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○手盛りを食うてもりをくう🔗⭐🔉
○手盛りを食うてもりをくう
人の計略にかかる。一杯くう。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「手盛りを食ふて伝八が外からしやんと閉めくくり」
⇒て‐もり【手盛り】
デモ・る
〔自五〕
(デモを動詞化した語)デモをする。示威行進をする。
デモンストレーション【demonstration】
①示威運動。
②宣伝・紹介のための実演。
③運動競技会などで、正式種目以外の公開演技。
⇒デモンストレーション‐こうか【デモンストレーション効果】
デモンストレーション‐こうか【デモンストレーション効果】‥カウクワ
〔経〕各人の消費が周囲の人々の消費の状態に影響を受けること。
⇒デモンストレーション【demonstration】
て‐や【手矢】
①手に持つ矢。義経記6「―取りて差矧さしはげ申しけるは」
②手突きの矢。短い竹または木の矢箆やのに矢羽をつけ、箆口のぐちに大鏃おおやじりをはめ、手にもって敵に投げつける武器。
て‐や
①(終助詞テに間投助詞ヤが付いたもの)感動または強意を表す。浄瑠璃、鎌倉三代記「貴様たちににらまれてはならぬ―」
②(接続助詞テに終助詞ヤの付いたもの)婉曲な命令または希望を表す。浄瑠璃、生玉心中「なう駕籠の衆、まづ待つ―」
て‐やき【手焼】
自身で焼くこと。また、機械によらず手を使って焼くこと。「―の茶碗」「―煎餅せんべい」
て‐やく【手役】
花札で、手許に配られた札だけですでに規定の役が成立し、ある点数を得る特権をもつもの。↔出来役できやく
で‐やく【出役】
他所に出張して勤める役。しゅつやく。
で‐やしき【出屋敷】
江戸時代、新開地などに移住してつくった部落。
て‐やすめ【手休め】
手をやすめること。仕事をする手を中途でやめて暫く休息すること。てやすみ。
て‐やり【手槍・手鑓】
柄の細く短い槍。短槍。小槍。
て‐やわらか【手柔らか】‥ヤハラカ
手ひどくなく、加減して取り扱うさま。日葡辞書「テヤワラカナヒト」。「お―に」
てやんでえ
(「何を言っていやがるんだい」の訛った江戸時代以降の東京語)相手の言葉をさえぎったり否定したりするときに言う言葉。
で‐ゆ【出湯】
地中から湧きでる湯。温泉。いでゆ。
デュアメル【Georges Duhamel】
フランスの作家。初め医師。第一次大戦に従軍。人道主義的立場から著作。小説「サラヴァンの生活と冒険」「パスキエ家の記録」など。(1884〜1966)
デュアメル
撮影:木村伊兵衛
デュアル【dual】
二つの。二重の。「―‐コート」
⇒デュアル‐スラローム【dual slalom】
デュアル‐スラローム【dual slalom】
(スラロームは回転競技の意)(→)パラレル‐レースに同じ。
⇒デュアル【dual】
デューイ【John Dewey】
アメリカの哲学者・教育学者。プラグマティズムの立場から論理学・倫理学・社会心理学・美学などあらゆる方面にわたる業績があり、「道具主義」を唱えた。また子供の生活経験を重視する教育理論は大きな影響を与えた。著「民主主義と教育」「哲学の改造」「確実性の探究」「論理学」など。(1859〜1952)→プラグマティズム→インストルメンタリズム→実験主義
デュヴィヴィエ【Julien Duvivier】
フランスの映画監督。舞台俳優から転じた。作「にんじん」「舞踏会の手帖」「望郷」など。(1896〜1967)
デューク【duke】
公爵。→公国
デュース【deuce】
⇒ジュース
デューティー【duty】
①義務。責務。職責。
②税金。関税。
⇒デューティー‐フリー【duty-free】
デューティー‐フリー【duty-free】
