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○爪を研ぐつめをとぐ🔗⭐🔉
○爪を研ぐつめをとぐ
獲物を捕らえようと準備して待ち構える。よくない目的を遂げようとその機会を待つ。
⇒つめ【爪】
つもごり【晦】
ツゴモリの音韻顛倒。
つ‐もじ【津綟子】‥モヂ
津市付近で生産された麻織物。経緯たてよことも撚よりの強い麻糸で目をあらく平織としたもの。夏羽織用。綿糸を使ったものは肌着用。
つ‐もと【津元】
網元。浜名主。
つもり【積り】
①つもること。かさなり。かさなった結果。源氏物語桐壺「恨みを負ふ―にやありけむ」
②前もっての計算。みつもり。「私の―では1時間かかる」
③前もって持っている考え。心ぐみ。意図。「明日行く―だ」
④実際はそうでないのに、そうであるような気持。「死んだ―になって働く」「ひとかどの人物の―」
⑤程度。限度。好色一代男3「機織る女さへ給分の―あり」
⑥酒宴の最後の酌。おつもり。
⇒つもり‐がき【積り書】
⇒つもり‐ちょきん【積り貯金】
⇒つもり‐もの【積り物】
つ‐もり【津守】
津を守る人。港の番人。
つもり【津守】
姓氏の一つ。摂津住吉大社の神主家。
つもり‐がき【積り書】
見積りの計算を記した書類。見積り書。
⇒つもり【積り】
つもり‐ちょきん【積り貯金】
使ったつもりで、その金を貯金すること。
⇒つもり【積り】
つもり‐もの【積り物】
①かけ算。浄瑠璃、傾城反魂香「鼠算盤といふ物をたくみ、―、割物、人の声に従つて」
②見積りを出して受注したもの。転じて、注文生産。
⇒つもり【積り】
つも・る【積もる】
[一]〔自五〕
同質のものが、その上その上へと重なり加わる意。
①かさなって量が多くなる。たまる。集まる。万葉集10「春草の繁きわが恋大海のへにゆく浪の千重に―・りぬ」。宇津保物語祭使「君こふとみなかみ白くなる滝は老の涙の―・るなるべし」。大鏡伊尹「梅の木に雪のいたう―・りたるを折りて」。日葡辞書「ザイホウ(財宝)ガツモル」。「塵も―・れば山となる」「―・る思いを打ち明ける」
②年月などの数が重なって多くなる。時間が経過する。源氏物語松風「ここら契りかはして―・りぬる年月のほどを思へば」
③(酒席の語。重なって一定の量に達する意から)この酌限りでとり納める。お積りにする。浄瑠璃、曾我扇八景「最早献もあひました。然らばこれで―・ります」
[二]〔他五〕
量・数の膨大なもの、または実体のつかめないものを大づかみにして、およその結果を出そうとする意。
①あらかじめ見計らって見当をつける。おおよその見通しをつける。みつもる。玉塵抄6「度支、…物を―・り結計けつげする事を本にする官ぞ」。浄瑠璃、本朝三国志「城中の勢の多少も―・られしな」。「安く―・っても五万円の品」
②他の心を推測する。洒落本、一事千金「よく―・つてみなんしへ、女のほふから恥をすて」。洒落本、深川手習草紙「あんまりいやでもねへけれども、―・られるのが恥かしい」
③見すかしてだます。一ぱいくわす。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「是程までようもようもこの左近を―・りしな」
つもるこいゆきのせきのと【積恋雪関扉】‥コヒ‥
歌舞伎舞踊劇。→関の扉せきのと
つや【艶】
①うるわしく光ること。光沢。枕草子302「濃き衣きぬのいとあざやかなる、―など月にはえて、をかしう見ゆる」。「―を出す」
