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○無為にして化すむいにしてかす🔗🔉

○無為にして化すむいにしてかす [老子第57章「我無為にして民自ら化す」]ことさら手段を用いなくても、自然のままにまかせておけば人民は自然に感化される。聖人の理想的な政治のあり方をいう。 ⇒む‐い【無為】 むい‐の‐しんにん無位の真人‥ヰ‥ 〔仏〕臨済の言葉。貴賤・凡聖など一切の位づけを超越した真実の人間のあり方。真人は「荘子」にある語。 むい‐ほう無為法‥ヰホフ 〔仏〕因縁によって生成されたものでないもの。涅槃などをいう。↔有為法ういほう む‐いみ無意味】 意味のないこと。価値のないこと。つまらないこと。無意義。ナンセンス。「―な議論をくり返す」「今から行くのは―だ」 ⇒むいみ‐つづり【無意味綴り】 むいみ‐つづり無意味綴り】 主に記憶の実験に用いる目的で作られた、意味のない綴り字。エビングハウスの考案。例えば「XAC」「アヨ」など。 ⇒む‐いみ【無意味】 むい‐むかん無位無官‥ヰ‥クワン 位もなく、官職にもついていないこと。肩書きなどがないこと。 むい‐むかん無位無冠‥ヰ‥クワン 位もなく、栄誉ある官職にもついていないこと。 むい‐むさく無為無策‥ヰ‥ ほどこす手立ても持たず、何も対処しないこと。 む‐いん無韻‥ヰン 詩で、韻をふまないこと。 ⇒むいん‐し【無韻詩】 ⇒むいん‐の‐し【無韻の詩】 むいん‐こうい無因行為‥カウヰ 〔法〕財産上の出捐しゅつえん行為をその原因と切り離して考え、原因が欠けてもなお有効とされる法律行為。手形行為はその適例であり、手形・小切手は無因証券といわれる。↔有因行為 むいん‐し無韻詩‥ヰン‥ (blank verse)16世紀にイギリスに起こり、ドイツ古典派も用いた詩形。通常、弱強5脚の韻をふまない詩。シェークスピアの詩劇やミルトンの「失楽園」の類。↔押韻詩。 ⇒む‐いん【無韻】 むいん‐しょうけん無因証券】 証券上の権利の発生が、証券発行の原因である法律関係の有効な存在を要件としない有価証券。手形・小切手がその例。不要因証券。↔要因証券 むいん‐の‐し無韻の詩‥ヰン‥ (「無声の詩」とも) ①韻をふまない詩。 ②絵画の異称。 ⇒む‐いん【無韻】 む‐う無有】 無と有。ないこととあること。有無うむむう 〔感〕 口を結んで発する声。狂言、音曲聟「かう三つ拍子を打て―といふ。これを調子を吟ずるといふ」 ムーアGeorge Augustus Moore】 アイルランドの小説家・詩人。社会派の小説「エスター=ウォーターズ」、パリでの退廃的な生活を描いた自伝「一青年の告白」など。(1852〜1933) ムーアGeorge Edward Moore】 イギリスの哲学者。分析哲学の首唱者。認識論では実在論の立場をとり、倫理学では、善とは定義不可能な直覚的に知られる客観的性質であるとした。主著「倫理学原理」。(1873〜1958) ムーアHenry Moore】 イギリスの彫刻家。生命力を内包する人体を有機的に抽象化した彫刻を制作。(1898〜1986) ムーアMarianne Craig Moore】 アメリカの女性詩人。20世紀初めの新詩運動で活躍。詩集「観察」「歳月とは」など。(1887〜1972) ムーア‐じんムーア人】 (Moor)ヨーロッパで、マグリブ(北西アフリカ)地方のイスラム教徒の呼称。元来はマグリブの先住民(ベルベル)を指し、8世紀にはイベリア半島を征服したイスラム教徒を指すようになり、さらに11世紀以後、北西アフリカのイスラム教徒の呼称となり、15世紀頃からは漠然とイスラム教徒一般をも指す。モール。モロ。 