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○手付を打つてつけをうつ🔗⭐🔉
○手付を打つてつけをうつ
契約をして手付金を相手に渡す。
⇒て‐つけ【手付】
てっ‐けん【鉄剣】
鉄製の剣。弥生・古墳時代の遺物に見られる。
てっ‐けん【鉄拳】
堅く握りかためたこぶし。にぎりこぶし。げんこつ。徳冨蘆花、不如帰「あぶなく―を頂戴する所さ」
⇒てっけん‐せいさい【鉄拳制裁】
てつげん【鉄眼】
江戸前期の黄檗おうばく宗の僧。諱いみなは道光。肥後の人。木庵性瑫もくあんしょうとう(1611〜1684)の法を嗣ぐ。大蔵経の覆刻を企図し、全国に勧進して13年後に完成。また飢饉救済にも尽力。諡号しごうは宝蔵国師。(1630〜1682)
⇒てつげん‐ばん【鉄眼版】
てっけん‐せいさい【鉄拳制裁】
制裁のため、げんこつでなぐること。
⇒てっ‐けん【鉄拳】
てつげん‐ばん【鉄眼版】
鉄眼が明みんの万暦版大蔵経を覆刻し、1681年(天和1)に完成した7000巻近い仏教叢書。版木は万福寺宝蔵院に現存。黄檗おうばく版。
⇒てつげん【鉄眼】
てっ‐こ【梃子】
テコの促音化。
てっ‐こう【手甲】‥カフ
布や革で作り、手の甲をおおうもの。武具にも労働用・旅行用にも用いる。てこう。→籠手こて(図)。
⇒てっこう‐きゃはん【手甲脚絆】
てっ‐こう【剔紅】テキ‥
(→)堆朱ついしゅに同じ。
てっ‐こう【鉄工】
①鉄材を用いる工作。「―所」
②鉄の精錬または鉄器の製造などに従事する職工。鉄匠。
てっ‐こう【鉄甲】‥カフ
鉄製のよろい・かぶと。きわめて堅牢なよろいやかぶと。
てっ‐こう【鉄坑】‥カウ
鉄鉱を掘り出す鉱山のあな。また、鉱山。
てっ‐こう【鉄鉱】‥クワウ
製鉄の原料とする鉱石。磁鉄鉱・赤鉄鉱・褐鉄鉱・菱鉄鉱などがある。
てっ‐こう【鉄鋼】‥カウ
銑鉄・鋼の総称。「―業」
て‐つごう【手都合】‥ガフ
手もとの都合。仕事のくりあわせ。浄瑠璃、神霊矢口渡「して其元の―は」
てっこう‐きゃはん【手甲脚絆】‥カフ‥
旅の身ごしらえ。「―の出立ち」
⇒てっ‐こう【手甲】
てつ‐ごうし【鉄格子】‥ガウ‥
①鉄製の格子。
②俗に、刑務所。
てっこう‐だん【徹甲弾】‥カフ‥
堅固な装甲を持つ目標に使用する貫通力の大きな砲弾。ニッケル鋼・クロム鋼などの特殊鋼や劣化ウランで造る。破甲弾。
てっ‐こつ【鉄骨】
①梅の古木を描写する画法。
②建造物の骨組に用いる鉄材。主に構造用圧延鋼材を用いる。
てっさ
(鉄砲5の刺身の意)河豚ふぐの刺身の異称。主に関西でいう。
てっさ
撮影:関戸 勇
てっ‐さ【鉄鎖】
鉄製のくさり。比喩的に、人の自由を圧迫・拘束するもの。
てつ‐ざ【鉄座】
江戸幕府の鉄の流通統制機関。真鍮座と共に銀座の付帯事業として1780年(安永9)大坂に設置し、諸国から産出する鉄の売買を独占。87年(天明7)廃止。
テッサー【Tessar ドイツ】
写真レンズの一つ。4枚のレンズから成るアナスチグマートで、ドイツのツァイス社の商品名。
てっさい【鉄斎】
⇒とみおかてっさい(富岡鉄斎)
てつ‐ざい【鉄材】
