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○茜掘るあかねほる🔗⭐🔉
○茜掘るあかねほる
薬・染料とするため、秋の山野でアカネの根を掘り取る。〈[季]秋〉
⇒あか‐ね【茜】
あか‐ねり【赤練】
赤色の練絹。
あがの【阿賀野】
新潟県北東部の市。新潟平野の中央に位置し、南部を阿賀野川が流れる。稲作が盛ん。宅地化が進行。人口4万7千。
⇒あがの‐がわ【阿賀野川】
あか‐の‐かゆ【あかの粥】
(→)望粥もちがゆに同じ。後水尾院当時年中行事正月「十五日あしたの物、―を供ず」
あがの‐がわ【阿賀野川】‥ガハ
福島県会津盆地から西へ新潟県北部を流れ、新潟市東方で日本海にそそぐ川。上流は猪苗代湖・只見川・大川など。包蔵水力大で、大型の水力発電所が多数ある。長さ210キロメートル。
阿賀野川(新潟)
撮影:佐藤 尚
⇒あがの【阿賀野】
あか‐の‐ごはん【赤の御飯】
赤飯せきはん。
あか‐の‐たにん【赤の他人】
まったくの他人。全然縁のない人。
あか‐のっぽ【赤のっぽ】
火山灰土壌の一種。腐植にとぼしく、黄褐色。茨城県を中心に栃木・埼玉などに見られる。腐植の多いものは黒のっぽ。
あか‐の‐ひろば【赤の広場】
モスクワのクレムリン宮殿の北東側にある広場。レーニン廟がある。宮殿とともに世界遺産。
赤の広場
提供:JTBフォト
あか‐の‐まんま【赤の飯】
①赤飯せきはん。
②(花・つぼみの形が赤飯に似ているから)イヌタデの別称。あかまんま。〈[季]秋〉
あがの‐やき【上野焼】
福岡県田川郡福智町の上野で作られる陶器。江戸時代の初め、肥前唐津の朝鮮人陶工尊楷そんかい(上野喜蔵きぞう)が、小倉藩主細川忠興に招かれ創始したという。遠州七窯の一つ。→八代やつしろ焼
あか‐のれん【赤暖簾】
(赤色の暖簾をさげていることから)安い料金の飲食店。
あか‐は【明衣】
①天皇が大嘗祭に用いる白色のかたびら。「明けの衣」ともいう。あかはとり。
②天皇の御湯殿に奉仕する蔵人くろうどが着る白の生絹すずしのかたびら。めいい。
アカバ【‘Aqaba アラビア】
ヨルダン南西部、アカバ湾最北端に位置する、同国唯一の港町。エジプトとアラビアを結ぶ隊商路上の要地であった。
アカバ湾とシナイ半島
撮影:小松義夫
⇒アカバ‐わん【アカバ湾】
あか‐はげ【赤禿】
①頭のすっかり禿げていること。また、その人。
②山に全く草木のないこと。
③太平紙たいへいしの粗製品。
あか‐はじ【赤恥】‥ハヂ
「恥」を強めていう語。ひどい恥。全くの恥。あかっぱじ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「―かかせてのかうか」。「人前で―をかく」
あか‐はじ【赤櫨】
染色の名。黄櫨染こうろぜんに対して、それよりもさらに赤みの強い茶色。
あか‐はた【赤旗】
赤地の旗。平氏の旗、革命派の旗、労働組合の旗、危険信号の旗など。→白旗しらはた。
⇒あかはた‐じけん【赤旗事件】
あかはた【赤旗】
(戦前はセッキとよんだ)日本共産党の機関紙。1928年(昭和3)2月非合法出版物として創刊、35年休刊。45年10月復刊(翌年1月「アカハタ」と改題)したが、朝鮮戦争当時に占領軍指令で発行禁止。その後再び「赤旗」として日刊。97年題字を「しんぶん赤旗」に変更。
あか‐はだ【赤肌】
