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おお‐ともい【弁=官・辨=官】おほともひ🔗🔉

おお‐ともい【弁官・辨官】おほともひ べんかん(弁官)

ばん‐ず【△弁△事・×辨△事】🔗🔉

ばん‐ず【事・×事】 禅寺で、雑務に従う者。べんじ。

べん【弁・×辨】🔗🔉

べん【弁・×辨】 物事の区別を見分けること。「上下の―」物事を十分に理解すること。わきまえ。「是非の―」弁官(べんかん)

べんえん【弁円・辨円】ベンヱン🔗🔉

べんえん【弁円・辨円】ベンヱン 円爾(えんに)

べん‐かん【弁官・×辨官】‐クワン🔗🔉

べん‐かん【弁官・×辨官】‐クワン 律令制で、太政官(だいじようかん)に属し、文書事務や、諸官司・諸国との連絡などをつかさどった官。左弁官と右弁官に分かれ、それぞれ大弁・中弁・少弁が置かれ、その下に大史・少史があった。おおともいのつかさ。弁。

べんけい【弁慶・辨慶】🔗🔉

べんけい【弁慶・辨慶】 ?〜一一八九]鎌倉初期の僧。幼名、鬼若。号、武蔵坊(むさしぼう)。義経記・吾妻鏡・平家物語などによれば、熊野の別当の子で、兄頼朝と不和になり奥州に落ちる源義経に従い、安宅(あたか)の関での難を救い、衣川の戦で全身に矢を受けて立ちながら息絶えたと伝えられる。能・歌舞伎・浄瑠璃などに英雄豪傑として描かれる。強い者。また、強がる者。「内―」「陰―」《弁慶が七つ道具を背負った姿、また、衣川の合戦で、体中に矢を射立てられて立ち往生した姿から》道具の名。竹筒に多くの穴をあけたもので、うちわや台所道具をさしておくもの。わらを束ね、筒状にしたものを棒の先につけて、風車や柄につけた飴(あめ)などをさし、売り歩いたもの。大尽客の取り巻き。幇間(ほうかん)。「勘六貴様も―に連れて行く」〈浄・歌祭文〉「弁慶縞」の略。

べん‐さい【弁済・×辨済】🔗🔉

べん‐さい【弁済・×辨済】 [名]スル借りたものを相手に返すこと。債務者または第三者が、債務の内容である給付を実現して債権を消滅させること。「債務を―する」→履行

べんざい‐てん【弁才天・弁財天・辯才天・辨財天】🔗🔉

べんざい‐てん【弁才天・弁財天・辯才天・辨財天】 《梵Sarasvatiの訳》インド神話で、河川の女神。音楽・弁舌・財福・智慧の徳があり、吉祥天とともに信仰された。仏教・ヒンズー教に取り入れられ、ふつう琵琶(びわ)を弾く天女の姿で表される。また、日本では財福の神として弁財天と書かれるようになり、七福神の一として信仰される。弁天。べざいてん。

べん‐ざし【弁指し・×辨指し】🔗🔉

べん‐ざし【弁指し・×辨指し】 近世、九州などの漁村で、村の庄屋に相当する役人。また、漁労組織の指揮をとる者。

べん‐じ【弁事・×辨事】🔗🔉

べん‐じ【弁事・×辨事】 事務を取り扱うこと。また、その人。禅寺での職位の一。首座(しゆそ)に侍して雑務を行う者。ばんず。明治元年(一八六八)太政官の総裁局に置かれ庶務に従事した職員の称。

べん‐しき【弁識・×辨識】🔗🔉

べん‐しき【弁識・×辨識】 [名]スル物事の道理を理解すること。わきまえ知ること。「分明に―せられたり」〈鴎外訳・即興詩人〉

べん‐しょう【弁証・×辯証・×辨証】🔗🔉

べん‐しょう【弁証・×辯証・×辨証】 [名]スル弁論によって証明すること。また、是非・善悪を弁別して証明すること。「シォペンハウエルの―したる仏法の教理」〈上田敏訳・海潮音〉

べん‐しょう【弁償・×辨償】‐シヤウ🔗🔉

べん‐しょう【弁償・×辨償】‐シヤウ [名]スル人に与えた損害を、金銭または物品によって埋め合わせすること。「割った窓ガラスを―する」

べん・じる【弁じる・×辨じる】🔗🔉

べん・じる【弁じる・×辨じる】 [動ザ上一]「べん(弁・辨)ずる」(サ変)の上一段化。「理非を―・じる」

べん・ずる【弁ずる・×辨ずる】🔗🔉

べん・ずる【弁ずる・×辨ずる】 [動サ変]べん・ず[サ変]物事をわきまえる。区別する。「物事の善悪を―・ずる」物事を処理する。取り計らう。すませる。「商用を―・ずる」「資金を―・ずる」解決する。ととのう。すむ。「事が―・ずる」

