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○本木にまさる末木なしもときにまさるうらきなし🔗⭐🔉
○本木にまさる末木なしもときにまさるうらきなし
幾回取り代えて見ても、結局、最初に関係のあった者よりすぐれた者はない。主に男女の間にいう。
⇒もと‐き【本木】
もとき‐よしなが【本木良永】
(名はリョウエイとも)江戸中期の蘭学者。長崎オランダ通詞。通称、栄之進。後に仁太夫。ラテン語・オランダ語に通じ、「天地二球用法」などを訳述、コペルニクスの地動説を紹介。志筑忠雄・大槻玄沢らはその門下。訳「和蘭海鏡書和解」など。(1735〜1794)
⇒もとき【本木】
もと‐きん【元金】
①事業をなすための元手。もと。資本金。
②金銭貸借の時のもとの金銭。がんきん。↔利息
もと‐ぎん【元銀】
(→)元金もときんに同じ。
もど・く【擬く・抵牾く・牴牾く】
〔他五〕
①他の物に似せて作る。まがえる。宇津保物語俊蔭「この七歳ななとせなる子、父を―・きて高麗人こまうどと文をつくりかはしければ」
②さからって非難する。とがめる。源氏物語宿木「世の人に似ぬ心の程は皆人に―・かるまじく侍るを」
もと‐くだ・つ【本降つ】
〔自四〕
年をとって次第に衰える。古今和歌集雑「―・ち行くわが盛りはも」
もと‐くち【元口】
丸太材の根元に近い方の太い端。↔末口すえくち
もと‐くび【元首】
首のねもと。太平記14「冑のしころより―まで」
もと‐ぐろ【本黒】
矢羽の一つ。根もとの方が黒いもの。→矢羽(図)
モトクロス【motocross】
モーター‐バイクによるクロス‐カントリー。
もと‐こ【元子】
元金と利息。元利がんり。
もと‐こ【左右】
(許処もとこの意)もと。かたわら。側近。垂仁紀「天皇愛めぐみて―に引めし置きたまふ」
⇒もとこ‐ひと【左右人】
もと‐ごえ【基肥・元肥】
播種はしゅ・移植など耕作時、またはそれ以前に施す肥料。ねごえ。
もとこ‐ひと【左右人】
もとこに侍る人。侍者。垂仁紀「左右もとこひとに詔して曰く」
⇒もと‐こ【左右】
もと‐ごめ【元込め】
銃砲で、弾薬を銃身・砲身の後ろの部分から装填そうてんするもの。後装。↔先込さきごめ
もどし【戻し】
もどすこと。
⇒もどし‐こうざつ【戻し交雑】
⇒もどし‐じる【戻し汁】
⇒もどしぜい‐せいど【戻し税制度】
もとしげ【元重】
鎌倉後期の備前長船おさふねの刀工。初代を古元重といい、同名が数代ある。また、伯耆ほうきに同名の刀工がいる。
もと‐しげどう【本重籐】
重籐の一種。弓の握りから下を重籐にし、上を所籐ところどうにしたもの。↔末重籐
もどし‐こうざつ【戻し交雑】‥カウ‥
〔生〕交雑で生じた雑種第1代と、一方の親またはその系統のものとの交雑。遺伝子型の検定や育種にも利用される。
⇒もどし【戻し】
もどし‐じる【戻し汁】
干椎茸ほししいたけなどの乾物を戻した水。出し汁に用いる。
⇒もどし【戻し】
もどしぜい‐せいど【戻し税制度】
国家がいったん収納した輸入関税または内国消費税を、その物財に一定の条件の備わる場合に払い戻す制度。戻し税または、戻れい税と呼ばれる。「関税―」
⇒もどし【戻し】
もと‐しの【本篠】
蘆の末枯うらがれが、篠のようになって立っていること。また、そのもの。堀河百首冬「末の枯葉も落ちはてて―ばかりたてる蘆かな」
もと‐じめ【元締】
①金銭の勘定などについて、おおもとの取締りをすること。また、その役目。また、その人。「会計の―」
②博徒などの親分。
もと‐じろ【本白】
矢羽の一種。根もとの方が白いもの。→矢羽(図)
もと‐じろ【本城】
⇒ほんじょう
