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○目病み女に風邪引き男めやみおんなにかぜひきおとこ🔗⭐🔉
○目病み女に風邪引き男めやみおんなにかぜひきおとこ
目をわずらっている女と風邪を引いている男は魅力的に見えるものである。
⇒め‐やみ【目病み・目疾】
め‐ゆい【目結】‥ユヒ
①
のような形をいくつも散らし、または並べて染めたしぼり染。
②
のような形を描いた紋所の名。
⇒めゆい‐かわ【目結革】
めゆい‐かわ【目結革】‥ユヒカハ
目結に染めた色革。
⇒め‐ゆい【目結】
め‐ら【目ら】
(ラは接尾語)目。万葉集16「わが―は真澄の鏡」
め‐ら【奴等】
〔接尾〕
(「奴め」の複数。卑しめていう語)ども。やつら。やつども。源平盛衰記13「強盗―が」
めらし
(「女等衆」か。東北北部で)一人前の娘。成女。
⇒めらし‐やど【めらし宿】
めらし‐やど【めらし宿】
(→)娘宿むすめやどに同じ。
⇒めらし
メラトニン【melatonin】
脊椎動物の松果体で作られ分泌されるホルモン。外界の光周期情報を体内に伝えると考えられ、人では睡眠を促進する効果などがあるとされる。
メラニン【melanin】
動物の組織・細胞に存在する、黒褐色ないし黒色の色素の総称。皮膚、毛髪、昆虫の外骨格クチクラなどに広く分布し、過剰な光線の吸収に役立つ。黒素。
メラネシア【Melanesia】
(黒い島の意)南太平洋の島々のうち、経度180度線以西の諸島の総称。パプア‐ニューギニア・ソロモン諸島・バヌアツ・ニュー‐カレドニアなどを含む。住民はパプア人とメラネシア人。→マナ
メラノーマ【melanoma】
メラノサイトから発生する腫瘍。母斑の一種で良性の若年性黒色腫と、極めて悪性度の高い悪性黒色腫とがある。黒色腫。
メラノサイト【melanocyte】
皮膚、眼の脈絡膜・虹彩などに存在し、メラニン色素を形成する細胞。偽足状の細胞突起を持ち、黒褐色のメラニン色素顆粒を含む。皮膚では、この顆粒を表皮細胞が取り込むことによって体色が変化する。
メラミン【melamine】
分子式C3N3(NH2)3 トリアジンの水素原子3個をアミノ基で置換したもの。尿素とアンモニアから合成される。無色の結晶。弱塩基性。メラミン樹脂の原料。
⇒メラミン‐じゅし【メラミン樹脂】
メラミン‐じゅし【メラミン樹脂】
(melamine resin)合成樹脂の一つ。メラミンとホルムアルデヒドとの重縮合によって製造される熱硬化性樹脂。尿素樹脂に似るが、表面硬度が大きく耐熱性・不燃性なので耐熱化粧板(例えば、商標名デコラ)・接着剤・塗料・織物加工などに使われる。
⇒メラミン【melamine】
めら‐めら
①舌先が物をなめるように燃え上がるさま。「障子が―と燃える」
②比喩的に、胸に強い感情や衝動が生まれるさま。「怒りが―と燃え上がる」
め‐らわ【女童】メラハ
(「めわらわ」の略。「わらわ」からの類推によって作られた語)女の子。宇治拾遺物語2「この隣なる―の」
メランコリア【melancholia ギリシア・ オランダ】
(黒い胆汁の意)(→)メランコリーに同じ。小栗風葉、恋ざめ「那あの年頃には間々有る事で、何有なに、些ちょつとした一時の悒鬱メランコリヤでせう」
メランコリー【melancholy】
①気がふさぐこと。悲哀感。憂鬱。
②鬱病。特に、内因性のものを指す。メランコリア。
メランコリック【melancholic】
ふさぎ込んでいるさま。憂鬱なさま。
メランヒトン【Philipp Melanchton】
ドイツの人文主義者。ルターの宗教改革運動を助けたが、のちにはルター正統派と対立した。(1497〜1560)
メランプス【Melampus】
ギリシア神話の預言者。睡眠中に蛇に耳を舐められて、虫鳥獣の声を理解するようになった。
めり【減り・乙】
①減へること。
②音声をゆるめること。→めりはり(乙張)。
③尺八などの演奏で、音の高さを少し低くすること。→めりかり(乙甲)
め‐り【罵詈】
(メは呉音)ののしること。罵詈ばり。こんてむつすむん地「奇特のかはりに―悪口せられ」
めり
〔助動〕
(活用はラ変型。[活用]○/めり/めり/める/めれ/○)「見あり」が原義。ラ変以外の動詞型活用の終止形、ラ変型には連体形に付く。ラ変型に付く時、上接語の語尾は撥音化し、ンが無表記とされることが多い。奈良時代には万葉集の東歌あずまうた「をくさ男おとをぐさずけ男と潮舟の並べてみればをぐさかちめり」の1例のみ。平安時代、散文に多く用いられたが、和歌には極めて少なく、鎌倉時代以後は擬古文以外にほとんど用いられない。
①そのように見えている意を表す。…と見える。古今和歌集秋「竜田川紅葉みだれて流るめりわたらば錦中やたえなむ」。竹取物語「かぐや姫かの皮ごろもを見ていはく、うるはしき皮なめり」
②実際に見たものを拠りどころとする推定を表す。(あの見えるものは)…らしい。源氏物語胡蝶「右近もうち笑みつつ見奉りて親と聞えむには似げなう若くおはしますめり…と思ひ居たり」。源氏物語若菜上「尼君そのほどまで長らへ給はなむとの給ふめりき」
