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やまと‐もの【大和物】🔗🔉

やまと‐もの【大和物】 大和国の刀工が鍛えた刀の総称。特に平安末期以降、多く社寺に専属するかたちで、千手院・当麻(たいま)・手掻(てがい)などの流派が活躍した。

やまとものがたり【大和物語】🔗🔉

やまとものがたり【大和物語】 平安中期の歌物語。作者未詳。天暦(九四七〜九五七)ごろの成立、のち増補されたといわれる。和歌を主とし、恋愛・伝説などを主題とする一七〇余編の説話を収録。

やまと‐や【大和屋】🔗🔉

やまと‐や【大和屋】 歌舞伎俳優坂東三津五郎・岩井半四郎、およびその一門の屋号。

やまと‐よみ【大訓み】🔗🔉

やまと‐よみ【大訓み】 漢字を大和言葉でよむこと。また、そのよみ方。漢字の訓よみ。和訓。

やま‐どり【山鳥】🔗🔉

やま‐どり【山鳥】 山の中にすむ鳥。山の鳥。キジ科の鳥。日本特産で、本州・四国・九州の森林にすむ。雄は尾が長いので全長約一二五センチ、雌は約五五センチ。全体に赤褐色で縦斑があり、尾には黒い横縞がある。単独または小さな群れで行動し、一夫多妻。雄は繁殖期に翼を羽ばたかせて音をたてる母衣打(ほろう)ちをする。狩猟鳥。やまきじ。おひき。おなが。とおやまどり。《季 春》「―に翔たれつまづく雪の嶮/亜浪」は雌雄が峰を隔てて別々に寝るといわれたところから》ひとり寝することをたとえていう語。

やまどり‐ぜんまい【山鳥×薇】🔗🔉

やまどり‐ぜんまい【山鳥×薇】 ゼンマイ科の多年生のシダ。山地の湿原に群生。栄養葉は長さ約六〇センチで、羽状に分かれ、胞子葉は小形で、二回羽状に分かれる。若芽は食用。

やまどり‐たけ【山鳥×茸】🔗🔉

やまどり‐たけ【山鳥×茸】 イグチ科のキノコ。夏から秋、広葉樹林の地上に生え、高さ一〇〜一五センチ。傘は半球形をし、表面は褐色。茎は太く、表面に網目模様がある。世界に広く分布し、欧米では乾燥させた幼菌をスープなどに用いる。

やまどり‐の【山鳥の】🔗🔉

やまどり‐の【山鳥の】 〔枕〕山鳥は雌雄が峰を隔てて別々に寝るといわれたところから、「ひとり寝(ぬ)」にかかる。「―ひとりし寝(ぬ)ればものぞ悲しき」〈古今六帖・二〉山鳥の尾の意で、「尾」と同音を含む「尾上(をのへ)」や似た音を含む「おのれ」「おのづから」などにかかる。「―尾の上の里の秋風に」〈続後撰・秋下〉

大辞泉 ページ 15151