン)などに生じる植物も多い。

ねん-りょく【粘力】🔗🔉

ねん-りょく [1] 【粘力】 ねばる力。

へな【埴・粘土】🔗🔉

へな [2] 【埴・粘土】 粘りけのある土。粘土。へなつち。はに。

へな-つち【埴土・粘土】🔗🔉

へな-つち [0] 【埴土・粘土】 「へな(埴)」に同じ。

ねばつく【粘つく】(和英)🔗🔉

ねばつく【粘つく】 ⇒粘る.

ねばり【粘り(気)】(和英)🔗🔉

ねばり【粘り(気)】 (1) stickiness;viscosity.→英和 〜のある sticky;→英和 adhesive.(2)[根気]tenacity.〜強い tenacious;→英和 persistent.→英和 〜つく stick[adhere].→英和

ねばる【粘る】(和英)🔗🔉

ねばる【粘る】 (1) be sticky;be greasy (脂などで). (2)[根気]persevere;→英和 stick;→英和 persist.→英和 (3) stay long.

ねんえき【粘液】(和英)🔗🔉

ねんえき【粘液】 mucus;→英和 viscous liquid.〜状の viscous;→英和 sticky.→英和

ねんせい【粘性】(和英)🔗🔉

ねんせい【粘性】 《理》viscosity.→英和

ねんちゃく【粘着(力)】(和英)🔗🔉

ねんちゃく【粘着(力)】 adhesion;→英和 viscosity.→英和 〜力のある adhesive;sticky.→英和 〜する stick.→英和 ‖粘着テープ an adhesive tape.

ねんど【粘土】(和英)🔗🔉

ねんど【粘土】 clay;→英和 plasticine (学校の工作用).→英和 粘土細工 clay work.

ねんばんがん【粘板岩】(和英)🔗🔉

ねんばんがん【粘板岩】 claystone;argillite.

ねんまく【粘膜】(和英)🔗🔉

ねんまく【粘膜】 a mucous membrane.

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