ムーア‐の‐ほうそくムーアの法則‥ハフ‥ 半導体技術の進歩に関する経験則で、チップに集積されるトランジスターの数は18カ月で倍増するというもの。アメリカの化学者・実業家ムーア(Gordon Moore1929〜)が1965年に提唱。 むう‐げ無憂華】 (ムユウゲとも)無憂樹むうじゅの花。 ムーサイMusai ギリシア⇒ミューズ むう‐じゅ無憂樹】 (梵語aśoka)釈尊の生母摩耶夫人まやぶにんが出産のため生家に帰る途中、藍毘尼園らんびにおんの樹の下で釈尊を生んだ。安産であったため、この樹を無憂樹といい、その花を無憂華むうげという。阿輸迦あしゅか樹。 ムージルRobert Musil】 オーストリアの小説家。ナチス時代スイスに亡命、客死。未完の「特性のない男」は伝統的な小説形式を破る心理主義の大作。(1880〜1942) ムースmoose】 〔動〕アメリカでヘラジカのこと。→エルク ムースmousse フランス】 (泡の意) ①ピューレ状にした材料に泡立てた生クリーム・卵白などを加えて、口当りがなめらかで、ふんわりとした感じに仕上げた料理・菓子。 チョコレートムース 撮影:関戸 勇 ヨーグルトムース 撮影:関戸 勇 ②泡状の整髪料。商標名。 ムーズMeuse】 マース(川)のフランス語名。 ムー‐たいりくムー大陸】 (Mu)太平洋に存在したとされる空想上の大陸。ハワイ・タヒチ・イースターなどの諸島を含んだが、海中に没したとされる。 む‐うちゅう‐ろん無宇宙論‥チウ‥ (acosmism)宇宙および宇宙の諸事物に十分な実在性を認めず、それを神の様態と見る説(スピノザ)、あるいは一なる不変の存在を立てて事物の多を否定し、あらゆる個物を幻影にすぎないと考える説(エレア学派)など。ヘーゲルがスピノザ哲学を評した言葉。無世界説。→汎神論 ムーディーmoody】 (本来、「不機嫌な」「気まぐれな」の意)甘美なムードのあるさま。「―な店」 ムーディーズ (Moody's Investors Service)アメリカの投資情報会社。ムーディー(John M.1868〜1958)が1900年に設立。09年より企業等の債券の元利払いの確実性を格付けし、発表。 ムートMwt】 古代エジプトの女神。古代エジプト語で母の意。ヒエログリフではハゲワシで表された。アモン‐ラーの妃。 ムードmood】 ①気分。情調。雰囲気。「―が高まる」「あきらめ―」 ②〔言〕法。 ⇒ムード‐おんがく【ムード音楽】 ⇒ムード‐メーカー ムード‐おんがくムード音楽】 気分をやわらげ、甘くやさしい雰囲気を作り上げるのに効果的な音楽。ムード‐ミュージック。イージー‐リスニング。 ⇒ムード【mood】 ムード‐メーカー (和製語mood maker)その場の雰囲気を盛り上げる人。 ⇒ムード【mood】 ムートンmouton フランス・ イギリス】 羊の毛皮。また、羊皮。シープスキン。 ムーニエConstantin Meunier】 ベルギーの彫刻家・画家。写実的な表現で近代彫刻を開拓。(1831〜1905) ムービーmovie】 映画。 ムーブマンmouvement フランス⇒ムーブメント ムーブメントmovement】 ①動き。躍動感。 ②政治上・芸術上などの運動。 ③〔音〕楽章。 ④時計などの機械部分。 ムームーmuu-muu ハワイ】 (もとハワイ先住民の)ゆるやかなワンピース型の婦人服。 ムーラン‐ルージュMoulin-Rouge フランス】 (「赤い風車」の意) ①1889年、パリのモンマルトルに開設されたダンスホールと酒場、のちレビュー劇場の名。 ②1931年、東京新宿に開設された小劇場の名。 ムール‐がいムール貝‥ガヒ (mouleはフランス語でイガイのこと)ムラサキイガイの食品・料理上の名前。地中海料理によく使われる。→むらさきいがい ムーンmoon】 地球の衛星。