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○裏の裏を行くうらのうらをゆく🔗🔉

○裏の裏を行くうらのうらをゆく 相手がこちらの裏をかこうとした計略を更にだしぬく。 ⇒うら【裏】 うら‐の‐かね裏印】 馬の右股に押す焼印。↔表印おもてのかね うら‐の‐かね裏矩(→)「うらがね(裏曲)」に同じ。 ウラノスUranos】 ギリシア神話の天空神。大地の神ガイアの夫で、クロノスらチタン神族を生んだ。 うら‐の‐つかさ陰陽寮⇒おんようりょう うら‐の‐め裏の目(→)「うらがね(裏曲)」に同じ。 うら‐ば末葉】 草木の生長する先端の葉。うれは。万葉集14「春べ咲く藤の―のうらやすに」↔本葉もとは うら‐はぎ末矧】 矢竹やだけの下、鏃やじりの上を巻いた部分。↔本矧もとはぎ うら‐はく裏箔】 金銀の輝きをやわらげるため、絵絹えぎぬの裏から金箔や銀箔をあてること。また、その金箔・銀箔。 うら‐はず末弭・末筈】 弓の上部の弭。↔本弭もとはず うら‐はずかし・い心恥かしい‥ハヅカシイ 〔形〕[文]うらはづか・し(シク) 心中で恥かしく思う。何となく恥かしい。古事記「豊玉比売命、其の伺見かきまみたまひしことを知らして―・しとおもほして」。「―・い年頃」 うら‐はっけ占八卦】 うらない。占算うらさん。狂言、居杭「―しかも上手」 うら‐ばなし裏話】 一般には知られていない、内輪うちわの話。 うら‐はみ卜食】 亀の甲を焼いて占う時、その縦横に裂ける筋。その筋を見て占う。 うら‐はら裏腹】 ①背と腹。一つのもののうらとおもて。「憎しみと―の愛情」 ②正反対であること。あべこべ。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「世間の道行は着物を着て最後の場へ行くが、こつちのは、裸でうちへ道行とは、大きな―だ」。「心と―な世辞を言う」 うら‐はり裏針】 方位を示す十二支の目盛を通常の時計回りとは逆回りに刻んだ磁石盤。目盛の北(子)・南(午うま)をそれぞれ船首・船尾に向けて船に固定すると、磁針の指す目盛が船の進行方向を示すことになる。明治時代まで和船の航海に用いた。逆針さかばりうら‐ばり裏張り】 補強や補綴のために裏から紙・布などをはること。 うら‐はん裏判】 ①文書の裏に、表書の事柄を承認・保証するために行う署名・花押かおうや印判。相手方に敬意を表する場合に多く用いる。元禄大平記「―をすゑ知行を質に金を借る」→裏封。 ②実印の一方の端に刻んだ印判。多く代判に用いた。浄瑠璃、今宮の心中「私は印形持ちませぬ、それなら父が―をと、同じくすゑて」 うら‐ばんぐみ裏番組】 ある番組と同一時刻に放送される他の番組のこと。 うら‐ばんだい裏磐梯】 福島県北部、磐梯山北麓一帯の称。桧原ひばら・小野川・秋元の桧原三湖と五色沼湖沼群を中心とする景勝地。 裏磐梯 撮影:山梨勝弘 うら‐びと浦人】 浦べに住む人。漁師・海女・潮汲など。源氏物語須磨「―のしほ汲む袖にくらべみよ」 うら‐びゃくしょう浦百姓‥シヤウ 漁村の住民。江戸時代、一般の農民(本百姓)と区別しての呼称で、浦方ともいい、本浦(漁業専門)と端浦(半農半漁)とがあった。 うら‐びょうし裏表紙‥ベウ‥ 本のうしろ側の表紙。 うら‐び・る 〔自下二〕 (ウラブルの転。用例は連用形のみ)心中わびしく思う。つらく感ずる。古今和歌集「秋萩に―・れをれば」 うら‐ふう裏封】 中世の訴訟で、訴状などの文書の裏面に担当の幕府奉行人らが文面の確認と固定のために書き記した文章や署名・花押かおううら‐ぶみ占文・卜書】 占いの判断を書いた文書。せんもん。徒然草「吉平よしひらが自筆の―の裏に書かれたる御記」 うら‐ぶ・れる 〔自下一〕[文]うらぶ・る(下二) ①心の拠り所がなく力を落とす。心を労する。憂えしおれる。うらびる。万葉集11「―・れて物な思ひそ」 ②落ちぶれて、みすぼらしい様子になる。「―・れた姿」 うら‐べ卜部】 古代、諸国の神社に属し、卜占ぼくせんを職務とした神官。律令制下で神祇官に属したものもあり、代々世襲して卜部氏を称し、後世、学者も輩出。 ⇒うらべ‐かねかた【卜部懐賢】 ⇒うらべ‐かねとも【卜部兼倶】 ⇒うらべ‐しんとう【卜部神道】 ⇒うらべ‐の‐かねよし【卜部兼好】 ⇒うらべ‐の‐かみ【卜部神】 ⇒うらべ‐の‐すえたけ【卜部季武】 うら‐べ浦辺】 浦のほとり。うみべ。千載和歌集「―に煙絶えて程へぬ」 うらべ‐かねかた卜部懐賢】 鎌倉中期の神道家。兼方とも書く。神祇権大副じんぎごんのおおすけ。著「釈日本紀」により、従来の日本書紀研究の成果を集成した。生没年未詳。 ⇒うら‐べ【卜部】 うらべ‐かねとも卜部兼倶⇒よしだかねとも(吉田兼倶)⇒うら‐べ【卜部】 うら‐へげ裏剥げ】 戦いの時、後衛の方から逃げること。裏崩れ。〈日葡辞書〉 うらべ‐しんとう卜部神道‥タウ (→)吉田神道に同じ。 ⇒うら‐べ【卜部】 うらべ‐の‐かねよし卜部兼好⇒けんこう(兼好)⇒うら‐べ【卜部】 うらべ‐の‐かみ卜部神(→)卜庭神うらにわのかみに同じ。 ⇒うら‐べ【卜部】 うらべ‐の‐すえたけ卜部季武‥スヱ‥ 源頼光四天王の一人。六郎また勘解由かげゆと称する。酒顛しゅてん童子討伐で有名。(950〜1022) ⇒うら‐べ【卜部】

広辞苑 ページ 1990 での○裏の裏を行く単語。