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げんご【言語】🔗🔉

げんご【言語】 (1)思想・感情・意志などを互いに伝達し合うための社会的に一定した組織をもつ,記号とその体系。また,それによって伝達し合う行為。音声によらない手話も含まれる。文字の使用を含めていうこともある。ことば。ごんご。 (2)〔ソシュールの用語「ラング((フ) langue)」の小林英夫による訳語〕⇒ラング

げんごうんよう【言語運用】🔗🔉

げんごうんよう【言語運用】 〔(linguistic)performance〕 ある言語の話し手が母語の知識(言語能力)を時間軸に沿って用いること。実際の言語行動。チョムスキーの用語。

げんごがく【言語学】🔗🔉

げんごがく【言語学】 〔linguistics〕 言語を対象とする経験科学。言語の本質・構造・歴史的変化などを,音声・文法・意味その他各種の分野にわたって明らかにしようとする学問。かつて博言学といった。

げんごかつどう【言語活動】🔗🔉

げんごかつどう【言語活動】 (1)言語を話し,書き,あるいは聞き,または読んで了解したりする,人間の行動一般。 (2)ソシュールの用語「ランガージュ((フ) langage)」の小林英夫による訳語。

げんごかていせつ【言語過程説】🔗🔉

げんごかていせつ【言語過程説】 言語を,言語主体の表現および理解の過程そのものとして考えようとする,時枝誠記の唱えた言語観。

げんごきげんろん【言語起源論】🔗🔉

げんごきげんろん【言語起源論】 〔(ラ) glottogenesis〕 言語の起源に関する言説の総称。ヘルダーやルソーに代表される 18 世紀の言語起源論が有名。今日では,脳・類人猿・人工知能・言語習得などの研究で重要な論題。

げんごげいじゅつ【言語芸術】🔗🔉

げんごげいじゅつ【言語芸術】 詩歌・小説・戯曲など,言語を表現手段とする芸術の総称。

げんごゲーム【言語ゲーム】🔗🔉

げんごゲーム【言語ゲーム】 〔language-game〕 〔哲〕 ウィトゲンシュタインの後期哲学を支える基本概念。言語活動を一定の規則に従った話し手と聞き手の間の相互行為と見る。20 世紀の言語哲学および人文科学の方法論に大きな影響を与えた。

げんごこうい【言語行為】🔗🔉

げんごこうい【言語行為】 〔speech act〕 〔哲〕 言語の働きを,事実の描写や記述といった側面からではなく,命令や約束など行為の遂行といった側面から捉えた概念。イギリスの哲学者オースティンによって提唱され,人文・社会科学の方法論に影響を与えた。

げんごこうどう【言語行動】🔗🔉

げんごこうどう【言語行動】 言語記号により思想・意図・感情などを表出したり了解したりする社会慣習的な人間の伝達行動。話す・聞く・書く・読むの四つに大別される。

げんごしゃかいがく【言語社会学】🔗🔉

げんごしゃかいがく【言語社会学】 言語を,特にその用いられる社会集団との関連において研究する学問。社会と言語との関連性,言語伝達の効果性,共通語の普及と方言の問題などを扱う。

げんごしょうがい【言語障害】🔗🔉

げんごしょうがい【言語障害】 言語に関する障害の総称。音声障害・構音障害・吃音・言語発達遅滞・失語症など。

げんごしんりがく【言語心理学】🔗🔉

げんごしんりがく【言語心理学】 ⇒心理言語学

げんごせいかつ【言語生活】🔗🔉

げんごせいかつ【言語生活】 人間生活の中で,読む・書く・話す・聞くという四つの言語行動が関係している部分。また,人間生活の一形態として見た場合の言語。

げんごせいさく【言語政策】🔗🔉

げんごせいさく【言語政策】 政府などの公的機関が行う,公用語・正書法の制定や言語の整理・改革・普及などをはかる施策。

げんごそうたいせつ【言語相対説】🔗🔉

げんごそうたいせつ【言語相対説】 〔theory of linguistic relativity〕 人間の思考・世界観などは話者の母語に依存しているという考え方。フンボルト・サピア・ウォーフなどの理論として有名。「サピア・ウォーフの仮説」とも言う。