①赤くむけたはだ。
②全くのはだかであること。あかはだか。
③山に草木のないこと。
あかはだ【赤膚】
奈良市西部の赤膚山(現在の五条山)。陶土を産する。
赤膚山(五条山)
撮影:的場 啓
⇒あかはだ‐やき【赤膚焼】
あか‐はだか【赤裸】
①全くのはだかであること。まっぱだか。すっぱだか。転じて、家財などがないさま。南海寄帰内法伝平安後期点「男女咸く皆赤体アカハタカなり」
②裸麦はだかむぎの別称。
あかはた‐じけん【赤旗事件】
1908年(明治41)6月22日東京神田の錦輝館で行われた社会主義者山口義三出獄歓迎会の終了後、大杉栄らが「無政府共産」と記した赤旗を掲げ、屋外行進をしようとして、十数名が検挙された事件。錦輝館事件。
⇒あか‐はた【赤旗】
あかはだ‐やき【赤膚焼】
奈良市赤膚山で作られる陶器。桃山時代の創窯と伝えられ、江戸後期に郡山藩主柳沢保光が陶業を振興。天保〜幕末期の名工奥田木白もくはくが茶道具などで声価を高めた。遠州七窯の一つ。
⇒あかはだ【赤膚】
あか‐はつたけ【赤初茸】
担子菌類のきのこ。傘は漏斗状で、表面は橙黄色、数個の淡色の環紋がある。夏、湿地に生じ、食用。アカハツ。
あか‐バット【赤バット】
「青バット」参照。
あか‐はとり【明衣】
⇒あかは
あか‐ばな【赤花】
①アカバナ科の多年草。山野の湿地に自生。高さ20〜50センチメートル。夏、紫紅色の小四弁花をつけ果実は細長く長さ3〜5センチメートル。種子は微細で長白毛をもち飛散。柳葉菜。
あかばな
②染色の名。1の花弁の色。帯紫淡紅色。
③襲かさねの色目。(→)赤色あかいろ3に同じ。
④沖縄で、仏桑華ぶっそうげのこと。
⇒あかばな‐か【赤花科】
あか‐ばな【赤鼻】
(飲酒または病気などのため)色の赤い鼻。ざくろばな。源氏物語末摘花「手づから、この―を書きつけ」
あかばな‐か【赤花科】‥クワ
双子葉植物の一科。萼片・花弁おのおの2〜4枚。花の基部は管状にのびる。温帯・熱帯に約30属650種あり、主に草本。アカバナ・マツヨイグサ・ヤナギランなど。
⇒あか‐ばな【赤花】
あか‐はに【赤埴】
赤色の土。あかつち。
あかばね【赤羽】
東京都北区の地名。荒川の右岸に位置し、もと岩槻街道の宿場町。戦時中は陸軍の被服廠しょうがあり、現在は工業地・住宅地。
あか‐ば・む【赤ばむ】
〔自五〕
赤く色づく。赤らむ。
あか‐はら【赤腹】
①〔動〕
㋐スズメ目ツグミ科の鳥。背面は茶褐色、胸と両脇は美しい狐色。声がよい。北海道・本州北部では夏鳥として渡来し、森林に多い。冬に本州南部・四国・九州・台湾などに移る。
あかはら
アカハラ
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
㋑(生殖期に腹部に赤色を現すことから)ウグイの別称。
㋒イモリの別称。
㋓鰯いわしの稚魚。
②赤痢せきりの俗称。
⇒あかはら‐いもり【赤腹蠑螈】
あかはら‐いもり【赤腹蠑螈】‥ヰ‥
イモリの別称。
⇒あか‐はら【赤腹】
あか‐ば・る【赤張る】
〔自四〕
赤みを帯びる。赤茶ける。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「冬編笠も―・りて」
アカバ‐わん【アカバ湾】
紅海最北部、アラビア半島とシナイ半島に挟まれた湾。湾奥のヨルダン側にアカバ、イスラエル側にエーラトの港がある。湾口部はチラン海峡。
