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○蛍二十日に蝉三日ほたるはつかにせみみっか🔗⭐🔉
○蛍二十日に蝉三日ほたるはつかにせみみっか
盛りの短いことのたとえ。
⇒ほたる【蛍】
ほたる‐び【蛍火】
①夜間、蛍の放つ光。けいか。〈[季]夏〉。神代紀下「―の光かかやく神」
②埋火うずみびの小さく残ったもの。
⇒ほたる【蛍】
ほたる‐ぶくろ【蛍袋・山小菜】
キキョウ科の多年草。原野・路傍などに自生し、高さ30〜50センチメートル。夏、茎頂に淡紫色の大きな鐘形花を数個下垂、そのさまが提灯(火垂る)に似る。山地のものは紅紫色をおびる。若芽は食用。花筒に蛍を入れるというのは俗説。〈[季]夏〉
ほたるぶくろ
ホタルブクロ
撮影:関戸 勇
⇒ほたる【蛍】
ほたる‐ぶね【蛍船】
蛍狩に行く人の乗る船。
⇒ほたる【蛍】
ほ‐たれ【穂垂】
正月の削掛けずりかけ。〈[季]新年〉
⇒ほたれ‐くび【穂垂首】
⇒ほたれ‐ひき【穂垂ひき】
⇒ほたれ‐ぼし【穂垂星】
ほたれ‐くび【穂垂首】
穂垂のような首。戦場でうちとった切口から肉などの垂れて出た醜い首。
⇒ほ‐たれ【穂垂】
ほたれ‐ひき【穂垂ひき】
(九州地方で)正月14日の小正月の年越し。穂垂節句。穂垂吹き。
⇒ほ‐たれ【穂垂】
ほたれ‐ぼし【穂垂星】
豊年のしるしにあらわれるという星。彗星の一種という。
⇒ほ‐たれ【穂垂】
ボタロー‐かん【ボタロー管】‥クワン
(イタリア生れのフランスの外科医ボタロー(L. Botallo1519頃〜1587頃)の名に因む)肺動脈と大動脈をつなぐ胎生期の血管。胎児では右心室から肺動脈に駆出される血液は大部分動脈管を経て直接大動脈に流入する。生後呼吸開始とともに動脈管は閉じ、線維索(動脈管索)に変化する。生後も開存する異状を動脈管開存といい、右心肥大・肺高血圧症などを起こす。
ほ‐だわら【穂俵】‥ダハラ
ホンダワラのこと。干して藁わらで束ね、米俵の形とし、蓬莱ほうらい飾りに用いる。〈[季]新年〉
ぼ‐たん【牡丹】
①ボタン科の落葉低木。中国原産。中国で花王と称する。観賞用・薬用に古くから栽培。高さ1メートル余。葉は羽状複葉。4〜5月頃、直径20センチメートルもある美花を開く。園芸品種が多く、色は紅・紫・白・淡紅など。根皮は漢方生薬の牡丹皮で、駆瘀血くおけつ剤。頭痛・腰痛・婦人病などの治療に用いる。二十日草。深見草。名取草。山橘。〈[季]夏〉。〈色葉字類抄〉→寒牡丹。
ボタン
撮影:関戸 勇
②⇒ぼうたん。
③紋所の名。牡丹の花や葉にかたどる。また文様としても用いられる。牡丹唐草・牡丹唐獅子など。
牡丹
④(「獅子に牡丹」の「獅子」に「猪しし」をかけて)猪いのししの肉の隠語。
⇒ぼたん‐えび【牡丹蝦】
⇒ぼたん‐きょう【牡丹杏】
⇒ぼたん‐ざくら【牡丹桜】
⇒ぼたん‐たまご【牡丹卵】
⇒ぼたん‐づる【牡丹蔓】
⇒ぼたん‐な【牡丹菜】
⇒ぼたん‐なべ【牡丹鍋】
⇒ぼたん‐の‐め【牡丹の芽】
⇒ぼたん‐ばけ【牡丹刷毛】
⇒ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】
⇒ぼたん‐やり【牡丹槍】
⇒ぼたん‐ゆき【牡丹雪】
ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
①衣服などの打ち合せ部分を留める具。重なる部分の一方にあけた穴やループにくぐらせて留める。貝殻・金属・ガラス・合成樹脂などでつくる。「―をはめる」
②機械などを作動させるために指で押す、突出した部分。「―を押す」
⇒ボタン‐あな【ボタン孔】
⇒ボタン‐せんそう【ボタン戦争】
⇒ボタン‐ダウン【button-down collar】
⇒ボタン‐でんち【ボタン電池】
⇒ボタン‐の‐き【ボタンの木】
⇒ボタン‐ホール【buttonhole】
⇒ボタンの掛け違い
ボタン‐あな【ボタン孔】
ボタン1を通すために、衣類の上前にあけ、糸でかがったり布で縁取ったりした孔。ボタンホール。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ぼたん‐えび【牡丹蝦】