②若々しく、張りのある感じの美しさ。「―のある声」「芸に―が出る」
③味わい。おもしろみ。「―のない話」
④おせじ。愛敬あいきょう。しな。武道伝来記「おもはゆげなる―なして」
⑤男女の情事に関したこと。色めいたこと。「―種だね」
つ‐や【津屋・邸屋】
平安時代、津や港で貨物の運送を取り扱った家。諸方の貨物を集めて売却し、手数料を取った。→問屋→問丸
つ‐や【通夜】
①神社・仏閣に参籠して終夜祈願すること。おこもり。平家物語3「清盛厳島へ参り―せられたりける夢に」
②死者を葬る前に家族・縁者・知人などが遺体の側で終夜守っていること。近年は多く、告別式の前日、夕刻のみに行う半通夜をいう。おつや。夜伽よとぎ。
つや‐がたり【艶語り】
義太夫節の艶物つやものを語るのに長じていること。また、その人。例えば竹本摂津大掾など。つやものがたり。
つや‐がみ【艶紙】
片面に美しい光沢・色彩をもつ紙。化粧紙・包紙に用いる。
つや‐ぐすり【艶薬】
(→)「うわぐすり(釉)」に同じ。
つや‐け【艶気】
①つやのあるようす。つやの程度。
②色気のあるさま。つやっぽいさま。
つや‐けし【艶消し】
①つやをなくすこと。特に写真で、印画紙の光沢を消して焼き付けたもの。
②色気がないこと。興味をそぐこと。いろけし。「―な話」
③「艶消しガラス」の略。
⇒つやけし‐ガラス【艶消し硝子】
つやけし‐ガラス【艶消し硝子】
金剛砂などで面をすり、またはフッ化水素酸で腐食させて、光沢を消した不透明なガラス。くもりガラス。すりガラス。
⇒つや‐けし【艶消し】
つや‐ごと【艶事】
つやめいたこと。男女間の情事に関したこと。また、そのしぐさ。ぬれごと。
つや・す【潰す】
〔他四〕
①浪費する。ついやす。日葡辞書「タカラヲツヤス」
②つぶす。ほろぼす。幸若舞曲、入鹿「彼の入鹿の大臣は…国を―・せる逆徒たり」
つや‐だし【艶出し】
金属・木・石などを磨いたり塗料を塗ったりしてつやを出すこと。また、そのための材料。
つや‐だね【艶種】
艶事つやごとに関する話の材料。
つやっ‐ぽ・い【艶っぽい】
〔形〕
①言動に異性の心をひきつけるものがある。色気がある。
②男女の情事にかかわる。「―・い話」
つや‐つや【艶艶】
①光沢があって美しいさま。蜻蛉日記下「固文かたもんの表袴うえのはかま―として」。「―した顔色」
②「つやつやぎぬ」の略。
⇒つやつや‐ぎぬ【艶艶絹】
つや‐つや
〔副〕
①(多く打消を伴って)少しも。いささかも。さらさら。平家物語3「―供御もきこしめされず」。清水紫琴、泣て愛する姉妹に告ぐ「国会の議事は婦人の分限外なればといふことあらんに、儂は―承服し難きなり」
②物事をじっくり行うさま。つらつら。つくづく。浄瑠璃、当流小栗判官「一間ひとまこなたの障子より、国司の姿を―と打眺め」
つやつや‐ぎぬ【艶艶絹】
光沢のある絹。栄華物語鶴林「使ひ残させ給へる―五六千疋」
⇒つや‐つや【艶艶】
つやつやし・い【艶艶しい】
〔形〕[文]つやつや・し(シク)
光沢があって美しい。
つや‐に【艶煮】
煮上がった時、材料の表面に艶が出るように、こってりと甘辛く煮たもの。照り煮。
つや‐ば【艶場】
歌舞伎で艶物つやものを演ずる場面。ぬれば。
つや‐ばなし【艶話】
恋愛や情事に関する話。色っぽい話。
つや‐ぶき【艶拭き】
板の間や家具などの光沢を出すために布などでふくこと。
つや‐ぶきん【艶布巾】
虫白蝋いぼたろうの液などをしみ込ませた、家具などの艶ぶき用の布巾ふきん。
つや‐ぶみ【艶文】
