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げん-ぎょ【言語】🔗⭐🔉
げん-ぎょ 【言語】
〔「げん」「ぎょ」ともに漢音〕
「言語(ゲンゴ)」に同じ。「容貌悠美にして―分明也/平家 8」
げんぎょししゅろん【言語四種論】🔗⭐🔉
げんぎょししゅろん 【言語四種論】
語学書。一巻。鈴木朖(アキラ)著。1824年刊。言語を「体ノ詞」「形状(アリカタ)ノ詞」「作用(シワザ)ノ詞」「テニヲハ」の四つに分けるべきことを述べる。
げん-ご【言語】🔗⭐🔉
げん-ご [1] 【言語】
(1)思想・感情・意志などを互いに伝達し合うための社会的に一定した組織をもつ,音声による記号とその体系。また,それによって伝達し合う行為。文字の使用を含めていうこともある。ことば。
〔「げん」は漢音,「ご」は呉音で,明治以後の語。それ以前は「げんぎょ」「ごんご」〕
(2)〔ソシュールの言語理論を翻訳する際に小林英夫の用いた語〕
「ラング((フランス) langue)」の訳語。
げんご=に絶・する🔗⭐🔉
――に絶・する
言葉では表現できない。
げんご-うんよう【言語運用】🔗⭐🔉
げんご-うんよう [4] 【言語運用】
〔(linguistic)performance〕
ある言語の話し手が母語の知識(言語能力)を時間軸に沿って用いること。実際の言語行動。チョムスキーの用語。
げんご-がく【言語学】🔗⭐🔉
げんご-がく [3] 【言語学】
〔linguistics〕
言語を対象とする経験科学。言語の本質・構造・歴史的変化などを,音声・文法・意味その他各種の分野にわたって明らかにしようとする学問。明治時代には博言学といった。
げんご-かつどう【言語活動】🔗⭐🔉
げんご-かつどう ―クワツ― [4] 【言語活動】
(1)言語を話したり書いたり,あるいは聞いて,または読んで了解したりする,人間の行動一般。
(2)〔ソシュールの言語理論を翻訳する際に小林英夫の用いた語〕
「ランガージュ((フランス) langage)」の訳語。
げんご-かていせつ【言語過程説】🔗⭐🔉
げんご-かていせつ ―クワテイ― [5] 【言語過程説】
時枝誠記の唱えた言語観。言語を,言語主体の表現および理解の過程そのものとして考えようとするもの。
げんご-きげんろん【言語起源論】🔗⭐🔉
げんご-きげんろん [5] 【言語起源論】
〔(ラテン) glottogenesis〕
言語の起源に関する言説の総称。ヘルダーやルソーに代表される一八世紀の言語起源論が有名。今日では,脳・類人猿・人工知能・言語習得などの研究で重要な論題。
げんご-げいじゅつ【言語芸術】🔗⭐🔉
げんご-げいじゅつ [4] 【言語芸術】
詩歌・小説・戯曲など,言語を表現手段とする芸術の総称。
げんご-ゲーム【言語―】🔗⭐🔉
げんご-ゲーム [4] 【言語―】
〔language-game〕
〔哲〕 ウィトゲンシュタインの後期哲学を支える基本概念。言語活動を一定の規則に従った話し手と聞き手の間の相互行為と見る。二〇世紀の言語哲学および人文科学の方法論に大きな影響を与えた。
げんご-こうい【言語行為】🔗⭐🔉
げんご-こうい ―カウ
[4] 【言語行為】
〔speech act〕
〔哲〕 言語の働きを,事実の描写や記述といった側面からではなく,命令や約束など行為の遂行といった側面から捉えた概念。イギリスの哲学者オースティンによって提唱され,人文・社会科学の方法論に影響を与えた。
[4] 【言語行為】
〔speech act〕
〔哲〕 言語の働きを,事実の描写や記述といった側面からではなく,命令や約束など行為の遂行といった側面から捉えた概念。イギリスの哲学者オースティンによって提唱され,人文・社会科学の方法論に影響を与えた。
げんご-こうどう【言語行動】🔗⭐🔉
げんご-こうどう ―カウ― [4] 【言語行動】
言語記号により思想・意図・感情などを表出したり了解したりする社会慣習的な人間の伝達行動。話す・聞く・書く・読むの四つに大別される。
げんご-しゃかいがく【言語社会学】🔗⭐🔉
げんご-しゃかいがく ―シヤクワイ― [5] 【言語社会学】
言語を,特にその用いられる社会集団との関連において研究する学問。社会と言語との関連性,言語伝達の効果性,共通語の普及と方言の問題などを取り扱う。
→社会言語学
げんご-しょうがい【言語障害】🔗⭐🔉
げんご-しょうがい ―シヤウ― [4] 【言語障害】
言葉が話せない,正しく発音できない,思い出せないなど,言語に関する障害の総称。音声障害・構音障害・吃音・言語発達遅滞・失語症など。
げんご-しんりがく【言語心理学】🔗⭐🔉
げんご-しんりがく [6] 【言語心理学】
⇒心理言語学(シンリゲンゴガク)
げんご-せいかつ【言語生活】🔗⭐🔉
げんご-せいかつ ―クワツ [4] 【言語生活】
人間生活の中で,読む・書く・話す・聞くという四つの言語行動が関係している部分。また,人間生活の一形態として見た場合の言語。
げんご-せいさく【言語政策】🔗⭐🔉
げんご-せいさく [4] 【言語政策】
政府などの公的機関が行う,公用語・正書法の制定や言語の整理・改革・普及などをはかる施策。
げんご-そうたいせつ【言語相対説】🔗⭐🔉