タラバエビ科のエビ。体長15センチメートルになり、濃い黄赤色で体側に不規則な赤色斑紋がある。性転換するため体長10センチメートル以上のものはすべて雌。北海道の内浦湾から土佐湾にかけての水深300〜500メートルにすみ、10月から5月にかけて底引網や手繰網で漁獲する。肉は甘味があって美味。別なエビをボタンエビと呼ぶ地方もある。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】‥クワセウ‥
⇒しょうはく(肖柏)
ぼたん‐きょう【牡丹杏】‥キヤウ
スモモの一品種。〈[季]夏〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐こう【牡丹江】‥カウ
①(Mudan Jiang)中国東北部の松花江の支流。吉林省の牡丹嶺に発源、鏡泊湖に入り依蘭で松花江に注ぐ。全長725キロメートル。
②1の中流にある黒竜江省の工業都市。三つの鉄道幹線の交点。人口101万4千(2000)。
ぼたん‐ざくら【牡丹桜】
ヤエザクラの別称。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ボタン‐せんそう【ボタン戦争】‥サウ
ミサイルの発射ボタンなどを押すだけで開始・終了するような形態の戦争。軍事技術の高度化・自動化や核兵器の発達をたとえていう。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ボタン‐ダウン【button-down collar】
シャツ‐カラーの一種。折り返した衿先を、身頃にボタンで留めるもの。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ぼたん‐たまご【牡丹卵】
卵料理。熱した胡麻油の中に鶏卵を割って落とし、白身がひろがり黄身をかこむさまを牡丹の花に見立てたもの。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐づる【牡丹蔓】
キンポウゲ科の蔓性多年草。山地に自生し、葉柄によって他物にからみつく。全体や花はセンニンソウに似、葉は複葉で、ボタンに似る。夏、葉のつけ根に小形白色の花をつけ、毛を密生した痩果そうかを結ぶ。有毒植物の一つ。エミグサ。
ボタンヅル
撮影:関戸 勇
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたんていかんこんき【牡丹亭還魂記】‥クワン‥
明代の戯曲。湯顕祖作。杜麗娘という娘が夢で密会した書生柳夢梅に恋いこがれたすえに死に、幽魂となって夢梅と会い、蘇生して結ばれる。還魂記。
ボタン‐でんち【ボタン電池】
ボタンのような小さく扁平な円形の電池。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ぼたんどうろう【牡丹灯籠】
①三遊亭円朝口演の人情噺。「怪談牡丹灯籠」の略称。中国の小説「剪灯せんとう新話」中の「牡丹灯記」を浅井了意が翻案して「伽婢子おとぎぼうこ」中に収録、円朝がこれに天保年間牛込の旗本の家に起こった事実譚を加えて創作した怪談。飯島の娘お露の死霊が、牡丹灯籠を提げて恋人新三郎のもとに通うという筋。1884年(明治17)、速記本を発行。講談・落語などの速記本刊行の最初。
②1を福地桜痴が補綴、3世河竹新七が脚色した歌舞伎脚本。「怪異談牡丹灯籠」の題で1892年(明治25)、5代尾上菊五郎・2代坂東秀調らが初演。
→文献資料[牡丹灯篭]
ぼたん‐な【牡丹菜】
葉牡丹の別称。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐なべ【牡丹鍋】
猪肉・野菜・豆腐などを具材とした味噌味の鍋料理。猪鍋。ししなべ。〈[季]冬〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】





広辞苑 ページ 18153 での【○蛍二十日に蝉三日】単語。