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○犬が西向きゃ尾は東いぬがにしむきゃおはひがし🔗🔉

○犬が西向きゃ尾は東いぬがにしむきゃおはひがし 当たり前であることを強調していう言葉。 ⇒いぬ【犬・狗】 いぬかみ犬上】 姓氏の一つ。 ⇒いぬかみ‐の‐みたすき【犬上御田鍬】 いぬ‐がみ犬神】 四国などに伝わる俗信で、人に害をなすという目に見えない憑きもの。犬などの霊とされる。これに憑かれた家筋(犬神筋)は縁組などを嫌われた。 ⇒いぬがみ‐つき【犬神憑】 いぬがみ犬神】 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「恋罠奇掛合こいのわなてくだのかけあい」。2世桜田治助作詞。2世杵屋正次郎作曲。1812年(文化9)初演。もと清元と掛合。犬神遣いと狐が名玉を奪い合う筋。 いぬがみ‐つき犬神憑】 犬神がのりうつったという異常な精神状態。また、その人。 ⇒いぬ‐がみ【犬神】 いぬかみ‐の‐みたすき犬上御田鍬】 飛鳥時代の官人、最初の遣唐使。614年隋に使し、630年唐に赴き632年帰国。生没年未詳。 ⇒いぬかみ【犬上】 いぬがみ‐りゅう犬上流‥リウ (→)扱心流きゅうしんりゅうに同じ。 いぬ‐がや犬榧】 イヌガヤ科の針葉樹。暖地に自生。大きなものは幹の高さ約6メートル。樹皮は暗褐色、葉はカヤよりも幅広い。雌雄異株。4月頃開花。種子の核から油を採って灯油・機械油とし、また材は堅く細工物に用いる。ヘボガヤ。 いぬ‐がらし犬芥】 アブラナ科の多年草。水田や畦などに多い。高さ約30センチメートル。葉は長楕円形。春から夏にかけて、黄色4弁の小花を総状につける。アゼダイコン。ノガラシ。 いぬ‐がり犬狩】 ①平安以降、滝口たきぐちが宮中で野犬狩をする行事。 ②狂犬や飼主のない犬を捕殺すること。 いぬ‐かわ犬川‥カハ 「犬の川端歩き」の略。→犬(成句) いぬ‐がんそく犬雁足】 各地の山地・林に生えるイワデンタ科の大形のシダ。葉は長さ1メートル余りの羽状で、束生して大株をなす。葉柄下部に褐色の鱗片がある。秋に株の中心から、片側に褐色・棒状の羽片が並んだ胞子葉を出し、これを花材に用いる。 いぬき】 階下のいしだたみ。〈新撰字鏡5い‐ぬき居抜きヰ‥ 住宅や店舗を、家具や商品・設備をつけたまま、売りまたは貸すこと。 いぬ‐ぎり犬桐】 アブラギリの別称。 い‐ぬ・く射貫く】 〔他五〕 射てつらぬく。射とおす。 いぬ‐くい犬食い‥クヒ ①闘犬。いぬあわせ。 ②犬のようにうつむいてだまってがつがつ物を食べること。 いぬ‐くぎ犬釘】 鉄道のレールを枕木に固定するために打つ釘で、その頭が犬の頭に似ているもの。 いぬ‐くぐ磚子苗】 〔植〕(→)クグ1の別称。 いぬ‐くぐり犬潜り】 垣根や塀などで、犬の出入りする穴。 いぬ‐ぐす犬樟】 タブノキの別称。 いぬ‐くぼう犬公方‥バウ 徳川綱吉のあだ名。→生類しょうるい憐みの令 いぬ‐くよう犬供養‥ヤウ (栃木県で)難産で死んだ犬の供養をすると人の出産が軽くすむといって、女が集まって行う供養。 いぬ‐げい犬芸】 犬をならして演じさせる芸。 いぬ‐こりやなぎ犬行李柳】 ヤナギ科の落葉低木。日本各地の原野や土手に普通。