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おい【老い】🔗🔉

おい【老い】 年老いること。老年。「―を感じさせない身のこなし」年とった人。老人。「―も若きも」名詞の上に付いて複合語をつくり、年とった、の意を表す。「―松」「―武者」

老いを養・う🔗🔉

老いを養・う 年老いたからだをいたわって、静養に努める。「故郷に戻って―・う」

おい‐うぐいす【老い×鶯】‐うぐひす🔗🔉

おい‐うぐいす【老い×鶯】‐うぐひす 夏になっても、さえずっているウグイス。夏うぐいす。残鶯(ざんおう)。老鶯(ろうおう)。《季 夏》「山門の日に―のこだまかな/石鼎」

おい‐かがま・る【老い△屈まる】🔗🔉

おい‐かがま・る【老い屈まる】 [動ラ四]年をとって、腰が曲がる。「―・りて、室(むろ)の外(と)にもまかでず」〈源・若紫〉

おい‐かけ【老懸・×🔗🔉

おい‐かけ【老懸・× 武官の正装の冠につけて顔の左右を覆う飾り。馬の尾の毛で扇形に作ったものを掛緒(かけお)でつける。冠(こうぶり)の緒。ほおすけ。

おい‐かんむり【老冠】🔗🔉

おい‐かんむり【老冠】 漢字の冠の一。「考」「者」などの「」、「耄」などの「老」の称。老頭(おいがしら)

おい‐き【老い木】🔗🔉

おい‐き【老い木】 年数のたった木。老木(ろうぼく)。老樹。

老い木に花🔗🔉

老い木に花 一度衰えたものがまた栄えることのたとえ。

おい‐くずお・る【老い×頽る】‐くづほる🔗🔉

おい‐くずお・る【老い×頽る】‐くづほる [動ラ下二]年をとってよぼよぼになる。老いぼれる。「色好みの―・れたる」〈枕・一六三〉

おい‐く・ちる【老(い)朽ちる】🔗🔉

おい‐く・ちる【老(い)朽ちる】 [動タ上一]おいく・つ[タ上二]年をとって、役に立たなくなる。年をとって、むなしく過ごす。「世に迎えられることなく―・ちる」

おい‐ごえ【老い声】‐ごゑ🔗🔉

おい‐ごえ【老い声】‐ごゑ 盛りを過ぎて、老い衰えた声。「(鶯(うぐいす)ガ)夏、秋の末まで―に鳴きて」〈枕・四一〉

おい‐こ・む【老(い)込む】🔗🔉

おい‐こ・む【老(い)込む】 [動マ五(四)]年をとって体力や気力が衰える。「まだ―・む年ではない」

おい‐さき【老い先】🔗🔉

おい‐さき【老い先】 年とった人の、これからの人生。余生。「―が短い」

おい‐さらば・う【老いさらばふ】‐さらばふ🔗🔉

おい‐さらば・う【老いさらばふ】‐さらばふ [動ハ四]老いさらぼう

おい‐さらば・える【老いさらばえる】‐さらばへる🔗🔉

おい‐さらば・える【老いさらばえる】‐さらばへる [動ア下一]《「おいさらぼう」から変化したもの》年をとってみすぼらしくなる。年老いてよぼよぼする。「―・えて別人のようだ」

おい‐さらぼ・う【老いさらぼう】‐さらぼふ🔗🔉

おい‐さらぼ・う【老いさらぼう】‐さらぼふ [動ワ五(ハ四)]「老いさらばえる」に同じ。「きわめて―・うてその女が戻ってきた」〈柳田・山の人生〉

おい‐しら・う【老い△痴らふ】‐しらふ🔗🔉

おい‐しら・う【老い痴らふ】‐しらふ [動ハ四]年をとってぼける。もうろくする。「―・へる人々、うち泣きつつめで聞こゆ」〈源・賢木〉

おい‐し・る【老い△痴る】🔗🔉

おい‐し・る【老い痴る】 [動ラ下二]年をとってぼける。老いぼれる。「我は―・れて、おぼえもなくなり行く」〈落窪・二〉

おい・す【老いす】🔗🔉

おい・す【老いす】 [動サ変]老いる。「亀の上の山も尋ねじ船の内に―・せぬ名をばここに残さむ」〈源・胡蝶〉

おい‐づき【老い月】🔗🔉

おい‐づき【老い月】 陰暦一四日以後の月。

おい‐づ・く【老い就く】🔗🔉

おい‐づ・く【老い就く】 [動カ四]年寄りになる。年老いる。「かく恋ひば―・くあが身けだし堪(あ)へむかも」〈万・四二二〇〉年寄りじみる。年寄りめく。「ただ今、かう…まだきに(=マダ幼イノニ)―・かすまじうはべれど」〈源・少女〉

