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○鳥交るとりさかる🔗⭐🔉
○鳥交るとりさかる
鳥が求愛行動をし交尾する。鳥つがう。〈[季]春〉
⇒とり【鳥・禽】
とり‐さ・く【取り放く】
〔他下二〕
とりのける。とり払う。源氏物語蜻蛉「御堂の飾り―・け、御しつらひ改むるに」
とり‐さげ【取下げ】
①とりさげること。
②江戸時代における貢租の減免。
とり‐さ・げる【取り下げる】
〔他下一〕[文]とりさ・ぐ(下二)
①一度差し出したもの、または預けたものをとりもどす。
②いったん提起した訴え・申請・考えなどをとり消す。「訴訟を―・げる」
とり‐さし【鳥刺】
①先に鳥黐とりもちを塗った細い竹竿で小鳥を捕らえること。また、そのようにして小鳥を捕らえ、売る人。
②江戸時代、鷹匠たかじょうの下で、鷹の餌鳥えとりを請け負った者。また、その配下の者。
③江戸時代の遊戯。殿様・用人・鳥刺各1枚、ほかに種々の鳥の絵をかいた13枚、都合16枚の札から成り、殿様の命によって用人が鳥刺に鳥を捕らせる仕組のもの。
④万歳。太夫が黐竿もちざおで鳥を捕らえるまねをし、才蔵が鳥づくしの唄を歌うもの。
⑤鳥肉のさしみ。
⇒とりさし‐ざお【鳥刺竿】
とりさし‐ざお【鳥刺竿】‥ザヲ
鳥刺に用いる竿。とりざお。
⇒とり‐さし【鳥刺】
とり‐ざた【取沙汰】
(古くはトリサタ)
①とりおこなうこと。取り扱って処理すること。太平記17「軍勢の兵粮ひょうろう已下の事、―しける衆の中へ」
②世上の評判。世間のうわさ。狂言、止動方角しどうほうがく「こなたの世上の―を聞かせられてござるか」。「二人の仲が―される」
とり‐さば・く【取り捌く】
〔他五〕
わずらわしい物事を適切に処理する。
とり‐さばく・る【取り捌くる】
〔他四〕
とり扱う。手に取ってあれこれする。平家物語12「唐瓶子菓子なんど―・り、銚子どももて酒すすめむとするところに」
とり‐さま【取様】
宛名の下の「様」の字の旁つくりを「取」の字の草体に崩したもの。目下の者への宛名に用いた。
とり‐ざら【取り皿】
料理などを各自にとり分ける小さな皿。
とり‐さ・る【取り去る】
〔他五〕
取ってその場からなくす。とりのぞく。とりすてる。「痛みを―・る」
とり‐しき・る【取り頻る】
〔自四〕
たびかさなる。しげくなる。源平盛衰記16「御悩殊の外に―・らせ給ひて」
とり‐しき・る【取り仕切る】
〔他五〕
責任を一身にひきうけて扱う。「店を―・る」
とり‐しし【鳥獣】
とりとけもの。ちょうじゅう。雄略紀「猟する毎に大きに獲う、―尽きむとす」
とり‐し・ず【取り垂づ】‥シヅ
〔他下二〕
たらす。懸ける。神代紀上「青和幣・白和幣を―・でて」
とり‐しず・める【取り静める・取り鎮める】‥シヅメル
〔他下一〕[文]とりしづ・む(下二)
平静にする。おさえる。しずめる。「混乱を―・める」「気を―・める」
とり‐したた・む【取り認む】
〔他下二〕
始末する。かたづける。源氏物語夕霧「女の御心一つにわが御身を―・めかへりみ給ふべきやうかあらん」
とり‐しば【鳥柴】
⇒としば。夫木和歌抄5「つれもなき人の心を―に」
とり‐しば・る【取り縛る】
〔他四〕
かたくにぎる。にぎりしめる。史記周本紀鎌倉初期点「剣を搤トリシハて曰く」
とり‐しま【鳥島】
①東京都八丈支庁に属する小火山島。青ヶ島の南方約200キロメートルに位置する。1902年(明治35)大爆発。65年まで気象観測所があったが、たびたびの爆発で無人島化。天然記念物のアホウドリが生息。→南鳥島。