土木・建築などに用いる鉄製の材料。鉄資材。
てつ‐ざい【鉄剤】
鉄を成分とした薬剤。増血の目的に供する。乳酸鉄・ヨード鉄シロップ・枸櫞くえん酸鉄・硫酸鉄の類。
てっ‐さく【鉄柵】
鉄製の柵。
てっ‐さく【鉄索】
①鋼鉄製の太い針金を撚より合わせた綱。鋼索。
②ロープウェー(架空索道)。また、ケーブル‐カー(鋼索鉄道)。
てっ‐さつ【鉄札】
①鉄製の札。
②閻魔えんまの庁で浄玻璃じょうはりの鏡に照らして善人と悪人とを鑑別し、その悪業を記すという鉄の札。謡曲、鵜飼「江河に漁すなどつてその罪おびたたし、されば―数をつくし」↔金札
てつ‐さび【鉄錆】
鉄の表面の酸化により生ずるさび。鉄銹。鉄鏽。
テッサロニーキ【Thessaloniki】
サロニカのギリシア語名。
てっ‐さん【鉄傘】
鉄骨建築の、傘のような円形の屋根。
てつ‐ざん【鉄山】
鉄鉱を採掘する山。
デッサン【dessin フランス】
①線や筆触で物の形を捉えることを主眼に描いたもの。素描そびょう。
②ものごとのあらすじ。
てつ‐じ【綴字】
⇒ていじ
でっ‐し【涅歯】
鉄漿かねで歯を黒く染めること。また、その歯。おはぐろ。ねっし。
てっ‐しゃ【鉄砂】
(→)砂鉄さてつに同じ。
⇒てっしゃ‐ゆう【鉄砂釉】
てつ‐じゃく【鉄尺】
①(鉄で製したからいう)(→)曲尺かねじゃくに同じ。
②鉄製の巻尺。
てっしゃ‐ゆう【鉄砂釉】‥イウ
陶磁器の釉うわぐすりの一種。鉄分を多く含んだ土石を発色剤としたもので、焼き上げると黒褐色を呈する。
⇒てっ‐しゃ【鉄砂】
てっ‐しゅう【鉄銹・鉄鏽】‥シウ
鉄のさび。てつさび。
てっ‐しゅう【撤収】‥シウ
①取り去ってしまいこむこと。「テントを―する」
②軍隊をまとめて引き上げること。撤退。「占領地から―する」
てつ‐じゅうじ‐くんしょう【鉄十字勲章】‥ジフ‥シヤウ
1813年、対仏戦争の際制定されたプロイセンの戦功勲章。普仏戦争および第一次・第二次大戦に復活。プロイセン・ドイツの象徴。
てつ‐じゅうせき【鉄重石】‥ヂユウ‥
鉄マンガンのタングステン酸塩から成る鉱物のうち、マンガンより鉄の多いもの。単斜晶系。金属光沢をもち黒色。条痕は黒褐色。よりマンガンの多いマンガン重石と固溶体を形成。タングステンの重要鉱石。
てつ‐じゅつ【綴術】
和算で、円弧の長さなどを無限級数に展開する方法。
てっ‐しょ【徹所】
証拠。証拠だて。日葡辞書「テッショフンミャウ(分明)ニゴザル」
てつ‐じょ【撤除】‥ヂヨ
とりのけること。撤去。
てっ‐しょう【鉄匠】‥シヤウ
①(→)鉄工2に同じ。
②鍛冶かじ屋。
てっ‐しょう【鉄相】‥シヤウ
鉄道大臣の略称。
てっ‐しょう【鉄蕉】‥セウ
〔植〕ソテツの異称。
てっ‐しょう【鉄漿】‥シヤウ
⇒かね
てっ‐しょう【徹宵】‥セウ
夜どおし起きていること。夜あかし。徹夜。「―の復旧作業」
てつ‐じょう【鉄条】‥デウ
鉄製の太い針金。
⇒てつじょう‐もう【鉄条網】
てつ‐じょう【鉄杖】‥ヂヤウ
鉄製の杖。鉄枴てっかい。
てつ‐じょう【鉄城】‥ジヤウ
鉄の城。鉄のように堅固な城。また、地獄の城。太平記20「―高くそばたち、鉄くろがねの綱四方に張れり」