③動詞の表現する内容は明らかでも、その原因・理由・時・所・方法などが不明である場合に、それを主観的に推定するのに用いる。…らしい。拾遺和歌集春「あすからは若菜摘まむと片岡のあしたの原は今日ぞ焼くめる」
④断定を避け、婉曲に述べる意を表す。…ようだ。徒然草「『もののあはれは秋こそまされ』と人ごとに言ふめれど」
メリアム【Charles Edward Merriam】
アメリカの政治学者。シカゴ大学教授。社会心理学や統計学を導入した政治研究を提唱。シカゴ学派を形成。著「政治権力」など。(1874〜1953)
メリー【merry】
「陽気な」「楽しい」の意。
⇒メリー‐クリスマス【Merry Christmas】
⇒メリー‐ゴー‐ラウンド【merry-go-round】
メリー‐クリスマス【Merry Christmas】
(挨拶語)クリスマスおめでとう。
⇒メリー【merry】
メリー‐ゴー‐ラウンド【merry-go-round】
回転木馬。
⇒メリー【merry】
メリーランド【Maryland】
アメリカ合衆国東部、大西洋岸の州。独立13州の一つ。首都ワシントンの経済圏をなす。州都アナポリス。→アメリカ合衆国(図)
メリエ【Jean Meslier】
フランスの聖職者。無神論により既成宗教と僧侶・貴族の支配に反対した。私有財産制を否定し、唯物論および共産主義的理想を説いた。この考えを著した原稿「思想と感情の覚書」はヴォルテールにより抄本出版され、18世紀思想界に影響した。(1664頃〜1729頃)
メリエス【Georges Méliès】
フランスの映画製作者・奇術師。映画草創期にトリックを使った映画を開拓。作「月世界旅行」「海底二万里」など。(1861〜1938)
めり‐かり【乙甲】
①(邦楽用語)滅めることと上かること。音高を本来の高さよりも微妙に低くしたり高くしたりする技巧。特に尺八でいう。メリカリと片仮名でも表記。
②音の高低。抑揚よくよう。甲乙かんおつ。
メリケ【Mörike】
⇒メーリケ
メリケン【米利堅】
(Americanの訛略)
①アメリカの。アメリカ人。
②げんこつ。
⇒メリケン‐こ【メリケン粉】
⇒メリケン‐はとば【メリケン波止場】
⇒メリケン‐ばり【メリケン針】
⇒メリケン‐まつ【メリケン松】
メリケン‐こ【メリケン粉】
小麦粉の俗称。国産の小麦から作ったうどん粉に対して、アメリカより輸入した小麦から作ったものを言った。
⇒メリケン【米利堅】
メリケン‐はとば【メリケン波止場】
アメリカからの船が着く波止場。広く、外国船が出入りする波止場。
⇒メリケン【米利堅】
メリケン‐ばり【メリケン針】
めどの細長く大きい洋裁用の縫針。もとアメリカ製で1番から9番まで輸入され、番号が大きいほど細く短い。
⇒メリケン【米利堅】
メリケン‐まつ【メリケン松】
アメリカ松。べいまつ。
⇒メリケン【米利堅】
めり‐こ・む【減り込む】
〔自五〕
物の表面が圧されておちくぼむ。また、物が別の物の中にはまり込む。「車輪がぬかるみに―・む」
メリスマ【melisma ラテン】
〔音〕(ギリシア語で旋律の意)声楽曲の旋律様式の一種。歌詞の1音節に対して多数の音符が付けられ、装飾的に歌っていく唱法をいう。本来はグレゴリオ聖歌の唱法をいうが、同種のものはアジアの独唱歌(追分節など)にも多く見られる。
メリダ【Mérida】
メキシコ南東部、ユカタン地方の中心都市。白壁の町並をもつ植民地期の都市で、周辺の古代マヤ遺跡観光の基地。人口86万4千(2003)。
めり‐つ・く【減り付く】
〔自四〕
苦しいほどおしつけられる。めりめりいう。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「大名の付合、膝は―・く気骨は折れる」
メリッサ【melissa】
シソ科の多年草。地中海沿岸原産。地中に匐枝ふくしがあり、葉は倒卵形。花は小さな唇形花で、黄白色、葉腋に集まる。全体にレモンに似た芳香があり、香味料とし、また発汗・消化を促す。西洋山薄荷やまはっか。
メリット【merit】
①価値。利点。長所。功績。↔デメリット。
②メリット制の略。
⇒メリット‐せい【メリット制】
メリット‐せい【メリット制】
価格・賃金・保険料などに、原則以外に差異をつけること。例えば、保険事故の発生率に応じて保険料率に差異をつける制度など。
⇒メリット【merit】
メリトクラシー【meritocracy】
人の評価は、身分・家柄などではなく、本人の知能・努力・業績によるべきだとする考え方。また、そのような考え方に立つ社会。
メリノ【merino スペイン】
①羊ひつじの一品種。スペインの原産。大形で強健。牡は長い螺旋らせん形に巻いた角をもつが、牝は無角。毛は白色で、質は極めて優秀。オーストラリア・ヨーロッパ・アメリカなどで広く飼育されている。
②梳毛そもう織物の一種。メリノ羅紗。
③羊毛の細糸。
