やり【
槍・鎗・鑓】
①木製の長柄
ながえに、先端をとがらせて刃をつけた穂を挿し込み、両手でしごいて相手を突き刺す武器。鎌倉末期から行われ、戦国時代に盛んに用いた。穂の形により、素槍
すやり・鎌槍・十文字槍・鉤槍
かぎやり・管槍
くだやりなどがある。太平記
37「―長刀の打物の衆を」
槍

②陸上競技の槍投の用具。男子は長さ260〜270センチメートル、重さ800グラム、女子は長さ220〜230センチメートル、重さ600グラム。
③(まっすぐ突きすすむから)将棋の香車
きょうしゃの異称。
④浄瑠璃で、やじること。滑稽本、狂言田舎操「―とは拙き芸を罵りさまたぐること」
⇒槍が降っても
⇒槍一筋の主