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○洋の東西を問わずようのとうざいをとわず🔗⭐🔉
○洋の東西を問わずようのとうざいをとわず
地球上どこでも。世界中共通して。「―人の情は通じる」
⇒よう【洋】
よう‐ば【用場】
便所。かわや。夏目漱石、彼岸過迄「自分で下へ降りて―を探して見ると」
よう‐ば【妖婆】エウ‥
魔法使いを思わせる老婆。妖怪めいた老婆。
よう‐はい【遥拝】エウ‥
はるかに遠い所からおがむこと。「―所」
よう‐ばい【楊梅】ヤウ‥
〔植〕ヤマモモの漢名。
よう‐ばい【溶媒】
〔化〕(solvent)「溶液ようえき」参照。
よう‐ばい【熔媒】
釉うわぐすりを熔とけ易くするために加える熔剤。日本では木灰・石灰を用いる。
ようはい‐がん【羊背岩】ヤウ‥
氷河の浸食作用によって丸みを帯びた岩石の小丘群。1787年スイス人ソシュール(H. B. de Saussure1740〜1799)が、羊の脂で滑らかにしたペリュクと称する鬘かつらにその凹凸のさまが似ているところから命名。羊群岩。ロシュ‐ムトンネー。
よう‐はく【洋白】ヤウ‥
(→)洋銀1に同じ。
よう‐はく【洋舶】ヤウ‥
(明治初期の語)西洋の船。
よう‐ばさみ【洋鋏】ヤウ‥
洋裁に普通に用いる鋏。
よう‐はつ【洋髪】ヤウ‥
西洋風の髪型。
よう‐はん【鎔笵】
鋳型いがたのこと。日本古代では、銅剣・銅矛・銅戈どうか・銅鐸どうたくなどの石製・土製の鎔笵や、貨幣の土製鎔笵が出土。
よう‐ばん【用番】
江戸幕府の老中・若年寄が毎月各一人ずつ交替して政務をとったこと。月番。
よう‐ばん【洋盤】ヤウ‥
欧米で製造されたレコード。
よう‐ばんり【楊万里】ヤウ‥
南宋の詩人。字は廷秀。江西吉水の人。文もよくし、范成大・陸游・尤袤ゆうぼうと共に南宋四大家と称。著「誠斎集」など。(1124〜1206)
よう‐ひ【要否】エウ‥
必要かそうでないか。「―を連絡する」
よう‐び【妖美】エウ‥
人をまどわす、あやしい美しさ。
よう‐び【曜日】エウ‥
日・月・火・水・木・金・土の曜の名で表した1週間の日の種類。「同じ―に会合する」
ようひ‐し【羊皮紙】ヤウ‥
(parchment)羊・山羊・牛・鹿などの薄い皮をなめし、滑石で磨いて作った筆写用材料。本来は羊・山羊の皮から製し、西洋で古代から中世まで使用した。パーチメント。
よう‐ひつ【用筆】
①筆を用いること。また、その方法。運筆。
②使用する筆。
よう‐ひん【用品】
使用する品。所要の物品。
よう‐ひん【洋品】ヤウ‥
①西洋風の品物。特に洋装の衣類や装身具・小間物こまものなど。「―雑貨」
②舶来品。
⇒ようひん‐てん【洋品店】
ようひん‐てん【洋品店】ヤウ‥
洋品1を商う店。
⇒よう‐ひん【洋品】
よう‐ふ【用布】
衣服を仕立てるのに必要な布帛ふはく。
よう‐ふ【妖婦】エウ‥
なまめかしく美しく、男を惑わす女。バンプ。
よう‐ふ【洋婦】ヤウ‥
(明治初期の語)西洋の婦人。
よう‐ふ【庸夫】
凡庸な男。凡夫。
よう‐ふ【庸布】
庸として納めた麻・
たえなどの布。→庸
よう‐ふ【傭夫】
やとった人夫。やとわれた男。やといおとこ。
よう‐ふ【傭婦】
やとった女。やとわれた女。やといおんな。
よう‐ふ【徭夫】エウ‥
公用に使役される人夫。
よう‐ふ【養父】ヤウ‥
養子縁組によって父親となった者。
よう‐ぶ【洋舞】ヤウ‥
西洋の舞踊。ダンス・バレエなど。↔日舞
よう‐ぶ【腰部】エウ‥
腰の部分。
よう‐ふう【洋風】ヤウ‥
欧米の方式。西洋風。「―建築」↔和風。
⇒ようふう‐が【洋風画】
ようふう‐が【洋風画】ヤウ‥グワ
明治以前の西洋風の絵画。安土・桃山時代から江戸初期を第1期、江戸中期以降を第2期とする。→南蛮美術→秋田蘭画
⇒よう‐ふう【洋風】
よう‐ふく【洋服】ヤウ‥