てつじょう‐もう【鉄条網】‥デウマウ
敵などの通過を阻止するために設ける有刺鉄線を幾重にも張りまわした柵。電流を通ずることもある。「―を張り巡らす」
⇒てつ‐じょう【鉄条】
てっ‐しょき【徹書記】
(人名)(→)正徹しょうてつの別称。
てっ‐しん【鉄心】
①鉄のように堅固な精神。容易に変わらない意志。鉄石心。鉄腸。
②物の心しんに鉄を入れたもの。コア。
⇒てっしん‐きん【鉄心琴】
⇒てっしん‐せきちょう【鉄心石腸】
てつ‐じん【哲人】
哲学者。また、見識高く道理に通じた人。哲士。「―政治」
てつ‐じん【鉄人】
鉄のように力やからだの強い人。
⇒てつじん‐レース【鉄人レース】
てっしん‐きん【鉄心琴】
(→)鉄琴てっきんに同じ。
⇒てっ‐しん【鉄心】
てっしん‐せきちょう【鉄心石腸】‥チヤウ
鉄や石のように堅固な精神。鉄石心腸。
⇒てっ‐しん【鉄心】
てつじん‐レース【鉄人レース】
(→)トライアスロンのこと。
⇒てつ‐じん【鉄人】
てっ・する【徹する】
〔自サ変〕[文]徹す(サ変)
①とおる。つらぬく。「恨み骨髄に―・する」
②徹底する。「信仰に―・する」「裏方に―・する」
③その全部をとおす。「夜を―・して働く」
てっ・する【撤する】
〔他サ変〕[文]撤す(サ変)
とり除く。とりはらう。引き上げる。「陣を―・する」
てっ‐せい【鉄製】
(テツセイとも)鉄で製すること。「―の鍋」
てっ‐せき【鉄石】
①鉄と石。
②極めて堅固なこと。「―心」
⇒てっせき‐しんちょう【鉄石心腸】
てつ‐せきえい【鉄石英】
多量の酸化鉄を含み、赤色または黄色または黒褐色を呈する石英。
てっせき‐しんちょう【鉄石心腸】‥チヤウ
(→)鉄心石腸に同じ。
⇒てっ‐せき【鉄石】
てっ‐せん【鉄扇】
骨が鉄製の扇。武士が用いた。
てっ‐せん【鉄船】
①鉄板で装甲した船。〈日葡辞書〉
②錬鉄で建造した船。造船史上、木船と鋼船との中間に当たる過渡期の船。1850年頃から約20年間が全盛。
てっ‐せん【鉄銭】
銑鉄で鋳造した銭。寛永通宝の鉄一文銭・精鉄四文銭のほか、仙台通宝・箱館通宝・南部銭などの地方通用銭がある。
てっ‐せん【鉄線】
①鉄のはりがね。
②キンポウゲ科の落葉蔓草。中国原産。茎は針金のように強い。葉柄で他物に巻き付く。葉は対生し、長柄がある。初夏、葉腋に大きな白色または淡青紫色の6弁花を開く。雄しべは暗紫色。園芸品種が多い。観賞用。根は漢方生薬の「威霊仙」で、鎮痛薬。鉄線花。〈[季]夏〉→クレマチス。
てっせん
③テッセンの花にかたどった紋所。
鉄線
⇒てっせん‐びょう【鉄線描】
⇒てっせん‐れん【鉄線蓮】
てっ‐せん【撤饌】
神前の供え物をさげること。↔献饌
てっせん‐びょう【鉄線描】‥ベウ
東洋画の線描法の一種。運筆に遅速・肥痩・濃淡・柔剛の変化がなく一定で、あたかも鉄の針金のように見えるからいう。法隆寺金堂壁画など、仏画や人物画に用いられた。
⇒てっ‐せん【鉄線】
てっせん‐れん【鉄線蓮】
〔植〕テッセンの漢名。
⇒てっ‐せん【鉄線】
てっ‐そう【鉄窓】‥サウ
①鉄の格子をとりつけた窓。
②牢屋。獄屋。ひとや。
でつ‐ぞう【捏造】‥ザウ
