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○無縁の慈悲むえんのじひ🔗⭐🔉
○無縁の慈悲むえんのじひ
遍あまねく一切衆生に、苦を抜き楽を与えようとする仏の大慈悲。無縁の大悲。
⇒む‐えん【無縁】
むえん‐ほうかい【無縁法界】‥ホフ‥
①〔仏〕特定の対象を離れた無差別平等の世界。曾我物語6「仏は、常住にして、―の妙体なれば」
②転じて、一般社会。世間。また、縁のない世間の人すべて。本朝二十不孝「―六親眷属までに書き立てられ」
⇒む‐えん【無縁】
むえん‐ぼち【無縁墓地】
弔う縁者のない墓のみがある墓地。
⇒む‐えん【無縁】
むえん‐ぼとけ【無縁仏】
弔う縁者のない死者。
⇒む‐えん【無縁】
むえん‐りょうほう【無塩療法】‥レウハフ
(→)無塩食療法に同じ。
⇒む‐えん【無塩】
む‐おん【無音】
音がしないこと。音が聞こえないこと。→ぶいん
む‐か【無化】‥クワ
無にすること。何もない状態にすること。
む‐か【無価】
①価あたいをはかることができないほど貴重なこと。むげ。
②代価のないこと。ただであること。
む‐か【無瑕】
瑕きずのないこと。むきず。
む‐が【無我】
①我意のないこと。無心なこと。私心のないこと。「―の愛」
②我われを忘れてすること。「―の境」「―夢中」
③〔仏〕我がの存在を否定すること。我は人間存在や事物の根底にある永遠不変の実体的存在(アートマン)。無我は無常・苦と共に仏教の根本思想の一つ。「諸法―」
むが‐あい【無我愛】
自我を離れた真の愛。没我の愛。
むかい【向かい】ムカヒ
①面と向かうこと。
②あちらの側。向き合っている相手の側。むこう。万葉集10「見渡せば―の野辺の」。「―の家」
⇒むかい‐あい【向い合い】
⇒むかい‐あわせ【向い合せ】
⇒むかい‐おに【向い鬼】
⇒むかい‐かぜ【向い風】
⇒むかい‐からもん【向い唐門】
⇒むかい‐がわ【向い側】
⇒むかい‐ぐるわ【向い郭】
⇒むかい‐ざ【向い座・向い坐】
⇒むかい‐ざま【向い様】
⇒むかい‐しお【向い潮】
⇒むかい‐じろ【向い城】
⇒むかい‐じん【向い陣】
⇒むかい‐だな【向い棚】
⇒むかい‐づけ【向付】
⇒むかい‐づち【向い鎚】
⇒むかい‐つぶて【向い礫】
⇒むかい‐どなり【向い隣】
⇒むかい‐なみ【向い波】
⇒むかい‐のぼり【向い幟】
⇒むかい‐のみ【向呑】
⇒むかい‐ば【向い歯】
⇒むかい‐ばら【向い腹】
⇒むかい‐び【向い火】
⇒むかい‐め【正妃・嫡妻】
⇒むかい‐やぐら【向い櫓】
⇒むかい‐わたり【向い辺】
むかい【迎い】ムカヒ
ムカエの訛。狂言、麻生「今から下六が―にいてこい」
⇒迎いが掛かる
むかい【向井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒むかい‐きょらい【向井去来】
⇒むかい‐りゅう【向井流】
む‐かい【霧海】
高山などで、霧が一面に深く立ちこめたのを海に見立てていう語。
む‐がい【無害】
害のないこと。害をなさないこと。「―な添加物」「人畜―」
⇒むがい‐つうこうけん【無害通航権】
む‐がい【無涯】
限りのないこと。はてしないこと。
む‐がい【無蓋】
ふたのないこと。覆いのないこと。
⇒むがい‐しゃ【無蓋車】
むかい‐あい【向い合い】ムカヒアヒ
向かい合うこと。むきあい。
⇒むかい【向かい】
むかい‐あ・う【向かい合う】ムカヒアフ
〔自五〕
互いに相手の正面に向く。向き合う。相対する。「―・ってすわる」
むかい‐あわ・す【向かい合わす】ムカヒアハス
[一]〔他五〕
向かい合うようにする。互いに正面を向くようにする。
[二]〔他下二〕
⇒むかいあわせる(下一)
むかい‐あわせ【向い合せ】ムカヒアハセ
向かい合わせること。相対していること。むかいあい。むきあい。「―の席」
⇒むかい【向かい】
むかい‐あわ・せる【向かい合わせる】ムカヒアハセル
〔他下一〕[文]むかひあは・す(下二)
(→)「向かい合わす」(他五)に同じ。
むかい‐おに【向い鬼】ムカヒ‥
鬼ごっこの一種。子供が左右に分かれて軒下に立ち、路上の鬼につかまえられないよう、一方の陣から他方の陣へ走りうつる遊戯。鬼わたし。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「お姫様まじくらに―して遊ぶまいか」
⇒むかい【向かい】
広辞苑 ページ 19081 での【○無縁の慈悲】単語。