めり‐はり【減り張り・乙張】
ゆるむことと張ること。特に邦楽で、音の抑揚をいう。役者論語「今の敵役かたきやくに―の差別しゃべつなく、つつこんで狂言するのみにかかはるゆえ、立役もまた敵役にさそはれてするどきを表とす」。「―の利いた文章」
メリメ【Prosper Mérimée】
フランスの作家。史学・考古学・言語学にも学殖が深く、野性的・情熱的な事件を的確に簡潔な文体で描く。作「コロンバ」「カルメン」「エトルリアの壺」など。(1803〜1870)
めり‐めり
大木・木造物などが裂けたり折れたりする音。「枝が―と裂ける」「床を―はがす」
めりやす
(メリヤスのように劇に合わせて曲が延びちぢみするからという。また、「滅め入り易い」曲であるからともいう)
①歌舞伎下座音楽。長唄の一種。しんみりとした曲想で、台詞せりふなしで仕草を長く続けるときなどに奏する。「もみじ葉」「黒髪」「五大力」など現存。
②義太夫節の三味線の手。台詞せりふや動きの伴奏として短い手をくり返し演奏する。
メリヤス【medias スペイン・莫大小・目利安】
綿糸・毛糸などをループ状の編み目の集合により、よく伸縮するように編んだもの。表と裏と編み目が異なる。猿蓑「はき心よき―の足袋」(凡兆)
⇒メリヤス‐あみ【メリヤス編み】
メリヤス‐あみ【メリヤス編み】
(→)「表編み」に同じ。
⇒メリヤス【medias スペイン・莫大小・目利安】
め‐りょう【馬料】‥レウ
奈良・平安時代、馬の飼育料という名目で高官に給された手当。
め‐りょう【馬寮】‥レウ
(マリョウとも)律令制で、御牧および諸国の牧場から貢進する官馬の調習・飼養、穀草の配給、飼部うまかいべの戸口・名籍などをつかさどった役所。左馬寮さまりょうひだりのうまづかさと右馬寮うまりょうみぎのうまづかさとに分かれ、各長官を頭かみと称した。典厩てんきゅう。うまのつかさ。
メリンス【merinos スペイン】
(メリノ羊の毛で織ったからいう)薄く柔らかく織った毛織物。とうちりめん。田山花袋、東京の三十年「赤い模様のある派手な―の座蒲団に坐つた」→メリノ→モスリン。
⇒メリンス‐ゆうぜん【メリンス友禅】
メリンス‐ゆうぜん【メリンス友禅】‥イウ‥
メリンスを友禅模様に染めたもの。
⇒メリンス【merinos スペイン】
め・る【減る】
〔自四〕
①減へる。少なくなる。日葡辞書「ヂ(地)ガメッタ」
②衰える。弱る。めいる。日葡辞書「メッタヒト」↔張る。
③(他動詞としても用いる)音が低くなる。また、低くする。尺八などで、おさえ方を変えないでその音を少し低くする場合にいう。↔上かる
め・る【罵る】
〔他四〕
(「罵詈めり」を活用させた語)非難する。悪口をいう。〈日葡辞書〉
メルヴィル【Herman Melville】
アメリカの小説家・詩人。捕鯨船の水夫の体験をもとに書き始め、のち思弁的で難解な小説へと進んだ。小説「白鯨」「ピエール」「ビリー=バッド」、長編詩「クラレル」など。(1819〜1891)
メルカトル‐ずほう【メルカトル図法】‥ヅハフ
地図投影法の一種。オランダの地理学者メルカトル(Gerhardus Mercator1512〜1594)が1569年頃創案。赤道に沿って、地球に接する円筒面上に地図を投影したもの。経線と緯線とは互いに直交する直線となる。高緯度になるに従い東西の長さは伸びるので、それと同じ割合で、南北方向にも伸ばす。したがって緯線間の距離は高緯度になるほど大きくなる。地球上の角関係が図上の角関係と等しくなるのが特徴で、図上の任意の2点間を直線で結んだものは、直ちに2点間の等角航路を示すので、航海図として用いられる。航海図法。→円筒図法
メルカトル図法
メルカプタン【mercaptan】
〔化〕(→)チオールに同じ。
メルキ【melk オランダ】
(→)ミルクに同じ。
メルクマール【Merkmal ドイツ】
目印。指標。
メルクリウス【Mercurius ラテン】
〔神〕
⇒マーキュリー
メルシー【merci フランス】
ありがとう。サンキュー。
メルセン‐じょうやく【メルセン条約】‥デウ‥
870年、アーヘン北西のメルセン(Mersen)で、東フランク王ルートヴィヒ(ルイ)と西フランク王シャルル(カール)とが結んだ条約。二人の兄ロタールの死に伴い、その領土中部フランクの分割を約したもの。これによりドイツ・フランス両国の輪郭がほぼ定まった。→ヴェルダン条約
メルト‐ダウン【melt down】
原子炉の(→)炉心溶融。
メル‐とも【メル友】
(メール友達の意)電子メールをやりとりする友人。
メルトン【melton】
羅紗ラシャの一種。紡毛糸を平織または斜文組織に織り、全面に起毛したもの。洋服・外套地などに用いる。
メルヘン【Märchen ドイツ】
説話文学の一形態。神話・伝説に対して、空想によって作った物語。童話・おとぎ話など。
⇒メルヘン‐かいどう【メルヘン街道】
⇒メルヘン‐チック
メルヘン‐かいどう【メルヘン街道】‥ダウ
