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広辞苑の検索結果 (18)
なにわ【難波・浪速・浪花】ナニハ🔗⭐🔉
なにわ【難波・浪速・浪花】ナニハ
(一説に「魚な庭にわ」の意という)大阪市およびその付近の古称。
⇒なにわ‐え【難波江】
⇒なにわ‐おどり【浪花踊】
⇒なにわ‐がた【難波潟】
⇒なにわ‐ぐさ【難波草】
⇒なにわ‐じょうるり【難波浄瑠璃】
⇒なにわ‐すががさ【難波菅笠】
⇒なにわ‐づ【難波津】
⇒なにわ‐でら【難波寺】
⇒なにわ‐と【難波門】
⇒なにわ‐の‐ながらのとよさき‐の‐みや【難波長柄豊碕宮】
⇒なにわ‐の‐ほりえ【難波の堀江】
⇒なにわ‐の‐みや【難波宮】
⇒なにわ‐ばし【難波橋】
⇒なにわ‐ぶし【浪花節】
⇒なにわぶし‐しばい【浪花節芝居】
⇒なにわぶし‐てき【浪花節的】
⇒なにわ‐やき【難波焼】
⇒難波の葦は伊勢の浜荻
なにわ‐え【難波江】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐え【難波江】ナニハ‥
大阪市付近の海面の古称。難波潟。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐がた【難波潟】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐がた【難波潟】ナニハ‥
(→)難波江に同じ。万葉集2「―潮干ありそね」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐ぐさ【難波草】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐ぐさ【難波草】ナニハ‥
(「難波の葦あしは伊勢の浜荻」のたとえから)葦の異称。日葡辞書「ナニワグサ…即ち、アシ」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐じょうるり【難波浄瑠璃】ナニハジヤウ‥🔗⭐🔉
なにわ‐じょうるり【難波浄瑠璃】ナニハジヤウ‥
大坂地方に起こって流行した浄瑠璃節。井上播磨掾はりまのじょうの起こした播磨節をはじめ、文弥節などがあり、竹本義太夫の始めた義太夫節に至って最も盛んに行われた。→江戸浄瑠璃→京浄瑠璃。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐すががさ【難波菅笠】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐すががさ【難波菅笠】ナニハ‥
難波産のスゲで作った笠。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐づ【難波津】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐づ【難波津】ナニハ‥
①難波江の要津。古代には、今の大阪城付近まで海が入りこんでいたので、各所に船瀬ふなせを造り、瀬戸内海へ出る港としていた。
②古今集仮名序に手習の初めに学ぶとある歌。すなわち「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」をいう。王仁わにの作という伝説があり、奈良時代にすでに手習に用いられていた。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐でら【難波寺】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐でら【難波寺】ナニハ‥
大阪の四天王寺の別称。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐と【難波門】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐と【難波門】ナニハ‥
難波の港。万葉集20「―を漕ぎ出て見れば」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
○難波の葦は伊勢の浜荻なにわのあしはいせのはまおぎ
同じ物でも、所によって呼び名が違うことのたとえ。
玖波集「草の名も所によりて変るなり―」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】

○難波の葦は伊勢の浜荻なにわのあしはいせのはまおぎ🔗⭐🔉
○難波の葦は伊勢の浜荻なにわのあしはいせのはまおぎ
同じ物でも、所によって呼び名が違うことのたとえ。
玖波集「草の名も所によりて変るなり―」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐の‐ながらのとよさき‐の‐みや【難波長柄豊碕宮】ナニハ‥