免税。特に、関税のかからないこと。タックス‐フリー。「―‐ショップ」
⇒デューティー【duty】
デューテリウム【deuterium】
(ギリシア語で「第2の」の意のdeuterosから)水素の同位体で、質量数が2(陽子・中性子ともに1個)のもの。重水を作り、原子炉の中性子減速材となり、また核融合にも利用。記号D →重水素
テューバ【tuba】
⇒チューバ
デュープ【dupe】
(duplicateの略)写真原板・映画フィルム・録画ビデオテープなどの複製。また、その複製物。
デュー‐プロセス‐オブ‐ロー【due process of law】
法の適正手続。誰しも法の適正な手続によらなければ生命・自由または財産を奪われることはないという原則。日本国憲法第31条はこの趣旨の規定と解されている。
デューラー【Albrecht Dürer】
ドイツの画家。深い精神的内容と鋭く正確な写実とにより、ドイツ‐ルネサンスを代表する。宗教に題材をとった油絵のほか、素描・木版・銅版画の作が多い。作「四人の使徒」など。(1471〜1528)
デューラー
提供:Photos12/APL
「四人の使徒」
提供:ullstein bild/APL
デュエット【duetto イタリア・duet イギリス】
二重唱。二重奏。また、その楽曲。
デュエム【Pierre Duhem】
フランスの科学哲学者・科学史家。パリ生れ。ボルドー大学教授。検証や反証の対象となるのは理論全体であるとし、決定実験の不可能性を唱えた。また、中世科学の再評価に道を開いた。主著「物理理論の目的と構造」「世界の体系」。(1861〜1916)
デュオ【duo イタリア】
①(→)デュエットに同じ。
②二人組の演奏家。
デュカ【Paul Dukas】
フランスの作曲家。管弦楽法にすぐれ、ストラヴィンスキーらに影響。交響詩「魔法使いの弟子」など。デュカス。(1865〜1935)
デュカ
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→交響詩「魔法使いの弟子」
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
デュギー【Léon Duguit】
フランスの公法学者。実証主義的・社会学的立場から観念的・個人主義的な近代の法と法学を批判し、法の基礎を社会連帯に求めた。著「私法変遷論」「公法変遷論」など。(1859〜1928)
デュクロ【Jacques Duclos】
フランスの政治家。共産党幹部。1926年以来下院議員・上院議員。ドイツ軍占領下、抵抗運動を組織。(1896〜1975)
デュコ‐デュ‐オーロン【Louis Ducos du Hauron】
フランスの科学者。カラー写真の先駆者で、著「写真による色の再現」で減色法の原理を発表。1868年、三色分解ネガからカラー‐プリントを作製。(1837〜1920)
デュシャン【Marcel Duchamp】
フランスの美術家。アメリカに渡り、ダダやシュールレアリスムの運動にも関わり、近代美術の視覚優先のあり方を批判した絵画・オブジェで現代美術に大きな影響を与えた。(1887〜1968)
デュッセルドルフ【Düsseldorf】
ドイツ北西部、ノルトライン‐ヴェストファーレン州の州都。ケルン北方、ライン川東岸に沿う。商工業の中心地。人口56万9千(1999)。ジュッセルドルフ。
デュナミス【dynamis ギリシア】
(力・能力の意。ラテン語のpotentia)アリストテレスの哲学における重要な概念で、可能態と訳される。質料に内在し、発展して形相を実現しうる可能性。その現実化したものがエネルゲイア(現実態)。
デュナン【Jean Henri Dunant】