(Märchenstrasse)ドイツ北部のブレーメンからウェーザー川に沿って南下し、フランクフルト近郊のハーナウに至る道路。長さのべ600キロメートル。途中にハーメルン・カッセルなど古い町並が多い観光ルート。
⇒メルヘン【Märchen ドイツ】
メルヘン‐チック
(和製語)童話やおとぎばなしのような、空想的なさま。
⇒メルヘン【Märchen ドイツ】
メルボルン【Melbourne】
オーストラリア南東部、ヴィクトリア州南端の港湾都市。州都。1901〜27年、同国の首都。人口355万5千(2000)。
メル‐マガ
メール‐マガジンの略。
メルラン【Merlin フランス】
アーサー王伝説で、王を救援した魔法使い。英語名マーリン。
メルルーサ【merluza スペイン】
タラ目メルルーサ科の硬骨魚の総称。大西洋・太平洋に分布する。全長約1メートル。水産上重要な魚。日本で食用とするのは、南アフリカ沖合産の1種など。
メルルーサ
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
フランスの哲学者。フッサールやハイデガーの現象学ないし実存哲学を基礎にして、ゲシュタルト心理学を媒介にしつつ、新たな知覚や身体性の現象学を切り拓いた。著「知覚の現象学」「意味と無意味」「見えるものと見えないもの」など。(1908〜1961)
メルロ‐ポンティ
提供:毎日新聞社
メレアグロス【Meleagros】
ギリシア神話の英雄。誕生時に「薪が燃え尽きるまでの寿命」と予言された。母の怒りを受け、薪を燃やされて死んだ。
メレシコフスキー【Dmitrii S. Merezhkovskii】
ロシア象徴派の作家。評論や小説において、霊と肉、キリストと反キリストといった対立原理の抗争とその止揚として歴史をとらえた。代表作は歴史小説三部作「キリストと反キリスト」。ロシア革命後フランスに亡命。(1865〜1941)
メレディス【George Meredith】
イギリスの小説家・詩人。鋭い心理分析によってヴィクトリア朝の知識人の問題を書いた。難解な文体で有名。代表作「エゴイスト」。(1828〜1909)
めれん
大いに酒に酔うこと。酩酊。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「おのれ末社ども、―になさで置くべきか」
メレンゲ【meringue フランス】
卵白と砂糖とを固く泡立てたもの。洋菓子の生地やムースに混ぜ込み、また飾りなどに用いる。ムラング。
メレンス【merinos スペイン】
⇒メリンス
め‐ろう【女郎】‥ラウ
(野郎やろうからの類推で作られた語)
①女の子。少女。雑談集3「女房の―具して西へ行きしを」
②女を卑しめていう語。浄瑠璃、心中天の網島「―、下にけつからう」
メロヴィング‐ちょう【メロヴィング朝】‥テウ
(Merovingians)フランク族のメロヴィス(クロヴィスの祖父)を始祖とする王朝。ゲルマニアおよびガリアに君臨。(500頃〜751)→カロリング朝
メロエ【Meroe】
アフリカ北東部、スーダン北部のナイル川中流にある都市遺跡。紀元前6世紀〜後350年頃まで、クシュ人が都とし、製鉄と商業で栄えた。→クシュ王国
メロー【mellow】
豊かで柔らかなさま。円熟したさま。「―な味わいのワイン」
メロゴニー【merogony】
〔生〕動物卵の細胞質片から実験的に発生を開始させること。狭義には核を除いた卵に精子を入れて発生させるもの。卵片発生。卵片生殖。
めろ‐さい【女郎才】
女をののしっていう語。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「あたやかましい―めら」
メロディー【melody】
(→)旋律。
メロドラマ【melodrama】
波瀾に富む感傷的な通俗恋愛劇。もと、18世紀イタリアに起こった、音楽を伴奏として台詞せりふの朗誦を行う劇。後には歌劇中にも挿入され、変化に富む場面や装置によりさらに神秘でロマンチックなものが多くなった。
めろ‐めろ
①泣くさま。めそめそ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「そなた衆まで―といまいましい」
②物事におぼれて本来の正常な精神活動が行われなかったり腰くだけになったりするさま。「初孫に―だ」
めろ‐よし【目ろ寄し】
(ロは接尾語)網などの目を引き寄せること。神代紀下「片淵に網張り渡し―に寄し寄り来ね」
メロン【melon】
①ウリ科の一年生果菜。蔓性で雌雄同株。原産はアフリカ、一説にインドとされるが、中央アジアに変種が多い。シロウリ・マクワウリ・マスク‐メロン・カンタループ・ウィンター‐メロンなどの変種を含み、それぞれ品種が多い。
②マスク‐メロンの略。日本には明治以降欧米から導入され、その後独自の品種が多数育成された。果実は球形で、普通、皮に細かい網目が生じるのでネット‐メロンともいう。果実は柔軟・緻密で、甘味・芳香が強い。
メロン
撮影:関戸 勇
