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○節を全うするせつをまっとうする🔗⭐🔉
○節を全うするせつをまっとうする
節操を守りとおす。
⇒せつ【節】
セテン【satijn オランダ】
(サテン・サチンの訛)繻子しゅす。狂言、長光「金襴、純子、黄純、―」
せ‐でん【世伝】
⇒せいでん。
⇒せでん‐ごりょう【世伝御料】
せでん‐ごりょう【世伝御料】‥レウ
世襲の御料。皇室の土地・物件などの世襲財産。旧皇室典範上の制度。
⇒せ‐でん【世伝】
せ‐と【瀬戸】
(「狭せ門と」の意)
①幅の狭い海峡。潮汐の干満によって激しい潮流を生ずる。万葉集12「室の浦の―の崎なる鳴島なきしまの」
②(→)「せとぎわ」2の略。「生死の―に立つ」
せと【瀬戸】
①愛知県北西部の市。付近の丘陵に陶土を産し、燃料の黒松が多いので、陶祖加藤景正以来瀬戸焼の名を全国に馳せた。日本最大の陶磁器工業地として陶都の称がある。人口13万2千。
②「せともの」「せとやき」の略。
せ‐ど【背戸】
①裏の入口。うらぐち。うらもん。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「門、―に気をつけい」→大戸おおど→中戸なかど。
②家のうしろ。〈日葡辞書〉。「―の小藪」
せ‐どう【世道】‥ダウ
世の中で人の守るべき道。「―人心」
せどう‐か【旋頭歌】
(下三句が頭三句と同形式を反復するからいう)和歌の一体。五七七・五七七と片歌を反復した六句体。片歌による唱和に起源があり、本来民謡的な謡い物が多い。記・紀・万葉などに見える。万7「住吉すみのえの小田を刈らす子やつこかも無き、やつこあれど妹いもがみためと私田わたくしだ刈る」の類。双本ひたもと。
せと‐うち【瀬戸内】
①瀬戸内海およびその沿岸地方。海上交通が古くから発達し、沿岸に港町が栄えた。
②岡山県南東部の市。瀬戸内海に面し、島嶼が点在する。農業・漁業が産業の中心。人口3万9千。
せと‐おおはし【瀬戸大橋】‥オホ‥
本州四国連絡橋の一つ。岡山県倉敷市児島から塩飽しわく諸島の櫃石ひついし島・与島などを経て香川県坂出市まで9.4キロメートルの海峡部を結ぶ橋。下津井瀬戸大橋、南・北備讃瀬戸大橋など道路・鉄道併用の6橋から構成。1988年完成。
瀬戸大橋(倉敷)
撮影:山梨勝弘
瀬戸大橋(坂出)
撮影:山梨勝弘
⇒せとおおはし‐せん【瀬戸大橋線】
せとおおはし‐せん【瀬戸大橋線】‥オホ‥
瀬戸内海を横断し、岡山・香川両県を結ぶJR本四備讃線の通称。茶屋町・宇多津間、全長31.0キロメートル。
⇒せと‐おおはし【瀬戸大橋】
せと‐からつ【瀬戸唐津】
白色の長石釉のかかった唐津焼の一種。白釉が瀬戸焼の陶器に似ることからの称という。せとがらつ。
せと‐ぎわ【瀬戸際】‥ギハ
①瀬戸と海とのさかい。
②安危・成敗・生死のわかれる、さしせまった場合。運命のわかれめ。浄瑠璃、大塔宮曦鎧「この―に思案どころか」。「命の―」
せと‐ぐち【瀬戸口】
瀬戸の入口。山家集「―にたけるうしほの大淀み」
せど‐ぐち【背戸口】
(→)背戸1に同じ。〈日葡辞書〉
せと‐ぐろ【瀬戸黒】
桃山時代に美濃窯で作られた漆黒の茶碗。瀬戸黒茶碗。天正てんしょう黒。
せと‐ないかい【瀬戸内海】