西洋風の衣服。石橋忍月、捨小舟「当節は衣服改良が盛大で―の勢が滅法に強いので」↔和服。
⇒ようふく‐かけ【洋服掛け】
⇒ようふく‐だんす【洋服箪笥】
ようふく‐かけ【洋服掛け】ヤウ‥
洋服をかけておく器具。ハンガー。
⇒よう‐ふく【洋服】
ようふく‐だんす【洋服箪笥】ヤウ‥
洋服をつるして入れるようにつくった箪笥。
⇒よう‐ふく【洋服】
よう‐ぶつ【洋物】ヤウ‥
洋品。「―店」
よう‐ぶつ【陽物】ヤウ‥
①陽に属する物。
②男根。
よう‐ぶつ【養物】ヤウ‥
各郷から徴集された衛士えじ・仕丁しちょうなどの衣食にあてるために郷の各戸が分担した費用。ようもつ。
ようぶつ‐けいやく【要物契約】エウ‥
当事者双方の意思表示の合致と目的物の交付とによって成立する契約。消費貸借・使用貸借・寄託がその例。↔諾成契約
よう‐ふぼ【養父母】ヤウ‥
養父と養母。養子先の父母。やしないおや。
よう‐ふよう‐せつ【用不用説】
ラマルクが進化に関し提唱した説。→ラマルク説
よう‐ぶん【洋文】ヤウ‥
(明治初期の語)西洋の文字。また、その文字で綴った文。
よう‐ぶん【陽文】ヤウ‥
印章または鐘・鼎の銘などの文字を浮彫(陽刻)にしたもの。ようもん。↔陰文
よう‐ぶん【養分】ヤウ‥
栄養となる成分。滋養分。「―を取る」
よう‐ぶんかい【楊文会】ヤウ‥クワイ
(Yang Wenhui)清末の居士こじ。字は仁山。安徽省の人。もと清朝の外交官で、西洋哲学にも明るく、康有為らにも影響を与えた。仏典の刊行・普及や後進の育成に尽力。(1837〜1911)
よう‐ぶんしょう【用文章】‥シヤウ
往来物の一種。日常用いる書状・証文・届書などの文例を示したもの。商人用・農民用・女子用・武家用など種類が多い。
ようべ【昨夜】
昨日の夜。よべ。ゆうべ。類聚名義抄「晩、ヨフベ」
よう‐へい【用兵】
戦いで軍隊を動かすこと。「―の術」
よう‐へい【葉柄】エフ‥
葉の一部で葉身を茎に付着させる柄。→葉(図)
よう‐へい【傭兵】
雇傭契約によって俸給を与え、兵隊として働かせること。また、その兵。雇やとい兵。「―制度」
よう‐へい【傭聘】
まねき迎えてやとうこと。たのんでやとうこと。
よう‐へい【壅閉】
ふさぎとじること。
よう‐へい【壅蔽】
ふさぎおおうこと。太平記14「浮雲の―を払つて、将に白日之余光を輝かさんとす」
よう‐へき【洋癖】ヤウ‥
西洋の事物または西洋風をかたより好むくせ。西洋かぶれ。
よう‐へき【擁壁】
崖などの土留めのために造った壁。
よう‐べや【用部屋】
①用務を弁ずる部屋。
②(→)御用部屋ごようべやに同じ。
よう‐へん【妖変】エウ‥
あやしい変事。
よう‐へん【葉片】エフ‥
(→)葉身ようしんに同じ。
よう‐へん【窯変】エウ‥
陶磁器の焼成中、火焔の性質その他の原因によって、素地きじや釉うわぐすりに変化が生じて変色し、または形のゆがみ変わること。また、その陶磁器。火変り。
よう‐へん【曜変・耀変】エウ‥
中国、福建省の建窯で南宋時代に作られた天目茶碗の一種。漆黒釉面に大小の星紋が浮かび、そのまわりが玉虫色に光沢を放つ。天目で最上のもの。
よう‐べん【用弁】
用事のすむこと。用事をすますこと。用を足すこと。
よう‐べん【用便】
①(→)用弁に同じ。
②大小便をすること。「―中」
ようへん‐せい【揺変性】エウ‥
〔化〕(→)チキソトロピーに同じ。
よう‐ぼ【養母】ヤウ‥
養子縁組によって母親となった者。
よう‐ほう【用法】‥ハフ
もちいかた。使用の方法。「―を誤る」
よう‐ほう【陽報】ヤウ‥
はっきりとあらわれる報い。「陰徳あれば―あり」
よう‐ほう【養蜂】ヤウ‥
蜜や蝋を採取するために蜜蜂を飼育すること。「―家」
よう‐ぼう【要望】エウバウ
もとめのぞむこと。つよく期待すること。「―書」「―にこたえる」
よう‐ぼう【容貌】‥バウ
