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す‐おう【×蘇△芳・×蘇△方・×蘇×枋】‐ハウ🔗🔉

す‐おう【×芳・×方・××枋】‐ハウ マメ科の落葉小低木。葉は厚くつやがあり、羽状複葉。春、黄色い五弁花を円錐状につけ、さや状の赤い実がなる。心材は赤色染料とする。インド・マレーの原産。すおうのき。染め色の名。の心材を煎じた汁で染めた、紫がかった赤色。蘇芳色。「蘇芳襲(すおうがさね)」の略。

すおう‐あわ【×蘇△芳泡】スハウ‐🔗🔉

すおう‐あわ【×芳泡】スハウ‐ 蘇芳花(すおうばな)

すおう‐いろ【×蘇△芳色】スハウ‐🔗🔉

すおう‐いろ【×芳色】スハウ‐蘇芳」に同じ。

すおう‐がさね【×蘇△芳△襲】スハウ‐🔗🔉

すおう‐がさね【×襲】スハウ‐ 襲の色目の名。表は蘇芳、裏は濃蘇芳。すおう。

すおう‐の‐き【×蘇△芳の木】スハウ‐🔗🔉

すおう‐の‐き【×芳の木】スハウ‐ スオウやハナズオウの別名。イチイの別名。

すおう‐の‐におい【×蘇△芳の×匂】スハウ‐にほひ🔗🔉

すおう‐の‐におい【×芳の×匂】スハウ‐にほひ(かさね)の色目の名。衣の襲で下を濃く、しだいに上を薄い蘇芳色にしたもの。

すおう‐ばな【×蘇△芳花】スハウ‐🔗🔉

すおう‐ばな【×芳花】スハウ‐ 絵の具の一。蘇芳を煎じた汁から作った帯紅暗褐色の泥状物。水に溶かすと紫紅色を呈する。蘇芳泡。

そ【×酥・×蘇】🔗🔉

そ【×酥・×蘇】 牛や羊の乳を煮詰めて濃くしたもの。「凡そ諸国―を貢ぐ」〈延喜式・民部省下〉

そが【蘇我】🔗🔉

そが【蘇我】 姓氏の一。古代の中央豪族。祖は武内宿禰(たけのうちのすくね)というが未詳。大和朝廷の重臣として、仏教など大陸文化の導入に貢献したが、大化元年(六四五)宗家は滅亡。大和国高市郡蘇我が本拠地と推定される。

そ‐かつ【×蘇活】‐クワツ🔗🔉

そ‐かつ【×蘇活】‐クワツ よみがえること。蘇生。

そが‐の‐いしかわのまろ【蘇我石川麻呂】‐いしかはのまろ🔗🔉

そが‐の‐いしかわのまろ【蘇我石川麻呂】‐いしかはのまろ?〜六四九]飛鳥時代の朝臣。馬子の孫。本宗家の蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)と反目、大化の改新に功を立て、孝徳天皇即位とともに右大臣に就任。のち、讒言(ざんげん)によって自殺。蘇我倉山田石川麻呂。

そが‐の‐いなめ【蘇我稲目】🔗🔉

そが‐の‐いなめ【蘇我稲目】?〜五七〇]飛鳥時代の豪族。崇仏派の中心となり、物部(もののべ)・中臣(なかとみ)氏らと対立。皇室と姻戚関係を結び、蘇我氏全盛の礎をつくった。

そが‐の‐いるか【蘇我入鹿】🔗🔉

そが‐の‐いるか【蘇我入鹿】?〜六四五]飛鳥時代の豪族。蝦夷(えみし)の子。皇極天皇に仕えて権勢を振るい、山背大兄王(やましろのおおえのおう)の一家を滅ぼして全盛を誇ったが、大化の改新で中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)らに暗殺された。

そが‐の‐うまこ【蘇我馬子】🔗🔉

そが‐の‐うまこ【蘇我馬子】?〜六二六]飛鳥時代の豪族。稲目の子。排仏派の物部守屋を滅ぼし、崇峻天皇を暗殺して実権を握った。日本最初の史書といわれる「天皇記」「国記」を撰録。

そが‐の‐えみし【蘇我蝦夷】🔗🔉

そが‐の‐えみし【蘇我蝦夷】?〜六四五]飛鳥時代の豪族。馬子の子。父を継いで大臣となり、専横を極めた。子の入鹿(いるか)が暗殺されると、自邸に火をつけて自殺。

そが‐の‐くらやまだ‐の‐いしかわのまろ【蘇我倉山田石川麻呂】‐いしかはのまろ🔗🔉

そが‐の‐くらやまだ‐の‐いしかわのまろ【蘇我倉山田石川麻呂】‐いしかはのまろ 蘇我石川麻呂(そがのいしかわのまろ)