⇒メロン‐パン
メロン‐パン
(和製語)菓子パンの一つ。多くは黄色の半球形。ひび割れたような表面をメロンに見立てた名。
⇒メロン【melon】
のような形をいくつも散らし、または並べて染めたしぼり染。
②
のような形を描いた紋所の名。
⇒めゆい‐かわ【目結革】
めゆい‐かわ【目結革】‥ユヒカハ
目結に染めた色革。
⇒め‐ゆい【目結】
め‐ら【目ら】
(ラは接尾語)目。万葉集16「わが―は真澄の鏡」
め‐ら【奴等】
〔接尾〕
(「奴め」の複数。卑しめていう語)ども。やつら。やつども。源平盛衰記13「強盗―が」
めらし
(「女等衆」か。東北北部で)一人前の娘。成女。
⇒めらし‐やど【めらし宿】
めらし‐やど【めらし宿】
(→)娘宿むすめやどに同じ。
⇒めらし
メラトニン【melatonin】
脊椎動物の松果体で作られ分泌されるホルモン。外界の光周期情報を体内に伝えると考えられ、人では睡眠を促進する効果などがあるとされる。
メラニン【melanin】
動物の組織・細胞に存在する、黒褐色ないし黒色の色素の総称。皮膚、毛髪、昆虫の外骨格クチクラなどに広く分布し、過剰な光線の吸収に役立つ。黒素。
メラネシア【Melanesia】
(黒い島の意)南太平洋の島々のうち、経度180度線以西の諸島の総称。パプア‐ニューギニア・ソロモン諸島・バヌアツ・ニュー‐カレドニアなどを含む。住民はパプア人とメラネシア人。→マナ
メラノーマ【melanoma】
メラノサイトから発生する腫瘍。母斑の一種で良性の若年性黒色腫と、極めて悪性度の高い悪性黒色腫とがある。黒色腫。
メラノサイト【melanocyte】
皮膚、眼の脈絡膜・虹彩などに存在し、メラニン色素を形成する細胞。偽足状の細胞突起を持ち、黒褐色のメラニン色素顆粒を含む。皮膚では、この顆粒を表皮細胞が取り込むことによって体色が変化する。
メラミン【melamine】
分子式C3N3(NH2)3 トリアジンの水素原子3個をアミノ基で置換したもの。尿素とアンモニアから合成される。無色の結晶。弱塩基性。メラミン樹脂の原料。
⇒メラミン‐じゅし【メラミン樹脂】
メラミン‐じゅし【メラミン樹脂】
(melamine resin)合成樹脂の一つ。メラミンとホルムアルデヒドとの重縮合によって製造される熱硬化性樹脂。尿素樹脂に似るが、表面硬度が大きく耐熱性・不燃性なので耐熱化粧板(例えば、商標名デコラ)・接着剤・塗料・織物加工などに使われる。
⇒メラミン【melamine】
めら‐めら
①舌先が物をなめるように燃え上がるさま。「障子が―と燃える」
②比喩的に、胸に強い感情や衝動が生まれるさま。「怒りが―と燃え上がる」
め‐らわ【女童】メラハ
(「めわらわ」の略。「わらわ」からの類推によって作られた語)女の子。宇治拾遺物語2「この隣なる―の」
メランコリア【melancholia ギリシア・ オランダ】
(黒い胆汁の意)(→)メランコリーに同じ。小栗風葉、恋ざめ「那あの年頃には間々有る事で、何有なに、些ちょつとした一時の悒鬱メランコリヤでせう」
メランコリー【melancholy】
①気がふさぐこと。悲哀感。憂鬱。
②鬱病。特に、内因性のものを指す。メランコリア。
メランコリック【melancholic】
ふさぎ込んでいるさま。憂鬱なさま。
メランヒトン【Philipp Melanchton】
ドイツの人文主義者。ルターの宗教改革運動を助けたが、のちにはルター正統派と対立した。(1497〜1560)
メランプス【Melampus】
ギリシア神話の預言者。睡眠中に蛇に耳を舐められて、虫鳥獣の声を理解するようになった。
めり【減り・乙】
①減へること。
②音声をゆるめること。→めりはり(乙張)。
③尺八などの演奏で、音の高さを少し低くすること。→めりかり(乙甲)
め‐り【罵詈】
(メは呉音)ののしること。罵詈ばり。こんてむつすむん地「奇特のかはりに―悪口せられ」
めり
〔助動〕
(活用はラ変型。[活用]○/めり/めり/める/めれ/○)「見あり」が原義。ラ変以外の動詞型活用の終止形、ラ変型には連体形に付く。ラ変型に付く時、上接語の語尾は撥音化し、ンが無表記とされることが多い。奈良時代には万葉集の東歌あずまうた「をくさ男おとをぐさずけ男と潮舟の並べてみればをぐさかちめり」の1例のみ。平安時代、散文に多く用いられたが、和歌には極めて少なく、鎌倉時代以後は擬古文以外にほとんど用いられない。
①そのように見えている意を表す。…と見える。古今和歌集秋「竜田川紅葉みだれて流るめりわたらば錦中やたえなむ」。竹取物語「かぐや姫かの皮ごろもを見ていはく、うるはしき皮なめり」
②実際に見たものを拠りどころとする推定を表す。(あの見えるものは)…らしい。源氏物語胡蝶「右近もうち笑みつつ見奉りて親と聞えむには似げなう若くおはしますめり…と思ひ居たり」。源氏物語若菜上「尼君そのほどまで長らへ給はなむとの給ふめりき」
③動詞の表現する内容は明らかでも、その原因・理由・時・所・方法などが不明である場合に、それを主観的に推定するのに用いる。…らしい。拾遺和歌集春「あすからは若菜摘まむと片岡のあしたの原は今日ぞ焼くめる」
