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りんざい【臨済】🔗🔉

りんざい 【臨済】 (?-867) 中国,唐代の禅僧。名は義玄。臨済宗の開祖。黄檗(オウバク)希運の法を嗣ぎ,厳しい門弟指導で知られる。中国禅宗のうち,この法系がもっとも振るった。勅諡(チヨクシ)は慧照禅師。臨済禅師と通称。 →臨済宗

りんざい=の喝(カツ)徳山(トクザン)の棒(ボウ)🔗🔉

――の喝(カツ)徳山(トクザン)の棒(ボウ) 〔伝灯録〕 臨済禅師の大喝と徳山和尚(782-865)の痛棒。ともに学徒教導の方法として用いたもので,禅修行の厳しさをいう。

りんざい-じ【臨済寺】🔗🔉

りんざい-じ 【臨済寺】 静岡市大岩町にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,大竜山。1536年今川氏輝の墓所を設け寺として開基。徳川家康は幼時,人質としてここに住み,太原崇孚(タイゲンスウフ)に学んだ。池庭は名園として有名。

りんざい-しゅう【臨済宗】🔗🔉

りんざい-しゅう [3] 【臨済宗】 禅宗の一派。開祖は唐の臨済義玄。のち楊岐・黄竜二派に分かれた。鋭く厳しい宗風をもち,公案の工夫による修行を重視。日本では鎌倉初期に入宋した明庵栄西(ミヨウアンエイサイ)が黄竜派の禅を伝えたのに始まる。その後の伝来は楊岐派の系統が圧倒的。鎌倉・室町時代に大いに興隆し,室町幕府は五山の制をつくって保護した。

りんざい-ぜん【臨済禅】🔗🔉

りんざい-ぜん [3] 【臨済禅】 臨済宗の宗風や修行の特質を強調した語。多く修行・教育の方法が厳格で激しいこと,あるいは公案の工夫を重視することをいう。 ⇔曹洞禅

りんざい-ろく【臨済録】🔗🔉

りんざい-ろく 【臨済録】 一巻。唐の臨済宗の開祖臨済義玄の語録。弟子の慧然の編集。詳しくは「鎮州臨済慧照禅師語録」

りんざい-ろくしょう【臨済録抄】🔗🔉

りんざい-ろくしょう ―ロクセウ 【臨済録抄】 抄物の一。「臨済録」を注釈したもの。万里集九(バンリシユウク)(1428-?)のもの(梅庵鈔)や沢庵宗彭(タクアンソウホウ)のものなどがある。

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