国際赤十字の創設者。スイスの人。1864年赤十字に関するジュネーヴ条約の成立に成功。1901年最初のノーベル平和賞受賞。(1828〜1910)
デュパルク【Henri Duparc】
フランスの作曲家。フランクに師事。歌曲にすぐれ、「旅への誘い」などが知られる。(1848〜1933)
デュビュッフェ【Jean Dubuffet】
フランスの画家・彫刻家。故意に粗略な人間像を描き、既成の絵画概念に異を唱える。アンフォルメルの先駆者の一人。(1901〜1985)
デュファイ【Guillaume Dufay】
フランドル生れの作曲家。ブルゴーニュ楽派の一人。ルネサンス音楽発展の基礎を築く。ミサ曲・モテット・シャンソンなどにすぐれる。(1397頃〜1474)
デュフィ【Raoul Dufy】
フランスの画家。フォーヴィスムの一人で、装飾的で軽快な画風を形成。(1877〜1953)
デュボア【Eugène Dubois】
オランダの解剖学者・人類学者。軍医として従軍中、1891年ジャワで人類化石を発見し、ピテカントロプス‐エレクトゥスと命名。(1858〜1940)
デュ‐ボア‐レーモン【Emil Heinrich Du Bois-Reymond】
ドイツの生理学者。筋肉・神経の電気現象を研究。ベルリン大学総長。(1818〜1896)
デュ‐ボイス【William Edward Burghardt Du Bois】
アメリカの黒人運動指導者・歴史学者。アトランタ大学教授。人種平等を目指し、パン‐アフリカ会議を組織。1961年共産党入党。63年ガーナに帰化。著「黒人の魂」など。(1868〜1963)
テュポン【Typhon】
ギリシア神話の巨大な怪物。ガイアとタルタロスの子で、肩から百の竜を生やす。ゼウスに滅ぼされた。
デュ‐ポン【Du Pont de Nemours】
アメリカの財閥の一つ。フランス革命中アメリカに亡命した家族で、19世紀初めデラウェア州ウィルミントンに火薬工場を経営、南北戦争期や西部開拓時代に巨富を築く。のち化学工業に進出、アメリカ最大の化学コンツェルンを形成。
デュマ【Alexandre Dumas】
①大デュマ(D. père)。フランスの小説家・劇作家。小デュマの父。作「三銃士」「モンテ=クリスト伯」など。(1802〜1870)
②小デュマ(D. fils)。フランスの劇作家・小説家。大デュマの子。「椿姫」のほか、問題劇の作が多い。(1824〜1895)
デュ‐モーリエ【Daphne Du Maurier】
イギリスの女性作家。小説「レベッカ」「鳥」など。(1907〜1989)
デュラス【Marguerite Duras】
フランスの女性作家。インドシナのサイゴン(現、ホーチミン)生れ。自伝的小説「愛人」、映画脚本「二十四時間の情事」「かくも長き不在」など。(1914〜1996)
デュルケム【Émile Durkheim】
フランスの社会学者。個々人の心意に還元できない社会的事実を社会学の対象とすることによって、社会学の客観的な方法を確立。M.ウェーバーと共に現代社会学の定立者。著「社会学的方法の諸基準」「自殺論」「宗教生活の原初形態」など。(1858〜1917)
テュルゴー【Turgot】
⇒チュルゴー
デュレンマット【Friedrich Dürrenmatt】
スイスのドイツ系劇作家。諷刺のきいた喜劇で成功。戯曲「貴婦人故郷に帰る」「物理学者」など。(1921〜1990)
デュロック【Duroc】
豚の一品種。北アメリカの2系統の赤豚の交雑による。毛色は赤く、肉質がよい。
デュロン‐プティ‐の‐ほうそく【デュロンプティの法則】‥ハフ‥
固体元素の原子熱は、常温では少数の例外(炭素・ホウ素など)を除いては、いずれもほとんど等しいという法則。1819年フランスのデュロン(P. L. Dulong1785〜1838)とプティ(A. T. Petit1791〜1820)とが共同発見。
