○手車に乗せる_{てぐるまにのせる} 大切にする。ちやほやする。 ⇒て‐ぐるま【手車・輦】 てぐるま‐の‐せんじ【輦の宣旨】 宮廷内で手車1に乗ることを許す宣旨。春宮・親王・大臣・妃・夫人・内親王・命婦・女御・大僧正・護持僧などに許した。源氏物語桐壺「―などのたまはせても」 ⇒て‐ぐるま【手車・輦】 で‐ぐるわ【出郭】 城の外郭に張り出して城の外衛とするくるわ。でまる。 デクレッシェンド【decrescendo イタリア】 〔音〕強弱標語。「次第に弱く」の意。decresc.と略記。ディミヌエンド。↔クレッシェンド て‐くろ【手くろ】 ^（→）「てくら」に同じ。狂言、千鳥「嘘も―も一度や二度は人も合点_がてん致せども」 ⇒てくろ‐もの【手くろもの】 てくろ‐もの【手くろもの】 ①手管_てくだにたけた者。虎渓の橋「―関はゆるさじばくち打」 ②にせ物。 ⇒て‐くろ【手くろ】 で‐くわ・す【出会す・出交す】_デクハス 〔自五〕 思いがけなく行きあう。偶然であう。邂逅_かいこうする。でっくわす。「旧友に―・す」「熊と―・す」 て‐け【天気】 (テンケの撥音ンの表記されなかった形)そらもよう。てんき。土佐日記「―のこと、かぢとりの心にまかせつ」 で‐け【出来】 (デキの訛)できあがり。狂言、仏師「まづ―を拝まつしやれ」 で‐げいこ【出稽古】 ①師匠が弟子の所に出向いて稽古をつけること。できょうじゅ。↔内稽古_{うちげいこ}。 ②相撲で、よその部屋に出掛けて稽古すること。 で‐げす ⇒げす（助動） テケツ (ticketの訛。大正時代の語) ①切符。 ②劇場・映画館などの切符売場。また、その売子。 でけ‐もの【出来物】 (デキモノの訛)すぐれた作。傑作。西鶴織留4「山本文右衛門が筆勢、大きに―と沙汰しければ」 で・ける【出来る】 〔自下一〕 「できる」の訛。 て‐こ【梃子・梃】 ①重い物を手でこじ上げるのに用いる棒。また、そのしかけ。槓杆_こうかん。てこじ。たこじ。〈日葡辞書〉。「―を入れる」→てこの原理。 ②比喩的に、ある目的を達するための有力な手段。「外圧を―にして市場を開放する」 ③^（→）「てこのしゅ（手子の衆）」に同じ。 ⇒梃子でも動かない て‐ご【手児】 (テコとも) ①幼児。赤んぼう。万葉集14「ねをそ泣きつる―にあらなくに」 ②少女。おとめ。万葉集14「埴科_はにしなの石井の―が言な絶えそね」 でこ【凸】 ①突き出ていること。「―ぼこ」 ②突き出ているひたい。おでこ。 でこ【木偶】 (西日本、福島・栃木県で)^（→）「でく」に同じ。 デコイ【decoy】 狩猟で、おとりに用いる鳥の模型。置物としても用いる。 てこ‐いれ【梃入れ】 ①(取引用語)相場の上下を人為的に食い止めること。特に、買方が下落気味を阻止する場合にいう。 ②不調なものに助力して全体が順調に行くようにはかること。 て‐こう【手功】 細工物など手で行う技。また、その技が巧みなこと。てきき。 ⇒手功より目功 て‐こう【手甲】_‥カフ ⇒てっこう で‐ごうし【出格子】_‥ガウ‥ 外方に張り出して造った格子。 出格子