孝徳天皇の造営した難波宮の正称。第二次大戦後の発掘で、大極殿跡その他を発見。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐の‐ほりえ【難波の堀江】ナニハ‥
仁徳天皇が水害を防ぐために、高津たかつ宮の北に掘ったという運河。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐の‐みや【難波宮】ナニハ‥
古代、大阪市中央区法円坂の一帯にあった皇居の総称。
①孝徳天皇の645年(大化1)より造営。天武天皇の陪都としても使用。686年(朱鳥1)焼失。→難波長柄豊碕宮。
②聖武天皇の皇居の一つ。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐ばし【難波橋】ナニハ‥
大阪市の土佐堀川・中之島・堂島川に架かる橋。中央区北浜二丁目と北区西天満一丁目とを結ぶ。
難波橋
撮影:的場 啓
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐ぶし【浪花節】ナニハ‥
多く軍書・講釈・物語・演劇・文芸作品を材料とし、三味線の伴奏で独演する語り物。もと説経祭文せっきょうさいもんから転化したもので、初めは、うかれ節・ちょぼくれ・ちょんがれ節などと呼ばれた。江戸末期に大坂から始まり、浪花伊助を祖と伝えるが、盛んになったのは明治以後で、桃中軒雲右衛門の功が大きい。浪曲。幸田露伴、いさなとり「田舎に住むで聞く者は下手な―ばかり」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわぶし‐しばい【浪花節芝居】ナニハ‥ヰ
浪花節の節に合わせて演ずる演劇。1897年(明治30)市川小円次が高松で始めたという。大正年間、全国で流行。節劇ふしげき。身振り浪花節。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわぶし‐てき【浪花節的】ナニハ‥
言動や考え方が義理人情に重きを置き、古風で通俗的なさま。「―な行動」
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわみやげ【難波土産】ナニハ‥
浄瑠璃の注釈書。三木貞成著。5巻。1738年(元文3)刊。発端に穂積以貫の聞書によるとされる近松門左衛門の芸論(「虚実皮膜論」)があり貴重。
→文献資料[難波土産]
なにわ‐やき【難波焼】ナニハ‥
江戸前期、承応(1652〜1655)の頃から大阪市中央区高津こうづの近辺で焼かれた陶器。高津焼。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なに‐を【何を】
〔感〕
相手に腹を立てて問い返したり反発したりして言う語。「―、ふざけるな」
なに‐を‐か【何をか】
(多く下を「…んや」で結んで反語・疑問の意を表す)何を…か。「―言わんや」


なにわ‐の‐ながらのとよさき‐の‐みや【難波長柄豊碕宮】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐の‐ながらのとよさき‐の‐みや【難波長柄豊碕宮】ナニハ‥
孝徳天皇の造営した難波宮の正称。第二次大戦後の発掘で、大極殿跡その他を発見。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐の‐ほりえ【難波の堀江】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐の‐ほりえ【難波の堀江】ナニハ‥
仁徳天皇が水害を防ぐために、高津たかつ宮の北に掘ったという運河。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐の‐みや【難波宮】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐の‐みや【難波宮】ナニハ‥
古代、大阪市中央区法円坂の一帯にあった皇居の総称。
①孝徳天皇の645年(大化1)より造営。天武天皇の陪都としても使用。686年(朱鳥1)焼失。→難波長柄豊碕宮。
②聖武天皇の皇居の一つ。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なにわ‐ばし【難波橋】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐ばし【難波橋】ナニハ‥
大阪市の土佐堀川・中之島・堂島川に架かる橋。中央区北浜二丁目と北区西天満一丁目とを結ぶ。
難波橋
撮影:的場 啓
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】

なにわみやげ【難波土産】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわみやげ【難波土産】ナニハ‥
