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○年深しとしふかし🔗🔉

○年深しとしふかし 老齢である。源氏物語若菜下「年深き身の冠をかけむ、なにか惜しからん」 ⇒とし【年・歳】 とじ‐ぶた綴じ蓋トヂ‥ こわれたのを繕い直した蓋。「われ鍋に―」 としぶんしゅう都氏文集‥シフ 都良香みやこのよしかの漢文集。6巻。880年(元慶4)頃成り、門弟の編か。現存3巻。 とじ‐ほん綴本トヂ‥ 綴じてつくった書物。とじまき。冊子そうし。↔巻物↔折本 とし‐ま年増】 娘盛りをすぎて、やや年をとった女性。江戸時代には20歳過ぎを言った。→大年増→中年増 としま豊島】 東京都23区の一つ。もと武蔵国豊島郡の一部。 ⇒としま‐が‐おか【豊島岡】 とし‐まえ年前‥マヘ ①まだ一人前の年齢にならないこと。 ②奉公人の年季の明ける前。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「来年わたしが―に、迎ひに来て下さんせ」 としま‐が‐おか豊島岡‥ヲカ 武蔵国豊島郡(今、東京都文京区大塚)護国寺の背後にある丘。明治初年以来、皇室および宮家の墓地。一名、権現山。 ⇒としま【豊島】 とじ‐まき綴巻トヂ‥ (→)綴本とじほんに同じ。 としまし‐だんご年増し団子】 (石川県などで)同じ年齢の人が死んだとき、年より一つ多く食って同年でなくするための団子。 としま‐むしろ豊島筵(→)「てしまござ(豊島蓙)」に同じ。 とし‐まめ年豆】 節分の夜にまく豆。年の豆。 とし‐まも・る年守る】 〔自四〕 (「年もる」とも)大晦日おおみそかの夜、一家中が集まって年が明けるのを待つ。守歳。〈[季]冬〉 と‐じまり戸締り】 戸のしまりをすること。門戸をしめ錠などをかけること。「―をして外出する」 とし‐まわり年回り‥マハリ ①まわりくる年齢によって吉凶があるということ。男の42歳、女の33歳は最も凶という類。「―が悪い」 ②年齢。年の頃ころとし‐み年見】 (東北地方で)正月14日の夜に行う、その年の豊凶の占い。 とし‐み落忌】 (オトシイミの約)仏事・法要などの精進が済み忌明けをすること。精進落し。源氏物語若菜上「御―の日にて、この院は、かくすきまなく、つどひ給へるうちに」 とじ・む閉ぢむトヂム 〔他下二〕 ①なしおえる。はたす。すます。源氏物語賢木「十二月の二十日なれば、大方の世の中―・むる空のけしきにつけても」 ②命を終える。死ぬ。源氏物語若菜下「おもき病者のにはかに―・めつるさまなりつるを」 とじめ閉めトヂメ ①おえること。おわり。終結。源氏物語若菜上「名残多く残りぬらん御物語の―は」 ②死にぎわ。最期。臨終。源氏物語橋姫「いまはの―になり給ひて」 ⇒とじめ‐の‐こと【閉めの事】 と‐じめ戸締】 江戸幕府で庶民に科した刑の一種。犯罪者の家の門を釘づけにして、謹慎させるもの。殺人犯人の住所を隠し、また、立ち退かせたものに科した。釘付け。 とじ‐め綴じ目トヂ‥ ①糸などで、とじ合わせたところ。また、糸目の留め。枕草子95「―もしあへず」。「書類の―」 ②目じり。目かど。源氏物語横笛「まじりの―をかしう薫れるけしきなど」 どし‐め・く 〔自四〕 どしどし音をさせる。騒ぎたてる。醒睡笑「何とも知れぬ者ども夜更け多くあつまり、―・きののしり」 とじめ‐の‐こと閉めの事トヂメ‥ 葬送の事。源氏物語蜻蛉「―をしも山賤の謗りをさへ負ふなむ」 ⇒とじめ【閉め】 と‐しゃ吐瀉】 嘔吐と下痢。はきくだし。 と‐しゃ屠者】 獣畜類を屠殺する人。 とし‐や年夜】 大晦日の夜。除夜。年の夜。 ど‐しゃ土砂】 ①土と砂。「―崩れ」 ②土砂加持をした砂。死体にかけると、硬直がなおるという。おどしゃ。浄瑠璃、鎌倉三代記「―ふりかけたごとくにて、ぐにやらぐにやらと」→御土砂を掛ける(「御土砂」成句)⇒どしゃ‐かじ【土砂加持】 ⇒どしゃ‐ダム【土砂ダム】 ⇒どしゃ‐ぶり【土砂降り】 ど‐しゃ度者】 〔仏〕 ①得度者の略。得度した者。 ②年分度者ねんぶんどしゃの略。 どしゃ‐かじ土砂加持‥ヂ 密教の修法の一つ。光明真言で土砂を加持すること。この土砂を死体や墓所にまくと、死者の罪障を除くことができるという。 ⇒ど‐しゃ【土砂】 としゃく (トウシャクとも。「稲積」の字音からか)藁わらをまるく積み上げたもの。 とし‐やく年役】 老年であるため、経験に富んだものとして物事の取扱いを任せられること。老年の者の責務として勤める役。年寄役。浄瑠璃、源平布引滝「―に又五郎初みや」 と‐じゃく杜若】 〔植〕 ①ヤブミョウガの漢名。 ②カキツバタのこと。 どしゃ‐ダム土砂ダム】 山地斜面の崩壊土砂が川をせき止めて自然に出現したダム。旧称、天然ダム。 ⇒ど‐しゃ【土砂】 とし‐やとい年雇い‥ヤトヒ 年を限って雇うこと。また、その雇われる人。 どしゃ‐ぶり土砂降り】 大粒の雨が勢い激しく降ること。また、その雨。 ⇒ど‐しゃ【土砂】 とし‐やまとし山】 作業中に死人や怪我人が出たり、怪異などがあるといわれたりして、伐木や売買を忌む山林。多く山の神を祀る。罰山ばちやま。くせ地。 とし‐やみ年病み】 老衰病。老病。浮世風呂2「何もう―だらうはな」 ドシャンベDushanbe⇒ドゥシャンベ と‐しゅ斗酒】 1斗の酒。多量の酒。 ⇒としゅ‐ひゃっぺん【斗酒百篇】 ⇒斗酒なお辞せず と‐しゅ徒手】 ①手に何も持たないこと。からて。すで。赤手。 ②自分の力以外、何もたのむものがないこと。 ⇒としゅ‐くうけん【徒手空拳】 ⇒としゅ‐たいそう【徒手体操】 ど‐しゅう土州‥シウ 土佐とさ国の別称。 とし‐ゆき年行き】 齢のいっていること。年寄。狂言、釣針「それは余り―ぢや」 としゅ‐くうけん徒手空拳】 徒手を強めていう語。「―で南米に渡る」 ⇒と‐しゅ【徒手】 とじゅ‐けい吐綬鶏】 ①ジュケイの別称。 ②シチメンチョウの異称。 としゅ‐せき吐酒石】 酒石酸水素カリウムと三酸化アンチモンとの化合物。細小白色透明の結晶。粉末で大気中で風化し、水に溶けるが、アルコールには溶けない。催吐剤・発汗剤・去痰薬きょたんやくとして内服し、軟膏として外用。また、媒染剤。〈和英語林集成初版としゅ‐たいそう徒手体操‥サウ 器具・器械を用いないで行う体操。 ⇒と‐しゅ【徒手】

広辞苑 ページ 14158 での○年深し単語。