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○鼠に引かれそうねずみにひかれそう🔗⭐🔉
○鼠に引かれそうねずみにひかれそう
家の中にたった一人で、淋しい様子のたとえ。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐の‐お【鼠の尾】‥ヲ
イネ科の多年草。路傍の雑草。高さ50センチメートル内外。葉は線形。夏から秋にかけ、微細な小花を密生した淡緑色の、鼠の尾に似た形の細長い穂を直立する。〈[季]秋〉
⇒ねずみ【鼠】
ねずみのこ‐さんよう【鼠の子算用】
(→)「ねずみざん」に同じ。浮世草子、好色敗毒散「利に利をかけて見よ、―、方図もない銀高」
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐のみ【鼠蚤】
ネズミに寄生するノミの総称。ケオプスネズミノミ・ヤマトネズミノミなどは人体にも寄生し、ペストの媒介をすることがある。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐の‐よめいり【鼠の嫁入り】
昔話の一つ。夫婦の鼠がその秘蔵娘の婿を選ぶのに、日輪・月輪などさまざまの候補者を求めたが、結局、同じ仲間の鼠に嫁入りさせる。鼠の婿取り。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみば‐ぎり【鼠歯錐】
先端が三つに分かれ、中央がやや長い歯をもつ錐。直径6ミリメートル程度の穴を開けるのに使う。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐ばしり【鼠走】
(→)「とかみ(
)」の異称。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐はなび【鼠花火】
花火の一種。約9センチメートルの葦あしの管(今は、こよりの輪)に火薬を詰めたもの。一端に火をつけると、鼠のように地を走りめぐる。鼠火。〈[季]夏〉。夏目漱石、虞美人草「御前の返事は―の様にくるくる廻つて居るよ」
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐はんきり【鼠半切】
鼠色の半切紙。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐ばんし【鼠半紙】
鼠色の漉すき返しの半紙。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐ぶか【鼠鱶】
(→)オナガザメの別称。
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐まい【鼠舞】‥マヒ
(→)「ねずまい」に同じ。椿説弓張月残編「猪武者の尾につきて―せし松寿がともがら」
⇒ねずみ【鼠】
ねずみ‐もち【鼠黐】
モクセイ科の常緑低木。関東地方以南に自生。庭木や生垣として栽植。葉は卵形、表面に光沢がある。初夏、枝端に円錐花序えんすいかじょを出し小花を密生。花冠は白色で漏斗ろうと状。紫黒色の核果は漢方生薬の和女貞わじょていで、滋養強壮薬。材は器具用。都市部ではトウネズミモチが多い。タマツバキ。ネズモチ。〈倭名類聚鈔20〉
ネズミモチ
撮影:関戸 勇
⇒ねずみ【鼠】
ね‐す・む【寝住む】
〔自四〕
住みついてともに寝る。拾遺和歌集物名「鼠の琴の腹に子を生みたるを。年をへて君をのみこそ―・みつれ」
ねず‐もち【鼠黐】
〔植〕(→)ネズミモチの別称。
ネスラー‐しやく【ネスラー試薬】
(Nessler's reagent)沃化ようか水銀(Ⅱ)と沃化カリウムとの錯体を水酸化カリウム溶液に溶かした液。微量のアンモニアで黄色ないし黄褐色の沈殿を作るので、アンモニア検出試薬として使用。