⇒アカバ【‘Aqaba アラビア】
あか‐パン‐かび【赤パン黴】
子嚢菌類のかび。生育が速く、温湿の場所に好んで生育。モニリア。
アガパンサス【Agapanthus ラテン】
ヒガンバナ科の観賞用植物。南アフリカ原産。長さ20〜40センチメートルの剣状で軟質の葉を根生。花茎の頂端に紫色6弁の花を多数、散形状につける。また、広くはヒガンバナ科の一属(その学名)。ムラサキクンシラン。
あか‐び【赤火】
(→)赤不浄に同じ。
あか‐ピーマン【赤ピーマン】
赤色のピーマン。普通の緑色のものに対していう。
あか‐びかり【垢光り】
(着物などが)垢がついたり擦れたりして光っていること。
あかひき‐の‐いと【赤引の糸】
(「あか」は明の意)光って美しく清浄な糸。伊勢内宮の神御衣かむみその祭にその糸で神衣を織って供える。あからひきのいと。
あか‐ひげ【赤鬚】
①赤いひげ。また、その人。欧米人をののしっていう場合もある。
②スズメ目ツグミ科の鳥。大きさはスズメぐらい。雄の背面は美しい赤栗色、胸黒、腹白。習性・鳴声はコマドリに似る。屋久島・種子島・琉球諸島に特産。天然記念物。リュウキュウゴマ。
あかひげ(雄)
アカヒゲ(雌)
提供:OPO
アカヒゲ(雄)
撮影:小宮輝之
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
あか‐びつ【明櫃】
白木造りの櫃。祭祀に用いた。主計寮式「―十合」
あか‐ひとで【赤海星・赤人手】
アカヒトデ目のヒトデ。朱紅色。腕は5本、ほぼ円筒形で長さ約10センチメートル。本州以南の浅海の岩礁にすむ。朱海盤車。
あか‐ひも【赤紐】
①赤色の紐。古墳時代、埴輪に見られる上着を留める紐。
②小忌衣おみごろもの右肩につけて前後に垂れ下げた紐。平安時代以前は赤色、後世は濃紫および蘇芳すおう色の絹に鳥・蝶を描いた2条の紐を用いた。たれひも。
③舞人の青摺の衣の左肩につける紐。枕草子90「―をかしうむすび下げて」
あかびら【赤平】
北海道中央部の市。石狩炭田中の炭鉱都市として発展。根室本線に沿う。炭鉱閉山後、人口が減少。人口1万4千。
あか‐ひる【明昼】
まっぴるま。白昼。落窪物語2「何ばかりの物なれば、かく我が家を―入り立ちて」
あかふく‐もち【赤福餅】
伊勢名物のあんころ餅。小豆漉餡こしあんを使用、上部に指で押さえた型がある。
あか‐ぶくろ【赤袋】
(→)匂袋においぶくろに同じ。
あか‐ぶさ【赤房・赤総】
相撲で、土俵の吊り屋根の南東隅に垂らす赤色の房。夏と朱雀しゅじゃくを表す。→白房→青房→黒房
あか‐ふじ【赤富士】
太陽の光を受けて暗赤色に色づいて見える富士山。晩夏から初秋の早朝に多く見え、葛飾北斎の「富嶽三十六景」の一つとしても名高い。〈[季]夏〉
あか‐ふじょう【赤不浄】‥ジヤウ
(漁村語)月経・出産などの穢けがれ。漁業ではこれを特に忌み、ある期間出漁を避ける。あかび。ちいみ。→黒不浄
あか‐ふだ【赤札】
①売約済商品または見切品などにつける赤色の札。また、その品物。
②天正カルタの赤色の札。イス。赤。
あか‐ふどう【赤不動】
仏画。高野山明王院蔵の全身赤色の不動明王像。智証大師(円珍)感見の像と伝えるが、制作時期は平安後期または鎌倉初期。三不動の一つ。→青不動→黄不動
あか‐ぶどうしゅ【赤葡萄酒】‥ダウ‥