恋いしたう気持を書きつづって送る手紙。艶書。恋文。ラブ‐レター。
つや‐べに【艶紅】
光沢のある口紅。
つやま【津山】
岡山県北東部、津山盆地の中央にある市。もと松平氏10万石の城下町。美作みまさか地方の中心都市。人口11万1千。
つやま‐ばち【津山撥】
大坂の初世津山検校( 〜1836)が改良した三味線の撥。全体を厚く重く大ぶりにし、撥先が急に薄くなっているもの。地歌で用いる。
つや‐め・く【艶めく】
〔自五〕
①つやつやして見える。枕草子40「濃きもみぢの―・きて」
②おせじのように見える。
③色っぽくなる。
つや‐もの【艶物】
義太夫節の用語。浄瑠璃などの、男女の恋愛・情事についての語り物。
⇒つやもの‐がたり【艶物語り】
つやもの‐がたり【艶物語り】
(→)「艶語り」に同じ。
⇒つや‐もの【艶物】
つや‐やか【艶やか】
つやがあって美しいさま。うるおいがあってつやつやしているさま。枕草子144「桃の木のわかだちて、…濃く―にて蘇芳すおうの色なるが」。「―な黒髪」
つや‐ら・し【艶らし】
〔形シク〕
①おせじがよい。見せかけがよい。好色五人女1「勤めの―・しきことはなくて」
②つやつやして光沢がある。
つゆ【液・汁】
①液汁。しる。水気。
②吸物のしる。
③煮汁にじる。
④つけ汁。
つゆ【露】
[一]〔名〕
①空気が冷えて露点以下に達し、大気中の水蒸気が地物の表面に凝結した水滴。〈[季]秋〉。万葉集2「―こそば朝に置きて夕には消ゆと言へ」。「―にぬれる」
②涙にたとえていう語。伊勢物語「わが袖は草の庵にあらねども暮るれば―の宿りなりけり」
③わずかなこと。源氏物語帚木「―にても心に違ふ事はなくもがな」。「―の間ま」
④はかなく消えやすいこと。「―のいのち」「断頭台の―と消える」
⑤紐などの垂れた先端の称。
㋐水干・狩衣かりぎぬなどの袖ぐくりの緒の垂れた端。
㋑帳とばり・几帳きちょうなどの上差うわざしの緒やのれんの乳ちのあまりの両端に垂れた部分。
㋒巻物や掛軸の留め紐の先端。また、そこにつける装飾的な金具。→大和表具(図)。
㋓太刀の兜金かぶとがねの眼めから下げる腕貫うでぬきの緒の先端につける金物。露金物。→太刀(図)。
㋔茶杓の先端。→茶杓(図)。
⑥豆板銀まめいたぎんのこと。つゆがね。好色一代男1「前巾着に細かなる―を盗み溜めて」
[二]〔副〕
(下に打消の語を伴って)少しも。まったく。今昔物語集1「家貧しくて―供養し奉るべき物なし」。「そうとは―知らず」「―疑わなかった」
⇒露打つ
⇒露凝る
つゆ【梅雨・黴雨】
6月(陰暦では5月)頃降りつづく長雨。また、その雨期。さみだれ。ばいう。〈[季]夏〉。「―に入る」「―が明ける」
つ・ゆ【潰ゆ】
〔自下二〕
①おされてつぶれる。くずれる。日葡辞書「イシカキ(石垣)、また、キシ(岸)ガツエタ」
②消費されてなくなる。日葡辞書「タカラガツユル」
③熟してつぶれる。
つゆ‐あおい【梅雨葵】‥アフヒ
〔植〕タチアオイの別称。
つゆ‐あけ【梅雨明け・出梅】
梅雨の季節の終わること。暦の上では夏至げしの後の庚かのえの日とする。つゆのあけ。〈[季]夏〉。「―宣言」↔つゆいり
つゆ‐いささか‐も【露聊かも】
(同じ意味の語を重ねて強めた語)少しも。まったく。
つゆ‐いり【梅雨入り・入梅】
梅雨の季節に入ること。暦の上では芒種ぼうしゅの後の壬みずのえの日とする。にゅうばい。ついり。つゆのいり。〈[季]夏〉。↔つゆあけ
広辞苑 ページ 13265 での【○爪を研ぐ】単語。