⇒ねつぞう
てっ‐そく【鉄則】
改めたり破ったりできないきびしい規則。「民主政治の―」
てつ‐ぞく【鉄鏃】
鉄製のやじり。日本では弥生時代からある。
てっ‐そん【鉄損】
変圧器・電動機などの鉄心部分に渦うず電流が流れるため、熱となって消費される電力。鉄損失。→銅損
てっ‐たい【撤退】
軍隊などが、陣地などを撤去して退くこと。撤収。「不採算部門から―する」
て‐つだい【手伝い】‥ツダヒ
てつだうこと。また、その人。「家の―」
⇒てつだい‐ふしん【手伝普請】
てつだい‐ふしん【手伝普請】‥ツダヒ‥
近世、諸大名を動員して行なった豊臣政権・江戸幕府の大規模な築城・造営・土木工事。大坂城・聚楽第建設、江戸城・名古屋城や京都御所などの建設・修復工事、河川の治水工事など、幕末まで続いた。→普請役やく
⇒て‐つだい【手伝い】
て‐つだ・う【手伝う】‥ツダフ
〔他五〕
①他人の仕事を助ける。てだすけをする。「家業を―・う」
②ある原因の上にさらに付け加わって作用する。世間胸算用4「時の運きたらず、仕合しあわせが―・はねば是非なし」。「若さが―・っての仕業」
でっ‐ち【丁稚】
(デシ(弟子)の転。一説に、双六の重一でっちからともいう)
①職人または商人の家に年季奉公をする年少者。雑役に従事した。日本永代蔵1「惣領残して、すゑずゑを―奉公につかはしおき」
②年少者を卑しめていう語。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「やあら―めが味をやるよ」
⇒でっち‐あがり【丁稚上り】
⇒でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】
でっ‐ち【重一・畳一】
(「畳一」の字音デフイチの約か)双六の二つの采さいに、共に一の目が出ること。太平記35「宮方の政道も、ただこれと重二じゅうに―にて候ものを」
でっち‐あがり【丁稚上り】
丁稚から成りあがること。また、その人。
⇒でっ‐ち【丁稚】
でっち‐あげ【捏ち上げ】
でっちあげること。また、でっちあげたものや事柄。捏造ねつぞう。
でっち‐あ・げる【捏ち上げる】
〔他下一〕
①ないことをあるように作りあげる。捏造ねつぞうする。「証拠を―・げる」
②間に合せに形だけを整えてまとめあげる。「報告書を―・げる」
てっち‐せん【鉄囲山】
(テツヰセンの連声)〔仏〕須弥山しゅみせんを中心とする四洲の外海をかこむ九山くせんのうち、一番外側の金輪こんりんの外辺を縁どる鉄でできている山。あるいは三千世界のおのおのを囲む鉄でできた山。鉄輪囲山。金剛輪山。
でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】
商家などに丁稚として奉公すること。嵯峨の屋お室、文学者としての前半生「最初は種々いろいろな事情からして、商家に―をして居りました」
⇒でっ‐ち【丁稚】
てっ‐ちゅう【鉄柱】
①鉄製の柱。
②囲碁で、辺の星とその直下の第三線に連続して石を置いた形。
てっ‐ちょう【鉄腸】‥チヤウ
堅固な心。容易に動揺しない心。鉄心。「石心―」