浄瑠璃の注釈書。三木貞成著。5巻。1738年(元文3)刊。発端に穂積以貫の聞書によるとされる近松門左衛門の芸論(「虚実皮膜論」)があり貴重。
→文献資料[難波土産]
なにわ‐やき【難波焼】ナニハ‥🔗⭐🔉
なにわ‐やき【難波焼】ナニハ‥
江戸前期、承応(1652〜1655)の頃から大阪市中央区高津こうづの近辺で焼かれた陶器。高津焼。
⇒なにわ【難波・浪速・浪花】
なんば【難波】🔗⭐🔉
なんば【難波】
大阪市中央区道頓堀以南、浪速区の北部にわたる一帯の汎称。私鉄・地下鉄の難波駅がある。
難波
撮影:的場 啓
⇒なんば‐に【難波煮】

なんば‐に【難波煮】🔗⭐🔉
なんば‐に【難波煮】
魚・野菜などをぶつ切りのネギとともに、出し汁・酒・醤油・味醂みりんなどで煮た料理。
⇒なんば【難波】
大辞林の検索結果 (18)
なにわ【難波・浪速・浪花・浪華】🔗⭐🔉
なにわ ナニハ 【難波・浪速・浪花・浪華】
(1)大阪市の古名。上町(ウエマチ)台地北部一帯の地域をさした。また,一般に大阪のこと。((歌枕))「―気質」「津の国の―の葦の目もはるにしげき我恋人知るらめや/古今(恋二)」
(2)(「浪速」と書く)大阪市中央部にある区。
なにわ=の葦(アシ)は伊勢(イセ)の浜荻(ハマオギ)🔗⭐🔉
――の葦(アシ)は伊勢(イセ)の浜荻(ハマオギ)
物の名や風俗・習慣などが,地方によって変わるたとえ。
なにわ-いばら【難波薔薇】🔗⭐🔉
なにわ-いばら ナニハ― [4] 【難波薔薇】
バラ科のつる性常緑低木。観賞用に栽培し,時に野生化。茎は長く伸び,とげがある。葉は楕円形の三小葉から成る複葉。初夏,枝先に径約6センチメートルの白色五弁花を頂生。花柄や萼(ガク)にとげがある。
なにわ-え【難波江】🔗⭐🔉
なにわ-え ナニハ― 【難波江】
大阪湾,旧淀川河口付近の入り江の古名。古く,葦(アシ)が群生していた。難波潟。((歌枕))「夕月夜潮みちくらし―の葦の若葉にこゆる白波/新古今(春上)」
なにわ-がた【難波潟】🔗⭐🔉
なにわ-がた ナニハ― 【難波潟】
「難波江(ナニワエ)」に同じ。((歌枕))「―潮(シオ)みちくらしあま衣たみののしまにたづ鳴きわたる/古今(雑上)」
なにわ-きゅう【難波宮】🔗⭐🔉
なにわ-きゅう ナニハ― 【難波宮】
古代,難波に営まれた宮城。大阪市中央区法円坂町付近にあった。遺構は四期にわたり,孝徳朝の難波長柄豊碕(ナガラノトヨサキ)宮,天武朝の陪都としての難波宮(二期),聖武朝から平安初期にかけての陪都としての難波宮にそれぞれ比定されている。仁徳朝に置かれたとされる難波高津宮は,遺構の上の確認はなされていない。なにわのみや。
なにわ-ぐさ【難波草】🔗⭐🔉
なにわ-ぐさ ナニハ― [3] 【難波草】
アシの異名。
なにわ-づ【難波津】🔗⭐🔉
なにわ-づ ナニハ― 【難波津】
(1)古く,難波江にあった港。瀬戸内海航路の拠点。((歌枕))「―を今日こそみつの浦ごとにこれやこの世をうみわたる舟/後撰(雑三)」
(2)「難波津の歌」の略。「まだ―をだにはかばかしう続け侍らざめれば/源氏(若紫)」
(3)和歌の道。難波津の道。
なにわ-づ-の-うた【難波津の歌】🔗⭐🔉
なにわ-づ-の-うた ナニハ― 【難波津の歌】
王仁(ワニ)が詠んだと伝えられる「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」の歌。古今集(仮名序)に,浅香山の歌とともに手習う人が初めに用いる歌とある。
なにわ-でら【難波寺】🔗⭐🔉
なにわ-でら ナニハ― 【難波寺】
四天王寺(シテンノウジ)の別名。
なにわ-と【難波門】🔗⭐🔉
なにわ-と ナニハ― 【難波門】
難波の港。「―を漕ぎ出て見れば/万葉 4380」
なにわ-の-ながらのとよさき-の-みや【難波長柄豊碕宮】🔗⭐🔉
なにわ-の-ながらのとよさき-の-みや ナニハ― 【難波長柄豊碕宮】
大化の改新後の652年に完成した孝徳天皇の宮殿。大阪市中央区法円坂の前期難波宮跡のことで,内裏・朝堂院・倉庫より構成される。
なにわ-ばし【難波橋】🔗⭐🔉
なにわ-ばし ナニハ― 【難波橋】
大阪市北区西天満と中央区北浜を結ぶ橋。堂島川・中之島・土佐堀川をまたぐ。
なにわ-やき【難波焼】🔗⭐🔉
なにわ-やき ナニハ― [0] 【難波焼】
延宝(1673-1681)頃から大坂高津あたりで産した陶器。初めは雑器を焼き,のち茶器をも産出した。なんばやき。高津焼。
なにわみやげ【難波土産】🔗⭐🔉
なにわみやげ ナニハミヤゲ 【難波土産】
演劇書。五巻。三木貞成著。1738年刊。穂積以貫によるとされる近松門左衛門の聞き書き「虚実皮膜論(キヨジツヒニクロン)」所収で有名。
なんば【難波】🔗⭐🔉
なんば 【難波】
大阪市浪速(ナニワ)区・中央区にまたがる繁華街。道頓堀の南から難波駅にかけて広がる。
なんば-に【難波煮】🔗⭐🔉
なんば-に [0][4] 【難波煮】
魚などを筒切りのネギと一緒に煮た料理。
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