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はこね【箱根】🔗🔉

はこね【箱根】 神奈川県南西部、足柄下郡の地名。北部を早川が流れ、西部に芦湖がある。江戸時代は東海道五十三次の宿駅の一つで、関所が置かれていた。多くの温泉があり、観光地。また、広くは箱根山一帯をさしていう。

はこね‐うつぎ【箱根△空木】🔗🔉

はこね‐うつぎ【箱根空木】 スイカズラ科の落葉低木。海岸近くに自生。葉は対生し、広楕円形でつやがある。五、六月ごろ、漏斗状で先が五つに裂けている花を多数つけ、色は白から紅色に変わる。《季 夏》

はこね‐おんせん【箱根温泉】‐ヲンセン🔗🔉

はこね‐おんせん【箱根温泉】‐ヲンセン 箱根山中にある温泉の総称。古くから湯治場であった箱根七湯(しちとう)に加え、小涌谷(こわくだに)・強羅(ごうら)・仙石原(せんごくはら)・湯花沢・大平台などの温泉があり、泉質は多種。

はこね‐こめつつじ【箱根米躑=躅】🔗🔉

はこね‐こめつつじ【箱根米躑躅】 ツツジ科の常緑小低木。岩壁などに生え、高さ約二〇〜六〇センチ。毛のある楕円形の小さい葉が密生。七月ごろ、白い筒状の花をつける。箱根で発見されたが、秩父・富士山などにも分布。

はこね‐ごんげん【箱根権現】🔗🔉

はこね‐ごんげん【箱根権現】 箱根神社の旧称。

はこね‐ざいく【箱根細工】🔗🔉

はこね‐ざいく【箱根細工】 小田原・箱根から産する木工細工。特に寄せ木細工で有名。

はこね‐さんしょううお【箱根山×椒魚】‐サンセウうを🔗🔉

はこね‐さんしょううお【箱根山×椒魚】‐サンセウうを サンショウウオ科の両生類。山地の渓流にすみ、全長一二〜一九センチ。尾が長く、目は突出している。背面は暗褐色で、中央に幅広い朱色の縦帯が走るが、変異が多い。肺を欠き、皮膚呼吸をする。五、六月ごろ産卵。四国と本州に分布。

はこね‐じ【箱根路】‐ぢ🔗🔉

はこね‐じ【箱根路】‐ぢ 小田原から箱根峠を越えて三島に至る道。約三一キロ。北方の足柄峠を通る足柄路に対していう。箱根八里。

はこね‐しだ【箱根羊=歯】🔗🔉

はこね‐しだ【箱根羊歯】 ウラボシ科の常緑多年生のシダ。山林下に生え、葉は長さ約一五センチ、黒いつやのある柄をもち、羽状複葉。羽片はイチョウに似た形をしている。はこねそう。

はこね‐しちとう【箱根七湯】‐シチタウ🔗🔉

はこね‐しちとう【箱根七湯】‐シチタウ 箱根温泉のうち、湯本・塔沢・宮下・堂ヶ島・芦湯・底倉・姥子(うばこ)または木賀の七つの温泉。

はこね‐じんじゃ【箱根神社】🔗🔉

はこね‐じんじゃ【箱根神社】 神奈川県足柄下郡箱根町にある神社。祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)。源頼朝ら武士の信仰が厚かった。箱根権現縁起絵巻(重要文化財)など、多数の文化財を所蔵。箱根権現。

はこね‐そう【箱根草】‐サウ🔗🔉

はこね‐そう【箱根草】‐サウ ハコネシダの別名。

はこね‐だけ【箱根竹】🔗🔉

はこね‐だけ【箱根竹】 アズマネザサの一品種。高さ二〜四メートル。節間は長く、節ごとに枝を密生。春、緑紫色の穂をつける。地下茎がパイプなど細工物に利用され、箱根周辺に特に多い。

はこね‐とうげ【箱根峠】‐たうげ🔗🔉

はこね‐とうげ【箱根峠】‐たうげ 箱根町と静岡県三島市・函南町の境にある峠。標高八四九メートル。旧東海道の要地。

はこね‐の‐せき【箱根の関】🔗🔉

はこね‐の‐せき【箱根の関】 江戸時代、箱根山中の芦湖畔に置かれた東海道の関所。入り鉄砲と出女(でおんな)を厳重に取り締まった。

はこね‐はちり【箱根八里】🔗🔉

はこね‐はちり【箱根八里】 《東海道小田原宿から三島宿まで約八里あるところから》箱根路のこと。

はこね‐やま【箱根山】🔗🔉

はこね‐やま【箱根山】 伊豆半島の基部にあり、神奈川・静岡両県にまたがる三重式火山。標高一四三八メートルの最高峰をなす神山や駒ヶ岳などの中央火口丘、火口原にある仙石原(せんごくはら)・芦湖、硫気孔の大涌谷(おおわくだに)などがあり、温泉が多い。

はこね‐ゆもと【箱根湯本】🔗🔉

はこね‐ゆもと【箱根湯本】 箱根町東部にある温泉。箱根温泉中最古で、泉質は単純泉。強羅(ごうら)に至る登山鉄道の始点。

はこね‐ようすい【箱根用水】🔗🔉

はこね‐ようすい【箱根用水】 箱根山の芦湖の水を駿河国深良(ふから)村(静岡県裾野市深良)など数か村に引いた灌漑(かんがい)用水路。湖尻峠の下に掘ったトンネルを西流し黄瀬川に注ぐもの。寛文三年(一六六三)ごろ着手、同一〇年完成。

はこねれいげんいざりのあだうち【箱根霊験躄仇討】はこねレイゲンゐざりのあだうち🔗🔉

はこねれいげんいざりのあだうち【箱根霊験躄仇討】はこねレイゲンゐざりのあだうち 浄瑠璃。時代物。一二段。司馬芝叟(しばしそう)作。享和元年(一八〇一)初演。足が不自由になった勝五郎が、兄の敵討ちをする物語。一一段目の「阿弥陀寺」が有名。通称「躄勝五郎」「躄の仇討」。

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