げんごちず【言語地図】🔗🔉

げんごちず【言語地図】 言語の地理的分布状態を示した地図。

げんごちゅうすう【言語中枢】🔗🔉

げんごちゅうすう【言語中枢】 言語活動をつかさどる脳の中枢。普通,左大脳半球にあり,言語を理解する感覚性言語中枢と言語を話す運動性言語中枢,および補足言語中枢の三つが重要。

げんごちょうかくし【言語聴覚士】🔗🔉

げんごちょうかくし【言語聴覚士】 言語聴覚士法(1997 年制定)に基づき,言語や聴覚の障害に関して検査・訓練・治療に従事する者。

げんごちりがく【言語地理学】🔗🔉

げんごちりがく【言語地理学】 言葉の地理的分布を言語地図によって研究する言語学の一分野。狭義には,その分布状態の比較・分析から言語の歴史的変化の跡を推定しようとする学問。

げんごちりょうし【言語治療士】🔗🔉

げんごちりょうし【言語治療士】 〔speech therapist〕 言語障害の診断・治療を行う専門職の総称。言語療法士。ST。

げんごてつがく【言語哲学】🔗🔉

げんごてつがく【言語哲学】 言語の本質や起源,言語と思考との関係,言語学の基礎理論などを考察する学問。

げんごとう【言語島】🔗🔉

げんごとう【言語島】 ある言語や方言が広い地域にわたって使われていて,その内部のごく狭い範囲に限って他の言語を用いる地域が,海中の島のような状態で存在するもの。言語の島。

げんごのうりょく【言語能力】🔗🔉

げんごのうりょく【言語能力】 〔(linguistic)competence〕 ある言語の話し手が母語についてもっている言語構成能力や知識。「言語運用」と対比される。チョムスキーの用語。

げんごびがく【言語美学】🔗🔉

げんごびがく【言語美学】 〔(ド) Sprachsthetik〕 文体論の一種。芸術的な意図をもった文章の文体的な特徴を作者の全人格との関連において解明しようとする学問。

げんごぶんせき【言語分析】🔗🔉

げんごぶんせき【言語分析】 〔哲〕 現代哲学の方法の一。科学言語や日常言語の構造を分析して概念の明瞭化を図ることにより,哲学的問題の解決を目指す。記号論理学を用いて言語表現の論理形式を解明する論理分析の立場と,日常言語の微妙な用法の差異を解明する日常言語分析の立場とに分かれる。分析哲学とも呼ばれ,英米哲学の主流を形づくる。

げんごゆうぎ【言語遊戯】🔗🔉

げんごゆうぎ【言語遊戯】 言語の発音や意味を利用した遊び。尻取り・なぞなぞ・しゃれ・地口・語呂合わせ・早口言葉・回文など。ことば遊び。

げんごれんそうほう【言語連想法】🔗🔉

げんごれんそうほう【言語連想法】 動機調査法の一。特定の文字や単語に対して,反射的に被調査者の心に浮かんだ単語を集計・分析する。ブランド名・製品名・スローガンなどの知名度や印象を測定するのに使用。

げんごろんてきてんかい【言語論的転回】🔗🔉

げんごろんてきてんかい【言語論的転回】 〔linguistic turn〕 〔哲〕 デカルト以降の近代哲学が「意識」を考察の出発点としたのに対し,20 世紀の現代哲学が「言語」を基盤にして展開されたことをさす。特に,フレーゲ以後の分析哲学の興隆をさすことが多い。→分析哲学

ごんご【言語】🔗🔉

ごんご【言語】 ⇒げんご(言語)

ごんごどうだん【言語道断】🔗🔉

ごんごどうだん【言語道断】 (1)〔仏〕根本的な真理が言葉で説明しつくせないこと。 (2)言葉で言い表しようのないほど,ひどいさま。「―な振る舞い」

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