本州と四国・九州とに囲まれた内海。沖積世初期に中央構造線の北縁に沿う陥没帯が海となったもの。友ヶ島水道(紀淡海峡)・鳴門海峡・豊予海峡・関門海峡によってわずかに外洋に通じ、大小約3000の島々が散在し、天然の美観に恵まれ、国立公園に指定されている。沿岸には良港が多く、古くから海上交通が盛ん。
瀬戸内海夕景
撮影:山梨勝弘
⇒せとないかい‐こくりつこうえん【瀬戸内海国立公園】
せとないかい‐こくりつこうえん【瀬戸内海国立公園】‥ヱン
中国地方と四国の瀬戸内海沿岸および和歌山県の紀淡海峡に臨む地区などを包含する国立公園。リアス海岸と多島海に特色。
⇒せと‐ないかい【瀬戸内海】
せど‐ひ【世渡扉】
人家の間にある寺・小庵。また、そこの僧。〈伊京集〉
せと‐ひき【瀬戸引】
鉄製の鍋などの内部に琺瑯ほうろうを引くこと。また、そのもの。琺瑯引。
せど‐みち【背戸道】
家の裏にある道。〈日葡辞書〉
せと‐もの【瀬戸物】
①(→)瀬戸焼に同じ。
②陶磁器の総称。「―の茶碗」
せど‐や【背戸家】
他の家の裏に建ててある家。浄瑠璃、生玉心中「裏屋・―・慳貪けんどん屋、三界かけ取りに歩くやうな」
せと‐やき【瀬戸焼】
愛知県瀬戸市およびその付近から産出する陶磁器の総称。平安中期頃から灰釉かいゆう陶器を焼成したが、鎌倉時代に加藤景正(初代藤四郎)が宋に渡って陶法を伝来し、瀬戸焼を開いたと伝える。この時代には灰釉はいぐすりのほか飴色の釉うわぐすりを、室町時代には天目釉てんもくゆうを多く用いた。江戸時代中頃に衰退したのち、文化(1804〜1818)年間、加藤民吉が肥前に赴き磁器の製法を将来。以後、陶器に代わって磁器が瀬戸焼の主流を占め、再び活気を呈した。なお、近世には美濃南東部で焼かれたものを含めて瀬戸焼と呼んだ。せともの。せと。
せ‐どり【瀬取】
親船の積荷を小船に移し取ること。
せ‐どり【糴取・競取】
同業者の中間に立ち、注文品などを尋ね出し、売買の取次をして口銭をとること。また、その人。
せ‐な【兄な・夫な】
(ナは親愛の意の接尾語)
①女が、兄弟・恋人・夫などを親しんで呼ぶ称。せなな。せなの。万葉集11「恨みむと思ひて―はありしかば」
②(近世、関東方言で)兄。また、長男。せなあ。
せ‐な【背】
せ。せなか。浄瑠璃、凱陣八島「それがしが―をほとほとと叩かるれば」
せ‐なあ【兄なあ】
(セナの長音化)
①兄。誹風柳多留9「はらんだを―なりやこそつれて行き」
②田舎の若い男。誹風柳多留15「手の内で―吹きがら廻すなり」
せ‐なう‥ナフ
(上代東国方言。セはサ変動詞スの未然形、ナフは打消の助動詞)しない。万葉集20「母父あもししが玉の姿は忘れ―も」
せ‐なか【背中】
①背の中央。また、背せ。
②背面。うしろ。法華経玄賛淳祐点「背セナカ、胎はらを楂つかみ掣ひきて」。「本の―」
⇒せなか‐あわせ【背中合せ】
⇒せなか‐どし【背中同士】
⇒背中を押す
⇒背中を向ける
せなか‐あわせ【背中合せ】‥アハセ
二人が後ろ向きになって、背と背とを合わせること。二つの物が反対を向いて接していること。比喩的に、仲の悪いこと。不和。また、二つの物事が裏表の関係にあること。伊勢物語集「のけざまに人におはれし我なれや―に人のなるらむ」。「―にすわる」「生と死は―」
⇒せ‐なか【背中】
せなか‐どし【背中同士】
背中合せの仲。仲の悪い間柄。
⇒せ‐なか【背中】



広辞苑 ページ 11122 での【○節を全うする】単語。