デュワー‐びん【デュワー瓶】
(Dewar vessel)実験室で液体窒素など主として低温液体の保存に用いる魔法瓶。イギリスの化学者・物理学者デュワー(J. Dewar1842〜1923)が1893年に考案。ジュワー瓶。
て‐よ
(接続助詞テに終助詞ヨの付いたもの)命令・要求を表し、また単に詠嘆を表す。多く、女性・子供が使う。「秋風よ、心あらばつたへ―」(佐藤春夫)。「あれ買っ―」「本当によく似合っ―」
で‐よう【出様】‥ヤウ
①出る様子。でかた。
②しむけよう。しかた。態度。「相手の―によっては」
で‐ようじょう【出養生】‥ヤウジヤウ
他所へ出かけて行って養生すること。転地療養。
てら【寺】
(パーリ語thera(長老)、または朝鮮語chyöl(礼拝所)からという)
①仏像を安置し、僧・尼が居住し、道を修し教法を説く建物。中国で「寺」はもと役所の意。伽藍。蘭若らんにゃ。梵刹。万葉集16「橘の―の長屋に」
②特に、三井寺をいう。延暦寺を「山」というのに対する。
③寺銭てらせんの略。浄瑠璃、神霊矢口渡「―をしてくれると思つて」
④寺子屋の略。
⇒寺から里へ
⇒寺恥かし
⇒寺をあぐ
テラ【tera】
(ギリシア語で怪物の意のterasから)1兆(1012)倍を表す単位の接頭語。記号T 「―‐オーム」
でら
〔副〕
(名古屋で)非常に。とても。
テラー【Edward Teller】
アメリカの核物理学者。ハンガリー生れ。ユダヤ人の家系。1935年渡米し、マンハッタン計画に参加して指導的な役割を果たす。水爆の父として知られる。(1908〜2003)
てら‐あがり【寺上がり】
①修行のため寺に入ること。浄瑠璃、常盤物語「七つになる某が―の門出でに」
②子供が初めて寺子屋に入ること。「七夕や平仲が子の―」(許六)
③寺子屋を終えること。風俗文選「―のわらんべ、又はつよみを好む中小姓の」
てら‐あずけ【寺預け】‥アヅケ
室町時代の末、罪人を寺院に預けて禁錮したこと。てらいり。
てら‐い【寺井】‥ヰ
寺の境内にわく清水、また井戸。万葉集19「もののふの八十少女らが汲みまがふ―の上のかたかごの花」
てらい【衒い】テラヒ
てらうこと。ひけらかすこと。「―のない文章」
てら‐いり【寺入り】
①(→)「寺預け」に同じ。
②寺子屋へ入門すること。また、その子供。昨日は今日の物語「六十三にて―せられた」
③自家から出火した時などに寺にこもって謹慎したこと。
④戦敗者・罪人・冤罪者などが高野山・比叡山などの寺に逃げ入って罪を免れたこと。
てら‐いん【寺印】
寺院の証明におす印。
てら・う【衒う】テラフ
〔他五〕
(「照らふ」の意)かがやくようにする。みせびらかす。ひけらかす。誇示する。雄略紀「山辺の小島子ゆゑに人―・ふ馬の八匹やつぎは惜しけくもなし」。「才を―・う」「奇を―・う」
デラウェア【Delaware】
①アメリカ合衆国東部、大西洋岸の州。独立13州の一つ。州都ドーヴァー。→アメリカ合衆国(図)。
②ブドウの一品種。1が原産地。
てら‐うけ【寺請】
江戸時代、庶民がキリシタンをはじめ幕府禁制の宗教・宗派の信徒ではなく檀家であることを、その檀那寺に証明させた制度。キリシタン根絶後も民衆統制制度として存続。→宗門改。
⇒てらうけ‐じょう【寺請状】
⇒てらうけ‐しょうもん【寺請証文】
てらうけ‐じょう【寺請状】‥ジヤウ
寺請を証明して、檀家に対して身分保証を行なった証文。宗門人別帳にもとづいて発行され、庶民の婚姻・旅行・奉公などに際して必要とされた。寺手形。宗旨手形。寺請証文。寺証文。宗旨証文。
⇒てら‐うけ【寺請】
てらうけ‐しょうもん【寺請証文】
(→)寺請状に同じ。
⇒てら‐うけ【寺請】
てらうち【寺内】
姓氏の一つ。
⇒てらうち‐まさたけ【寺内正毅】