日本産のヤナギ類で唯一、葉を対生する。葉は無柄で長さ3〜5センチメートルの長楕円形。早春、葉に先立って短い花穂を出す。雌雄異株で雄花序は黄色の雄しべが密生、雌花序には黒色の苞が目立つ。 イヌコリヤナギ 撮影:関戸 勇 いぬ‐ころ犬ころ】 (コロは接尾語)犬の子。小犬。いぬっころ。 いぬ‐ざくら犬桜】 バラ科の落葉高木。山地に自生。高さ約10メートル。4月頃葉のつけ根に白色5弁の小花を多数総状につける。実は帯黄赤色、球形。サクラに類するがサクラらしくないのでこの名がある。 いぬ‐サフラン犬サフラン】 ユリ科の多年草。ヨーロッパ原産。観賞用・薬用。10月、地下の球根から、淡紫色の花だけを開く。花は直径5センチメートル、漏斗状、6弁。春、細長い葉3〜5枚を出す。黒色球状の種子はアルカロイドの一種コルヒチンを含む。コルチカム。 イヌサフラン 提供:OPO いぬ‐ざむらい犬侍‥ザムラヒ 武士道をわきまえないような侍をののしっていう語。 いぬ‐ざんしょう犬山椒‥セウ ミカン科の落葉低木。枝に刺とげが多い。原野・川端に自生。高さ約2メートル。サンショウに似るが、葉はやや長く、香が異なる。夏、淡緑色の花をつける。蒴果さくかは煎じて咳どめ薬、乳房のはれものの湿布用とした。また、葉の粉末は打撲傷に外用。 いぬ‐じに犬死に】 無益に死ぬこと。むだじに。狂言、文山立「かうして死ぬるは―ぢやによつて」。「―に終わる」 いぬ‐じにん犬神人】 中世、京都祇園の八坂神社に所属し、洛中の死屍の始末や八坂神社の武力を担うとともに、平常は沓・弓弦などの製造を業とした人々。また祇園祭の神幸に道路を清掃する役目を負った。つるめそ。→神人じんにん いぬ‐しばい犬芝居‥ヰ 犬を訓練して演じさせる芝居。 いぬ‐じもの犬じもの】 ①犬のようなさまをした奴。犬畜生。二葉亭四迷、浮雲「昇如き―に恥辱を取ツた」 ②(副詞的に用いて)犬のように。万葉集5「―道に臥してや命過ぎなむ」→じもの いぬ‐そとば犬卒塔婆】 難産で死んだ犬の供養のために立てるY字型の棒。関東東部で、安産祈願のために立てる例が多い。→犬供養 いぬ‐ぞり犬橇】 犬に引かせて雪上・氷上を走るそり。 いぬ‐たで犬蓼】 タデ科の一年草。山野に普通で、高さ約30センチメートル。葉の基部の鞘状の托葉が茎を囲む。夏から秋、葉腋と茎頂に紫紅色の小花が穂をなす。アカマンマ。アカノマンマ。「犬蓼の花」は〈[季]秋〉。 いぬたで イヌタデ 撮影:関戸 勇 いぬ‐だまし犬だまし】 (「たまし」は分け前の意)狩猟で、猟犬を連れて参加した勢子せこに分ける、犬の分としての配分。 いぬ‐ちくしょう犬畜生‥シヤウ 人を犬になぞらえてののしっていう語。「―にも劣る奴だ」 いぬつくば犬筑波】 「新撰犬筑波集」の略称。 いぬ‐つくばい犬蹲い‥ツクバヒ 犬のうずくまるさま。また、そのように愛想をして機嫌をとるさまをいう語。浄瑠璃、神霊矢口渡「鎌倉武士に―」 いぬ‐つげ犬黄楊】 モチノキ科の常緑低木。高さ2〜3メートル。葉は小形革質で、互生。雌雄異株。夏、帯白色の小花を開く。実は紫黒色。ツゲに似るが、全くの別種で葉が互生(ツゲは対生)、材はツゲに劣る。庭木・盆栽とし、細工物に用いる。〈書言字考節用集〉 いぬつげ

広辞苑 ページ 1355 での○犬が西向きゃ尾は東単語。