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○把になって掛かるたばになってかかる🔗⭐🔉
○把になって掛かるたばになってかかる
大勢が一緒になって、一つのものに立ち向かう。「把になって掛かってこい」
⇒たば【把・束】
たば・ぬ【束ぬ】
〔他下二〕
⇒たばねる(下一)
たばね【束ね】
①たばねること。また、たばねたもの。
②とりしまること。まとめること。また、その役。狂言、泣尼「この浦の―を致す者でござる」
③男の髪の結い方の一つ。(→)嚊束かかあたばねに同じ。
⇒たばね‐がみ【束ね髪】
⇒たばね‐ぎ【束ね木】
⇒たばね‐ばしら【束ね柱】
⇒たばね‐わた【束ね綿】
たばね‐がみ【束ね髪】
たばねた頭髪。そくはつ。
⇒たばね【束ね】
たばね‐ぎ【束ね木】
一束ずつたばねた薪。好色一代男3「こなから酒に両隣を傾け、―の当座買ひ、やがて立消ゆる煙なるべし」
⇒たばね【束ね】
たばね‐ばしら【束ね柱】
太い柱の周りに細い柱を数本付けた柱。簇柱ぞくちゅう。
⇒たばね【束ね】
たば・ねる【束ねる】
〔他下一〕[文]たば・ぬ(下二)
①一つにつかねる。束にする。一つにまとめる。〈文明本節用集〉。「髪を―・ねる」
②すべくくる。統率する。「荒くれ男どもを―・ねる」
たばね‐わた【束ね綿】
上等の真綿をたばねくくったもの。多く進物に用いた。
⇒たばね【束ね】
たはら【田原】
愛知県南部、渥美半島にある市。もと田原藩の城下町。菊の電照栽培や近郊野菜が有名。人口6万6千。
たば・る【賜ばる】
〔他四〕
(タマハルの転)
①たまわる。いただく。万葉集8「玉に貫き消けたず―・らむ秋萩の末うれわわら葉に置ける白露」。日葡辞書「ゴフク(福)ヲタバッタ」
②神の許しを得て通行させて頂く。一説に、タは接頭語で「廻る」の意。万葉集20「色深ぶかく夫せなが衣は染めましをみ坂―・らばまさやかに見む」
たばる‐ざか【田原坂】
熊本県北西部、鹿本郡田原村(現、植木町)にある坂。高瀬街道玉東町木葉から植木町に通ずる坂路で、西南戦争の古戦場。
たば‐わけ【束分け】
地主と小作とが、米麦収穫の際、刈り取った米麦をあらかじめ約定した割合で分け合った旧習。刈分け。稲分け。
た‐はん【打飯】
〔仏〕僧侶が食事をすること。〈運歩色葉集〉
た‐ばん【田番】
秋に、みのった田の番をすること。
だ‐ばん【打板】
寺で魚板を打ち鳴らし、時を知らせ合図をすること。また、その魚板。
たばん‐るい【多板類】
軟体動物門の一綱で、ヒザラガイ綱のこと。→ひざらがい
た‐ひ【手火】
手に持って路などを照らすたいまつ。万葉集2「―の光そ幾許ここだ照りたる」
たび【度】
①とき。折。際。竹取物語「この―はいかでかいなび申さむ」
②度数。回数。また、数などの下に付けて回数を示す。万葉集20「八―袖振る」
③(「―に」の形で)…するごとに。「会う―に小遣いをくれる」
たび【旅】
住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと。旅行。古くは必ずしも遠い土地に行くことに限らず、住居を離れることをすべて「たび」と言った。万葉集2「家にあれば笥けに盛る飯いいを草枕―にしあれば椎の葉に盛る」。「―に出る」
⇒旅の恥は掻き捨て
⇒旅は憂いもの辛いもの
⇒旅は心、世は情け
⇒旅は情け、人は心
⇒旅は道連れ、世は情け
たび【足袋・単皮】
足の形に作った袋状の履物。親指と他の指が分かれる形とし、合せ目を爪形の小鉤こはぜで留める。もと草鞋掛わらじがけ・防寒用、のち礼装用。革製は鎌倉時代末頃から行われ、木綿製は1643年(寛永20)頃に始まる。古くは筒が長く、ひもで結んだ。〈[季]冬〉。〈倭名類聚鈔13〉。宇治拾遺物語11「猿の皮の―に、沓きりはきなして」
足袋
だ‐ひ【打碑】
碑の文を石ずりにすること。
だび【荼毘・荼毗】
〔仏〕(パーリ語jhāpeta 焼身・焚焼の意)火葬。また、葬式。「―に付する」
ダビ【Eugène Dabit】
フランスの小説家。民衆的・社会的な作風。画筆も執った。ジードとソ連旅行中、客死。作「北ホテル」「煩悩」など。(1898〜1936)
たび‐あきうど【旅商人】
