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こと‐と【事△跡】🔗🔉

こと‐と【事跡】 成し遂げた成果。業績。「君が―を負ひてし行かむ」〈万・四二五一〉

こと‐と【事と・殊と】🔗🔉

こと‐と【事と・殊と】 [副]特に。とりわけ。格別。「寄りかかり給へるは、―なれなれしきにこそあめれ」〈源・野分〉まったく。すっかり。「―明うなりにければ、おどろきて」〈夜の寝覚・四〉

こと‐とい【言問ひ】‐とひ🔗🔉

こと‐とい【言問ひ】‐とひ 物を尋ねかけること。言葉を交わすこと。「今日だにも―せむと惜しみつつ悲しびませば」〈万・四四〇八〉

こととい【言問】こととひ🔗🔉

こととい【言問】こととひ 東京都墨田区向島、隅田川東岸地域の旧称。伊勢物語の「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」の歌に由来する。

こととい‐だんご【言問団子】こととひ‐🔗🔉

こととい‐だんご【言問団子】こととひ‐ 向島の言問橋付近で売っている名物の団子。江戸時代の終わりごろ創製された。小豆あん、白あんでくるんだもの、うぐいす色の求肥(ぎゆうひ)で味噌あんを包んだものの三種がある。

こととい‐ばし【言問橋】こととひ‐🔗🔉

こととい‐ばし【言問橋】こととひ‐ 東京の隅田川に架かっている橋の一。台東区浅草と墨田区向島とを結ぶ鉄橋で、昭和三年(一九二八)完成。全長二三九メートル。

こと‐と・う【言問ふ・事問ふ】‐とふ🔗🔉

こと‐と・う【言問ふ・事問ふ】‐とふ [動ハ四]物を言う。口をきく。「―・はぬ木すら春咲き秋づけばもみぢ散らくは常をなみこそ」〈万・四一六一〉言葉をかける。親しく言い交わす。「み空行く雲にもがもな今日行きて妹(いも)に―・ひ明日帰り来む」〈万・三五一〇〉問いかける。尋ねる。「いかでなほ網代(あじろ)の氷魚(ひを)に―・はむ何によりてか我をとはぬと」〈大和・八九〉おとずれる。訪問する。「身に添ふ影よりほかに―・ふ人もなきを」〈狭衣・三〉

こと‐とがめ【言×咎め】🔗🔉

こと‐とがめ【言×咎め】 言葉に出してとがめだてをすること。「人の見て―せぬ夢にだにやまず見えこそあが恋やまむ」〈万・二九五八〉

こと‐とき【異時】🔗🔉

こと‐とき【異時】 別の時。ほかの時。「―は知らず、今宵は詠め」〈枕・九九〉

こと‐と・し【言△疾し】🔗🔉

こと‐と・し【言疾し】 [形ク]世間のうわさがやかましい。「―・くは中は淀(よど)ませ水無し川絶ゆといふことをありこすなゆめ」〈万・二七一二〉

こと‐とて【事とて】🔗🔉

こと‐とて【事とて】 〔連語〕《名詞「こと(事)」+係助詞「とて」》理由を表す。…だから、それだけ。…だけあって。「年をとってからできた子供の―、かわいくてしかたがない」「念を入れた―、よい仕上がりだ」逆接の条件を表す。…こととはいえ。…だからとはいえ。「いくら初めての―大変失礼致しました」

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