濃色種の葡萄を果皮ごと潰して発酵させた、赤い色の葡萄酒。赤ワイン。→白葡萄酒→ロゼ
あか‐ふね【赤船】
江戸後期、幕府直営の蝦夷貿易船。船体が赤塗りであった。
ア‐カプリッチオ【a capriccio イタリア】
〔音〕発想標語。「奇想風に」の意。
アカプルコ【Acapulco】
メキシコ南部、太平洋岸の港湾都市。植民地期にスペインのガレオン船による太平洋貿易の拠点として発達。現在は国際的な保養都市。人口82万(2003)。
アカプルコ
撮影:小松義夫
あか‐べ【赤目】
(アカメの転)
⇒あかんべ
アガベ【Agave ラテン】
リュウゼツラン科リュウゼツラン属植物(その学名)。南北アメリカ大陸に約300種が分布。また特に、それに属する観賞用多肉植物の園芸上の通称。→竜舌蘭りゅうぜつらん
アガペー【agape ギリシア】
①神の愛。神が罪人たる人間に対して一方的に恩寵を与える行為で、キリストの自己犠牲的な愛として新約聖書にあらわれた思想。→エロス。
②(→)愛餐あいさんに同じ。
あか‐べこ【赤べこ】
(「べこ」は東北地方で牛の意)会津若松の郷土玩具。赤く塗った張子はりこの首振り牛。赤牛。
赤べこ
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
あか‐へた【赤下手】
きわめてへたなこと。あかっぺた。浄瑠璃、大塔宮曦鎧「踊も音頭も見るが上手、口で申すは―」
あか‐べら【赤倍良・赤遍羅】
①キュウセン(求仙)の雌。
②ササノハベラの異称。(神奈川県三崎地方の方言)
③タナゴの別称。(栃木県の方言)
ア‐カペラ【a cappella イタリア】
(「礼拝堂風に」の意)楽器の伴奏なしに合唱隊だけで歌うルネサンス時代の教会合唱様式。またその作曲様式。広義には無伴奏の合唱・歌唱を指す。
あか‐ぼう【赤帽】
①赤い色の帽子。特に、運動会でかぶるもの。
②駅で乗降客の手荷物を運ぶ人。赤い帽子をかぶっているのでいう。ポーター。泉鏡花、紅雪録「黙つて点首うなずくと心得て会釈して―は直ぐに踵くびすを返した」
あかぼう‐くじら【赤坊鯨】‥バウクヂラ
クジラ目アカボウクジラ科の歯クジラ。体長約6メートル。イカ類を好んで食う。南北両極圏以外の外洋に分布。
あか‐ぼうふら【赤孑孑・赤棒振】
ユスリカ類の幼虫。血紅色で形はぼうふらに似る。河川・下水溝などの底の土中にすむ。淡水魚の餌となる。あかむし。
あか‐ぼし【明星】
(古くは清音か)明け方東の空に見える金星。明けの明星みょうじょう。啓明けいめい。たれどき星。かわたれ星。〈倭名類聚鈔1〉
⇒あかぼし‐の【明星の】
あかぼし‐の【明星の】
〔枕〕
「明く」「飽く」にかかる。万葉集5「―明くる朝あしたは」
⇒あか‐ぼし【明星】
あかほし‐びょう【赤星病】‥ビヤウ
植物の病害。症状として、葉の表面に赤褐色で星状の斑点が生じる病気の総称。担子菌類の銹菌さびきんの感染によるナシのものが著名。
あ‐が‐ほとけ【吾が仏】
①自分の信仰する仏。自分の持仏。わがほとけ。仲文集「―顔くらべせよ」
②僧に呼びかけていう語。宇津保物語藤原君「―たちの御徳みとくに」
③自分の愛し敬う人を呼ぶ語。あがきみ。竹取物語「―何事思ひ給ふぞ」
⇒吾が仏尊し












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