おい‐なみ【老い△次】🔗🔉

おい‐なみ【老い次】 《「なみ」は動詞「な(並)む」の連用形から》年をとること。また、その境遇。老境。老年。「事もなく生き来しものを―にかかる恋にも我はあへるかも」〈万・五五九〉

おい‐の‐いってつ【老いの一徹】🔗🔉

おい‐の‐いってつ【老いの一徹】 老人が、自分の決めたことをどこまでも押し通して、他人の意見を聞こうとしないこと。「―に手を焼く」

おい‐の‐いりまい【老いの入舞】‐いりまひ🔗🔉

おい‐の‐いりまい【老いの入舞】‐いりまひ 年をとってから最後の一花を咲かせること。「そのまま人の嫌ふ事をも知らで―をし損ずるなり」〈花鏡〉

おい‐の‐かたうど【老いの方△人】🔗🔉

おい‐の‐かたうど【老いの方人】 老人のために気を吐く人。年寄りの味方。「この人の後には誰にか問はん、などいはるるは、―にて」〈徒然・一六八〉

おい‐の‐くりごと【老いの繰(り)言】🔗🔉

おい‐の‐くりごと【老いの繰(り)言】 老人が、言ってもしかたのないことを、くどくどと繰り返し言うこと。「―と聞き流す」

おい‐の‐さか【老いの坂】🔗🔉

おい‐の‐さか【老いの坂】 苦難に耐えながら年をとってゆくのを、坂道を上るのにたとえた語。

おい‐の‐さか【老坂】🔗🔉

おい‐の‐さか【老坂】 京都市と亀岡市との間にある峠。山陰道の京都への入り口。標高一九三メートル。老齢を重ねることに掛けても用いる。◆「大枝(おい)の坂」とも書いた。

おい‐の‐つもり【老いの積もり】🔗🔉

おい‐の‐つもり【老いの積もり】 年齢が重なって老いること。「―にや、悩ましくのみして、もの心細かりければ」〈源・関屋〉

おい‐の‐なみ【老いの波】🔗🔉

おい‐の‐なみ【老いの波】 老齢になること。「年寄る」の「寄る」の縁で「波」を出し、また顔に寄るしわから波を連想した言い方。「―磯額(いそびたひ)にぞ寄りにける、哀れ恋しき若の浦かな」〈梁塵秘抄・四九〇〉

おい‐の‐はる【老いの春】🔗🔉

おい‐の‐はる【老いの春】 晩春と人の老齢とを掛けていう語。「花鳥になほあくがるる心かな―とも身をば思はで」〈風雅・雑上〉老いて迎える新春。「それも応(おう)(これ)もおうなり―/涼菟」〈一幅半〉《季 新年》

おい‐の‐ひがみみ【老いの×僻耳】🔗🔉

おい‐の‐ひがみみ【老いの×僻耳】 年をとって耳が遠くなり、聞き誤りが多くなること。また、ひがんで悪く解釈すること。

おい‐は・てる【老(い)果てる】🔗🔉

おい‐は・てる【老(い)果てる】 [動タ下一]おいは・つ[タ下二]年をとり衰える。「往年の名優もすっかり―・てた」

おい‐ば・む【老いばむ】🔗🔉

おい‐ば・む【老いばむ】 [動マ四]年寄りじみる。「―・みたる者こそ火桶(ひをけ)の端に足をさへもたげて」〈枕・二八〉

おい‐びと【老い人】🔗🔉

おい‐びと【老い人】 《「おいひと」とも》年寄り。老人。「―の若き人に交はりて」〈徒然・一一三〉

おい‐ぼれ【老い×耄れ】🔗🔉

おい‐ぼれ【老い×耄れ】 《古くは「おいほれ」とも》老いぼれること。また、老いぼれた人。老人が自分を卑下していう場合や、老人をののしっていう場合に用いる。「わたしのような―にはその仕事は無理です」「この―の出る幕じゃない」

おい‐ぼ・れる【老い×耄れる】🔗🔉

おい‐ぼ・れる【老い×耄れる】 [動ラ下一]おいぼ・る[ラ下二]《古くは「おいほれる」とも》年をとって、からだや心の働きが鈍くなる。「―・れて足元もおぼつかない」

おい‐まつ【老い松】🔗🔉

おい‐まつ【老い松】 長い年月を経た松。老松(ろうしよう)

