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あら【荒・粗】🔗⭐🔉
あら【荒・粗】
[名]
魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭。「ブリの―」
米のぬか。また、もみ。
人の言動や作品のよくないところ。おちど。欠点。「―を探す」
〔接頭〕名詞に付く。
細かでない、すきまがある、の意を表す。「―垣」「―塗り」
自然のままの、の意を表す。「―がね」
おおよその、簡略な、の意を表す。「―すじ」








あら‐あら【粗粗】🔗⭐🔉
あら‐あら【粗粗】
[副]《形容詞「あら(粗)し」の語幹を重ねた形》詳細、またていねいではなく、大ざっぱに行うさま。だいたい。ざっと。「事情は―申し述べた通りです」
あらあら・し【粗粗し】🔗⭐🔉
あらあら・し【粗粗し】
[形シク]作り方が雑である。粗末である。「布の帽額(もかう)―・しく、御調度どもおろそかに」〈徒然・二八〉
あら・い【粗い】🔗⭐🔉
あら・い【粗い】
[形]
あら・し[ク]《「荒い」と同語源》
すきまが大きい。また、粒が大きくざらざらしている。細かでない。「目の―・い網」「粉のひき方が―・い」
細かい。
手触りがなめらかでない。すべすべしていない。「きめの―・い肌」
粗雑である。大ざっぱである。大まかである。「表現が―・い」「経費を―・く見積もる」
[派生]あらさ[名]





あら‐いた【粗板】🔗⭐🔉
あら‐いた【粗板】
かんなをかけていない板。
あら‐おこし【粗起(こ)し・荒起(こ)し】🔗⭐🔉
あら‐おこし【粗起(こ)し・荒起(こ)し】
稲作の準備として、田を大まかに掘り起こすこと。
あら‐おり【粗織(り)】🔗⭐🔉
あら‐おり【粗織(り)】
粗末な糸で目を粗く織ること。また、その織物。
あら‐かし【粗×樫】🔗⭐🔉
あら‐かし【粗×樫】
ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に自生。樹皮は緑がかった灰色。葉は堅く、楕円形で先半分の縁にぎざぎざがある。春、尾状の雄花と上向きの雌花とをつける。実はどんぐり。材は家具や木炭にする。くまかし。
あら‐かた【粗方】🔗⭐🔉
あら‐かた【粗方】
[名]
全部とまではいかなくても、ほぼそれに近い部分。大部分。「クラスの―が進学希望だ」
(副詞的に用いて)
大部分。およそ。「仕事は―かたづいた」
だいたいの数量をいうときに用いる。およそ。ざっと。あらあら。「参加人員は―五〇人だ」
[形動ナリ]手の入れ方などが細かい所まで行き届いていないさま。粗雑である。「次公が注は―なり」〈四河入海・五〉






あら‐がね【粗金・△鉱】🔗⭐🔉
あら‐がね【粗金・△鉱】
《「あらかね」とも》
採掘したままで、まだ精錬していない金属。鉱石。
鉄の異称。


あらがね‐の【粗金の】🔗⭐🔉
あらがね‐の【粗金の】
〔枕〕粗金が土中にあるところから、また一説に、金属を打ちきたえる鎚(つち)の縁で同音の「つち」にかかる。「―土のうへより」〈宇津保・祭の使〉
あら‐かべ【荒壁・粗壁】🔗⭐🔉
あら‐かべ【荒壁・粗壁】
つなぎにわらなどを入れた土を塗っただけの壁。仕上げ塗りの下地となる。
あら‐かわ【粗皮】‐かは🔗⭐🔉
あら‐かわ【粗皮】‐かは
樹木や米穀類、竹の子などの表皮。
獣類の皮で、まだなめしていないもの。