たびあきないをする人。たびあきんど。
たび‐あきない【旅商い】‥アキナヒ
商品を持って、他の地を旅しながら商売すること。行商。
たび‐あきんど【旅商人】
(→)「たびあきうど」に同じ。
たび‐ありき【旅歩き】
旅をしてあるくこと。たびあるき。栄華物語衣珠「かかる―見苦しと」
たび‐あるき【旅歩き】
(→)「たびありき」に同じ。
たび‐い【旅居】‥ヰ
旅先でとまること。また、旅先でのすまい。源氏物語関屋「須磨の御―もはるかに聞きて」
たび‐いし【礫】
小さい石。こいし。つぶて。たびし。日本霊異記中「―塊つちくれを拾ひ集めて」
たび‐いでたち【旅出立】
旅支度。
たび‐うど【旅人】
タビヒトの音便。
た‐びえ【田稗】
水田に生えるヒエ。
タピエス【Antoni Tàpies】
スペインの画家。画面に物体を貼りつけたり、厚いマチエールを活かしたりする作品で、絵画の物質的存在としての性格を強調する。(1923〜)
タピオカ【tapioca】
キャッサバの塊根から製した澱粉。食用または飼料とする。
たび‐おくり【旅送り】
旅に出る人を見送ること。
たび‐かさな・る【度重なる】
〔自五〕
同じ事が何度もひき続いて起こる。度数・回数が積もりかさなる。「―・る事故」
たび‐かず【度数】
回数。どすう。
たび‐かせぎ【旅稼ぎ】
他の地に行って働くこと。出稼ぎ。
たび‐がらす【旅烏】
①定住する所なく旅から旅へ渡り歩く人。
②他の地から移って来たよそ者をいやしめていう語。幸田露伴、風流仏「全体小癪な―と振りあぐる拳こぶし」
たび‐ギセル【旅煙管】
旅行用のキセル。
たび‐くせ【旅癖】
旅行を好む癖。
たび‐ぐつ【足袋沓】
足袋の形をした革製のくつ。
たび‐げいにん【旅芸人】
地方を回って、かせいで歩く芸人。
たび‐こ【旅子】
旅まわりの少年役者で、男色をひさいだもの。飛子。日本永代蔵5「―狂ひを心ざしけるに」
たび‐こうぎょう【旅興行】‥ギヤウ
地方を巡回してする興行。
たび‐ごこち【旅心地】
旅する時のこころもち。旅情。古今和歌集秋「秋の山…住むわれさへぞ―する」
たび‐ごころ【旅心】
①(→)「たびごこち」に同じ。
②旅に出たいと思う気持。「―がわく」
たび‐こじき【旅乞食】
旅をして人の門戸に立って金品を乞いあるく乞食。
たび‐ごや【他火小屋】
出産のために産婦が別に過ごす小屋。出産をけがれとして忌む観念から火を別にした。
たび‐ごろも【旅衣】
(古くはタビコロモ)旅で着る衣服。たびゆきころも。万葉集20「―八重着重ねて寝ぬれども」
たび‐さき【旅先】
旅行をしている土地。旅行先。「―で病気になる」
たび‐さし【足袋刺し】
足袋を刺し縫うこと。また、それを業とする人。
たび‐ざし【旅差】
旅行の折に差した刀。道中差。浄瑠璃、生写朝顔話「同じく―抜き放し」
たび‐し【足袋師】
足袋を製造する人。たびさし。
たび‐じ【旅路】‥ヂ
旅行の道筋。旅の道中。
だび‐し【荼毘師】
死骸を焼く者。
たびし‐かわら【礫瓦】‥カハラ
(タビシはタビイシの約。小石と瓦の意から)取るに足りない者。物の数にも入らない賤しい人。枕草子24「長女おさめ御厠人みかわやうどの従者ずさ、―といふまで、いつかはそれを恥ぢ隠れたりし」
たび‐じたく【旅支度】
①旅に出る用意。
②旅中の服装。旅装。たびいでたち。たびごしらえ。
たび‐しばい【旅芝居】‥ヰ
旅興行の芝居。
たび‐しょ【旅所】
⇒おたびしょ(御旅所)
だび‐しょ【荼毘所】
葬式をとり行う所。火葬場。やきば。
たび‐しょうぞく【旅装束】‥シヤウ‥
旅行をする時の服装。たびごろも。
たび‐しょうにん【旅商人】‥シヤウ‥
⇒たびあきうど
たび‐じん【旅人】
⇒たびびと。〈日葡辞書〉
たび‐すがた【旅姿】
旅装束を身につけたすがた。源氏物語関屋「関屋より、さとくづれ出でたる―どもの」
たび‐すごろく【旅双六】
(→)道中どうちゅう双六に同じ。
たび‐すずり【旅硯】
旅行に用いる小さい硯。
タピストリー【tapestry】
⇒タペストリー
たび‐ずまい【旅住まい】‥ズマヒ
旅先でのすまい。たびい。
たび‐ずみ【旅住み】
仮りのすまい。旅先のすまい。源氏物語真木柱「年ごろならひ給はぬ―にせばくはしたなくては」
