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○罪を悪んで人を悪まずつみをにくんでひとをにくまず🔗⭐🔉
○罪を悪んで人を悪まずつみをにくんでひとをにくまず
犯した罪は罪としてにくむべきものだが、その罪を犯した人までもにくんではならない。
⇒つみ【罪】
つむ【舶】
大きな船。推古紀「―を造らしむ」
つむ【錘・紡錘】
①糸巻などの心棒。
②糸をつむぐ機械の付属具。太い針状の鉄棒で、これに管を差し込んで回転させ、撚よりをかけながら糸を巻くもの。緒巻おまき。
錘
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
つ・む
〔他四〕
前歯でかむ。かじる。一説に、つまんで食べる。枕草子45「さやうに髭がちなる男の、椎―・みたる」。日葡辞書「マメナドヲツム」
つ・む【集む】
〔他下二〕
あつめる。拾遺和歌集雑「深山木を朝な夕なにこり―・めて」
つ・む【詰む】
[一]〔自五〕
①つかえて通じない。つまる。玉塵抄14「義理の―・みふさがつて心得にくいとどこほつたを」
②行きつく。終わる。本朝桜陰比事「この分にてもせんぎ―・みがたし」
③密で隙間がなくなる。玉塵抄27「熅、鬱烟なり。雲烟の気の―・んであつい心ぞ」。「布目の―・んだ織物」
④将棋で、駒の逃げ場がなくなる。また、王将の逃げ場がなくなり負ける。「金打ちで―・む」
[二]〔自他下二〕
⇒つめる(下一)
つ・む【摘む・抓む】
〔他五〕
(爪つまを活用させた語)
①指先または爪先で挟みとる。つまみ切る。万葉集8「すみれ―・みにと」。「わらびを―・む」「茶を―・む」
②転じて、はさみなどで切り取る。刈り取る。「髪を―・む」
③爪先で強く挟む。つねる。つめる。万葉集17「万代と心はとけて吾が背子が―・みし手見つつしのびかねつも」。源氏物語東屋「げすげすしき女と覚して、手をいたく―・ませ給へるこそ」
④指先でつまむ。万葉集20「ははそ葉の母の命は御裳みもの裾―・みあげ掻き撫で」
つ・む【積む】
[一]〔他五〕
①同質のものをその上その上へとうずたかく重ねおく。宇津保物語祭使「文机にむかひて、文どもめぐりに山の如く―・みて」。「石を―・む」
②物事をたび重ねる。万葉集9「長き日けに思ひ―・みこし憂はやみぬ」。源氏物語須磨「年ふるあまもなげきをぞ―・む」。日葡辞書「ゼンノコウヲツム」。「苦労を―・む」
③船・車などに、荷を載せる。宇津保物語藤原君「銭・絹・米、車に―・みて出したて給ひ」
④集めたくわえる。ためる。皇極紀「庫つわものぐらを起てて箭を儲つむ」。「巨万の富を―・む」
⑤金を沢山出す。「契約金を―・む」
[二]〔自五〕
次第に高く重なる。たまる。つもる。万葉集19「降る雪の千重に―・めこそわが立ちかてね」。「降り―・む雪」
つむがり‐の‐たち【都牟刈の太刀】
未詳。一説に、切れ味のよい太刀をほめていう語。草薙剣のこと。古事記上「刺し割さきて見たまへば―在り」
つむぎ【紡ぎ・紬】
①つむぐこと。
②紬織つむぎおりの略。
⇒つむぎ‐いと【紬糸】
⇒つむぎ‐うた【紡ぎ唄】
⇒つむぎ‐おり【紬織】
⇒つむぎ‐がすり【紬絣】
⇒つむぎ‐じま【紬縞】
つむぎ【鶫】
「つぐみ」の転。
つむぎ‐いと【紬糸】
屑繭くずまゆまたは真綿をつむいで、よりをかけた絹糸。
⇒つむぎ【紡ぎ・紬】
つむぎ‐うた【紡ぎ唄】
糸をつむぎながら歌う民謡。
⇒つむぎ【紡ぎ・紬】
つむぎ‐おり【紬織】
紬糸または玉糸で織った平織の丈夫な絹織物。機械織もある。着尺きじゃくや裏地に用いる。大島紬・白山紬・結城ゆうき紬など。
⇒つむぎ【紡ぎ・紬】
つむぎ‐がすり【紬絣】
絣の柄がらを表した紬織。
⇒つむぎ【紡ぎ・紬】
つむぎ‐じま【紬縞】
縞柄を表した紬織。
⇒つむぎ【紡ぎ・紬】
つむ・ぐ【紡ぐ】
〔他五〕
綿または繭を糸縒車いとよりぐるまにかけ、その繊維を引き出し、撚よりをかけて糸にする。大唐西域記平安中期点「紡績ツムキウム」。日葡辞書「ワタ・イトヲツムグ」
つむくり【独楽】
「こま」の古称。〈伊呂波字類抄〉
つむじ【旋毛】
①渦のように巻いているもの。人の毛髪では頭頂の百会ひやくえにある。つじ。辻毛。毛渦。
②「つむじかぜ」の略。万葉集2「冬の林に―かもい巻き渡ると」
③(「辻」と書く)(→)「つじ(辻)」に同じ。願経四分律平安初期点「巷陌の四の街道の頭ツムジ、市の中糞掃聚辺に在り」。今昔物語集4「道の―にこれを敷きて臥したり」
⇒つむじ‐かぜ【旋風】
⇒つむじ‐げ【旋毛】
⇒つむじ‐まがり【旋毛曲り】
⇒旋毛を曲げる
つむじ‐かぜ【旋風】
渦のように巻いて吹き上がる風。旋風せんぷう。神功紀「飄風つむじかぜ忽ちに起りて」
⇒つむじ【旋毛】
つむじ‐げ【旋毛】
つむじの毛。せんもう。
⇒つむじ【旋毛】
つむじ‐まがり【旋毛曲り】
(つむじの位置がずれている意)性質がねじけていること。また、そういう人。「―の男」
⇒つむじ【旋毛】

広辞苑 ページ 13253 での【○罪を悪んで人を悪まず】単語。