あら‐ぎり【粗切り・荒切り】🔗⭐🔉
あら‐ぎり【粗切り・荒切り】
粗く大ざっぱに切ること。また、切ったもの。
戦陣で、先頭の兵士が敵を切りたてながら進むこと。「いでいで武蔵―せん、跡をばこなせ若武者ども」〈幸若・高館〉
粗く刻んだタバコ。特に、安永(一七七二〜一七八一)ごろにはやった国府(こくぶ)タバコを五分切りにした上等品。



あら・く【△散く・粗く】🔗⭐🔉
あら・く【△散く・粗く】
[動カ下二]「あらける」の文語形。
あら‐ぐし【粗×櫛】🔗⭐🔉
あら‐ぐし【粗×櫛】
歯の並び方の粗い櫛。髪のもつれをとくのに用いる。ときぐし。
あら‐けずり【粗削り・荒削り】‐けづり🔗⭐🔉
あら‐けずり【粗削り・荒削り】‐けづり
[名・形動]スル
木などをざっと削ること。また、そのもの。「―した材木」
物事の質や内面などが洗練されていないこと。仕事の出来上がりなどが大まかなこと。また、そのさま。「―の新人選手」「―な原稿」


あら・ける【△散ける・粗ける】🔗⭐🔉
あら・ける【△散ける・粗ける】
[動カ下一]
あら・く[カ下二]
間を離す。ちらばらせる。特に、火や灰などをかき広げる。「ぷすぷすけぶる雑木を大火箸で―・け」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
道や場所をあける。〈日葡〉
離れ離れになる。ちりぢりになる。「兵三百余人討たれにければ、東西に―・けて」〈太平記・一九〉




あら‐こ【粗粉】🔗⭐🔉
あら‐こ【粗粉】
粒の粗いみじん粉。干菓子の材料とする。
あら‐ごし【粗×漉し】🔗⭐🔉
あら‐ごし【粗×漉し】
[名]スル
目の粗い水こし。
粗い目でこすこと。また、こしたもの。


あら‐ごなし【荒ごなし・粗ごなし】🔗⭐🔉
あら‐ごなし【荒ごなし・粗ごなし】
[名]スル
細かい粉にする前に、まず粗めに砕くこと。
本格的に取りかかる前に、おおまかに処理しておくこと。「審議前に問題点を―しておく」


あら‐ごも【粗△薦・荒△薦】🔗⭐🔉
あら‐ごも【粗△薦・荒△薦】
粗く編んだこもむしろ。祭礼神事にも使う。
あら‐さがし【粗捜し・粗探し】🔗⭐🔉
あら‐さがし【粗捜し・粗探し】
[名]スル他人の欠点や過失を、ことさらにさがし出すこと。また、そうして悪口を言うこと。「―して言いふらす」
あら‐しお【粗塩】‐しほ🔗⭐🔉
あら‐しお【粗塩】‐しほ
《「あらじお」とも》結晶の粗い、精製してない塩。
あら‐しこ【荒仕子・粗仕子・粗×鉋】🔗⭐🔉
あら‐しこ【荒仕子・粗仕子・粗×鉋】
木材を粗く削るためのかんな。→中仕子(ちゆうしこ) →上仕子(じようしこ)
あら‐じる【粗汁】🔗⭐🔉
あら‐じる【粗汁】
魚のあらを入れて作った汁。
あら‐しろ【荒代・粗代】🔗⭐🔉
あら‐しろ【荒代・粗代】
田植えのために行う最初の代掻(しろか)き。植え代の前に行うもの。
あら‐すじ【粗筋・荒筋】‐すぢ🔗⭐🔉
あら‐すじ【粗筋・荒筋】‐すぢ
およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などのだいたいの内容。梗概(こうがい)。「前号までの物語の―」
あら‐そ【粗△麻】🔗⭐🔉
あら‐そ【粗△麻】
精製してない麻糸。
あら‐たま【粗玉・新玉・荒玉・×璞】🔗⭐🔉
あら‐たま【粗玉・新玉・荒玉・×璞】
掘り出したままで、まだ磨いていない玉。
その真価や完成された姿をまだ発揮していないが、素質のある人。「爺いさんの記憶にあるお玉の姿は、まだ―の儘(まま)であった」〈鴎外・雁〉
(新玉)《枕詞「あらたまの」が「年」にかかるところから「新玉の年」の意に用いる》年の始め。新年。正月。《季 新年》「―の春のマスクや楽屋入/万太郎」