そこう【蘇合香】ソカウ🔗🔉

そこう【蘇合香】ソカウ 雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で新楽の大曲。舞は六人舞。インドのアショカ王が蘇合香(そごうこう)の薬草で大病の平癒したのを喜ぶ曲という。

そごう‐こう【×蘇合香】ソガフカウ🔗🔉

そごう‐こう【×蘇合香】ソガフカウ マンサク科の落葉高木。高さ約一〇メートル。葉は手のひら状に裂ける。花は小さく、淡緑色。小アジアに産する。の樹脂を原料とした香料。そこう(蘇合香)

そしつじきょう【蘇悉地経】ソシツヂキヤウ🔗🔉

そしつじきょう【蘇悉地経】ソシツヂキヤウ 経典の一。三巻。善無畏訳。密教の聖典で、大日三部経の一。息災・増益(ぞうやく)・調伏(ちようぶく)の三種の護摩法、灌頂(かんじよう)法、供養法などを説く。蘇悉地羯羅(そしつじから)経。

そしまり【蘇志摩利】🔗🔉

そしまり【蘇志摩利】 雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗双調の中曲。舞は四人舞。舞人は蓑笠(みのかさ)をつけ、高天原(たかまがはら)を追われた素戔嗚尊(すさのおのみこと)の苦難を写すという。長久楽。蘇尸茂利(そしもり)

そしもり【曾尸茂梨・蘇尸茂利】🔗🔉

そしもり【曾尸茂梨・蘇尸茂利】 素戔嗚尊(すさのおのみこと)が高天原(たかまがはら)を追われて行ったという古代朝鮮の地名。蘇志摩利(そしまり)

そしゅう【蘇州】ソシウ🔗🔉

そしゅう【蘇州】ソシウ 中国江蘇省南部の商工業都市。絹織物・刺繍(ししゆう)・金銀玉石細工が特産。水郷地帯で、付近に寒山寺などの名勝古跡が多い。スーチョウ。人口、行政区六七万(一九八二)

そ‐じゅん【蘇洵】🔗🔉

そ‐じゅん【蘇洵】一〇〇九〜一〇六六]中国、北宋の文章家。眉山(びざん)(四川省)の人。字(あざな)は明允(めいいん)。号は老泉。唐宋八大家の一人。子の蘇軾(そしよく)・蘇轍(そてつ)と合わせて三蘇とよばれる。老蘇。

そ‐しょく【蘇軾】🔗🔉

そ‐しょく【蘇軾】一〇三六〜一一〇一]中国、北宋の政治家・文学者。眉山(びざん)(四川省)の人。字(あざな)は子瞻(しせん)。号は東坡(とうば)居士。唐宋八大家の一人。父蘇洵(そじゆん)、弟蘇轍(そてつ)と合わせて三蘇とよばれる。王安石の新法に反対して左遷され、諸州の地方官を歴任。黄州では「赤壁賦」を生む。詞・書・画にもすぐれた。大蘇。蘇東坡。

そ‐しん【蘇秦】🔗🔉

そ‐しん【蘇秦】 中国、戦国時代の縦横家。洛陽(らくよう)(河南省)の人。字(あざな)は季子。鬼谷子に学び、遊説家として活躍。秦に対抗して燕(えん)・趙(ちよう)・韓・魏・斉・楚(そ)に合従(がつしよう)策を説いて同盟させる。張儀の連衡策に敗れたのち、斉で殺された。生没年未詳。

そ・す【×蘇す・×甦す】🔗🔉

そ・す【×蘇す・×甦す】 [動サ変]生き返る。よみがえる。「身体の死するは霊魂の去るなり、其―・するは霊魂の返るなり」〈田口・日本開化小史〉

そ‐せい【×蘇生・×甦生】🔗🔉

そ‐せい【×蘇生・×甦生】 [名]スル息をふきかえすこと。生き返ること。よみがえること。「心臓マッサージで―する」生き返ったように元気になること。「傾きかけた事業を―させる」

そ‐ちょう【×蘇張】‐チヤウ🔗🔉

そ‐ちょう【×蘇張】‐チヤウ 中国、戦国時代のすぐれた遊説家である蘇秦と張儀。転じて弁舌のすぐれた人。雄弁家。

そちょう‐の‐べん【×蘇張の弁】ソチヤウ‐🔗🔉

そちょう‐の‐べん【×蘇張の弁】ソチヤウ‐ 弁舌がすぐれて巧みなこと。雄弁。蘇張の舌。

そ‐てつ【×蘇鉄】🔗🔉

そ‐てつ【×蘇鉄】 ソテツ科の常緑低木。高さ約三(メ―トル)。葉は羽状複葉で、幹の最上部に束生する。雌雄異株。雌花は大胞子葉が多数重なって球形、雄花は小胞子葉が多数らせん状に並んで紡錘形をし、受精は精子による。八丈島・九州南部から南に自生。関東以南の暖地では観賞用に栽培される。幹の髄や種子のでんぷんを食用にするが、発癌(はつがん)物質を含む。名は、枯れかかったときに鉄釘を打ち込むとよみがえるというのに由来。《季 花=夏》