てっちょう【鉄腸】‥チヤウ
⇒すえひろてっちょう(末広鉄腸)
てっちょう‐そう【綴葉装】‥テフサウ
(テイヨウソウとも)和装本の製本方式の一つ。数枚の料紙を重ね合わせ半分に折って一括りとし、数括りを重ねて前後に表紙を添え、折り目の方を糸でかがるもの。かがり糸の結びを多く括りの中に残し、両面に書写・印刷する。列帖装。
でっちょう‐そう【粘葉装】‥テフサウ
(デッテフはデツエフの連声。デツは字音デンの転)和装本の製本方式の一つ。料紙を1枚ずつ二つ折りにし、各紙の折り目近くの外側面に糊をつけて重ね合わせ、接着させて一冊とする。糸・紐は用いない。表紙は前後から添えるか、またはくるみ表紙とする。多くは両面に書写・印刷する。開くと胡蝶が羽を広げたような感じとなるので、胡蝶装ともいう。
粘葉装
てっ‐ちり
(「てつ」はふぐの異称「てっぽう(鉄砲)」の下略)ふぐを用いたちり鍋。ふぐちり。
でっ‐ちり【出っ尻】
デジリの転。「―鳩胸」
でっ・ちる【捏ちる】
〔他上一〕
つくねる。こねる。
てっ‐ちん【鉄砧】
かなしき。かなとこ。
て‐づつ【手筒】
片手に持って打つ小銃。大将分の使用したもの。
てっ‐つい【鉄槌・鉄鎚】
大形のかなづち。鉄椎。ハンマー。反故集「身を打砕く―也」
⇒鉄槌を下す
てっ‐さ【鉄鎖】
鉄製のくさり。比喩的に、人の自由を圧迫・拘束するもの。
てつ‐ざ【鉄座】
江戸幕府の鉄の流通統制機関。真鍮座と共に銀座の付帯事業として1780年(安永9)大坂に設置し、諸国から産出する鉄の売買を独占。87年(天明7)廃止。
テッサー【Tessar ドイツ】
写真レンズの一つ。4枚のレンズから成るアナスチグマートで、ドイツのツァイス社の商品名。
てっさい【鉄斎】
⇒とみおかてっさい(富岡鉄斎)
てつ‐ざい【鉄材】
土木・建築などに用いる鉄製の材料。鉄資材。
てつ‐ざい【鉄剤】
鉄を成分とした薬剤。増血の目的に供する。乳酸鉄・ヨード鉄シロップ・枸櫞くえん酸鉄・硫酸鉄の類。
てっ‐さく【鉄柵】
鉄製の柵。
てっ‐さく【鉄索】
①鋼鉄製の太い針金を撚より合わせた綱。鋼索。
②ロープウェー(架空索道)。また、ケーブル‐カー(鋼索鉄道)。
てっ‐さつ【鉄札】
①鉄製の札。
②閻魔えんまの庁で浄玻璃じょうはりの鏡に照らして善人と悪人とを鑑別し、その悪業を記すという鉄の札。謡曲、鵜飼「江河に漁すなどつてその罪おびたたし、されば―数をつくし」↔金札
てつ‐さび【鉄錆】
鉄の表面の酸化により生ずるさび。鉄銹。鉄鏽。
テッサロニーキ【Thessaloniki】
サロニカのギリシア語名。
てっ‐さん【鉄傘】
鉄骨建築の、傘のような円形の屋根。
てつ‐ざん【鉄山】
鉄鉱を採掘する山。
デッサン【dessin フランス】
①線や筆触で物の形を捉えることを主眼に描いたもの。素描そびょう。
②ものごとのあらすじ。
てつ‐じ【綴字】
⇒ていじ
でっ‐し【涅歯】
鉄漿かねで歯を黒く染めること。また、その歯。おはぐろ。ねっし。
てっ‐しゃ【鉄砂】
(→)砂鉄さてつに同じ。
⇒てっしゃ‐ゆう【鉄砂釉】
てつ‐じゃく【鉄尺】
①(鉄で製したからいう)(→)曲尺かねじゃくに同じ。