あら‐づくり【粗造り】🔗⭐🔉
あら‐づくり【粗造り】
念入りにでなく、ざっとつくること。仕上げ前の段階として、大まかにつくること。また、そのもの。「―の小屋」
あら‐つち【荒土・粗土】🔗⭐🔉
あら‐つち【荒土・粗土】
荒い土。細かくこなれていない土。
荒壁を塗るのに用いる土。


あらっ‐ぽ・い【荒っぽい・粗っぽい】🔗⭐🔉
あらっ‐ぽ・い【荒っぽい・粗っぽい】
[形]
言動や性質などが荒々しい。乱暴である。「荷物を―・くほうり投げる」「―・い口調」
細かい所まで注意がゆきとどかず、大まかである。粗雑だ。「―・い仕上げ」「仕事が―・い」
[派生]あらっぽさ[名]


あら‐づもり【粗積(も)り】🔗⭐🔉
あら‐づもり【粗積(も)り】
だいたいの見積もり。あらましの見当。概算。
あら‐と【粗×砥・荒×砥】🔗⭐🔉
あら‐と【粗×砥・荒×砥】
きめの粗い砥石(といし)。刃物などの粗研ぎに用いる。
あら‐どう【粗銅】🔗⭐🔉
あら‐どう【粗銅】
精製されていない銅。そどう。
あら‐とぎ【粗研ぎ・荒研ぎ】🔗⭐🔉
あら‐とぎ【粗研ぎ・荒研ぎ】
粗砥(あらと)で研ぐこと。仕上げ前の粗い研ぎ。
あら‐なわ【荒縄・粗縄】‐なは🔗⭐🔉
あら‐なわ【荒縄・粗縄】‐なは
わらで作った太い縄。
あら‐に【粗煮】🔗⭐🔉
あら‐に【粗煮】
魚のあらを醤油・みりん・砂糖などで煮つけた料理。あらだき。
あら‐ぬか【粗×糠】🔗⭐🔉
あら‐ぬか【粗×糠】
もみがら。もみぬか。
あら‐ぬの【粗布】🔗⭐🔉
あら‐ぬの【粗布】
織り目の粗い布。粗末な布。
あら‐ぬり【粗塗(り)・荒塗(り)】🔗⭐🔉
あら‐ぬり【粗塗(り)・荒塗(り)】
壁などを、最初にざっと塗ること。下塗り。
あら‐びき【粗×挽き】🔗⭐🔉
あら‐びき【粗×挽き】
[名]スル穀物・食肉などを普通よりも粗めにひき砕くこと。また、そうしたもの。「―のソーセージ」「胡椒(こしよう)を―する」
あら‐ぼり【粗彫(り)・荒彫(り)】🔗⭐🔉
あら‐ぼり【粗彫(り)・荒彫(り)】
[名]スル彫刻で、ざっと粗く彫ること。また、その彫ったもの。
あら‐まさめ【粗×柾目】🔗⭐🔉
あら‐まさめ【粗×柾目】
木目(もくめ)の粗いこと。粗い柾目。
糸柾目。

あら‐らか【粗らか】🔗⭐🔉
あら‐らか【粗らか】
[形動]
[ナリ]
大ざっぱなさま。こまやかでないさま。「青総の髪―に、紅玉の膚(はだえ)色消え」〈樗牛・滝口入道〉
粗雑・粗末なさま。「ただ―なる東絹(あづまぎぬ)どもを」〈源・東屋〉