もとす【本巣】
岐阜県西部の市。北部は森林、南部は濃尾平野に広がる田園地帯。根尾谷の淡墨桜が有名。人口3万5千。
もど・す【戻す】
〔他五〕
①もとへ返す。初めへ返す。平家物語11「舟はきつと押し―・すが大事に候ふ」。「本を書庫へ―・す」「税金を―・す」「ワカメを水で―・す」
②へどをはく。嘔吐する。「食べたものを―・す」
③(自動詞的に)相場で、下がった値段が回復する。
もと‐すえ【本末】‥スヱ
①もととすえ。根本と末梢。ほんまつ。
②歌の上の句と下の句。
③宮廷の神楽の演奏で、本方と末方。
④物事の始めと終り。また、始めから終りまで。
もとす‐こ【本栖湖】
富士五湖の一つ。山梨県南部にあって、五湖の西端に位置する。湖面標高900メートル。面積4.7平方キロメートル。最大深度122メートルで五湖中最も深い。
本栖湖
撮影:山梨勝弘
もと‐せん【元栓】
水道・ガスの器具の栓に対して、管の元にある栓。
もと‐ぞなえ【本備え】‥ゾナヘ
軍陣などで大将のいる本陣。
もとだ【元田】
姓氏の一つ。
⇒もとだ‐ながざね【元田永孚】
もと‐だか【元高】
歩合算で歩合算定の標準となる数。利息算の元金。
もと‐だち【本立ち】
草木の根ぎわ。草木の根もとの生いたち。源氏物語蓬生「前栽の―も涼しうしなし」
もと‐だて【本立て】
口実。根拠。種。好色一代男6「あつぱれ口舌くぜつの―」
もと‐だな【元店】
(→)本店ほんてんに同じ。
もとだ‐ながざね【元田永孚】
(名はエイフとも)儒学者・教育家。号は東野。熊本藩士。維新後、侍講・宮中顧問官・枢密顧問官などを歴任。明治天皇の側近。教育勅語の起草に参与。著「幼学綱要」「経筵進講録」など。(1818〜1891)
⇒もとだ【元田】
もと‐だね【元種】
元にするたね。原料。
もと‐ちょう【元帳】‥チヤウ
(→)総勘定元帳に同じ。
もと‐つ‐いえ【本つ家】‥イヘ
①本をなす家筋。本家。宗家。いえもと。
②屋敷の中で住居に用いる本宅。
③妻の生家。里方。実家。
もと‐づ・く【基づく】
〔自五〕
(本付くの意)
①基礎にする。よりどころにする。「事実に―・いて結論を出す」
②基として起こる。起因する。「感性に―・く作品」
③到達する。御伽草子、蛤の草子「此の舟に―・きしかひもなく」
④基礎が定まる。安定する。狂言、仁王「他国をすれば、―・く事でもおりやるか」
もと‐つ‐くに【本つ国】
ほんごく。神代紀下「―に送致おくりまつる」
もと‐づな【元綱】
綱をつけてひく車の、もとの方の綱。また、それを引く人。→先綱→中綱
もとっ‐ぱやり【元っ流行】
元値が高いこと。浮世風呂4「―でからつきり買付けられねえ」
もと‐つ‐ひと【元つ人】
昔なじみの人。万葉集12「―にはなほ如しかずけり」
もと‐つ‐め【本つ妻】
ほんさい。正妻。嫡妻。〈新撰字鏡3〉
もと‐つ‐め【前妻】
前の妻。旧妻。こなみ。〈倭名類聚鈔2〉
もと‐づめ【本詰め】
缶詰・瓶詰などを、内容品の製造元で詰めること。また、その詰めたもの。
もと‐で【元手】
①事業を営むために要する資本金。もと。もときん。資金。西鶴織留1「すこしの―残りすくなく成て」。「―をかける」
②ある事をして利益を得る根本となるもの。「力士は体が―だ」
もと‐どおり【元通り】‥ドホリ
以前と同じ状態。「―に片付ける」
もと‐どころ【元所・元処】
(→)元屋もとやに同じ。
もと‐どり【髻】
(「本取」の意)髪を頭の頂に束ねた所。また、その髪。たぶさ。三蔵法師伝永久点「珠を贖ひて還りて像の髻モトトリに施おく」
⇒髻の綸旨
⇒髻を切る
⇒髻を放つ

広辞苑 ページ 19539 での【○本木にまさる末木なし】単語。