④断定を避け、婉曲に述べる意を表す。…ようだ。徒然草「『もののあはれは秋こそまされ』と人ごとに言ふめれど」
メリアム【Charles Edward Merriam】
アメリカの政治学者。シカゴ大学教授。社会心理学や統計学を導入した政治研究を提唱。シカゴ学派を形成。著「政治権力」など。(1874〜1953)
メリー【merry】
「陽気な」「楽しい」の意。
⇒メリー‐クリスマス【Merry Christmas】
⇒メリー‐ゴー‐ラウンド【merry-go-round】
メリー‐クリスマス【Merry Christmas】
(挨拶語)クリスマスおめでとう。
⇒メリー【merry】
メリー‐ゴー‐ラウンド【merry-go-round】
回転木馬。
⇒メリー【merry】
メリーランド【Maryland】
アメリカ合衆国東部、大西洋岸の州。独立13州の一つ。首都ワシントンの経済圏をなす。州都アナポリス。→アメリカ合衆国(図)
メリエ【Jean Meslier】
フランスの聖職者。無神論により既成宗教と僧侶・貴族の支配に反対した。私有財産制を否定し、唯物論および共産主義的理想を説いた。この考えを著した原稿「思想と感情の覚書」はヴォルテールにより抄本出版され、18世紀思想界に影響した。(1664頃〜1729頃)
メリエス【Georges Méliès】
フランスの映画製作者・奇術師。映画草創期にトリックを使った映画を開拓。作「月世界旅行」「海底二万里」など。(1861〜1938)
めり‐かり【乙甲】
①(邦楽用語)滅めることと上かること。音高を本来の高さよりも微妙に低くしたり高くしたりする技巧。特に尺八でいう。メリカリと片仮名でも表記。
②音の高低。抑揚よくよう。甲乙かんおつ。
メリケ【Mörike】
⇒メーリケ
メリケン【米利堅】
(Americanの訛略)
①アメリカの。アメリカ人。
②げんこつ。
⇒メリケン‐こ【メリケン粉】
⇒メリケン‐はとば【メリケン波止場】
⇒メリケン‐ばり【メリケン針】
⇒メリケン‐まつ【メリケン松】
メリケン‐こ【メリケン粉】
小麦粉の俗称。国産の小麦から作ったうどん粉に対して、アメリカより輸入した小麦から作ったものを言った。
⇒メリケン【米利堅】
メリケン‐はとば【メリケン波止場】
アメリカからの船が着く波止場。広く、外国船が出入りする波止場。
⇒メリケン【米利堅】
メリケン‐ばり【メリケン針】
めどの細長く大きい洋裁用の縫針。もとアメリカ製で1番から9番まで輸入され、番号が大きいほど細く短い。
⇒メリケン【米利堅】
メリケン‐まつ【メリケン松】
アメリカ松。べいまつ。
⇒メリケン【米利堅】
めり‐こ・む【減り込む】
〔自五〕
物の表面が圧されておちくぼむ。また、物が別の物の中にはまり込む。「車輪がぬかるみに―・む」
メリスマ【melisma ラテン】
〔音〕(ギリシア語で旋律の意)声楽曲の旋律様式の一種。歌詞の1音節に対して多数の音符が付けられ、装飾的に歌っていく唱法をいう。本来はグレゴリオ聖歌の唱法をいうが、同種のものはアジアの独唱歌(追分節など)にも多く見られる。
メリダ【Mérida】
メキシコ南東部、ユカタン地方の中心都市。白壁の町並をもつ植民地期の都市で、周辺の古代マヤ遺跡観光の基地。人口86万4千(2003)。
めり‐つ・く【減り付く】
〔自四〕
苦しいほどおしつけられる。めりめりいう。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「大名の付合、膝は―・く気骨は折れる」
メリッサ【melissa】
シソ科の多年草。地中海沿岸原産。地中に匐枝ふくしがあり、葉は倒卵形。花は小さな唇形花で、黄白色、葉腋に集まる。全体にレモンに似た芳香があり、香味料とし、また発汗・消化を促す。西洋山薄荷やまはっか。
メリット【merit】
①価値。利点。長所。功績。↔デメリット。
②メリット制の略。
⇒メリット‐せい【メリット制】
メリット‐せい【メリット制】
価格・賃金・保険料などに、原則以外に差異をつけること。例えば、保険事故の発生率に応じて保険料率に差異をつける制度など。
⇒メリット【merit】
メリトクラシー【meritocracy】
人の評価は、身分・家柄などではなく、本人の知能・努力・業績によるべきだとする考え方。また、そのような考え方に立つ社会。
メリノ【merino スペイン】
①羊ひつじの一品種。スペインの原産。大形で強健。牡は長い螺旋らせん形に巻いた角をもつが、牝は無角。毛は白色で、質は極めて優秀。オーストラリア・ヨーロッパ・アメリカなどで広く飼育されている。
②梳毛そもう織物の一種。メリノ羅紗。
③羊毛の細糸。
めり‐はり【減り張り・乙張】
ゆるむことと張ること。特に邦楽で、音の抑揚をいう。役者論語「今の敵役かたきやくに―の差別しゃべつなく、つつこんで狂言するのみにかかはるゆえ、立役もまた敵役にさそはれてするどきを表とす」。「―の利いた文章」