たび‐ずもう【旅相撲】‥ズマフ
旅興行としてする相撲。
タピスリー【tapisserie フランス】
⇒タペストリー
たび‐せん【旅銭】
旅に要する金銭。路銭。
たび‐そう【旅僧】
修行などのために、諸国を旅している僧。
たび‐たこく【旅他国】
旅をして他国にいること。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「親ない者は身を楽に―いたせども」
たび‐だち【旅立ち】
旅だつこと。旅行に出ること。かどで。
たび‐だ・つ【旅立つ】
〔自五〕
①常の住まい以外の所にいる。よそに泊まる。枕草子96「かたはらいたきもの…―・ちたる所にて、下衆げすどもざれゐたる」
②旅に出る。かどでする。謡曲、江口「都をば、まだ夜深きに―・ちて」。「パリに―・つ」「天国へ―・つ」
③(「だつ」は接尾語)服装などがいかにも旅先らしい感じを与える。蜻蛉日記上「なかに立てる人も―・ちて狩衣なり」
たび‐たび【度度】
同じことが何度も繰り返して行われるさま。毎度。毎回。しばしば。「―注意を受ける」「―の訪問」
たび‐たま・う【賜び給ふ】‥タマフ
〔他四〕
(「賜び」と「たまふ」とを重ねて敬意を強めた語。多く命令形が用いられる)
①お与えくださる。曾我物語1「男子にてましませば、わらはに―・へ」
②(動詞の連用形、または、それに「て」の付いたものに接続して)…てくださる。太平記2「其の船これへ寄せて―・へ」
たび‐だんす【旅箪笥】
茶の湯の棚物の一種。旅行用に茶道具一式が入るよう工夫されている。利休好み。秀吉の小田原の陣の時につくられたという。
タヒチ【Tahiti】
太平洋の南東部、ソシエテ諸島の一島。フランス領。面積1000平方キロメートル余。住民はポリネシア系。太平洋の楽園といわれ、画家ゴーガンの筆で世界に知られた。中心都市パペーテは、フランス領ポリネシアの首都。
タヒチ ビーナス岬
撮影:小松義夫
タヒチダンス
撮影:小松義夫
た‐ひつ【他筆】
①他人が筆写すること。また、その書いたもの。↔自筆。
②ある筆跡に対し、それとは異なる筆跡。異筆。別筆。↔同筆
たび‐づかれ【旅疲れ】
旅のつかれ。旅行による疲労。たびくたびれ。
たび‐づと【旅苞】
①旅行中持ち歩く包み物。
②旅行先から持ち帰るみやげ。いえづと。
たび‐で【旅出】
旅行にでること。
ダビデ
⇒ダヴィデ
たび‐てい【旅体】
旅行の風体。たびすがた。浄瑠璃、信州川中島合戦「お供の―乱れぬやうに御沙汰肝要」
たび‐でたち【旅出立】
旅に出発すること。また、旅支度。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―に菅笠持つて」
た‐ひと【田人】
田を耕作する人。農夫。たご。古事記中「―の食おしもの」
たびと【旅人】
(タビヒトの約。タヒトとも)たびびと。推古紀「飯に飢えて臥こやせるその―あはれ」
たび‐どころ【旅所】
自宅以外の宿所。旅宿。旅舎。源氏物語葵「例ならぬ―なれば」
たび‐どり【旅鳥】
北方に繁殖地、南方に越冬地を持ち、春と秋の渡りの途中でその地方を通過する渡り鳥。日本ではシギ・チドリなどを指す。→渡り鳥(表)
たび‐な・れる【旅馴れる・旅慣れる】
〔自下一〕[文]たびな・る(下二)
よく旅行をして旅の仕方に通ずる。
たび‐にっき【旅日記】
旅行中につける日記。
たび‐にん【旅人】
侠客など、旅から旅に渡り歩く者。
たび‐ね【旅寝】
家を離れて寝ること。旅行先で寝ること。旅のやどり。万葉集2「草枕―かもする」
たび‐ねずみ【旅鼠】
〔動〕「レミング」参照。
たひ‐のうぎょう【多肥農業】‥ゲフ
単位面積当り、多くの肥料を投下して、できるだけ多くの収量をあげようとする農業生産方法。近郊農業などに特徴的。
たび‐の‐け【旅の日】
(ケは日ひの複数形)旅行中の日数。万葉集13「草枕この―に妻放さかり家路思ふに」
たび‐の‐そら【旅の空】
①旅にある境遇。旅先の土地。竹取物語「―に助け給ふべき人もなきところに」
②旅先で眺める空。源氏物語須磨「初かりは恋しき人のつらなれや―とぶ声の悲しき」



広辞苑 ページ 12306 での【○把になって掛かる】単語。