てらうち‐まさたけ【寺内正毅】
(名はマサカタともよむ)軍人・政治家。陸軍大将・元帥。長州藩士。陸軍の要職を歴任し、韓国統監として韓国併合を強行。初代朝鮮総督。1916〜18年首相となり、西原借款やシベリア出兵を行うが、米騒動で辞職。(1852〜1919)
⇒てらうち【寺内】
てらお【寺尾】‥ヲ
姓氏の一つ。
⇒てらお‐ひさし【寺尾寿】
てら‐おくり【寺送り】
死者の位牌や遺物を寺に納めること。
てら‐おとこ【寺男】‥ヲトコ
寺で雑役をする下男。
てらお‐ひさし【寺尾寿】‥ヲ‥
天文学者。福岡の人。東大卒業後渡仏し、星学を学ぶ。東大教授・初代東京天文台長。日本天文学会初代会長。東京物理学校(現、東京理科大)の初代校長。(1855〜1923)
⇒てらお【寺尾】
てら‐かた【寺方】
(テラガタとも)
①寺院に関係のある方面。
②寺院の僧侶。狂言、泣尼「ここもとには―も見えぬ」
てらかど【寺門】
姓氏の一つ。
⇒てらかど‐せいけん【寺門静軒】
てらかど‐せいけん【寺門静軒】
幕末の随筆家・儒学者。常陸の人。名は良、字は子温、通称弥五左衛門。「江戸繁昌記」を著し、幕府の忌諱に触れる。(1796〜1868)
→文献資料[江戸繁昌記]
⇒てらかど【寺門】
てら‐がまえ【寺構え】‥ガマヘ
寺院の構造。寺院風のつくり。
デュアル【dual】
二つの。二重の。「―‐コート」
⇒デュアル‐スラローム【dual slalom】
デュアル‐スラローム【dual slalom】
(スラロームは回転競技の意)(→)パラレル‐レースに同じ。
⇒デュアル【dual】
デューイ【John Dewey】
アメリカの哲学者・教育学者。プラグマティズムの立場から論理学・倫理学・社会心理学・美学などあらゆる方面にわたる業績があり、「道具主義」を唱えた。また子供の生活経験を重視する教育理論は大きな影響を与えた。著「民主主義と教育」「哲学の改造」「確実性の探究」「論理学」など。(1859〜1952)→プラグマティズム→インストルメンタリズム→実験主義
デュヴィヴィエ【Julien Duvivier】
フランスの映画監督。舞台俳優から転じた。作「にんじん」「舞踏会の手帖」「望郷」など。(1896〜1967)
デューク【duke】
公爵。→公国
デュース【deuce】
⇒ジュース
デューティー【duty】
①義務。責務。職責。
②税金。関税。
⇒デューティー‐フリー【duty-free】
デューティー‐フリー【duty-free】
免税。特に、関税のかからないこと。タックス‐フリー。「―‐ショップ」
⇒デューティー【duty】
デューテリウム【deuterium】
(ギリシア語で「第2の」の意のdeuterosから)水素の同位体で、質量数が2(陽子・中性子ともに1個)のもの。重水を作り、原子炉の中性子減速材となり、また核融合にも利用。記号D →重水素
テューバ【tuba】
⇒チューバ
デュープ【dupe】
(duplicateの略)写真原板・映画フィルム・録画ビデオテープなどの複製。また、その複製物。
デュー‐プロセス‐オブ‐ロー【due process of law】
法の適正手続。誰しも法の適正な手続によらなければ生命・自由または財産を奪われることはないという原則。日本国憲法第31条はこの趣旨の規定と解されている。
デューラー【Albrecht Dürer】
ドイツの画家。深い精神的内容と鋭く正確な写実とにより、ドイツ‐ルネサンスを代表する。宗教に題材をとった油絵のほか、素描・木版・銅版画の作が多い。作「四人の使徒」など。(1471〜1528)
デューラー
提供:Photos12/APL
「四人の使徒」
提供:ullstein bild/APL
デュエット【duetto イタリア・duet イギリス】
二重唱。二重奏。また、その楽曲。
デュエム【Pierre Duhem】