ね‐ずり【根摺】
紫草の根で着物を摺り染めること。
⇒ねずり‐の‐いろ【根摺の色】
⇒ねずり‐の‐ころも【根摺の衣】
ねすり‐ごと【根摺り言】
故意に他人の気にさわるように言うことば。あてこすり。あてつけ。いやみ。浄瑠璃、心中重井筒「兄嫁御の―、聞きづらや聞きにくや」
ねずり‐の‐いろ【根摺の色】
根摺で染めた色、すなわち紫色。夫木和歌抄6「まつも―やわくらむ」
⇒ね‐ずり【根摺】
ねずり‐の‐ころも【根摺の衣】
根摺にした衣服。紫色の衣服。古今和歌集恋「紫の―色に出づなゆめ」
⇒ね‐ずり【根摺】
ね‐す・る【根摺る】
〔他四〕
あてこする。あてつける。浄瑠璃、曾根崎「使ひすてたの、げしいたのと、―・らるるを苦にしてか」
ねず・る【舐る】
〔他四〕
①ねぶる。なめる。東海道中膝栗毛7「尻―・りくされ」
②なする。なすりつける。懐硯「咎を我に―・りて」
ね‐すん【値寸】
値段と寸法。醒睡笑「脇差を持ちきたりて売らんといふに、この―はいかほどぞとありしに」
ねせ‐もの【寝物】
(→)「ねかしもの」に同じ。
ね‐ぜり【根芹】
セリの異称。根を食用とするからいう。〈[季]春〉。曾丹集「―摘む春の沢田におり立ちて」
ね・せる【寝せる】
〔他下一〕[文]ね・す(下二)
寝るようにする。ねかす。
ねそ
(近世上方方言)おもくるしく気のきかない人。浄瑠璃、猿丸太夫鹿巻毫「大宮司の―殿が」
ねそ
(「捻苧」か)刈柴を結い束ねる材料。筏いかだを組むのにも用いる。鉤樟くろもじ・まんさくの皮、藤蔓などを捩ねじったもの。ねっそ。捻柴ねじりしば。
ね‐ぞう【寝相】‥ザウ
寝ている時の格好。ねざま。ねずまい。「―が悪い」
ね‐ぞう【年星・年三】‥ザウ
(ネンザウのンを表記しない形)陰陽道おんようどうで、その人の属星ぞくしょうを祭ること。「としのほし」とも。また、年に3回、正月・5月・9月に仏事を行なって斎戒すること。源氏物語玉鬘「世をいとうきものにおぼして、―などし給ふ」
ね‐そうぞく【寝装束】‥サウ‥
寝る時に着る装束。宇津保物語国譲中「―などは奉れ給ふ」
ねそ‐ねそ
動作がゆっくりして気のきかないさま。のそのそ。
ね‐そび・れる【寝そびれる】
〔自下一〕
眠る機会を失い、眠ろうとしても眠れなくなる。ねはぐれる。嵯峨の屋お室、流転「ゆふべつい―・れましたら心持がわるくて不可せんから」。「話に夢中になって―・れる」
ね‐そべ・る【寝そべる】
〔自五〕
腹ばいになり、両足をのばしてねる。ごろっと横になる。「―・って本を読む」
ね‐そ・む【寝初む】
〔自下二〕
男女がはじめて共寝する。万葉集11「逢はざらばいかにせむとかわが―・めけむ」
ね‐ぞろい【根揃い】‥ゾロヒ
根のそろうこと。特に、女が髪を結う時に鬢びん・前髪・髷まげなどの根の揃っていること。ねぞろえ。浮世風呂3「まことにお上手だね、―から何から、きまつたものだ」
ねた
(「たね(種)」を逆さ読みした隠語)
①新聞記事などの材料。「―を探す」
②犯罪の証拠。「―があがる」
③道具。特に、手品などの仕掛け。
④料理などの材料。「鮨すしの―」
⇒ねたが割れる
ねた【妬】
(ネタシの語幹)ねたましいこと。ねたましく思うこと。源氏物語宿木「―のわざやと思ひゐ給へり」
⇒妬に籠む
ね‐だ【根太】
床板をうけるために床下にわたす横木。
ね‐だい【寝台】
(主として明治期に使われた語)寝床として用いる台。しんだい。饗庭篁村、黒猫「其室には乱暴狼藉に取散らしたる―」
ねだ‐いた【根太板】
根太の上に張る板。ゆかいた。
ね‐だおし【根倒し】‥ダフシ
根もとから倒すこと。根の付いたまま引き抜いて倒すこと。
ねだ‐がけ【根太掛】
根太の端をのせるため柱に打ちつけた横木。
ねた‐が・る【妬がる】
〔自四〕
くやしがる。うらめしく思う。宇津保物語楼上下「いといたく―・り給ひて」


広辞苑 ページ 15235 での【○鼠に引かれそう】単語。