そ‐てつ【蘇轍】🔗🔉

そ‐てつ【蘇轍】一〇三九〜一一一二]中国、北宋の政治家・文学者。眉山(びざん)(四川省)の人。字(あざな)は子由。号は潁浜遺老(えいひんいろう)。唐宋八大家の一人。父蘇洵(そじゆん)・兄蘇軾(そしよく)と合わせ三蘇とよばれる。小蘇。著「詩伝」「春秋伝」など。

そ‐とうば【蘇東坡】🔗🔉

そ‐とうば【蘇東坡】 蘇軾(そしよく)

そ‐ぶ【蘇武】🔗🔉

そ‐ぶ【蘇武】前一四〇ころ〜前六〇]中国、前漢の武将。杜陵(とりよう)(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は子卿(しけい)。匈奴(きようど)に使節として行き、一九年間抑留されたが、節を守りとおして帰国した。→雁(かり)の使い

そま【×蘇摩】🔗🔉

そま【×蘇摩】 ソーマ

そまくしゃ【蘇莫者】🔗🔉

そまくしゃ【蘇莫者】 雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で古楽の中曲。舞は一人舞で、猿面をつける。笛役が一人侍立して竜笛を吹く。聖徳太子が笛を吹き、山神が舞った姿とされる。そまくさ。

そまな‐け【×蘇摩×那華】🔗🔉

そまな‐け【×蘇摩×那華】 《「そまな」は梵sumanの音写》仏典に現れるインドの花。黄白色で香りが強く、花汁から香油の蘇油を作る。

そ‐まんじゅ【蘇曼殊】🔗🔉

そ‐まんじゅ【蘇曼殊】一八八四〜一九一八]中国、清末・民国初期の詩人・文学者。横浜に生まれ、母は日本人。名は玄瑛(げんえい)、字(あざな)は子穀。曼殊は僧号。革命運動に参加。辛亥(しんがい)革命後は幻想的作風を示した。自伝的小説「断鴻零雁記(だんこうれいがんき)」。スー=マンチュー。

そみ‐かくだ【×曾△美加久△堂・×蘇△民書△札】🔗🔉

そみ‐かくだ【×美加久堂・×民書札】 山伏・修験者(しゆげんじや)などのこと。「幾かへり行ききの嶺の―すずかけ衣着つつなれけん」〈金槐集・下〉

そ‐みつ【×酥×蜜・×蘇×蜜】🔗🔉

そ‐みつ【××蜜・××蜜】 酥油(そゆ)と蜂蜜。薬用とした。また、甘い物のたとえにいう。「地より甘泉湧出す。味―の如し」〈神皇正統記・序〉

そみん‐しょうらい【×蘇民将来】‐シヤウライ🔗🔉

そみん‐しょうらい【×蘇民将来】‐シヤウライ 神に宿を貸した善行により(ち)の輪の法を教えられ、子孫に至るまで災厄を免れることを約束された説話上の貧者の名。(ち)の輪疫病よけの護符の名。柳の木を六角または八角の塔状に削り、「大福長者蘇民将来子孫人也」などと墨書し、小正月に諸所の社寺で分与する。

そめいろ【蘇迷盧】🔗🔉

そめいろ【蘇迷盧】 《梵Sumeruの音写》須弥山(しゆみせん)

そ‐ゆ【×酥油・×蘇油】🔗🔉

そ‐ゆ【×酥油・×蘇油】 牛乳から製した、バターに似た油。食用にし、また密教で護摩の修法で用いる。

そりこ【蘇利古】🔗🔉

そりこ【蘇利古】 雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(いちこつ)調の小曲。舞は四人舞で、蔵面(ぞうめん)をつけ、楚(すわえ)を持つ。番舞(つがいまい)は壱鼓(いつこ)など。竈祭舞(かまどまつりのまい)

そ‐ろうせん【蘇老泉】‐ラウセン🔗🔉

そ‐ろうせん【蘇老泉】‐ラウセン 蘇洵(そじゆん)

そわか【×蘇△婆×訶・×薩△婆×訶】ソハカ🔗🔉

そわか【××訶・××訶】ソハカ 《梵svhの音写。円満・成就などと訳す》仏語。幸あれ、祝福あれ、といった意を込めて、陀羅尼・呪文(じゆもん)などのあとにつけて唱える語。そばか。

よみ‐がえ・る【×蘇る・×甦る】‐がへる🔗🔉

よみ‐がえ・る【×蘇る・×甦る】‐がへる [動ラ五(四)]《黄泉(よみ)から帰る意》死んだもの、死にかけたものが生きかえる。蘇生する。「死者が―・る」一度衰退したものが、再び盛んになる。「記憶が―・る」「伝統工芸が現代に―・る」

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