フランスの科学哲学者・科学史家。パリ生れ。ボルドー大学教授。検証や反証の対象となるのは理論全体であるとし、決定実験の不可能性を唱えた。また、中世科学の再評価に道を開いた。主著「物理理論の目的と構造」「世界の体系」。(1861〜1916)
デュオ【duo イタリア】
①(→)デュエットに同じ。
②二人組の演奏家。
デュカ【Paul Dukas】
フランスの作曲家。管弦楽法にすぐれ、ストラヴィンスキーらに影響。交響詩「魔法使いの弟子」など。デュカス。(1865〜1935)
デュカ
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→交響詩「魔法使いの弟子」
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
デュギー【Léon Duguit】
フランスの公法学者。実証主義的・社会学的立場から観念的・個人主義的な近代の法と法学を批判し、法の基礎を社会連帯に求めた。著「私法変遷論」「公法変遷論」など。(1859〜1928)
デュクロ【Jacques Duclos】
フランスの政治家。共産党幹部。1926年以来下院議員・上院議員。ドイツ軍占領下、抵抗運動を組織。(1896〜1975)
デュコ‐デュ‐オーロン【Louis Ducos du Hauron】
フランスの科学者。カラー写真の先駆者で、著「写真による色の再現」で減色法の原理を発表。1868年、三色分解ネガからカラー‐プリントを作製。(1837〜1920)
デュシャン【Marcel Duchamp】
フランスの美術家。アメリカに渡り、ダダやシュールレアリスムの運動にも関わり、近代美術の視覚優先のあり方を批判した絵画・オブジェで現代美術に大きな影響を与えた。(1887〜1968)
デュッセルドルフ【Düsseldorf】
ドイツ北西部、ノルトライン‐ヴェストファーレン州の州都。ケルン北方、ライン川東岸に沿う。商工業の中心地。人口56万9千(1999)。ジュッセルドルフ。
デュナミス【dynamis ギリシア】
(力・能力の意。ラテン語のpotentia)アリストテレスの哲学における重要な概念で、可能態と訳される。質料に内在し、発展して形相を実現しうる可能性。その現実化したものがエネルゲイア(現実態)。
デュナン【Jean Henri Dunant】
国際赤十字の創設者。スイスの人。1864年赤十字に関するジュネーヴ条約の成立に成功。1901年最初のノーベル平和賞受賞。(1828〜1910)
デュパルク【Henri Duparc】
フランスの作曲家。フランクに師事。歌曲にすぐれ、「旅への誘い」などが知られる。(1848〜1933)
デュビュッフェ【Jean Dubuffet】
フランスの画家・彫刻家。故意に粗略な人間像を描き、既成の絵画概念に異を唱える。アンフォルメルの先駆者の一人。(1901〜1985)
デュファイ【Guillaume Dufay】
フランドル生れの作曲家。ブルゴーニュ楽派の一人。ルネサンス音楽発展の基礎を築く。ミサ曲・モテット・シャンソンなどにすぐれる。(1397頃〜1474)
デュフィ【Raoul Dufy】
フランスの画家。フォーヴィスムの一人で、装飾的で軽快な画風を形成。(1877〜1953)
デュボア【Eugène Dubois】
オランダの解剖学者・人類学者。軍医として従軍中、1891年ジャワで人類化石を発見し、ピテカントロプス‐エレクトゥスと命名。(1858〜1940)
デュ‐ボア‐レーモン【Emil Heinrich Du Bois-Reymond】
ドイツの生理学者。筋肉・神経の電気現象を研究。ベルリン大学総長。(1818〜1896)
デュ‐ボイス【William Edward Burghardt Du Bois】