そ【粗・×麁】🔗⭐🔉
そ【粗・×麁】
[名・形動]
あらいこと。雑なこと。大まかなこと。また、そのさま。「表面の―なる物体に」〈寅彦・ルクレチウスと科学〉
粗末なこと。また、そのさま。「只管(ひたすら)服装の―なるを排して」〈逍遥・当世書生気質〉


そ‐あく【粗悪】🔗⭐🔉
そ‐あく【粗悪】
[名・形動]粗末で質が悪いこと。また、そのさま。「―な品」
[派生]そあくさ[名]
そ‐い【粗衣】🔗⭐🔉
そ‐い【粗衣】
粗末な着物。粗服。「―粗食」
そ‐か【粗菓】‐クワ🔗⭐🔉
そ‐か【粗菓】‐クワ
粗末な菓子。人に菓子をすすめるときなどに謙遜していう語。
そ‐けい【粗景・×麁景】🔗⭐🔉
そ‐けい【粗景・×麁景】
粗末な景品。商店で出す景品をへりくだっていう語。
そ‐げん【粗言・×麁言】🔗⭐🔉
そ‐げん【粗言・×麁言】
粗末なことば。無礼なことば。粗語。そごん。
そ‐こう【粗×肴】‐カウ🔗⭐🔉
そ‐こう【粗×肴】‐カウ
粗末な酒のさかな。また、人に勧める料理をへりくだっていう語。「粗酒―」
そ‐こう【粗鉱】‐クワウ🔗⭐🔉
そ‐こう【粗鉱】‐クワウ
採掘したままで、まだ選鉱してない鉱石。
そ‐こう【粗鋼】‐カウ🔗⭐🔉
そ‐こう【粗鋼】‐カウ
圧延・鍛造などの加工をしてない、製造したままの鋼。
そ‐ごう【粗豪】‐ガウ🔗⭐🔉
そ‐ごう【粗豪】‐ガウ
[名・形動]あらあらしいこと。たけだけしいこと。また、そのさま。「主人が年若く―なるに似もやらず」〈蘆花・不如帰〉
そ‐こつ【粗×忽・×楚×忽】🔗⭐🔉
そ‐こつ【粗×忽・×楚×忽】
[名・形動]
軽はずみなこと。そそっかしいこと。また、そのさま。軽率。「―な男」「―な振る舞い」
不注意なために引き起こしたあやまち。そそう。「―をわびる」
唐突でぶしつけなこと。失礼なこと。また、そのさま。「ちかごろ―な申しごとぢゃが…わごりょの心得をもって戴せてくれさしめ」〈虎寛狂・米市〉
[派生]そこつさ[名]



そこつ‐もの【粗×忽者】🔗⭐🔉
そこつ‐もの【粗×忽者】
粗忽な人。そそっかしい人。おっちょこちょい。
そ‐ごん【粗言・×麁言】🔗⭐🔉
そ‐ごん【粗言・×麁言】
そげん(粗言)

そ‐さい【粗菜】🔗⭐🔉
そ‐さい【粗菜】
粗末な副食物。
そ‐ざつ【粗雑・疎雑】🔗⭐🔉
そ‐ざつ【粗雑・疎雑】
[名・形動]いいかげんで大ざっぱなこと。また、そのさま。ざつ。「―な扱い」
そ‐さん【粗×餐】🔗⭐🔉
そ‐さん【粗×餐】
粗末な食事。他人に勧める食事をへりくだっていう語。「―を差し上げたい」
そ‐し【粗紙】🔗⭐🔉
そ‐し【粗紙】
質の悪い紙。
そ‐しな【粗品】🔗⭐🔉
そ‐しな【粗品】
粗末な品物。人に贈る品物や景品をへりくだっていう語。そひん。「―を進呈する」
そ‐しゅ【粗酒】🔗⭐🔉
そ‐しゅ【粗酒】
粗末な酒。上等でない酒。客に勧める酒をへりくだっていう語。
そ‐しょく【粗食・×麁食】🔗⭐🔉
そ‐しょく【粗食・×麁食】
粗末な食事。また、それを食べること。「―に耐える」「粗衣―」
そ‐しりょう【粗飼料】‐シレウ🔗⭐🔉
そ‐しりょう【粗飼料】‐シレウ
牧草・野草・サイレージ・わらなど、粗繊維含量が高く、養分含量の低い飼料。主に反芻家畜(牛など)に与えられる。→濃厚飼料
そ‐せい【粗製】🔗⭐🔉
そ‐せい【粗製】
作り方が粗雑なこと。雑なつくり。
そせい‐ひん【粗製品】🔗⭐🔉
そせい‐ひん【粗製品】
粗雑な製品。質の悪い品。
精製品の原料となるもの。粗鋼の類。


