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○末席を汚すまっせきをけがす🔗🔉

○末席を汚すまっせきをけがす 列座の人々の仲間に加わることを、謙遜していう語。 ⇒まっ‐せき【末席】 まっ‐せつ末節】 ①老後。晩年。晩節。 ②本質的でない些細な事柄。末事。「枝葉―」 まつ‐ぜみ松蝉】 ハルゼミの別称。よく松林などで鳴くのでいう。〈[季]春〉 まっ‐その真っ其の】 (「その」を強めていう語)まったくその。日葡辞書「マッソノワキ(脇)ニ」 まっ‐そん末孫】 末の子孫。血筋の末。ばっそん。 マッソンAndré Masson】 フランスの画家。オートマティスムを用い、神秘的で根源的な人間のイメージを追求。「絵画(人物)」など。(1896〜1987) まっ‐た待った】 ①囲碁・将棋・相撲などで、相手の仕掛けて来た手を待ってもらう時に発する語。 ②転じて、一時、進行をおしとどめること。「着工に―をかける」 ⇒まった‐なし【待った無し】 まった】 〔接続〕 (マタの促音化)「また」を強めていう語。 まつだ松田】 姓氏の一つ。 ⇒まつだ‐うきふね【松田浮舟】 ⇒まつだ‐ごんろく【松田権六】 ⇒まつだ‐みちお【松田道雄】 マッターホルンMatterhorn ドイツ】 スイス・イタリア国境にそびえる、アルプス山脈中の高峰。雄大な岩の尖峰をなし、標高4477メートル。ウィンパーらが初登頂。フランス語名モン‐セルヴァン。 マッターホルン(1) 提供:オフィス史朗 マッターホルン(2) 提供:オフィス史朗 マッターホルン(3) 提供:オフィス史朗 まった・い全い】 〔形〕[文]まった・し(ク) (マタイの促音化) ①欠けたところがない。そろっている。十分である。完全である。論語集解室町期点「苟いやしくも完マツタシ」。「―・き姿を残す」 ②安全である。無事だ。「―・きを得る」 ③愚直である。醒睡笑「如何にも―・き福人あり」 まつ‐だい松台】 灯火用の松を焚く器。ひでばち。 まつ‐だい松手火‥ダヒ (手火たひは、手に持つ灯火の意)松明たいまつのこと。 まつ‐だい末大】 木の梢・枝が大きくなること。末の大きなこと。 まつ‐だい末代】 ①末世。源平盛衰記5「国は粟散辺土ぞくさんへんど也、時は濁世じょくせ―也」 ②死んだ後の世。後世。太平記27「且つは―の物語、且つは当世の用心にもなれかし」。「人は一代、名は―」 ⇒まつだい‐もの【末代物】 まつだい‐もの末代物】 末代まで使用のできる品物。西鶴織留5「諸道具も一度の大願に―にして」 ⇒まつ‐だい【末代】 まっ‐たいら真っ平ら‥タヒラ 「平ら」1を強めていう語。高低・凹凸・傾斜がまったくないこと。「―に削る」 まつだいら松平‥ダヒラ 姓氏の一つ。最も著名なのは三河国加茂郡松平から起こり、親氏ちかうじを初代とし9代家康に至って徳川氏を称した系統で、宗家のほか三家・三卿に限って徳川を許され、他は松平を称。→徳川⇒まつだいら‐かたもり【松平容保】 ⇒まつだいら‐さだのぶ【松平定信】 ⇒まつだいら‐しゅんがく【松平春岳】 ⇒まつだいら‐ただなお【松平忠直】 ⇒まつだいら‐ちょうしちろう【松平長七郎】 ⇒まつだいら‐のぶつな【松平信綱】 ⇒まつだいら‐はるさと【松平治郷】 ⇒まつだいら‐よしなが【松平慶永】 まつだいら‐かたもり松平容保‥ダヒラ‥ 幕末の会津藩主。京都守護職となり、尊攘派を弾圧、公武合体に尽力。鳥羽伏見の戦に敗れ東帰、新政府軍に抗したが降伏。鳥取藩などに永預えいあずけとなり、後に赦免され、日光東照宮宮司。(1835〜1893) ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐さだのぶ松平定信‥ダヒラ‥ 江戸後期の幕府老中。三卿の田安宗武の子。奥州白河の藩主。老中の職につき寛政の改革を断行。また、和歌・絵画に長じ、「花月草紙」「宇下人言うかのひとごと」「集古十種」などの編著がある。隠居して楽翁と号す。(1758〜1829) →作品:『花月双紙』 →作品:『宇下人言』 ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐しゅんがく松平春岳‥ダヒラ‥ 松平慶永まつだいらよしながの号。 ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐ただなお松平忠直‥ダヒラ‥ナホ 江戸初期の大名。