アメリカの黒人運動指導者・歴史学者。アトランタ大学教授。人種平等を目指し、パン‐アフリカ会議を組織。1961年共産党入党。63年ガーナに帰化。著「黒人の魂」など。(1868〜1963)
テュポン【Typhon】
ギリシア神話の巨大な怪物。ガイアとタルタロスの子で、肩から百の竜を生やす。ゼウスに滅ぼされた。
デュ‐ポン【Du Pont de Nemours】
アメリカの財閥の一つ。フランス革命中アメリカに亡命した家族で、19世紀初めデラウェア州ウィルミントンに火薬工場を経営、南北戦争期や西部開拓時代に巨富を築く。のち化学工業に進出、アメリカ最大の化学コンツェルンを形成。
デュマ【Alexandre Dumas】
①大デュマ(D. père)。フランスの小説家・劇作家。小デュマの父。作「三銃士」「モンテ=クリスト伯」など。(1802〜1870)
②小デュマ(D. fils)。フランスの劇作家・小説家。大デュマの子。「椿姫」のほか、問題劇の作が多い。(1824〜1895)
デュ‐モーリエ【Daphne Du Maurier】
イギリスの女性作家。小説「レベッカ」「鳥」など。(1907〜1989)
デュラス【Marguerite Duras】
フランスの女性作家。インドシナのサイゴン(現、ホーチミン)生れ。自伝的小説「愛人」、映画脚本「二十四時間の情事」「かくも長き不在」など。(1914〜1996)
デュルケム【Émile Durkheim】
フランスの社会学者。個々人の心意に還元できない社会的事実を社会学の対象とすることによって、社会学の客観的な方法を確立。M.ウェーバーと共に現代社会学の定立者。著「社会学的方法の諸基準」「自殺論」「宗教生活の原初形態」など。(1858〜1917)
テュルゴー【Turgot】
⇒チュルゴー
デュレンマット【Friedrich Dürrenmatt】
スイスのドイツ系劇作家。諷刺のきいた喜劇で成功。戯曲「貴婦人故郷に帰る」「物理学者」など。(1921〜1990)
デュロック【Duroc】
豚の一品種。北アメリカの2系統の赤豚の交雑による。毛色は赤く、肉質がよい。
デュロン‐プティ‐の‐ほうそく【デュロンプティの法則】‥ハフ‥
固体元素の原子熱は、常温では少数の例外(炭素・ホウ素など)を除いては、いずれもほとんど等しいという法則。1819年フランスのデュロン(P. L. Dulong1785〜1838)とプティ(A. T. Petit1791〜1820)とが共同発見。
デュワー‐びん【デュワー瓶】
(Dewar vessel)実験室で液体窒素など主として低温液体の保存に用いる魔法瓶。イギリスの化学者・物理学者デュワー(J. Dewar1842〜1923)が1893年に考案。ジュワー瓶。
て‐よ
(接続助詞テに終助詞ヨの付いたもの)命令・要求を表し、また単に詠嘆を表す。多く、女性・子供が使う。「秋風よ、心あらばつたへ―」(佐藤春夫)。「あれ買っ―」「本当によく似合っ―」
で‐よう【出様】‥ヤウ
①出る様子。でかた。
②しむけよう。しかた。態度。「相手の―によっては」
で‐ようじょう【出養生】‥ヤウジヤウ
他所へ出かけて行って養生すること。転地療養。
てら【寺】
(パーリ語thera(長老)、または朝鮮語chyöl(礼拝所)からという)
①仏像を安置し、僧・尼が居住し、道を修し教法を説く建物。中国で「寺」はもと役所の意。伽藍。蘭若らんにゃ。梵刹。万葉集16「橘の―の長屋に」
②特に、三井寺をいう。延暦寺を「山」というのに対する。
③寺銭てらせんの略。浄瑠璃、神霊矢口渡「―をしてくれると思つて」
④寺子屋の略。
⇒寺から里へ
⇒寺恥かし
⇒寺をあぐ
テラ【tera】
(ギリシア語で怪物の意のterasから)1兆(1012)倍を表す単位の接頭語。記号T 「―‐オーム」