そせい‐らんぞう【粗製濫造・粗製乱造】‐ランザウ🔗⭐🔉
そせい‐らんぞう【粗製濫造・粗製乱造】‐ランザウ
粗悪な品をむやみにつくること。
そ‐ぜん【粗×膳】🔗⭐🔉
そ‐ぜん【粗×膳】
粗末な料理。他人に供する食事をへりくだっていう語。
そ‐そう【粗相・×麁相】‐サウ🔗⭐🔉
そ‐そう【粗相・×麁相】‐サウ
[名]スル
不注意や軽率さから過ちを犯すこと。また、その過ち。「お客様に―のないように」
大便や小便をもらすこと。「子供が遊びに夢中で―する」
[名・形動ナリ]
粗末なこと。粗略なこと。また、そのさま。「扇なども、賜はせたらむは、―にぞあらむかし」〈栄花・わかばえ〉
軽薄であること。そこつなこと。また、そのさま。「ある―なる人、据え風呂を取りちがへ井戸へはまりけるが」〈咄・御前男・一〉






そ‐ぞう【粗造・×麁造】‐ザウ🔗⭐🔉
そ‐ぞう【粗造・×麁造】‐ザウ
[名・形動]粗末につくること。粗悪なつくり。また、そのさま。「汽車まで旧式で、―で」〈藤村・破戒〉
そ‐ぞう【粗×
】‐ザウ🔗⭐🔉
そ‐ぞう【粗×
】‐ザウ
[名・形動]きめがあらいこと。また、そのさま。「外の―なる部分と内部の紙の如き質とは」〈柳河春三訳・開物新書〉

そそう‐び【粗相火】ソサウ‐🔗⭐🔉
そそう‐び【粗相火】ソサウ‐
過失から起こる火事。失火。
そ‐だい【粗大】🔗⭐🔉
そ‐だい【粗大】
[名・形動]
あらっぽくて大まかなこと。また、そのさま。おおざっぱ。「綿密に奇麗になったり、―に奔放になる君の手跡」〈有島・宣言〉
あらくて大きいこと。また、そのさま。「手足は―である」〈鴎外・魚玄機〉


そだい‐ごみ【粗大×塵】🔗⭐🔉
そだい‐ごみ【粗大×塵】
家庭から廃品として出される大型ごみ。大型電気器具・家具など、普通ごみと別扱いに収集するもの。
定年退職後や休日などに、自宅で所在なくすごしている夫。昭和五六年(一九八一)ごろから用いられた。


