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うき‐あし【浮(き)足】🔗🔉

うき‐あし【浮(き)足】 つま先だけが地面につき、かかとが上がっている状態。相撲などでもいう。「砂でざらざらする青畳の上を―で歩きながら」〈秋声・足迹〉落ち着かないさま。逃げ足・逃げ腰となること。「一家が総て―になってそわそわして居た」〈花袋・生〉取引で、相場が変動して定まらず、下落傾向になること。また、相場の状況が乱れていること。

うきあし‐だ・つ【浮(き)足立つ】🔗🔉

うきあし‐だ・つ【浮(き)足立つ】 [動タ五(四)]《「うきあしたつ」とも》不安や恐れで落ち着きを失う。逃げ腰になる。「倒産のうわさに社員が―・つ」

うき‐あしば【浮(き)足場】🔗🔉

うき‐あしば【浮(き)足場】 水面に浮かべた箱船などの上に組み立てた足場。

うき‐いし【浮(き)石】🔗🔉

うき‐いし【浮(き)石】 軽石(かるいし)河床にある石で、一部が河底から離れ、下を水が流れているもの。くずれやすく不安定な状態に積み重なっている石や岩。囲碁で、根拠がなく孤立していて、相手にねらわれやすい石。

うき‐い・ず【浮き出づ】‐いづ🔗🔉

うき‐い・ず【浮き出づ】‐いづ [動ダ下二]形・模様などが、下地や背景から区別されてはっきり見える。浮き出る。「船越の西丘と、対岸の船山の明神の森とは…、夏の夕暮の静かな碧の空の中に―・でていて」〈花袋・野の花〉表面に浮いて出る。浮き出る。「水の上に浮かびながら、手をささげて、この経をささげて―・で―・でするときに」〈宇治拾遺・一〇〉

うき‐うお【浮(き)魚】‐うを🔗🔉

うき‐うお【浮(き)魚】‐うを 海の表層や中層上部にいる魚。イワシ・サバ・アジ・カツオなど。底魚(そこうお)

うき‐うき【浮き浮き】🔗🔉

うき‐うき【浮き浮き】 [副]スル楽しさで心がはずむさま。うれしさのあまり落ち着いていられないさま。「―と遠足に出かける」「朝から―している」

うき‐うた【×盞歌・宇×岐歌】🔗🔉

うき‐うた【×盞歌・宇×岐歌】 元旦の節会(せちえ)に歌われた、古代歌謡の一。一説に、杯をあげるときの寿歌(ほきうた)という。歌詞は古事記・琴歌譜(きんかふ)にみえる。

大辞泉 ページ 1287