結城秀康の長男。徳川家康の孫。福井藩主。大坂夏の陣では軍功をあげたが戦後の恩賞に不満を持ち、不遜な行動が多かった。その後改易され、豊後萩原に配流され病死。(1595〜1650) ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐ちょうしちろう松平長七郎‥ダヒラチヤウ‥ラウ 講談・小説中の人物。駿河大納言徳川忠長の長男という。紀伊徳川家の庇護の下に江戸・大坂に住み、和歌山で没したとされる。 ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐のぶつな松平信綱‥ダヒラ‥ 江戸前期の幕府老中。川越藩主。伊豆守。世に知恵伊豆と称。将軍家光・家綱に仕え、島原の乱・慶安事件・明暦の大火などに善処。(1596〜1662) ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐はるさと松平治郷‥ダヒラ‥ 江戸後期の出雲松江藩主。茶人。号は不昧ふまい・一々斎・一閑子。茶道に通じ石州流不昧派を始め、また禅道・書画・和歌にも通じた。(1751〜1818) ⇒まつだいら【松平】 まつだいら‐よしなが松平慶永‥ダヒラ‥ 幕末の福井藩主。号は春岳。将軍継嗣問題および条約締結の件で大老井伊直弼と意見を異にし、隠居・閉門を命ぜられたが、後に赦免。明治政府の議定・民部卿・大蔵卿を歴任。(1828〜1890) ⇒まつだいら【松平】 まつだ‐うきふね松田浮舟】 江戸初期の手品師。水芸に妙を得た。生没年未詳。 ⇒まつだ【松田】 まったく全く】 〔副〕 (マッタイの連用形から) ①ことごとく。すべて。「―死に絶えてしまった」「彼と―同意見です」 ②じつに。まことに。「―君の言う通りだ」 ③(下に打消の語を伴って)決して。全然。平家物語7「是は―私の火にはあらず、神火なり」。「―話にならない」 ④(「―の」「―だ」の形で)まこと。本当。「―の素人しろうとだ」 ⇒まったく‐の‐ところ【全くの所】 ⇒まったく‐もって【全く以て】 まったく‐の‐ところ全くの所】 「まったく」を強調した言い方。「―何の方策もない」 ⇒まったく【全く】 まったく‐もって全く以て】 「まったく」を強めていう語。「―けしからん」 ⇒まったく【全く】 まつ‐たけ松茸】 担子菌類のきのこ。アカマツの根と共生し、菌根を形成する。秋季アカマツ林の地上に自生。寒地ではエゾマツ・ツガの林に生えることもある。表面は灰褐色か淡褐色、裏面は白色。傘は初め茎の上部に球状をなして付着するが、成熟に従って次第に開く。芳香あり、美味。〈[季]秋〉 まつだ‐ごんろく松田権六】 漆芸家。石川県生れ。東京芸大教授。文化財の修理・調査を通して古典を学び、伝統技法を生かした独特の蒔絵を制作。人間国宝。文化勲章。(1896〜1986) 松田権六 撮影:田沼武能 ⇒まつだ【松田】 まっ‐ただ真っ唯】 〔副〕 「ただ」を強めていう語。狂言、縄綯なわない「―墨で塗つたやうな顔ぢや」 まっ‐ただなか真っ直中・真っ只中】 ①まんなか。まなか。平家物語11「仁井の紀四郎親清が―をひやうふつと射て」 ②まっさいちゅう。「今や対局の―」 まった‐なし待った無し】 ①囲碁・将棋・相撲などで、「待った」のできないこと。 ②少しの猶予もできないこと。「―の催促」 ⇒まっ‐た【待った】 まつだ‐みちお松田道雄‥ヲ 小児科医・評論家。茨城県生れ。京大卒。平和問題談話会等にも参加。著「育児の百科」。(1908〜1998) ⇒まつだ【松田】 まったり ①味わいがまろやかでこくのあるさま。「―した味」 ②人柄が落ちついているさま。転じて、ゆっくりとくつろいでいるさま。 まっ‐たん末端】 ①物の末のはし。 ②組織などの、中心から最も遠い部分。「―会員」 ⇒まったん‐かかく【末端価格】 ⇒まったんひだい‐しょう【末端肥大症】 まったん‐かかく末端価格】 生産者価格・卸売価格に対して、小売価格の称。 ⇒まっ‐たん【末端】 まったんひだい‐しょう末端肥大症‥シヤウ (acromegaly)成長期以後、脳下垂体前葉の機能亢進こうしんにより体の末端部(手・足・顎・鼻・唇など)が異常に大きくなる疾患。肢端肥大症。尖端肥大症。 ⇒まっ‐たん【末端】 マッチmatch・燐寸】 摩擦によって発火させ火を得る用具の一つ。