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なにわ【難波・浪速・浪華・浪花】なには🔗🔉

なにわ【難波・浪速・浪華・浪花】なには 大阪市付近の古称。特に、上町(うえまち)台地の北部一帯。仁徳天皇の難波高津宮や孝徳天皇の難波長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)など、たびたび皇居が造営された地。また、一般に、大阪のこと。(浪速)大阪市中部の区名。道頓堀川の南、木津川の東の地域。今宮戎(えびす)神社や新世界の通天閣がある。

難波の葦(あし)は伊勢(いせ)の浜荻(はまおぎ)🔗🔉

難波の葦(あし)は伊勢(いせ)の浜荻(はまおぎ) 難波で葦と呼ぶ草を伊勢では浜荻と呼ぶ。物の名や、風俗・習慣などは、土地によって違うことのたとえ。

なにわ‐いばら【△難△波薔=薇】なには‐🔗🔉

なにわ‐いばら【波薔薇】なには‐ バラ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。葉は卵形の三枚の小葉からなる複葉。夏、白い五弁花をつける。中国の原産で、観賞用に栽培されるが、暖地では野生化。なにわばら。

なにわ‐え【難波江】なには‐🔗🔉

なにわ‐え【難波江】なには‐ 上代、大阪市の上町台地の西側まで来ていた海域の古称。難波潟。《歌枕》「―の蘆のかりねの一夜ゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき」〈千載・恋三〉

なにわ‐がた【難波潟】なには‐🔗🔉

なにわ‐がた【難波潟】なには‐難波江(なにわえ)」に同じ。《歌枕》「―短き葦の節の間も逢はでこの世を過ぐしてよとや」〈新古今・恋一〉

なにわ‐ぐさ【△難△波草】なには‐🔗🔉

なにわ‐ぐさ【波草】なには‐ アシの異称。

なにわ‐じょうるり【△難△波浄×瑠×璃】なにはジヤウルリ🔗🔉

なにわ‐じょうるり【波浄××璃】なにはジヤウルリ 難波(大坂)に起こった浄瑠璃。京浄瑠璃・江戸浄瑠璃に対していう。播磨(はりま)節・文弥節・義太夫節など。

なにわ‐づ【難波津】なには‐🔗🔉

なにわ‐づ【難波津】なには‐ 上代、難波江にあった港。また、大阪港の古名。《歌枕》「千鳥鳴くふけひの潟を見渡せば月影さびし―の浦」〈聞書集〉王仁(わに)が詠んだという「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」の和歌。幼児の手習いの最初に習わせた。難波津の歌。「―をだに、はかばかしう続け侍らざめれば」〈源・若紫〉和歌の道。和歌。

なにわ‐と【難波門】なには‐🔗🔉

なにわ‐と【難波門】なには‐ 難波の港。「―を漕(こ)ぎ出て見れば神さぶる生駒高嶺に雲そたなびく」〈万・四三八〇〉

なにわのながらのとよさき‐の‐みや【難波長柄豊碕宮】なにはのながらのとよさき‐🔗🔉

なにわのながらのとよさき‐の‐みや【難波長柄豊碕宮】なにはのながらのとよさき‐ 孝徳天皇の皇居。今の大阪市中央区の大阪城の南に宮址がある。

なにわ‐の‐みや【難波宮】なには‐🔗🔉

なにわ‐の‐みや【難波宮】なには‐ 奈良時代に聖武天皇が一時造営した皇居。難波長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)と同じ場所。

なにわ‐ばし【難波橋】なには‐🔗🔉

なにわ‐ばし【難波橋】なには‐ 大阪市中央区北浜と北区西天満を結び、堂島川と土佐堀川にまたがって架かる橋。江戸時代には東に並ぶ天神橋・天満橋とともに浪華三大橋とよばれた。

なにわ‐ぶし【△浪△花節・△難△波節】なには‐🔗🔉

なにわ‐ぶし【花節・波節】なには‐ 語り物の一種。江戸末期、説経節・祭文などの影響を受けて大坂で成立。初めはちょんがれ節・うかれ節などともよばれた。三味線の伴奏で独演し、題材は軍談・講釈・物語など、義理人情をテーマとしたものが多い。浪曲。

なにわみやげ【難波土産】なにはみやげ🔗🔉

なにわみやげ【難波土産】なにはみやげ 浄瑠璃注釈書。五巻。三木貞成著。元文三年(一七三八)刊。義太夫節九曲に注釈・批評を加えたもの。穂積以貫の筆とされる近松門左衛門の聞き書き「虚実皮膜論(きよじつひにくろん)」を収める。

なにわ‐やき【△難△波焼】なには‐🔗🔉

なにわ‐やき【波焼】なには‐ 大坂高津近辺から産した陶器。延宝年間(一六七三〜一六八一)ごろの開窯で、日用雑器・茶器などを焼いた。高津焼。なんばやき。

なんば【難波】🔗🔉

なんば【難波】 《「なにわ(難波)」の音変化》大阪市の中央区から浪速区にまたがる地名。道頓堀・千日前などとともに「ミナミ」と称される繁華街をなす。

なんば‐に【難波煮】🔗🔉

なんば‐に【難波煮】 魚や野菜などを、ぶつ切りのネギとともに醤油などで煮たもの。大阪の難波がもとネギの産地であったところからの名。

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