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わだかまり【×蟠り】🔗🔉

わだかまり【×蟠り】 心の中にこだわりとなっている重苦しくいやな気分。特に、不満・不信・疑惑などの感情。「―を捨てる」「互いに何の―もなく話し合う」心に悪い考えのあること。「其の心ざし―もなく清く流るる水にひとしく」〈浮・栄花一代男〉

わだかま・る【×蟠る】🔗🔉

わだかま・る【×蟠る】 [動ラ五(四)]輪状に曲がって巻いている。とぐろを巻く。「―・っている蛇」入り組んで複雑に絡み合っている。「老松の根が―・っている」心に不平・不満・不安などがあって晴れ晴れしない。「不吉な予感が胸に―・る」盗んで自分のものとする。横領する。「主人の金子(きんす)を―・り」〈浄・歌念仏〉

わた‐がみ【肩上・綿上・綿×噛】🔗🔉

わた‐がみ【肩上・綿上・綿×噛】 (よろい)や具足の胴の両肩に懸ける部分の名称。背面の押付(おしつけ)の板から両肩に続けて前の胸板の高紐(たかひも)に懸け合わせる装置。頭の後ろの方。後ろ髪。「菊王が―つかんで」〈謡・摂待〉

わた‐がみ【海神】🔗🔉

わた‐がみ【海神】わたつみ」に同じ。

わた‐ぎぬ【綿衣】🔗🔉

わた‐ぎぬ【綿衣】綿入れ」に同じ。「夏とほしたる―のかかりたるを」〈枕・一九八〉

わたくし【私】🔗🔉

わたくし【私】 [名]自分一人に関係のあること。個人的なこと。「―の用事で欠勤する」(おおやけ)公平さを欠いて、自分の都合や利益を優先すること。また、公共のための事物を私物化すること。「―をはかる」「造物主は天地万象を造りて―なし」〈逍遥・小説神髄〉公然でないこと。秘密であること。「―に処する」[代]一人称の人代名詞。多く、目上の人に対する時や、やや改まった場合に用いる。男女ともに使う。

わたくし‐あきない【私商ひ】‐あきなひ🔗🔉

わたくし‐あきない【私商ひ】‐あきなひ 本業以外にする商い。副業。内職。また、商家の奉公人が、主家の仕事のかたわら、自分の利益のためにする商い。自分商い。「二百目や三百目、―にてまうけたればとて」〈浮・織留・六〉

わたくし‐あめ【私雨】🔗🔉

わたくし‐あめ【私雨】 ある限られた地域だけに降るにわか雨。特に、下は晴れているのに山の上だけに降る雨。

大辞泉 ページ 16142