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広辞苑の検索結果 (13)

こと‐と【事跡】🔗🔉

こと‐と事跡】 業績。万葉集19「君が―を負ひてし行かむ」

こと‐と【事と】🔗🔉

こと‐と事と】 〔副〕 ①特に取りたてて。取りわけて。源氏物語桐壺「取り立ててはかばかしき御後見しなければ、―ある時は、猶よりどころなく心細げなり」 ②停滞することなく。すっかり。蜻蛉日記「―明けはてて」

こととい【言問】‥トヒ🔗🔉

こととい言問‥トヒ (伊勢物語の「いざ言問はむ都鳥」の歌による)東京都墨田区にあった旧地区名。 ⇒こととい‐だんご【言問団子】 ⇒こととい‐ばし【言問橋】

こととい‐だんご【言問団子】‥トヒ‥🔗🔉

こととい‐だんご言問団子‥トヒ‥ 東京都隅田川左岸、言問橋辺で売る名物の団子。米粉の団子に3種の餡を組み合わせたもので江戸末期に創製。 ⇒こととい【言問】

こととい‐ばし【言問橋】‥トヒ‥🔗🔉

こととい‐ばし言問橋‥トヒ‥ 隅田川の橋。東京都台東区浅草待乳山の下から墨田区隅田公園に至る。1928年竣工。→隅田川(図) ⇒こととい【言問】

こと‐と・う【言問ふ】‥トフ🔗🔉

こと‐と・う言問ふ‥トフ 〔自四〕 (コトドウとも) ①ものを言う。話す。万葉集6「―・はぬ木すら」 ②言葉をかける。万葉集9「あが妻に他ひとも―・へ」 ③問いかける。質問する。古今和歌集「名にしおはばいざ―・はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」 ④おとずれる。訪問する。後撰和歌集「年をへて花のたよりに―・はば」

こと‐とがめ【言咎め】🔗🔉

こと‐とがめ言咎め(→)「ことばとがめ」に同じ。万葉集12「人の見て―せぬ夢いめにだにやまず見えこそ」

こと‐とき【異時】🔗🔉

こと‐とき異時】 異なる時。他の時。枕草子99「よし―は知らず、今宵は詠め」

こと‐と・し【言疾し】🔗🔉

こと‐と・し言疾し】 〔形ク〕 もの言いが激しい。うわさがひどい。万葉集11「―・くは中は淀ませ水無河みなしがわ○事と次第に依ってはこととしだいによっては これからの情勢いかんでは。どうなるか現状では決まらないが、可能性としてはあり得る意。 ⇒こと【事】 ○事とすることとする 仕事とする。もっぱら…する。 ⇒こと【事】 ○事ともしないことともしない 問題にしない。何とも思わない。 ⇒こと【事】

○事と次第に依ってはこととしだいによっては🔗🔉

○事と次第に依ってはこととしだいによっては これからの情勢いかんでは。どうなるか現状では決まらないが、可能性としてはあり得る意。 ⇒こと【事】

○事とすることとする🔗🔉

○事とすることとする 仕事とする。もっぱら…する。 ⇒こと【事】

○事ともしないことともしない🔗🔉

○事ともしないことともしない 問題にしない。何とも思わない。 ⇒こと【事】 こと‐どもり言吃り】 どもること。枕草子90「すこし―する人の」 こと‐とり事執り・事取り】 多くの人の上に立って事を執り行うこと。また、その人。枕草子80「傀儡くぐつの―」 こと‐どり琴鳥】 スズメ目コトドリ科の鳥。雄は体長約35センチメートル、尾長約60センチメートル。雌はやや小さい。雄の尾の外側羽は幅広く湾曲し竪琴状。他種の鳥の声をよくまねる。繁殖期に雄は地上に塚を作り、この上で尾羽を広げて雌に誇示する。オーストラリア南東部の森林中に分布。 こと‐なお・す言直す‥ナホス 〔他四〕 ことばをもってなおす。祝詞、大殿祭「神たちのいすろこひ荒れびますを、―・し和やわしまして」 こと‐なお・る事直る‥ナホル 〔自四〕 ①もとのようになる。旧に復する。源氏物語若菜上「―・りてめやすくなむありける」 ②罪を許されてもとの身分にもどる。千載和歌集「心のほかなる事にて知らぬ国にまかりけるを、―・りて京に上りて後」 ことなかれ‐しゅぎ事勿れ主義】 (「事勿れ」は、これという事件がないように、の意)ひたすら何事も起こらず無事ばかりを望む消極的なやり方。