②沖縄県久米島町に属する小火山島。久米島の北方に位置する。1903年(明治36)爆発。硫黄を産する。
とり‐しまつ【取始末】
(→)始末に同じ。東海道中膝栗毛発端「この―をしてくんなせえな」
とり‐しまり【取締り】
①とりしまること。また、その人。「交通―」
②取締役の略。
⇒とりしまり‐やく【取締役】
⇒とりしまりやく‐かい【取締役会】
とりしまり‐やく【取締役】
株主総会により選任される株式会社の必置機関。株式会社は定款の定める場合に限り、取締役会を置く。取締役会設置会社では、取締役は取締役会の一員として、会社の業務執行に関する意思決定に参加する。取締役会非設置会社では、各取締役が会社の業務を執行し、会社を代表する。
⇒とり‐しまり【取締り】
とりしまりやく‐かい【取締役会】‥クワイ
株主総会の権限に属するものを除き、株式会社の業務執行に関する意思を決定し、取締役の職務執行を監督する機関。取締役全員で構成。
⇒とり‐しまり【取締り】
とり‐しま・る【取り締まる】
〔他五〕
物事がうまく行われるように、また、不正や違反のないように管理・監督する。「交通違反を―・る」
とり‐じめ【取り締め】
しまり。まとまり。好色一代男3「無理まじりに歌の三味線の只やかましくなつて―なく」
とり‐じもの【鳥じもの】
鳥のように。鳥が飛び立ち、あるいは水に浮かぶことから、「立つ」「浮く」「なづさふ」などの序詞とする。万葉集2「―朝立ちいまして」
とり‐しらべ【取調べ】
とりしらべること。
とり‐しら・べる【取り調べる】
〔他下一〕[文]とりしら・ぶ(下二)
くわしく調査をする。くわしく尋ねる。特に、担当係官が事件関係者から事情を尋ねて調査する。「容疑者を―・べる」
とり・す【執す】
〔他サ変〕
一つの事に心をとどめる。執心する。熱心になる。源氏物語若菜下「あやしく人の才はかなく―・する事ども」
ドリス【Doris】
古代ギリシアの地名。ドーリア。
⇒ドリス‐しき【ドリス式】
⇒ドリス‐じん【ドリス人】
とり‐す・う【取り据う】
〔他下二〕
①取ってすえる。安置する。今昔物語集28「大きなる鋺かなまりを具したり。皆台に―・ゑつ」
②一定の場所に住まわせる。徒然草「如何なる女を―・ゑて、相住む」
とり‐すえ【取据え】‥スヱ
①すえること。安置すること。
②土器かわらけに桧ひのきや南天の葉などを敷いて肴を盛ったもの。
とり‐すが・る【取り縋る】
〔自五〕
とりついて離れまいとする。すがりつく。「袖に―・って泣く」
ドリス‐しき【ドリス式】
(Doric order)ギリシア古典建築三様式の一つ。パルテノン神殿はその代表。雄勁・簡素で柱は太く短く、饅頭まんじゅう形の柱頭飾はその特徴の一つ。ローマ建築でも用いた。ドーリア式。→柱頭(図)。
⇒ドリス【Doris】
ドリス‐じん【ドリス人】
古代ギリシアの民族。前1100年頃、ドリス地方から侵入、主としてペロポネソス半島に定住。ドーリア人。
⇒ドリス【Doris】
トリスタン【Tristan】
英語・ドイツ語・フランス語の男子名。
⇒トリスタンとイゾルデ【Tristan und Isolde ドイツ】
⇒トリスタン‐ものがたり【トリスタン物語】
トリスタンとイゾルデ【Tristan und Isolde ドイツ】
①トリスタン物語に現れる人名。
②R.ワグナー作曲の楽劇。3幕。トリスタン物語に取材し、自身の台本を基に1856〜59年作曲、65年初演。
⇒トリスタン【Tristan】