②鉄製の巻尺。
てっしゃ‐ゆう【鉄砂釉】‥イウ
陶磁器の釉うわぐすりの一種。鉄分を多く含んだ土石を発色剤としたもので、焼き上げると黒褐色を呈する。
⇒てっ‐しゃ【鉄砂】
てっ‐しゅう【鉄銹・鉄鏽】‥シウ
鉄のさび。てつさび。
てっ‐しゅう【撤収】‥シウ
①取り去ってしまいこむこと。「テントを―する」
②軍隊をまとめて引き上げること。撤退。「占領地から―する」
てつ‐じゅうじ‐くんしょう【鉄十字勲章】‥ジフ‥シヤウ
1813年、対仏戦争の際制定されたプロイセンの戦功勲章。普仏戦争および第一次・第二次大戦に復活。プロイセン・ドイツの象徴。
てつ‐じゅうせき【鉄重石】‥ヂユウ‥
鉄マンガンのタングステン酸塩から成る鉱物のうち、マンガンより鉄の多いもの。単斜晶系。金属光沢をもち黒色。条痕は黒褐色。よりマンガンの多いマンガン重石と固溶体を形成。タングステンの重要鉱石。
てつ‐じゅつ【綴術】
和算で、円弧の長さなどを無限級数に展開する方法。
てっ‐しょ【徹所】
証拠。証拠だて。日葡辞書「テッショフンミャウ(分明)ニゴザル」
てつ‐じょ【撤除】‥ヂヨ
とりのけること。撤去。
てっ‐しょう【鉄匠】‥シヤウ
①(→)鉄工2に同じ。
②鍛冶かじ屋。
てっ‐しょう【鉄相】‥シヤウ
鉄道大臣の略称。
てっ‐しょう【鉄蕉】‥セウ
〔植〕ソテツの異称。
てっ‐しょう【鉄漿】‥シヤウ
⇒かね
てっ‐しょう【徹宵】‥セウ
夜どおし起きていること。夜あかし。徹夜。「―の復旧作業」
てつ‐じょう【鉄条】‥デウ
鉄製の太い針金。
⇒てつじょう‐もう【鉄条網】
てつ‐じょう【鉄杖】‥ヂヤウ
鉄製の杖。鉄枴てっかい。
てつ‐じょう【鉄城】‥ジヤウ
鉄の城。鉄のように堅固な城。また、地獄の城。太平記20「―高くそばたち、鉄くろがねの綱四方に張れり」
てつじょう‐もう【鉄条網】‥デウマウ
敵などの通過を阻止するために設ける有刺鉄線を幾重にも張りまわした柵。電流を通ずることもある。「―を張り巡らす」
⇒てつ‐じょう【鉄条】
てっ‐しょき【徹書記】
(人名)(→)正徹しょうてつの別称。
てっ‐しん【鉄心】
①鉄のように堅固な精神。容易に変わらない意志。鉄石心。鉄腸。
②物の心しんに鉄を入れたもの。コア。
⇒てっしん‐きん【鉄心琴】
⇒てっしん‐せきちょう【鉄心石腸】
てつ‐じん【哲人】
哲学者。また、見識高く道理に通じた人。哲士。「―政治」
てつ‐じん【鉄人】
鉄のように力やからだの強い人。
⇒てつじん‐レース【鉄人レース】
てっしん‐きん【鉄心琴】
(→)鉄琴てっきんに同じ。
⇒てっ‐しん【鉄心】
てっしん‐せきちょう【鉄心石腸】‥チヤウ
鉄や石のように堅固な精神。鉄石心腸。
⇒てっ‐しん【鉄心】
てつじん‐レース【鉄人レース】
(→)トライアスロンのこと。
⇒てつ‐じん【鉄人】
てっ・する【徹する】
〔自サ変〕[文]徹す(サ変)
①とおる。つらぬく。「恨み骨髄に―・する」
②徹底する。「信仰に―・する」「裏方に―・する」
③その全部をとおす。「夜を―・して働く」
てっ・する【撤する】
〔他サ変〕[文]撤す(サ変)
とり除く。とりはらう。引き上げる。「陣を―・する」