メリメ【Prosper Mérimée】
フランスの作家。史学・考古学・言語学にも学殖が深く、野性的・情熱的な事件を的確に簡潔な文体で描く。作「コロンバ」「カルメン」「エトルリアの壺」など。(1803〜1870)
めり‐めり
大木・木造物などが裂けたり折れたりする音。「枝が―と裂ける」「床を―はがす」
めりやす
(メリヤスのように劇に合わせて曲が延びちぢみするからという。また、「滅め入り易い」曲であるからともいう)
①歌舞伎下座音楽。長唄の一種。しんみりとした曲想で、台詞せりふなしで仕草を長く続けるときなどに奏する。「もみじ葉」「黒髪」「五大力」など現存。
②義太夫節の三味線の手。台詞せりふや動きの伴奏として短い手をくり返し演奏する。
メリヤス【medias スペイン・莫大小・目利安】
綿糸・毛糸などをループ状の編み目の集合により、よく伸縮するように編んだもの。表と裏と編み目が異なる。猿蓑「はき心よき―の足袋」(凡兆)
⇒メリヤス‐あみ【メリヤス編み】
メリヤス‐あみ【メリヤス編み】
(→)「表編み」に同じ。
⇒メリヤス【medias スペイン・莫大小・目利安】
め‐りょう【馬料】‥レウ
奈良・平安時代、馬の飼育料という名目で高官に給された手当。
め‐りょう【馬寮】‥レウ
(マリョウとも)律令制で、御牧および諸国の牧場から貢進する官馬の調習・飼養、穀草の配給、飼部うまかいべの戸口・名籍などをつかさどった役所。左馬寮さまりょうひだりのうまづかさと右馬寮うまりょうみぎのうまづかさとに分かれ、各長官を頭かみと称した。典厩てんきゅう。うまのつかさ。
メリンス【merinos スペイン】
(メリノ羊の毛で織ったからいう)薄く柔らかく織った毛織物。とうちりめん。田山花袋、東京の三十年「赤い模様のある派手な―の座蒲団に坐つた」→メリノ→モスリン。
⇒メリンス‐ゆうぜん【メリンス友禅】
メリンス‐ゆうぜん【メリンス友禅】‥イウ‥
メリンスを友禅模様に染めたもの。
⇒メリンス【merinos スペイン】
め・る【減る】
〔自四〕
①減へる。少なくなる。日葡辞書「ヂ(地)ガメッタ」
②衰える。弱る。めいる。日葡辞書「メッタヒト」↔張る。
③(他動詞としても用いる)音が低くなる。また、低くする。尺八などで、おさえ方を変えないでその音を少し低くする場合にいう。↔上かる
め・る【罵る】
〔他四〕
(「罵詈めり」を活用させた語)非難する。悪口をいう。〈日葡辞書〉
メルヴィル【Herman Melville】
アメリカの小説家・詩人。捕鯨船の水夫の体験をもとに書き始め、のち思弁的で難解な小説へと進んだ。小説「白鯨」「ピエール」「ビリー=バッド」、長編詩「クラレル」など。(1819〜1891)
メルカトル‐ずほう【メルカトル図法】‥ヅハフ
地図投影法の一種。オランダの地理学者メルカトル(Gerhardus Mercator1512〜1594)が1569年頃創案。赤道に沿って、地球に接する円筒面上に地図を投影したもの。経線と緯線とは互いに直交する直線となる。高緯度になるに従い東西の長さは伸びるので、それと同じ割合で、南北方向にも伸ばす。したがって緯線間の距離は高緯度になるほど大きくなる。地球上の角関係が図上の角関係と等しくなるのが特徴で、図上の任意の2点間を直線で結んだものは、直ちに2点間の等角航路を示すので、航海図として用いられる。航海図法。→円筒図法
メルカトル図法
メルカプタン【mercaptan】
〔化〕(→)チオールに同じ。
メルキ【melk オランダ】
(→)ミルクに同じ。
メルクマール【Merkmal ドイツ】
目印。指標。
メルクリウス【Mercurius ラテン】
〔神〕
⇒マーキュリー
メルシー【merci フランス】
ありがとう。サンキュー。
メルセン‐じょうやく【メルセン条約】‥デウ‥
870年、アーヘン北西のメルセン(Mersen)で、東フランク王ルートヴィヒ(ルイ)と西フランク王シャルル(カール)とが結んだ条約。二人の兄ロタールの死に伴い、その領土中部フランクの分割を約したもの。これによりドイツ・フランス両国の輪郭がほぼ定まった。→ヴェルダン条約
メルト‐ダウン【melt down】
原子炉の(→)炉心溶融。
メル‐とも【メル友】
(メール友達の意)電子メールをやりとりする友人。
メルトン【melton】
羅紗ラシャの一種。紡毛糸を平織または斜文組織に織り、全面に起毛したもの。洋服・外套地などに用いる。
メルヘン【Märchen ドイツ】
説話文学の一形態。神話・伝説に対して、空想によって作った物語。童話・おとぎ話など。
⇒メルヘン‐かいどう【メルヘン街道】
⇒メルヘン‐チック
メルヘン‐かいどう【メルヘン街道】‥ダウ
(Märchenstrasse)ドイツ北部のブレーメンからウェーザー川に沿って南下し、フランクフルト近郊のハーナウに至る道路。長さのべ600キロメートル。途中にハーメルン・カッセルなど古い町並が多い観光ルート。
⇒メルヘン【Märchen ドイツ】