トリスタン‐ものがたり【トリスタン物語】
ケルト民族の説話にさかのぼるヨーロッパ中世の代表的な愛の物語。流布本系と騎士道本系(トマ(Thomas d'Angleterre)とゴットフリート=フォン=シュトラースブルク)とがある。トリスタンは伯父マルケ王の求婚の使者としてアイルランドに赴き、王女イゾルデを伴っての帰途、媚薬を飲み恋に陥る。結婚後も密会を重ね、発覚して追放される。死を前に再会を図るが、現世では結ばれなかった。宿命的な性愛の主題はヨーロッパ各国で多くの翻案・模倣を生んだ。
⇒トリスタン【Tristan】
とり‐す・てる【取り捨てる】
〔他下一〕[文]とりす・つ(下二)
取って捨てる。取り去る。取り除く。
トリストラム‐シャンディ【The Life and Opinions of Tristram Shandy,Gentleman】
スターン作の長編小説。1759〜67年刊。主人公の自伝小説の形をとりながら、奇抜にして豊富な内容が盛りこまれた小説史上の奇作。
とり‐す・ぶ【取り総ぶ】
〔他下二〕
とりまとめる。ひとくくりにする。拾遺和歌集雑秋「秋の野の花の色々―・べて」
とり‐すま・す【取り澄ます】
〔自五〕
わざとすましたふうをする。きどる。
とり‐せつ【取説】
「取扱い説明書」の略。
とり‐ぜん【取り膳】
夫婦あるいは男女が二人だけで一つ膳に向かいあって食事すること。また、その膳。二葉亭四迷、其面影「斯うなると、―で食べる其日の夕食も、余所で見た程楽しくはなくて」
とり‐ぞうし【鳥曹司】‥ザウ‥
平安時代、宮中で鷹を飼った所。承明門外の東角にあった。とりのぞうし。
とり‐そ・える【取り添える】‥ソヘル
〔他下一〕[文]とりそ・ふ(下二)
一緒にする。そえる。加える。万葉集17「てる鏡しづに―・へ」。「店屋物に果物を―・える」
とり‐そこな・う【取り損なう】‥ソコナフ
〔他五〕
①失敗して手に入れることができない。「バトンを―・う」
②意味を違えてとる。「趣旨を―・う」
とり‐そ・む【取り初む】
〔他下二〕
とりはじめる。
とり‐そむ・く【取り背く】
〔他下二〕
他の方へ向ける。源氏物語夕顔「火―・けて右近は屏風へだてて臥したり」
とり‐そめ【取初】
朝廷および武家の年中行事。正月2日に、昆布・鮑あわび・勝栗などを三方さんぼうにのせて出し、盃事をした。
とり‐ぞめ【取染】
所々に細い横筋が出るように染めたもの。染色そめいろにより「紫の取染」「赤の取染」などという。古今著聞集12「赤―の水干」
とり‐そろ・える【取り揃える】‥ソロヘル
〔他下一〕[文]とりそろ・ふ(下二)
いろいろとそろえる。「品数を―・える」
とり‐だか【取高】
①収入の高。収穫の高。
②俸給または秩禄ちつろくの額。
とり‐たが・う【取り違ふ】‥タガフ
〔他下二〕
とりちがえる。まちがえる。枕草子84「人のもとにさるもの包みておくるやうやはある。―・へたるか」
とり‐だ・す【取り出す】
〔他五〕
①取って外に出す。
②あるものの中からぬき出す。「リストから該当者を―・す」
とり‐だすき【鳥襷】
綾織物などの文様で、尾長鳥が2羽ずつ向かいあって輪違わちがい形に連結しているさまに織り出したもの。多く指貫さしぬきなどに用いる。
鳥襷
とり‐ただ・す【取り糺す】
〔他五〕
厳しくただす。
とり‐たち【取太刀】
太刀を手に取ること。また、その太刀。太平記5「玉置が若党共五六十人、―ばかりにて追つかけたり」
とり‐だち【取り立ち】
幼児が物につかまって立ち上がること。つかまり立ち。西鶴織留4「誕生日に―してこのかた」
