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○日暮れて道遠しひくれてみちとおし🔗🔉

○日暮れて道遠しひくれてみちとおし [史記伍子胥伝] ①年老いて、しかも達すべき目的がいまだに果たせないことのたとえ。 ②期限は迫っているのに、事がすぐにはできあがらないことのたとえ。 ⇒ひ【日】 ひ‐くろうど非蔵人‥クラウド ①蔵人所に属し、蔵人の見習として、殿上で廷臣の雑用を勤めた職員。六位の中から選ばれた。非職ひしきの者。 ②近世、賀茂・松尾・稲荷の社家などから召され、蔵人の袍ほうを着て、無位無官で宮中の表向きの雑役を勤めた者。 ひ‐ぐろみ日黒み】 日に焼けて皮膚の黒くなること。平家物語(長門本)「―して、少し面おもやせて見え給ふ」 ひ‐ぐん匪軍】 (「匪」は、悪者の意)土匪どひから成る軍。 び‐くん美君】 容貌の美しい女。美人。男色大鑑「初めに見増さる―を招き」 び‐くん微醺】 少し酒に酔うこと。ほろよい。微酔。「―を帯びる」 ひけ引け】 ①(「退け」とも書く)ひけること。その日の仕事が終わって退出すること。「―時」 ②物事におくれをとること。まけ。歌舞伎、韓人漢文手管始「こりや、唐人組の―にはせぬ」 ③肩身のせまいこと。ひけめ。傾城禁短気「供先で旦那に―をつけぬ気で」 ④売買で価格の減ること。 ⑤(取引用語)大引おおびけの略。 ⑥遊女が張見世はりみせをやめて入口の大戸をとざす時刻。午後12時頃ないし午前2時頃で、時代・場所によって異なる。人情本、春の若草「―の拍子木の音」→ひけよつ ⇒引けを取る ひげ髭・鬚・髯】 ①人の口・顎あご・頬ほおのあたりに生える毛。髭くちひげ・鬚あごひげ・髯ほおひげなどは、ある程度長く、形を整えたものについていうことが多い。万葉集5「しかとあらぬ―かき撫でて」。「―をそる」 ②動物の口のあたりの長い毛。また、触角の俗称。 ③うぬぼれ。高慢な態度。 ⇒髭食い反らす ⇒髭の塵を払う ひ‐げ卑下】 ①自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。謙遜。源氏物語紅梅「さりとて思ひ劣り、―せむも、かひなかるべし」 ②いやしめ見下すこと。 ⇒卑下も自慢の中 びけ 順位の最後。びり。 ピケ ピケットの略。 ピケpiqué フランス】 織物の名。布面に縦の畝うねまたは畝模様を表したもの。素材は木綿・ウールなど。夏の帽子・服地・家具装飾などに用いる。浮出し織。ピケ織。 ひけ‐あと引け跡】 取引所で、最後の立会たちあいの終わったあとの市場。また、その相場。ひけご。 ひ‐けい庇恵】 おかげ。庇護。恩恵。 ひ‐けい飛型】 スキーのジャンプ競技で、空中姿勢のこと。 ひ‐けい秘計】 ①人に知れないようにめぐらすはかりごと。秘密のはかりごと。 ②間に立って取り持つこと。媒介。周旋。平家物語11「便宜びんぎをうかがひ高聞に達せしめ、―をめぐらし、あやまりなきよしを宥ゆうぜられ」 ③都合をつけること。工面くめん。金策。 び‐けい美形】 うつくしい容貌。美貌。また、その人。男性についてもいう。好色五人女1「今一たび最後の別れに―を見る事もがなと」 び‐けい美景】 ①うつくしい景色。 ②よい景品。 ひけいこう‐えいよう非経口栄養‥ヤウ 口を経ないで栄養を補給すること。鼻孔あるいは人工的に造った瘻孔ろうこうから胃・小腸へ、また肛門から直腸へ管を用いて栄養液を注入する方法、血管に管を入れて血液内に栄養液を注入する方法などがある。→中心静脈栄養 び‐けいすう微係数】 〔数〕(→)微分係数に同じ。 ひけ‐いろ引け色】 気おくれのした顔色。おそれる顔色。 ひげ‐おとこ髭男‥ヲトコ 髭の多い男。髭をたくわえた男。 ひげ‐かご鬚籠⇒ひげこ ひげ‐がち鬚勝ち】 ひげの多いこと。枕草子109「―に、かじけやせやせなる男と」 ひげ‐かび鬚黴】 接合菌類に属するかびの一種。草食動物糞などに生える。菌糸は無色。分枝して這い、黒色で直立した長柄のある胞子嚢を多数つける。胞子は淡黄色。 ひ‐げき飛檄】 檄を急いで多くの人に回すこと。また、その檄文。 ひ‐げき悲劇】 (tragedy) ①人生の重大な不幸・悲惨を題材とし、死・破滅・敗北・苦悩などに終わる劇。矛盾・対立・葛藤の動的な展開から破局に至り、悲壮美を呼び起こすもの。喜劇とともに劇の二大分野の一つ。「シェークスピアの四大―」「新派―」「―のヒロインを演じる」 ②悲惨な、また不幸な出来事。「交通事故が多くの―を生む」「―に終わる」 ↔喜劇。 ⇒ひげき‐てき【悲劇的】 び‐げき尾撃(→)追撃ついげきに同じ。 ひげき‐てき悲劇的】 悲劇のもつ性質を帯びるさま。「―最期さいごを遂げる」 ⇒ひ‐げき【悲劇】 ひげきのたんじょう悲劇の誕生‥ジヤウ (Die Geburt der Tragödie ドイツ)ニーチェの処女作。1872年刊。ギリシア悲劇をアポロ的とディオニュソス的という対概念を用いて論じる。芸術による生の苦悩の救済というモチーフは、20世紀の芸術論に大きな影響を与えた。 ひけ‐きょう悲華経‥キヤウ 釈迦如来がこの娑婆しゃば世界という穢土えどにおいて成仏したことを讃嘆する経典。10巻。浄土成仏と対比し穢土成仏を主題とする。北涼の曇無讖どんむしん訳が流布。鎌倉時代の釈迦信仰で重要視された。 ひげきり髭切】 源満仲の愛刀。罪人の首を斬らせた時、首とともにあご髭をも切ったという。鬼丸とも。膝丸とともに源氏重代の宝剣とされる。平家物語剣巻「満仲…鬚を加えて切りたりければ、―と名付」 ひけ‐ぎわ引け際・退け際‥ギハ ①しまいに近い時分。一日の仕事が終わる、まぎわ。 ②取引所で大引おおびけ近い時分。

広辞苑 ページ 16436 での○日暮れて道遠し単語。