べん‐ぜつ【弁説・×辨説・×辯説】🔗🔉

べん‐ぜつ【弁説・×辨説・×辯説】 [名]スル物事の道理を説き明かすこと。「一々近接なる適例を列挙し、丁寧反復して―せり」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

べん‐ち【弁知・×辨×智】🔗🔉

べん‐ち【弁知・××智】 [名]スルわきまえ知ること。思慮分別のあること。「已に道義をしも―したれば」〈逍遥・小説神髄〉

べんちょう【弁長・辨長】ベンチヤウ🔗🔉

べんちょう【弁長・辨長】ベンチヤウ一一六二〜一二三八]鎌倉前期の浄土宗の僧。浄土宗鎮西派の祖。筑前の人。字(あざな)は弁阿。号、聖光坊。比叡山で天台宗を学ぶ。のち、法然の弟子となり、九州に念仏を広めた。鎮西上人。

べん‐てん【弁天・×辯天・×辨天】🔗🔉

べん‐てん【弁天・×辯天・×辨天】 「弁才天」の略。から転じて》美しい女性。

べん‐の‐ないし【弁内侍・辨内侍】🔗🔉

べん‐の‐ないし【弁内侍・辨内侍】 鎌倉中期の女流歌人。藤原信実の娘。後深草天皇に仕えた。のち、出家。著「弁内侍日記」。後深草院弁内侍。生没年未詳。

べん‐べつ【弁別・×辨別】🔗🔉

べん‐べつ【弁別・×辨別】 [名]スル物事の違いをはっきりと見分けること。識別。「理非を―する」

べんむ‐かん【弁務官・×辨務官】‐クワン🔗🔉

べんむ‐かん【弁務官・×辨務官】‐クワン 保護国・植民地などに派遣され、政治・外交の指導や事務の処理に当たる官吏。

べん‐めい【弁明・×辯明・×辨明】🔗🔉

べん‐めい【弁明・×辯明・×辨明】 [名]スル事情などを説明してはっきりさせること。「事のやむなきを―する」他人の非難などに対して、言い開きをすること。「―の余地がない」「失言を―する」

べん‐り【弁理・×辨理】🔗🔉

べん‐り【弁理・×辨理】 [名]スル物事を判別して適切に処理すること。「文書印契の事を―しけり」〈中村訳・西国立志編〉

わい‐だ・む【弁=別む・辨=別む】🔗🔉

わい‐だ・む【弁別む・辨別む】 [動マ下二]《「わきだむ」の音変化。古くは「わいたむ」とも》区別する。弁別する。「など是ほどの事―・めぬぞ」〈読・雨月・蛇性の婬〉

わい‐だめ【弁=別・辨=別・分=別】🔗🔉

わい‐だめ【弁別・辨別・分別】 《「わきだめ」の音変化。古くは「わいため」とも》区別。差別。けじめ。「貴賤の言語に―なく」〈逍遥・小説神髄〉

わきま・う【△弁ふ・×辨ふ】わきまふ🔗🔉

わきま・う【弁ふ・×辨ふ】わきまふ [動ハ下二]「わきまえる」の文語形。

わきまえ【△弁え・×辨え】わきまへ🔗🔉

わきまえ【弁え・×辨え】わきまへ 物事の違いを見分けること。弁別。「前後の―もなく酔いつぶれる」道理をよく知っていること。心得。「―のない人」つぐない。弁償。「おのれが金千両を負ひ給へり。その―してこそ出で給はめ」〈宇治拾遺・一〉

わきま・える【△弁える・×辨える】わきまへる🔗🔉

わきま・える【弁える・×辨える】わきまへる [動ア下一]わきま・ふ[ハ下二]物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を―・える」「公私の別を―・えない」物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を―・える」「場所柄を―・えない振る舞い」つぐなう。弁償する。「盗みし物だに―・へなば、助けてとらせ」〈読・春雨・樊

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[音]ベン    ヘン [訓]わ‐かつ    わ‐ける    わきま‐える [部首]辛 [総画数]16 [コード]区点    4994      JIS   517E      S‐JIS 999E [難読語] →おお‐ともい【弁官・辨官】ばん‐ず【弁事・辨事】わい‐だ・む【弁別む・辨別む】わい‐だめ【弁別・辨別・分別】

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