とり‐たて【取立て】
①家などを建てること。建造。
②引き上げて用いること。挙用。抜擢ばってき。甲陽軍鑑10「梶原は頼朝の―の被官なり」。「社長の―で昇進する」
③転じて、世間体が立つようにしむけること。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「侍一人の―、生々世々のお情ぞや」
④催促して徴収すること。「借金の―」
⑤銀行が所持人の委託を受け、手形または小切手を支払人に呈示して支払わせること。
⑥取ったばかりで間のないこと。とれたて。「―の野菜」
⇒とりたて‐いにん【取立委任】
⇒とりたて‐いにん‐うらがき【取立委任裏書】
⇒とりたて‐きん【取立金】
⇒とりたて‐さいむ【取立債務】
⇒とりたて‐し【取立て詞】
⇒とりたて‐しんたく【取立信託】
⇒とりたて‐てがた【取立手形】
とりたて‐いにん【取立委任】‥ヰ‥
〔法〕債権者が履行の請求および受領を他人に委任すること。
⇒とり‐たて【取立て】
とりたて‐いにん‐うらがき【取立委任裏書】‥ヰ‥
裏書人が、手形金額取立てのため、被裏書人をして裏書人に代わって、手形または小切手上の権利を行わせるための裏書。
⇒とり‐たて【取立て】
とりたて‐きん【取立金】
①徴収する金銭。
②戦時に、軍が敵地で徴収する税金以外の金銭。
⇒とり‐たて【取立て】
とりたて‐さいむ【取立債務】
債権者が債務者の住所または営業所で履行しなければならない債務。→持参債務→送付債務。
⇒とり‐たて【取立て】
とりたて‐し【取立て詞】
国文法の用語。文中で先行する語を取り立てて、その語を含む別の文と対比させる機能をもつ助詞。「は」「も」「だけ」「さえ」「ばかり」「しか」「こそ」「まで」など。取立て助詞。
⇒とり‐たて【取立て】
とりたて‐しんたく【取立信託】
金銭債権の取立てを目的とする信託。
⇒とり‐たて【取立て】
とりたて‐てがた【取立手形】
銀行が他銀行または顧客から取立ての依頼を受けた手形。
⇒とり‐たて【取立て】
とり‐た・てる【取り立てる】
〔他下一〕[文]とりた・つ(下二)
①取り上げる。取り上げて立てる。竹取物語「弓矢を―・てんとすれども」
②並べ立てる。揃える。宇津保物語蔵開下「右大将は…小車二つづつ、しろがね、こがねの馬さまざまいろいろに―・てて」
③特別のものとして数えあげる。特に取り上げる。源氏物語桐壺「―・ててはかばかしき後見しなければ」。「―・てて言うほどの変化もない」
④取り払う。片付ける。大和物語「かの廂ひさしに敷かれたりし物はさながらありや。―・てやし給ひてし」
⑤家などを建てる。築く。徒然草「金堂はそののち倒れふしたるままにて、―・つるわざもなし」
⑥引き立てる。ひいきにする。また、挙用する。引き立てて召し使う。狂言、入間川「国もとへ下つたならば、くわつと―・ててやろうぞ」
⑦催促して徴収する。強制的に取る。「年貢を―・てる」
とり‐たわけ【鶏婚】‥タハケ
上代、国つ罪の一つ。人と家禽との交婚。古事記中「馬婚、牛婚、―の罪の類」
トリチウム【tritium】
水素の同位体の一つで、質量数3(陽子1個、中性子2個)の人工放射性元素。半減期は12.3年。記号T 三重水素。→重水素
トリチェリ【Evangelista Torricelli】
イタリアの物理学者・数学者。ガリレイに師事し、「トリチェリの真空」を発見。(1608〜1647)
⇒トリチェリ‐の‐じっけん【トリチェリの実験】
トリチェリ‐の‐じっけん【トリチェリの実験】
