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ふ‐かく【不覚】🔗🔉

ふ‐かく不覚】 ①精神のまともでないこと。正体もないこと。大鏡道兼「さばかりの重き病をうけとり給ひてければ、…ことのほかに―になり給ひにけりと見えながら」。「前後―」 ②思慮・分別のしっかりしていないこと。落窪物語2「―なりける御懸想人かな」 ③思わず知らずすること。平家物語7「―の涙のこぼれ候ふぞや」。「―にも弱音を吐く」 ④不注意や油断によって失敗すること。平家物語9「高名せうどて―し給ふな」。「―の一敗」 ⑤覚悟のできていないこと。臆病なこと。平治物語「度々の合戦に、一度も―の名をとらず」 ⇒ふかく‐じん【不覚人・不覚仁】 ⇒ふかく‐にん【不覚人】 ⇒ふかく‐もの【不覚者】 ⇒不覚を取る

広辞苑 ページ 17021 での不覚単語。