メルヘン‐チック
(和製語)童話やおとぎばなしのような、空想的なさま。
⇒メルヘン【Märchen ドイツ】
メルボルン【Melbourne】
オーストラリア南東部、ヴィクトリア州南端の港湾都市。州都。1901〜27年、同国の首都。人口355万5千(2000)。
メル‐マガ
メール‐マガジンの略。
メルラン【Merlin フランス】
アーサー王伝説で、王を救援した魔法使い。英語名マーリン。
メルルーサ【merluza スペイン】
タラ目メルルーサ科の硬骨魚の総称。大西洋・太平洋に分布する。全長約1メートル。水産上重要な魚。日本で食用とするのは、南アフリカ沖合産の1種など。
メルルーサ
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
フランスの哲学者。フッサールやハイデガーの現象学ないし実存哲学を基礎にして、ゲシュタルト心理学を媒介にしつつ、新たな知覚や身体性の現象学を切り拓いた。著「知覚の現象学」「意味と無意味」「見えるものと見えないもの」など。(1908〜1961)
メルロ‐ポンティ
提供:毎日新聞社
メレアグロス【Meleagros】
ギリシア神話の英雄。誕生時に「薪が燃え尽きるまでの寿命」と予言された。母の怒りを受け、薪を燃やされて死んだ。
メレシコフスキー【Dmitrii S. Merezhkovskii】
ロシア象徴派の作家。評論や小説において、霊と肉、キリストと反キリストといった対立原理の抗争とその止揚として歴史をとらえた。代表作は歴史小説三部作「キリストと反キリスト」。ロシア革命後フランスに亡命。(1865〜1941)
メレディス【George Meredith】
イギリスの小説家・詩人。鋭い心理分析によってヴィクトリア朝の知識人の問題を書いた。難解な文体で有名。代表作「エゴイスト」。(1828〜1909)
めれん
大いに酒に酔うこと。酩酊。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「おのれ末社ども、―になさで置くべきか」
メレンゲ【meringue フランス】
卵白と砂糖とを固く泡立てたもの。洋菓子の生地やムースに混ぜ込み、また飾りなどに用いる。ムラング。
メレンス【merinos スペイン】
⇒メリンス
め‐ろう【女郎】‥ラウ
(野郎やろうからの類推で作られた語)
①女の子。少女。雑談集3「女房の―具して西へ行きしを」
②女を卑しめていう語。浄瑠璃、心中天の網島「―、下にけつからう」
メロヴィング‐ちょう【メロヴィング朝】‥テウ
(Merovingians)フランク族のメロヴィス(クロヴィスの祖父)を始祖とする王朝。ゲルマニアおよびガリアに君臨。(500頃〜751)→カロリング朝
メロエ【Meroe】
アフリカ北東部、スーダン北部のナイル川中流にある都市遺跡。紀元前6世紀〜後350年頃まで、クシュ人が都とし、製鉄と商業で栄えた。→クシュ王国
メロー【mellow】
豊かで柔らかなさま。円熟したさま。「―な味わいのワイン」
メロゴニー【merogony】
〔生〕動物卵の細胞質片から実験的に発生を開始させること。狭義には核を除いた卵に精子を入れて発生させるもの。卵片発生。卵片生殖。
めろ‐さい【女郎才】
女をののしっていう語。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「あたやかましい―めら」
メロディー【melody】
(→)旋律。
メロドラマ【melodrama】
波瀾に富む感傷的な通俗恋愛劇。もと、18世紀イタリアに起こった、音楽を伴奏として台詞せりふの朗誦を行う劇。後には歌劇中にも挿入され、変化に富む場面や装置によりさらに神秘でロマンチックなものが多くなった。
めろ‐めろ
①泣くさま。めそめそ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「そなた衆まで―といまいましい」
②物事におぼれて本来の正常な精神活動が行われなかったり腰くだけになったりするさま。「初孫に―だ」
めろ‐よし【目ろ寄し】
(ロは接尾語)網などの目を引き寄せること。神代紀下「片淵に網張り渡し―に寄し寄り来ね」
メロン【melon】
①ウリ科の一年生果菜。蔓性で雌雄同株。原産はアフリカ、一説にインドとされるが、中央アジアに変種が多い。シロウリ・マクワウリ・マスク‐メロン・カンタループ・ウィンター‐メロンなどの変種を含み、それぞれ品種が多い。
②マスク‐メロンの略。日本には明治以降欧米から導入され、その後独自の品種が多数育成された。果実は球形で、普通、皮に細かい網目が生じるのでネット‐メロンともいう。果実は柔軟・緻密で、甘味・芳香が強い。
メロン
撮影:関戸 勇
⇒メロン‐パン
メロン‐パン
(和製語)菓子パンの一つ。多くは黄色の半球形。ひび割れたような表面をメロンに見立てた名。
⇒メロン【melon】
広辞苑 ページ 19383 での【○目病み女に風邪引き男】単語。