おい‐みどり【老い緑】🔗🔉

おい‐みどり【老い緑】 濃い緑色。

おい‐むしゃ【老い武者】🔗🔉

おい‐むしゃ【老い武者】 老いた武士。老練な武者。「信玄は―と申し度度の合戦になれたる人なり」〈三河物語・三〉

おい‐らく【老いらく】🔗🔉

おい‐らく【老いらく】 《「お(老)ゆ」のク語法「おゆらく」の音変化》年老いること。老年。「さくら花散りかひくもれ―の来むといふなる道まがふがに」〈古今・賀歌〉(「らく」を「楽」の意にとって「老い楽」と書く)老後の楽しみ。老後の安らぎ。「今歳の暮にはお袋を引取って、ちと―をさせずばなるまい」〈二葉亭・浮雲〉

おいらく‐の‐こい【老いらくの恋】‐こひ🔗🔉

おいらく‐の‐こい【老いらくの恋】‐こひ 年老いてからの恋愛。昭和二三年(一九四八)、六八歳の歌人川田順が弟子と恋愛、家出し、「墓場に近き老いらくの、恋は怖るる何ものもなし」と詠んだことから生まれた語。

お・いる【老いる】🔗🔉

お・いる【老いる】 [動ア上一]お・ゆ[ヤ上二]年をとる。老齢になる。「―・いてますます意気軒昂(けんこう)年をとって心身の働きが衰える。「以前にくらべると、さすがの彼も―・いた感が深い」草木が枯れかかる。「大荒木の森の下草―・いぬれば駒もすさめずかる人もなし」〈古今・雑上〉季節が終わりに近づく。「野べに春―・いたり」〈宇津保・春日詣〉

老いたる馬は路(みち)を忘れず🔗🔉

老いたる馬は路(みち)を忘れず 《「韓非子」説林から》道に迷ったときは、老馬を放ってそのあとをついて行けば道に出るものだ。経験を積んだ者は、行うべき道を誤らないことのたとえ。老馬の智。老いたる馬は路を知る。

老いては騏(きりん)も駑馬(どば)に劣る🔗🔉

老いては騏(きりん)も駑馬(どば)に劣る 《「戦国策」斉策から》すぐれた人も年老いると働きが劣り、凡人に及ばなくなることのたとえ。騏も老いぬれば駑馬に劣る。

老いては子(こ)に従え🔗🔉

老いては子(こ)に従え 《「大智度論」九九から》年をとってからは、何事も子に任せて従ったほうがよいということ。

老いては益々(ますます)壮(さか)んなるべし🔗🔉

老いては益々(ますます)壮(さか)んなるべし 《「後漢書」馬援伝から》年老いても元気が衰えず、ますます盛んな意気がなければならないということ。

お‐じ【老=翁】をぢ🔗🔉

お‐じ【老翁】をぢ 《「小父(おじ)」と同語源》年老いた男。おきな。「あしひきの山田守(も)る―置く蚊火の下焦がれのみ我(あ)が恋ひ居(を)らく」〈万・二六四九〉

お・ゆ【老ゆ】🔗🔉

お・ゆ【老ゆ】 [動ヤ上二]「おいる」の文語形。

おゆ‐らく【老ゆらく】🔗🔉

おゆ‐らく【老ゆらく】 〔ク法〕《動詞「おゆ」のク語法》老いること。おいらく。「天(あめ)なるや月日のごとく我(あ)が思へる君が日に異(け)に―惜しも」〈万・三二四六〉

ふ・く【老く】🔗🔉

ふ・く【老く】 [動カ下二]「ふ(老)ける」の文語形。

ふけ【老け】🔗🔉

ふけ【老け】 老けること。「老け役」の略。

ふけ‐こ・む【老け込む】🔗🔉

ふけ‐こ・む【老け込む】 [動マ五(四)]すっかり年寄りじみたようすになる。「まだ―・む年ではない」

ふけ‐やく【老け役】🔗🔉

ふけ‐やく【老け役】 演劇・映画で、老人に扮(ふん)する役。また、その俳優。ふけ。

ふ・ける【老ける】🔗🔉

ふ・ける【老ける】 [動カ下一]ふ・く[カ下二]《「更ける」と同語源》年をとる。また、年寄りじみる。「年の割には―・けてみえる」

ろう【老】ラウ🔗🔉

ろう【老】ラウ [名]年をとっていること。また、その人。老人。「―先生」「―を負い幼を扶けて火を避くる者」〈樗牛・滝口入道〉律令制で、六一歳から六五歳(のち、六〇歳から六四歳)までの者の称。老人が自分のことをへりくだっていう語。「稚き女子の矢武におはするぞ、―が物見たる中のあはれなりし」〈読・雨月・浅茅が宿〉〔接尾〕自分より年長の人の名に付けて軽い敬意を表す。「山本―」