てっ‐せい【鉄製】
(テツセイとも)鉄で製すること。「―の鍋」
てっ‐せき【鉄石】
①鉄と石。
②極めて堅固なこと。「―心」
⇒てっせき‐しんちょう【鉄石心腸】
てつ‐せきえい【鉄石英】
多量の酸化鉄を含み、赤色または黄色または黒褐色を呈する石英。
てっせき‐しんちょう【鉄石心腸】‥チヤウ
(→)鉄心石腸に同じ。
⇒てっ‐せき【鉄石】
てっ‐せん【鉄扇】
骨が鉄製の扇。武士が用いた。
てっ‐せん【鉄船】
①鉄板で装甲した船。〈日葡辞書〉
②錬鉄で建造した船。造船史上、木船と鋼船との中間に当たる過渡期の船。1850年頃から約20年間が全盛。
てっ‐せん【鉄銭】
銑鉄で鋳造した銭。寛永通宝の鉄一文銭・精鉄四文銭のほか、仙台通宝・箱館通宝・南部銭などの地方通用銭がある。
てっ‐せん【鉄線】
①鉄のはりがね。
②キンポウゲ科の落葉蔓草。中国原産。茎は針金のように強い。葉柄で他物に巻き付く。葉は対生し、長柄がある。初夏、葉腋に大きな白色または淡青紫色の6弁花を開く。雄しべは暗紫色。園芸品種が多い。観賞用。根は漢方生薬の「威霊仙」で、鎮痛薬。鉄線花。〈[季]夏〉→クレマチス。
てっせん
③テッセンの花にかたどった紋所。
鉄線
⇒てっせん‐びょう【鉄線描】
⇒てっせん‐れん【鉄線蓮】
てっ‐せん【撤饌】
神前の供え物をさげること。↔献饌
てっせん‐びょう【鉄線描】‥ベウ
東洋画の線描法の一種。運筆に遅速・肥痩・濃淡・柔剛の変化がなく一定で、あたかも鉄の針金のように見えるからいう。法隆寺金堂壁画など、仏画や人物画に用いられた。
⇒てっ‐せん【鉄線】
てっせん‐れん【鉄線蓮】
〔植〕テッセンの漢名。
⇒てっ‐せん【鉄線】
てっ‐そう【鉄窓】‥サウ
①鉄の格子をとりつけた窓。
②牢屋。獄屋。ひとや。
でつ‐ぞう【捏造】‥ザウ
⇒ねつぞう
てっ‐そく【鉄則】
改めたり破ったりできないきびしい規則。「民主政治の―」
てつ‐ぞく【鉄鏃】
鉄製のやじり。日本では弥生時代からある。
てっ‐そん【鉄損】
変圧器・電動機などの鉄心部分に渦うず電流が流れるため、熱となって消費される電力。鉄損失。→銅損
てっ‐たい【撤退】
軍隊などが、陣地などを撤去して退くこと。撤収。「不採算部門から―する」
て‐つだい【手伝い】‥ツダヒ
てつだうこと。また、その人。「家の―」
⇒てつだい‐ふしん【手伝普請】
てつだい‐ふしん【手伝普請】‥ツダヒ‥
近世、諸大名を動員して行なった豊臣政権・江戸幕府の大規模な築城・造営・土木工事。大坂城・聚楽第建設、江戸城・名古屋城や京都御所などの建設・修復工事、河川の治水工事など、幕末まで続いた。→普請役やく
⇒て‐つだい【手伝い】
て‐つだ・う【手伝う】‥ツダフ
〔他五〕
①他人の仕事を助ける。てだすけをする。「家業を―・う」
②ある原因の上にさらに付け加わって作用する。世間胸算用4「時の運きたらず、仕合しあわせが―・はねば是非なし」。「若さが―・っての仕業」
でっ‐ち【丁稚】
(デシ(弟子)の転。一説に、双六の重一でっちからともいう)
①職人または商人の家に年季奉公をする年少者。雑役に従事した。日本永代蔵1「惣領残して、すゑずゑを―奉公につかはしおき」