トリチェリが1643年に行なった大気の圧力の作用を示す実験。一端を閉じた長さ約1メートルのガラス管に水銀を満たし、開いた端を水銀入りの容器に沈めて、管を鉛直に立てると管内の水銀は約760ミリメートルの高さで止まる。ガラス管の上部の空所は希薄な水銀蒸気を無視すれば真空と見なしうる。これを「トリチェリの真空」という。
⇒トリチェリ【Evangelista Torricelli】
とり‐ちが・える【取り違える】‥チガヘル
〔他下一〕[文]とりちが・ふ(下二)
①まちがって取る。誤って他の物を手に取る。「靴を―・える」
②誤解する。「自由と放縦とを―・える」
とり‐ちょう【取帳】‥チヤウ
中世、検注の結果をもとに作成された帳簿のうち、土地ごとに書き上げたもの。→検注帳→名寄帳1
とり‐ちらか・す【取り散らかす】
〔他五〕
(→)「とりちらす」に同じ。
とり‐ちら・す【取り散らす】
〔他五〕
そこここに乱しちらす。ちらかしておく。
と‐りつ【都立】
東京都が設立・維持すること。「―病院」
とり‐づか【取束】
鞭・手杵てぎねなどの握り持つ部分。
とり‐つか・ぬ【取り束ぬ】
〔他下二〕
ひとくくりにする。たばねる。万葉集16「か黒し髪をま櫛もちここにかき垂り―・ね」
とり‐つき【取付き】
(トッツキとも)
①一番手前の端はし。
②物事のはじめ。最初。また、商売を始めるもとで。西鶴織留6「わづかの―千貫目にするほどの人心」
⇒とりつき‐しんしょう【取付き身上】
とり‐つぎ【取次】
①とりつぐこと。また、その人。「―を頼む」
②自己の名をもって委託販売などを行うが、計算(損益)は委託者に帰する取引行為。
⇒とりつぎ‐えいぎょう【取次営業】
⇒とりつぎ‐てん【取次店】
トリッキー【tricky】
①奇抜で人の意表をつくさま。
②他人をだまし陥れるようなさま。「―な手段」
とりつぎ‐えいぎょう【取次営業】‥ゲフ
取次を業とすること。問屋・運送取扱人などの類。
⇒とり‐つぎ【取次】
とりつき‐ぐん【鳥付き群】
魚の遊泳群に、採餌に飛来しているカモメなどの鳥類の群れをいう。鳥付魚群とりつきなむら。
とりつき‐しんしょう【取付き身上】‥シヤウ
新世帯。
⇒とり‐つき【取付き】
とりつぎ‐てん【取次店】
問屋など、取次を業とする店。
⇒とり‐つぎ【取次】
トリック【trick】
①人をだますようなたくらみ。詭計きけい。奸策かんさく。ごまかし。「―を見破る」
②トリック撮影の略。
⇒トリック‐さつえい【トリック撮影】
⇒トリック‐スター【trickster】
とり‐つ・く【取り付く】
[一]〔自五〕
①とりすがる。すがりつく。万葉集20「韓衣からころむ裾に―・き泣く子らを」
②しっかりと組みつく。組みかかる。平家物語12「からめむとするに、―・けば投げ倒され、起き上がれば蹴倒さる」
③憑よりつく。たたりつく。のりうつる。栄華物語楚王夢「御物のけの―・きたてまつりにければ」。「物に―・かれたような目」
④取りかかる。着手する。日本永代蔵6「やうやう願い叶ひ、作事に―・き」
[二]〔他下二〕
⇒とりつける(下一)
⇒取り付く島もない
とり‐つ・ぐ【取り次ぐ】
〔他五〕
①双方の間に立って物事を伝える。特に上位の者に用件を伝える。「伝言を―・ぐ」「社長に―・いでください」
②一方から受けた物を他方に送る。商品の請売うけうりをする。「注文の品を―・ぐ」
トリック‐さつえい【トリック撮影】
特殊撮影の旧称。
⇒トリック【trick】

広辞苑 ページ 14367 での【○鳥交る】単語。