げんご-そうたいせつ ―サウタイ― [6] 【言語相対説】
〔theory of linguistic relativity〕
人間の思考・世界観などは話者の母語に依存しているという考え方。フンボルト・サピア・ウォーフなどの理論として有名。「サピア・ウォーフの仮説」とも言う。
げんご-ちず【言語地図】🔗⭐🔉
げんご-ちず ―ヅ [4] 【言語地図】
言語の地理的分布状態を示した地図。
→方言地図
げんご-ちゅうすう【言語中枢】🔗⭐🔉
げんご-ちゅうすう [4] 【言語中枢】
言語活動をつかさどる脳の中枢。普通,左大脳半球にあり,言語を理解する感覚性言語中枢と言語を話す運動性言語中枢,および補足言語中枢の三つが重要。
げんご-ちりがく【言語地理学】🔗⭐🔉
げんご-ちりがく [5] 【言語地理学】
言葉の地理的分布を言語地図によって研究する言語学の一分野。狭義には,その分布状態の比較・分析から言語の歴史的変化の跡を推定しようとする学問をさす。
げんご-ちりょうし【言語治療士】🔗⭐🔉
げんご-ちりょうし ―チレウ― [5] 【言語治療士】
〔speech therapist〕
言語障害児・言語障害者の診断・治療を行う専門職。言語療法士。ST 。
げんご-てつがく【言語哲学】🔗⭐🔉
げんご-てつがく [5][4] 【言語哲学】
言語の本質や起源,言語と思考との関係,言語学の基礎理論などを考察する学問。
げんご-とう【言語島】🔗⭐🔉
げんご-とう ―タウ 【言語島】
ある言語や方言が広い地域にわたって使われていて,その内部のごく狭い範囲に限って他の言語を用いる地域が,海中の島のような状態で存在するもの。言語の島。
げんご-のうりょく【言語能力】🔗⭐🔉
げんご-のうりょく [4] 【言語能力】
〔(linguistic)competence〕
ある言語の話し手が母語についてもっている言語構成能力や知識。「言語運用」と対比される。チョムスキーの用語。
げんご-びがく【言語美学】🔗⭐🔉
げんご-びがく [4] 【言語美学】
〔(ドイツ) Sprach
sthetik〕
文体論の一種。芸術的な意図をもった文章の文体的な特徴を作者の全人格との関連において解明しようとする学問。
sthetik〕
文体論の一種。芸術的な意図をもった文章の文体的な特徴を作者の全人格との関連において解明しようとする学問。
げんご-ぶんせき【言語分析】🔗⭐🔉
げんご-ぶんせき [4] 【言語分析】
〔哲〕 現代哲学の方法の一。科学言語や日常言語の構造を分析して概念の明瞭化を図ることにより,哲学的問題の解決を目指す。記号論理学を用いて言語表現の論理形式を解明する論理分析の立場と,日常言語の微妙な用法の差異を解明する日常言語分析の立場とに分かれる。分析哲学とも呼ばれ,英米哲学の主流を形づくる。
げんご-もんだい【言語問題】🔗⭐🔉
げんご-もんだい [4] 【言語問題】
言語に関する種々の問題のうち,言語政策と関係するもの。どの言語を公用語あるいは標準語とするかなど,国語問題を含めてさらに広い範囲のものまでをさす。
げんご-ゆうぎ【言語遊戯】🔗⭐🔉
げんご-ゆうぎ ―イウ― [4] 【言語遊戯】
言語が本来もっている,意味を伝達するという機能は二の次にして,言語の発音や意味を利用した遊び。尻取り・なぞなぞ・しゃれ・地口・語呂合わせ・早口言葉など。回文や和歌での掛け詞などもこれに入る。ことば遊び。
げんご-りょうほうし【言語療法士】🔗⭐🔉
げんご-りょうほうし ―レウハフ― [6] 【言語療法士】
⇒言語治療士(ゲンゴチリヨウシ)
げんご-ろんてき-てんかい【言語論的転回】🔗⭐🔉
げんご-ろんてき-てんかい ―テンクワイ [8] 【言語論的転回】
〔linguistic turn〕
〔哲〕 デカルト以降の近代哲学が「意識」を考察の出発点としたのに対し,二〇世紀の現代哲学が「言語」を基盤にして展開されたことをさす。特に,フレーゲ以後の分析哲学の興隆をさすことが多い。
→分析哲学
ごん-ご【言語】🔗⭐🔉
ごん-ご [1] 【言語】
〔「ごん」「ご」ともに呉音〕
(1)ものを言うこと。また,言い方。ことば。[日葡]
→げんご
(2)言葉で表せないほどであること。言語道断。「旦那大きに腹を立て,―憎き奴かな/咄本・あられ酒」
ごんご=に絶・する🔗⭐🔉
――に絶・する
「げんごに絶する」に同じ。
ごんご-どうだん【言語道断】🔗⭐🔉
ごんご-どうだん ―ダウ― [1] 【言語道断】 (名・形動)[文]ナリ
〔「言葉で説明する道が断たれる」の意から〕
(1)〔仏〕 根本的な真理が言葉で説明しつくせないこと。
(2)あまり立派で言葉で言い表しようのないほどであること。「時々刻々の法施祈念,―の事どもなり/平家 1」
(3)あまりひどくて言葉も出ないほどであること。とんでもないこと。もってのほか。
げんご【言語】(和英)🔗⭐🔉
ぜっする【言語に絶する】(和英)🔗⭐🔉
ぜっする【言語に絶する】
be beyond words.古今に(想像に)〜 be unprecedented (unimaginable).
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