②年少者を卑しめていう語。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「やあら―めが味をやるよ」
⇒でっち‐あがり【丁稚上り】
⇒でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】
でっ‐ち【重一・畳一】
(「畳一」の字音デフイチの約か)双六の二つの采さいに、共に一の目が出ること。太平記35「宮方の政道も、ただこれと重二じゅうに―にて候ものを」
でっち‐あがり【丁稚上り】
丁稚から成りあがること。また、その人。
⇒でっ‐ち【丁稚】
でっち‐あげ【捏ち上げ】
でっちあげること。また、でっちあげたものや事柄。捏造ねつぞう。
でっち‐あ・げる【捏ち上げる】
〔他下一〕
①ないことをあるように作りあげる。捏造ねつぞうする。「証拠を―・げる」
②間に合せに形だけを整えてまとめあげる。「報告書を―・げる」
てっち‐せん【鉄囲山】
(テツヰセンの連声)〔仏〕須弥山しゅみせんを中心とする四洲の外海をかこむ九山くせんのうち、一番外側の金輪こんりんの外辺を縁どる鉄でできている山。あるいは三千世界のおのおのを囲む鉄でできた山。鉄輪囲山。金剛輪山。
でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】
商家などに丁稚として奉公すること。嵯峨の屋お室、文学者としての前半生「最初は種々いろいろな事情からして、商家に―をして居りました」
⇒でっ‐ち【丁稚】
てっ‐ちゅう【鉄柱】
①鉄製の柱。
②囲碁で、辺の星とその直下の第三線に連続して石を置いた形。
てっ‐ちょう【鉄腸】‥チヤウ
堅固な心。容易に動揺しない心。鉄心。「石心―」
てっちょう【鉄腸】‥チヤウ
⇒すえひろてっちょう(末広鉄腸)
てっちょう‐そう【綴葉装】‥テフサウ
(テイヨウソウとも)和装本の製本方式の一つ。数枚の料紙を重ね合わせ半分に折って一括りとし、数括りを重ねて前後に表紙を添え、折り目の方を糸でかがるもの。かがり糸の結びを多く括りの中に残し、両面に書写・印刷する。列帖装。
でっちょう‐そう【粘葉装】‥テフサウ
(デッテフはデツエフの連声。デツは字音デンの転)和装本の製本方式の一つ。料紙を1枚ずつ二つ折りにし、各紙の折り目近くの外側面に糊をつけて重ね合わせ、接着させて一冊とする。糸・紐は用いない。表紙は前後から添えるか、またはくるみ表紙とする。多くは両面に書写・印刷する。開くと胡蝶が羽を広げたような感じとなるので、胡蝶装ともいう。
粘葉装
てっ‐ちり
(「てつ」はふぐの異称「てっぽう(鉄砲)」の下略)ふぐを用いたちり鍋。ふぐちり。
でっ‐ちり【出っ尻】
デジリの転。「―鳩胸」
でっ・ちる【捏ちる】
〔他上一〕
つくねる。こねる。
てっ‐ちん【鉄砧】
かなしき。かなとこ。
て‐づつ【手筒】
片手に持って打つ小銃。大将分の使用したもの。
てっ‐つい【鉄槌・鉄鎚】
大形のかなづち。鉄椎。ハンマー。反故集「身を打砕く―也」
⇒鉄槌を下す
広辞苑 ページ 13495 での【○手付を打つ】単語。