ろう‐い【老医】ラウ‐🔗🔉

ろう‐い【老医】ラウ‐ 老年の医師。また、老練な医者。

ろう‐おう【老王】ラウワウ🔗🔉

ろう‐おう【老王】ラウワウ 年老いた国王。

ろう‐おう【老翁】ラウヲウ🔗🔉

ろう‐おう【老翁】ラウヲウ 年をとった男性。おきな。

ろう‐か【老化】ラウクワ🔗🔉

ろう‐か【老化】ラウクワ [名]スル年をとるに従って、肉体的、精神的機能が衰えること。「血管が―する」ゴムや膠質(こうしつ)溶液などが、時間の経過につれて変質・劣化すること。

ろうか‐げんしょう【老化現象】ラウクワゲンシヤウ🔗🔉

ろうか‐げんしょう【老化現象】ラウクワゲンシヤウ 老化に伴って起こる心身の一連の退行的な変化。記憶力・記銘力や視力・聴力・体温調節などの生理機能の低下、足腰の弱ることなど。

ろう‐かん【老漢】ラウ‐🔗🔉

ろう‐かん【老漢】ラウ‐ 年をとった男。また、男子が自己をへりくだっていう。

ろう‐がん【老眼】ラウ‐🔗🔉

ろう‐がん【老眼】ラウ‐ 年齢とともに目の水晶体の調節力が低下し、近くの物が見えにくくなること。また、その目。老視。老人の目。「―をしばたたきながら」〈菊池寛・忠直卿行状記〉

ろう‐がん【老顔】ラウ‐🔗🔉

ろう‐がん【老顔】ラウ‐ 年老いて生気の衰えた顔。

ろうがん‐きょう【老眼鏡】ラウガンキヤウ🔗🔉

ろうがん‐きょう【老眼鏡】ラウガンキヤウ 老眼に用いられる凸レンズのめがね。

ろう‐ぎ【老×妓】ラウ‐🔗🔉

ろう‐ぎ【老×妓】ラウ‐ 年をとった芸妓。

ろう‐ぎく【老菊】ラウ‐🔗🔉

ろう‐ぎく【老菊】ラウ‐ 盛りを過ぎ、色あせた菊の花。

ろう‐きゃく【老脚】ラウ‐🔗🔉

ろう‐きゃく【老脚】ラウ‐ 老人の足。年寄りの歩み。

ろう‐きゅう【老朽】ラウキウ🔗🔉

ろう‐きゅう【老朽】ラウキウ [名・形動]スル古くなって役に立たないこと。また、そのもの。「―した校舎」年老いて役に立たないこと。また、そのさま。「―な小学教員の一人」〈藤村・破戒〉

ろうきゅう‐か【老朽化】ラウキウクワ🔗🔉

ろうきゅう‐か【老朽化】ラウキウクワ [名]スル古くなり、役に立たなくなること。「―した建物」

ろう‐きょう【老境】ラウキヤウ🔗🔉

ろう‐きょう【老境】ラウキヤウ 老人の境遇・境地。また、老年。「―に入っても気が若い」

ろう‐く【老×躯】ラウ‐🔗🔉

ろう‐く【老×躯】ラウ‐ 年老いて衰えたからだ。老体。

ろう‐くつ【老屈】ラウ‐🔗🔉

ろう‐くつ【老屈】ラウ‐ 年老いて腰が曲がること。また、年老いて体力の衰えること。〈日葡〉

ろう‐くん【老君】ラウ‐🔗🔉

ろう‐くん【老君】ラウ‐ 家督を譲って隠居した主人や主君を使用人や家臣がよぶ称。老人を敬っていう語。

ろう‐けい【老兄】ラウ‐🔗🔉

ろう‐けい【老兄】ラウ‐ 年をとった兄。手紙などで、年上の友人を敬っていう語。

ろう‐けん【老犬】ラウ‐🔗🔉

ろう‐けん【老犬】ラウ‐ 老いた犬。

ろう‐けん【老健】ラウ‐🔗🔉

ろう‐けん【老健】ラウ‐ [名・形動]老いてなおからだが健康なこと。また、そのさま。「況んやまた阿母―にして」〈蘆花・不如帰〉

ろう‐ご【老後】ラウ‐🔗🔉

ろう‐ご【老後】ラウ‐ 年をとってからのち。「―の設計を考える」

ろう‐こう【老公】ラウ‐🔗🔉

ろう‐こう【老公】ラウ‐ 年老いた貴人を敬っていう語。「水戸(みと)の―」

ろう‐こう【老功】ラウ‐🔗🔉

ろう‐こう【老功】ラウ‐ [名・形動]老人の年功。また、経験を積んで物事に熟達していること。また、そのさま。「―な山稼(やまかせぎ)人は避けて小屋を掛けなかった」〈柳田国男・山の人生〉