そ‐たん【粗炭】🔗⭐🔉
そ‐たん【粗炭】
土質を含んだ粗悪な石炭。泥炭・亜炭など。
そ‐ちゃ【粗茶】🔗⭐🔉
そ‐ちゃ【粗茶】
粗末な茶。茶を人にすすめるときにへりくだっていう語。「―ですが一服どうぞ」
そ‐てん【粗点】🔗⭐🔉
そ‐てん【粗点】
測定・観察・テストなどで得られる生の点数。数値変換を行って偏差値や百分率などにする前の基礎資料。
そ‐とう【粗陶】‐タウ🔗⭐🔉
そ‐とう【粗陶】‐タウ
中国先史時代、砂まじりの粘土で焼成された粗製の土器。→細泥陶(さいでいとう)
そ‐とう【粗糖】‐タウ🔗⭐🔉
そ‐とう【粗糖】‐タウ
精製していない砂糖。
そ‐どう【粗銅】🔗⭐🔉
そ‐どう【粗銅】
乾式精錬で、銅の原鉱を溶鉱炉で熱して硫化銅
の
(かわ)を作り、これを転炉に入れて酸化・遊離させた半製品の銅。


そ‐はん【粗飯・×麁飯】🔗⭐🔉
そ‐はん【粗飯・×麁飯】
粗末な食事。人に食事を進めるときにへりくだっていう語。粗餐(そさん)。
そ‐ひつ【粗筆・×楚筆】🔗⭐🔉
そ‐ひつ【粗筆・×楚筆】
粗末な筆。
へたな筆跡。自分の筆跡をへりくだっていう語。拙筆。


そ‐ひょう【粗氷】🔗⭐🔉
そ‐ひょう【粗氷】
零度以下に過冷却した霧や雲の微細な水滴が、樹木や岩などに凍りついてできた透明または半透明の氷。霧氷の一。《季 冬》
そ‐びょう【粗描】‐ベウ🔗⭐🔉
そ‐びょう【粗描】‐ベウ
[名]スル大ざっぱに描写すること。また、その描写。
そ‐ひん【粗品・×麁品】🔗⭐🔉
そ‐ひん【粗品・×麁品】
「そしな」に同じ。
そ‐ふ【粗布】🔗⭐🔉
そ‐ふ【粗布】
粗末な布。
織り目のあらい布。


そ‐ふく【粗服・×麁服】🔗⭐🔉
そ‐ふく【粗服・×麁服】
粗末な衣服。
そ‐ほう【粗放・疎放】‐ハウ🔗⭐🔉
そ‐ほう【粗放・疎放】‐ハウ
[名・形動]綿密でなく、あらっぽいこと。大まかでしまりがないこと。また、そのさま。「―な性質」
そ‐ぼう【粗紡】‐バウ🔗⭐🔉
そ‐ぼう【粗紡】‐バウ
紡績工程の初めの段階で、原料の綿を引き伸ばして撚(よ)りをかけ、太い糸状にすること。→精紡
そ‐ぼう【粗暴】🔗⭐🔉
そ‐ぼう【粗暴】
[名・形動]性質や動作があらあらしくて、乱暴なこと。また、そのさま。「―な男」
[派生]そぼうさ[名]
そほう‐のうぎょう【粗放農業】ソハウノウゲフ🔗⭐🔉
そほう‐のうぎょう【粗放農業】ソハウノウゲフ
自然力の働きを主とし、資本や労働力を加えることの少ない農業。
集約農業。

そ‐ぼく【粗朴・粗×樸】🔗⭐🔉
そ‐ぼく【粗朴・粗×樸】
粗末で飾り気のないこと。
ほぼ【△略・△粗】🔗⭐🔉
ほぼ【△略・△粗】
[副]全部あるいは完全にではないが、それに近い状態であるさま。だいたい。おおよそ。「物価が―二倍になる」「―満点の出来」
粗🔗⭐🔉
粗
[音]ソ
[訓]あら‐い
ほぼ
[部首]米
[総画数]11
[コード]区点 3338
JIS 4146
S‐JIS 9165
[分類]常用漢字
[難読語]
→あら‐たえ【荒妙・粗栲】
→ざら‐め【粗目】
→そ‐こつ【粗忽・楚忽】
→そ‐だ【粗朶・麁朶】
→そ‐ほん【粗笨・麁笨】
→そ‐れい【粗糲】
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