こと‐とり【事執り・事取り】🔗🔉

こと‐とり事執り・事取り】 多くの人の上に立って事を執り行うこと。また、その人。枕草子80「傀儡くぐつの―」

大辞林の検索結果 (11)

こと-と【事と】🔗🔉

こと-と 【事と】 (副) 〔名詞「こと」に助詞「と」が付いた語〕 (1)とりわけ。ことに。「このごろは―久しう見えず/蜻蛉(上)」 (2)すっかり。はっきりと。「つとめても―日高うなるまで御殿ごもり過ごしたるに/浜松中納言 4」

こととい【言問】🔗🔉

こととい コトトヒ 【言問】 東京都墨田区向島,隅田川東岸辺りの旧地名。「伊勢物語」の「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」の歌にちなむという。

こととい-だんご【言問団子】🔗🔉

こととい-だんご コトトヒ― [5] 【言問団子】 東京都の言問橋辺りで売っている名物の団子。

こととい-ばし【言問橋】🔗🔉

こととい-ばし コトトヒ― 【言問橋】 隅田川に架かる橋。東京都台東区浅草と墨田区向島を結ぶ。

こと-と・う【言問ふ・事問ふ】🔗🔉

こと-と・う ―トフ 【言問ふ・事問ふ】 (動ハ四) 〔「ことどう」とも〕 (1)ものを言う。話をする。「―・はぬ木にはありとも/万葉 82」 (2)ものを言いかける。尋ねる。「名にし負はばいざ―・はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと/伊勢 9」 (3)訪れる。訪問する。「わづかに―・ふものとては,峯に木づたふ猿のこゑ/平家(灌頂)」 (4)男女が言い交わす。「我が妻に人も―・へ/万葉 1759」

こと-とがめ【言咎め】🔗🔉

こと-とがめ 【言咎め】 言いとがめること。問責。「人の見て―せぬ夢にだに止まず見えこそ/万葉 2958」

こと-とき【異時】🔗🔉

こと-とき 【異時】 ほかの時。別の時。「よし,―は知らず,今宵(コヨイ)は詠め/枕草子 99」

こと-と・し【言疾し】🔗🔉

こと-と・し 【言疾し】 (形ク) うわさがひどい。人の口がやかましい。「―・くは中は淀ませ水(ミ)無し川/万葉 2712」

こととて🔗🔉

こととて (接助) 〔連語「こととて」が一語化したもの〕 活用語の連体形に付いて,理由・根拠を表す。…なので,それだけ。…だけあって。「勝手をよく心得ている―,心配はあるまい」「多くの苦労を重ねて来た―,年よりもぐっとふけて見える」

こと-とて【事とて】🔗🔉

こと-とて 【事とて】 (連語) 〔名詞「こと」に接続助詞「とて」の付いたもの〕 活用語の連体形や助詞「の」に接続する。 (1)理由や根拠を表す。…のことなので,それだけ。「まだ幼稚園にも行っていない孫の―,世話がやけて仕方がない」 (2)逆接の条件を表す。…ではあるが,しかし。「知らぬ―,大変失礼致しました」

こと-とり【事執り】🔗🔉

こと-とり 【事執り】 万事をとりしきること。また,その人。「心地よげなるもの…傀儡(クグツ)の―/枕草子 80」 →部領(コトリ)

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