ろう‐こう【老巧】ラウカウ🔗🔉

ろう‐こう【老巧】ラウカウ [名・形動]経験を積んで物事をするのに巧みで抜け目のないこと。また、そのさま。「―な(の)やり口」

ろう‐こつ【老骨】ラウ‐🔗🔉

ろう‐こつ【老骨】ラウ‐ 年老いたからだ。老体。老躯(ろうく)。また、老人がみずからをへりくだっていう語。「―にむち打つ」

ろう‐さ【老△者】ラウ‐🔗🔉

ろう‐さ【老者】ラウ‐ 老人。年寄り。ろうしゃ。「いで、いと興あることいふ―たちかな」〈大鏡・序〉

ろう‐さい【老妻】ラウ‐🔗🔉

ろう‐さい【老妻】ラウ‐ 年老いた妻。

ろう‐ざん【老残】ラウ‐🔗🔉

ろう‐ざん【老残】ラウ‐ 老いぼれて生きながらえていること。「―の身」

ろうざんゆうき【老残遊記】ラウザンイウキ🔗🔉

ろうざんゆうき【老残遊記】ラウザンイウキ 中国、清末の小説。二〇回。劉鶚(りゆうがく)作。一九〇六年刊。作者とおぼしき老残と名のる医師が見聞したことを述べ、特に、清廉と自任する官僚の横暴を批判している。

ろうし【老子】ラウシ🔗🔉

ろうし【老子】ラウシ 中国、春秋戦国時代の楚の思想家。姓は李、名は耳(じ)。字(あざな)は伯陽。諡号(しごう)(たん)。儒教の人為的な道徳・学問を否定し、無為自然の道を説いた。現存の「老子」の著者といわれ、周の衰微をみて西方へ去ったとされるが、疑問も多い。後世、道教で尊崇され、太上老君として神格化された。生没年未詳。老中国、戦国時代の思想書。二巻。の著といわれるが、一人の手になったものではない。道を宇宙の本体とし、道に則った無為自然・謙遜柔弱の処世哲学を説く。道徳経。老子道徳経。

ろう‐し【老死】ラウ‐🔗🔉

ろう‐し【老死】ラウ‐ [名]スル年老いて死ぬこと。老衰で死ぬこと。

ろう‐し【老師】ラウ‐🔗🔉

ろう‐し【老師】ラウ‐ 年をとった師匠・先生。年老いた僧。また、学徳のある僧を敬っていう語。禅宗では師家を敬っていう語。

ろう‐し【老視】ラウ‐🔗🔉

ろう‐し【老視】ラウ‐老眼(ろうがん)」に同じ。

ろう‐しつ【老疾】ラウ‐🔗🔉

ろう‐しつ【老疾】ラウ‐ 年老いることと病気になること。また、年老いて病気になることや、その病気。

ろう‐じつ【老実】ラウ‐🔗🔉

ろう‐じつ【老実】ラウ‐ [名・形動]物事に慣れていて誠実であること。また、そのさま。「あの―な禅客の丈艸は」〈芥川・枯野抄〉

ろうしゃ【老舎】ラウシャ🔗🔉

ろうしゃ【老舎】ラウシャ一八九九〜一九六六]中国の小説家・劇作家。本名、舒慶春(じよけいしゆん)。字(あざな)は舎予。一九三八年の中華全国文芸界抗敵協会成立時に主任となり、第二次大戦後は北京市文連主席となったが、文化大革命中に自殺。軽妙で風刺をこめた筆致で、革命期の混乱を描いた。小説「駱駝祥子」「四世同堂」、戯曲「茶館」など。ラオ=ショー。

ろう・する【老する】ラウする🔗🔉

ろう・する【老する】ラウする [動サ変]らう・す[サ変]《「ろうずる」とも》年をとる。老いる。「いよいよ―・していよいよ其尊きを知る」〈福沢・福翁百話〉

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