でら
〔副〕
(名古屋で)非常に。とても。
テラー【Edward Teller】
アメリカの核物理学者。ハンガリー生れ。ユダヤ人の家系。1935年渡米し、マンハッタン計画に参加して指導的な役割を果たす。水爆の父として知られる。(1908〜2003)
てら‐あがり【寺上がり】
①修行のため寺に入ること。浄瑠璃、常盤物語「七つになる某が―の門出でに」
②子供が初めて寺子屋に入ること。「七夕や平仲が子の―」(許六)
③寺子屋を終えること。風俗文選「―のわらんべ、又はつよみを好む中小姓の」
てら‐あずけ【寺預け】‥アヅケ
室町時代の末、罪人を寺院に預けて禁錮したこと。てらいり。
てら‐い【寺井】‥ヰ
寺の境内にわく清水、また井戸。万葉集19「もののふの八十少女らが汲みまがふ―の上のかたかごの花」
てらい【衒い】テラヒ
てらうこと。ひけらかすこと。「―のない文章」
てら‐いり【寺入り】
①(→)「寺預け」に同じ。
②寺子屋へ入門すること。また、その子供。昨日は今日の物語「六十三にて―せられた」
③自家から出火した時などに寺にこもって謹慎したこと。
④戦敗者・罪人・冤罪者などが高野山・比叡山などの寺に逃げ入って罪を免れたこと。
てら‐いん【寺印】
寺院の証明におす印。
てら・う【衒う】テラフ
〔他五〕
(「照らふ」の意)かがやくようにする。みせびらかす。ひけらかす。誇示する。雄略紀「山辺の小島子ゆゑに人―・ふ馬の八匹やつぎは惜しけくもなし」。「才を―・う」「奇を―・う」
デラウェア【Delaware】
①アメリカ合衆国東部、大西洋岸の州。独立13州の一つ。州都ドーヴァー。→アメリカ合衆国(図)。
②ブドウの一品種。1が原産地。
てら‐うけ【寺請】
江戸時代、庶民がキリシタンをはじめ幕府禁制の宗教・宗派の信徒ではなく檀家であることを、その檀那寺に証明させた制度。キリシタン根絶後も民衆統制制度として存続。→宗門改。
⇒てらうけ‐じょう【寺請状】
⇒てらうけ‐しょうもん【寺請証文】
てらうけ‐じょう【寺請状】‥ジヤウ
寺請を証明して、檀家に対して身分保証を行なった証文。宗門人別帳にもとづいて発行され、庶民の婚姻・旅行・奉公などに際して必要とされた。寺手形。宗旨手形。寺請証文。寺証文。宗旨証文。
⇒てら‐うけ【寺請】
てらうけ‐しょうもん【寺請証文】
(→)寺請状に同じ。
⇒てら‐うけ【寺請】
てらうち【寺内】
姓氏の一つ。
⇒てらうち‐まさたけ【寺内正毅】
てらうち‐まさたけ【寺内正毅】
(名はマサカタともよむ)軍人・政治家。陸軍大将・元帥。長州藩士。陸軍の要職を歴任し、韓国統監として韓国併合を強行。初代朝鮮総督。1916〜18年首相となり、西原借款やシベリア出兵を行うが、米騒動で辞職。(1852〜1919)
⇒てらうち【寺内】
てらお【寺尾】‥ヲ
姓氏の一つ。
⇒てらお‐ひさし【寺尾寿】
てら‐おくり【寺送り】
死者の位牌や遺物を寺に納めること。
てら‐おとこ【寺男】‥ヲトコ
寺で雑役をする下男。
てらお‐ひさし【寺尾寿】‥ヲ‥
天文学者。福岡の人。東大卒業後渡仏し、星学を学ぶ。東大教授・初代東京天文台長。日本天文学会初代会長。東京物理学校(現、東京理科大)の初代校長。(1855〜1923)
⇒てらお【寺尾】
てら‐かた【寺方】
(テラガタとも)
①寺院に関係のある方面。
②寺院の僧侶。狂言、泣尼「ここもとには―も見えぬ」
てらかど【寺門】
姓氏の一つ。
⇒てらかど‐せいけん【寺門静軒】
てらかど‐せいけん【寺門静軒】
幕末の随筆家・儒学者。常陸の人。名は良、字は子温、通称弥五左衛門。「江戸繁昌記」を著し、幕府の忌諱に触れる。(1796〜1868)
→文献資料[江戸繁昌記]
⇒てらかど【寺門】
てら‐がまえ【寺構え】‥ガマヘ
寺院の構造。寺院風のつくり。
広辞苑 ページ 13565 での【○手盛りを食う】単語。