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おく・する【臆する】🔗⭐🔉
おく・する [3] 【臆する】 (動サ変)[文]サ変 おく・す
気おくれする。おじけづく。「―・する色もなく意見を述べる」
おく-せつ【憶説・臆説】🔗⭐🔉
おく-せつ [0] 【憶説・臆説】
推測や仮定によって立てた意見。「それは―にすぎない」
おく-そう【臆想】🔗⭐🔉
おく-そう ―サウ [0] 【臆想】 (名)スル
推測して想像すること。「或は―を交へて話し/日本開化小史(卯吉)」
おく-そく【憶測・臆測】🔗⭐🔉
おく-そく [0] 【憶測・臆測】 (名)スル
確かな根拠もなくいいかげんに推測すること。「彼の処遇についてさまざまに―されている」「―で物を言う」「単なる―にすぎない」
おく-だか・し【臆高し】🔗⭐🔉
おく-だか・し 【臆高し】 (形ク)
臆病だ。度胸がない。気が小さい。「―・き者どもは,物も覚えず/源氏(乙女)」
おく-たく【臆度】🔗⭐🔉
おく-たく [0] 【臆度】 (名)スル
おしはかること。憶測。「その誤解を―して,事の真面目(シンメンモク)を告ざるは/文明論之概略(諭吉)」
おく-だん【臆断】🔗⭐🔉
おく-だん [0] 【臆断】 (名)スル
確実な根拠もなく,推測で判断すること。また,その判断。「悉(コトゴト)く不正の者と―し/八十日間世界一周(忠之助)」
おく-ねん【憶念・臆念】🔗⭐🔉
おく-ねん [0] 【憶念・臆念】
心の中に堅く思いいだいていること。執念。「宇治悪左府の―/平家 3」
おく-びょう【臆病】🔗⭐🔉
おく-びょう ―ビヤウ [3] 【臆病】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気が弱く,ささいな事をもこわがって,びくびく・すること(さま)。「―な男」「―者」
(2)突然の出来事によって,すっかり慌て驚くこと。「『…あやまちしてけり』と思けるに,よく―しにければ/今昔 28」
〔「憶病」とも書く〕
[派生] ――さ(名)
おくびょう=風((オクビヨウカゼ))に吹か・れる🔗⭐🔉
――風((オクビヨウカゼ))に吹か・れる
おじけづく。臆病な気持ちになる。臆病風を吹かす。
おくびょう=の神降(オロ)し🔗⭐🔉
――の神降(オロ)し
信心からではなく臆病のせいで,一心に神々の名を呼び続けること。「天神様,金毘羅様と―/浮世草子・諸道聴耳世間猿」
おくびょう=の自火(ジカ)に責められる🔗⭐🔉
――の自火(ジカ)に責められる
臆病者が勝手に物を恐ろしく見なして,いたずらに苦しむ。
おくびょう-いた【臆病板】🔗⭐🔉
おくびょう-いた ―ビヤウ― 【臆病板】
⇒背板(セイタ)(3)
おくびょう-かぜ【臆病風】🔗⭐🔉
おくびょう-かぜ ―ビヤウ― [3] 【臆病風】
おじけづくこと。臆病な気持ち。「―に吹かれる」
おくびょう-がね【臆病金】🔗⭐🔉
おくびょう-がね ―ビヤウ― 【臆病金】
室町時代に盛行した大立挙(オオタテアゲ)の臑当(スネア)ての,後ろのすき間に当てる細長い鉄板。
臆病金
[図]
[図]
おくびょう-がみ【臆病神】🔗⭐🔉
おくびょう-がみ ―ビヤウ― [3][0] 【臆病神】
とりつくと臆病な心を起こさせるという神。「―にとりつかれる」
おくびょう-ぐち【臆病口】🔗⭐🔉
おくびょう-ぐち ―ビヤウ― [3] 【臆病口】
(1)能舞台正面の鏡板の向かって右わきにある,切り戸口の別称。
→能舞台
(2)歌舞伎で,能舞台を模した装置(松羽目)を施した場合,上手(カミテ)奥にある引き戸の小さい出入り口。古くは上下の大臣柱の後ろの出入り口をいい,黒幕を張ってあった。
おくびょう-まど【臆病窓】🔗⭐🔉
おくびょう-まど ―ビヤウ― [5] 【臆病窓】
用心のために戸に作りつけてある小窓。開け閉めができ,夜はそこから来客の様子をのぞいたり,商品や金銭の受け渡しをしたりする。
おく-めん【臆面】🔗⭐🔉
おく-めん [0] 【臆面】
気おくれした顔つき・様子。「敢て―は無い容子で/婦系図(鏡花)」
おくめん==が(=も)な・い🔗⭐🔉
――=が(=も)な・い
遠慮した様子もなくずうずうしい。
おっ-けん【臆見】🔗⭐🔉
おっ-けん オク― [0] 【臆見】
(1)憶測・想像による考え。
(2)〔哲〕 ドクサに同じ。
大辞林に「臆」で始まるの検索結果 1-24。