月。 ⇒ムーン‐ストーン【moonstone】 ⇒ムーン‐ライト【moonlight】 ⇒ムーンライト‐ソナタ【Moonlight Sonata】 ムーン‐ストーンmoonstone(→)月長石げっちょうせき⇒ムーン【moon】 ムーン‐ライトmoonlight】 月の光。月光。 ⇒ムーン【moon】 ムーンライト‐ソナタMoonlight Sonata】 ベートーヴェン作曲のピアノソナタ嬰ハ短調(作品27の2)の通称。月光の曲。月光。 ⇒ムーン【moon】 む‐え無依】 〔仏〕何事にも依存せず執着のないこと。笈の小文「あるは―の道者の跡をしたひ」 むえい‐とう無影灯】 外科的手術に用いる照明灯。広い範囲から光を出し、手術部に集まるように設計されており、深部の操作にも影をつくりにくい。 む‐えき無射⇒ぶえき む‐えき無益】 利益のないこと。役に立たないこと。むだ。むやく。「―な殺生せっしょう」「―な議論」↔有益 ムエ‐タイmuay thai タイ】 タイ国式ボクシング。拳こぶしのほか、肘ひじ・脚・膝を用いて相手を倒す競技。タイの国技。 む‐えん無援‥ヱン たすけのないこと。「孤立―」 む‐えん無煙】 煙を立てないこと。煙の出ないこと。 ⇒むえん‐かやく【無煙火薬】 ⇒むえん‐たん【無煙炭】 む‐えん無鉛】 鉛なまりを含まないこと。 ⇒むえん‐おしろい【無鉛白粉】 ⇒むえん‐ガソリン【無鉛ガソリン】 む‐えん無塩】 塩分のないこと。塩気を含まないこと。 ⇒むえん‐しょうゆ【無塩醤油】 ⇒むえんしょく‐りょうほう【無塩食療法】 ⇒むえん‐りょうほう【無塩療法】 む‐えん無縁】 ①縁のないこと。関係がないこと。「金銭とは―だ」 ②〔仏〕 ㋐前世において仏・菩薩に因縁を結んだことのないこと。平家物語2「有縁うえんの衆生をみちびき、―の群類をすくはむがために」↔有縁。 ㋑死者を弔う縁者のないこと。「―塚」 ㋒(縁は対象を区別して認識する意)特定の対象を離れ、平等で差別のないこと。性霊集8「一切の諸尊、―の慈をもて孝子の願を照らし」 ⇒むえん‐じょ【無縁所】 ⇒むえん‐づか【無縁塚】 ⇒むえん‐でら【無縁寺】 ⇒むえん‐ほうかい【無縁法界】 ⇒むえん‐ぼち【無縁墓地】 ⇒むえん‐ぼとけ【無縁仏】 ⇒無縁の慈悲 む‐えん夢魘】 恐ろしい夢を見てうなされること。 むえん‐おしろい無鉛白粉】 鉛白えんぱくを含まない白粉。 ⇒む‐えん【無鉛】 むえん‐ガソリン無鉛ガソリン】 アンチノック剤としての四エチル鉛などを含まないガソリン。 ⇒む‐えん【無鉛】 むえん‐かやく無煙火薬‥クワ‥ 綿火薬とニトログリセリンとを主剤とする火薬。黒色火薬にくらべて発煙量が少ない。 ⇒む‐えん【無煙】 むえん‐じょ無縁所】 知行・所領もなければ檀徒などもない寺。〈日葡辞書〉 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐しょうゆ無塩醤油‥シヤウ‥ 食塩を含まない醤油。主成分はリンゴ酸ナトリウム。 ⇒む‐えん【無塩】 むえんしょく‐りょうほう無塩食療法‥レウハフ 食塩の量を極度に制限する食餌療法。腎臓疾患などの場合に行う。無塩療法。 ⇒む‐えん【無塩】 むえん‐たん無煙炭】 石炭のうち最も石炭化度の高いもの。黒色で金属光沢があり、質が硬い。不純物が少ないため燃焼に際して発煙せず、着火点は高い(セ氏490度)が発熱量が大きい。工業用・家庭用。 ⇒む‐えん【無煙】 むえん‐づか無縁塚】 弔う縁者のない死者の墓。無縁墓。 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐でら無縁寺】 無縁の死者を葬る寺。むえんじ。 ⇒む‐えん【無縁】

広辞苑 ページ 19075 での○無為にして化す単語。