軸木の頭薬(塩素酸カリウム・二酸化マンガン・硫黄など)と、容器などに塗付した側薬(赤燐・硫化アンチモンなど)とを摩擦させて発火する安全マッチが普通。粗面ならどこにでも摩擦させれば発火する摩擦マッチもあるが、今日ではほとんど製造されない。摺付木すりつけぎ。福沢諭吉、実業論「就中帽子、洋傘、―の如きは単に輸入品のみを用ひたりしに」。「―を擦る」 ⇒マッチ‐ポンプ マッチmatch】 ①勝負。競技。試合。「タイトル‐―」 ②釣り合うこと。似合うこと。調和すること。「内容に―した装丁」 ⇒マッチ‐プレー【match play】 ⇒マッチ‐ポイント【match point】 ま‐つち真土】 耕作に適する良質の土。佐藤信景・信淵のぶひろによる分類。土性の精粗・土色・生産力などによって真土と擬土でもつちとに分ける。 マッチ‐プレーmatch play】 ゴルフで、各ホールごとに勝敗を決めて行く競技方法。→ストローク‐プレー⇒マッチ【match】 マッチ‐ポイントmatch point】 テニス・バレーボールなどで、勝敗を決める最後の1点。 ⇒マッチ【match】 マッチ‐ポンプ (和製語。マッチで火を付ける一方、ポンプで消火する意)意図的に自分で問題を起こしておいて自分でもみ消すこと。また、そうして不当な利益を得る人。1966年の政界の不正事件で広まる。 ⇒マッチ【match・燐寸】 まっ‐ちゃ抹茶】 茶の新芽を採り、蒸した後、そのまま乾燥してできた葉茶を臼で碾いて粉末にしたもの。熱湯を注ぎ掻きまぜて飲む。主として茶の湯に用いる。ひきちゃ。散茶。 ⇒まっちゃ‐か【抹茶家】 まっちゃ‐か抹茶家】 抹茶をたてる道に通じた人。 ⇒まっ‐ちゃ【抹茶】 まつち‐やま真土山・待乳山】 [一]〔名〕 ①(「亦打山」とも書く)和歌山県橋本市真土。落合川を隔てた奈良県宇智郡阪合部村(現、五條市)の待乳山(待乳峠)ともいう。(歌枕) ②(「待乳山」と書く)東京都台東区浅草の本竜院(浅草寺末寺)の境内にある小丘。丘上に本竜院の本堂聖天宮があり、俗に聖天山という。古来、花柳界の信仰が厚い。 [二]〔枕〕 「待つ」にかかる。 マッチョmacho】 男っぽいさま。特に、外面的な体形・筋肉などについていう。「―‐マン」 マッチングmatching】 ①組み合わせること。調和させること。 ②複数のデータをつき合わせて照合すること。 マッツィーニGiuseppe Mazzini】 イタリアの革命家。ジェノヴァ出身。亡命先のマルセーユで政治結社「青年イタリア」を結成、共和主義と諸国民の独立を掲げイタリア統一運動に奔走。(1805〜1872)→リソルジメント まつ‐づくし松尽し】 多くの松の名を数えあげること。また、それを歌に仕組んだもの。好色五人女2「京の音頭道念仁兵衛が口うつし、山くどき、―」 まっ‐てい末弟】 すえの弟。ばってい。 マッディヤ‐プラデシュMadhya Pradesh】 インド中部、デカン高原にある州。主要産業は農業。鉱山資源も豊富。州都ボパール。 まつ‐ていれ松手入れ】 松の新葉が成長する秋、余分の枝葉を剪り捨て、丹念に姿を整えること。〈[季]秋〉 マットmat】 ①玄関や部屋の入口などに置き、履物の泥を拭うための敷物。くつふき。 ②床ゆかなどに敷く敷物。また、布団の下に敷く、弾力性のあるもの。 ③器械体操やボクシングのリングの床などに用いる厚い布製の敷物。 ⇒マットに沈む まっ‐と 〔副〕 もっと。も少し。狂言、宗論「―いただかせう」 まつど松戸】 千葉県北西部の市。水戸街道の宿駅、江戸川の河港として発達。第二次大戦後、住宅地化が進行。人口47万3千。 まっ‐とう真っ当‥タウ まともであること。「―なことを言う」「―に生きる」 まっとう松任‥タフ 石川県中部の地名。白山市に属する。金沢平野の手取川扇状地に位置し、早場米地帯。 まっとう全うマツタウ 〔副〕 マッタクの音便。狂言、泣尼「―杖の痛きにあらず」 まつ‐とうがい松灯蓋(→)「ひでばち」に同じ。 まっとうしょう末灯鈔‥セウ (末世を照らす灯火の如き書の意)本願寺3世覚如かくにょの第2子、従覚(1295〜1360)が親鸞の法語と書簡を年代順にまとめたもの。1巻22編。 まっとう・する全うするマツタウ‥ 〔他サ変〕[文]まつたう・す(サ変) (「まったくする」の転)完全にはたす。なしとげる。また、完全に保つ。源平盛衰記18「たとひ湯水を飲まずとも国につかんまで命を―・すべし」。「任務を―・する」

広辞苑 ページ 18552 での○末席を汚す単語。