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くわ-がた【鍬形】🔗🔉

くわ-がた クハ― [0] 【鍬形】 (1)〔古代鍬の形に似ているからとも,また,先端の形状が慈姑(クワイ)の葉に似ているからともいう〕 兜(カブト)の前立物(マエダテモノ)の一。眉庇(マビサシ)につけた台に,金銅(コンドウ)・銀銅・練り革などで作った二枚の板を挿して,角(ツノ)状に立てたもの。平安時代から行われた。 →兜 (2)クワガタムシの略。 (3)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。紀伊徳川家の家紋。 鍬形(3) [図]

くわがた-いし【鍬形石】🔗🔉

くわがた-いし クハ― [4] 【鍬形石】 古墳時代前期に用いられた,碧玉(ヘキギヨク)製の台形の腕輪。上半部に楕円形の穴があり,下半部は扁平(ヘンペイ)な鍬の刃の形をしている。 鍬形石 [図]

くわがた-そう【鍬形草】🔗🔉

くわがた-そう クハ―サウ [0] 【鍬形草】 ゴマノハグサ科の多年草。山地の樹陰に自生。茎は高さ約15センチメートルで,長楕円形の葉を数対つける。初夏,茎頂に紅色の条のある白色の花が数個つく。果(サクカ)は平らな平菱形で兜の鍬形に似ている。 鍬形草 [図]

くわがた-の-かぶと【鍬形の兜】🔗🔉

くわがた-の-かぶと クハ― [6] 【鍬形の兜】 鍬形をつけた兜。

くわがた-むし【鍬形虫】🔗🔉

くわがた-むし クハ― [4] 【鍬形虫】 クワガタムシ科の甲虫の総称。大顎が発達し,特に雄では長大なものが多く,兜の鍬形に似る。体長1センチメートルから,大顎を含めて全長10センチメートルに達するものまである。幼虫はジムシで朽ち木中にすみ,成虫はカシ・クヌギ・ナラなどの樹液に集まる。各地に分布し,種類が多い。ミヤマクワガタ・オオクワガタ・ノコギリクワガタなど。くわがた。

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