顔かたち。みめかたち。
⇒ようぼう‐かいい【容貌魁偉】
ようぼう‐かいい【容貌魁偉】‥バウクワイヰ
[後漢書郭太伝「身長八尺、容貌魁偉なり」]顔や体ががっしりとしていて立派な様子。
⇒よう‐ぼう【容貌】
ようぼうじ‐ばん【要法寺版】エウボフ‥
慶長(1596〜1615)年間、京都要法寺で日性らが開版した古活字版の書籍。
よう‐ぼく【幼木】エウ‥
生えてからあまり年数の経っていない木。若木。↔成木
よう‐ぼく【用木】
材料として用いる木。有用な材木。〈日葡辞書〉
よう‐ぼく【楊墨】ヤウ‥
諸子百家のうちの楊朱と墨子。その学説を奉ずる楊家と墨家。前者は利己、後者は兼愛を主張。左右の両極端として儒家から排撃された。
よう‐ポツ【沃剥】エウ‥
〔化〕(→)沃化カリウムの通称。ようぼつ。
よう‐ほん【洋本】ヤウ‥
①西洋で出版された本。洋書。
②西洋式に製本した本。↔和本
よう‐ま【妖魔】エウ‥
へんげ。妖怪。まもの。
よう‐ま【洋間】ヤウ‥
西洋風の部屋。洋室。↔日本間
よう‐まい【用米】
臨時の用に供するために貯蔵する米。
よう‐まく【羊膜】ヤウ‥
昆虫類、および爬虫類・鳥類・哺乳類にある胚膜の一つ。哺乳類では、胎児を包む半透明の薄膜で、内外二層から成り、平滑筋が発達する。中に羊水をみたし、胎児を保護する。
⇒ようまく‐るい【羊膜類】
ようまく‐るい【羊膜類】ヤウ‥
羊膜に包まれた受精卵を産む四肢動物。爬虫類・鳥類・哺乳類のほか、絶滅した単弓類も含む。哺乳類を除いて、卵は一般に硬い殻に覆われ(羊膜卵)、両生類と違って陸上に産むことができる。有羊膜類。
⇒よう‐まく【羊膜】
よう‐まん【養鰻】ヤウ‥
ウナギを養殖すること。「―業」
よう‐みゃく【葉脈】エフ‥
葉に分布する細いすじ。茎から通じている維管束で、水分や養分の通路となる。平行脈と網状脈とがある。→葉(図)
よう‐みょう【幼名】エウミヤウ
⇒ようめい
よう‐む【用務】
なすべきつとめ。用事。
⇒ようむ‐いん【用務員】
よう‐む【洋鵡】ヤウ‥
オウムの一種。アフリカ西海岸に産し、巧みに人の言葉を真似る。羽色は概して灰色で、目のまわりや腰・腹の部分は淡色、尾は赤色。
ヨウム
撮影:小宮輝之
よう‐む【要務】エウ‥
大切なつとめ。重要な任務。「―を帯びる」
ようむ‐いん【用務員】‥ヰン
学校・会社などで雑用を果たす人。
⇒よう‐む【用務】
ようむ‐うんどう【洋務運動】ヤウ‥
19世紀後半、清朝がとった近代化政策。曾国藩・李鴻章らの漢人官僚を中心に、西洋の近代的な技術をとりいれ、軍事工業などを建設しようとした運動。→中体西用論→同治中興
よう‐むき【用向き】
①用事の内容。「―をたずねる」
②用事。用件。
よう‐めい【幼名】エウ‥
おさない時の名。元服前の名前。おさな名。小字。ようみょう。
よう‐めい【用命】
用事を言いつけること。命令すること。注文すること。「当店に御―下さい」
よう‐めい【容面】
(ヨウメンをヨウメイと表記したもの)かおかたち。容貌。源氏物語手習「げにいときやうざくなりける人の御―かな」
よう‐めい【揚名】ヤウ‥
①名をあげること。
②(→)揚名介に同じ。
③名ばかりで実のないこと。虚名。空名。
⇒ようめい‐の‐すけ【揚名介】
よう‐めい【溶明】
(→)フェード‐インに同じ。
ようめい‐がく【陽明学】ヤウ‥
明の王陽明が唱えた儒学。初め朱子学の性即理説に対して心即理説、後に致良知説、晩年には無善無悪説を唱えた。朱子学が明代には形骸化したのを批判しつつ、明代の社会的現実に即応する理をうち立てようとして興り、やがて、経典の権威の相対化、欲望肯定的な理の索定などの新思潮が生まれた。日本では、中江藤樹・熊沢蕃山、また大塩平八郎(中斎)らに受け入れられた。王学。心学。
⇒ようめいがく‐は【陽明学派】
ようめいがく‐は【陽明学派】ヤウ‥
陽明学を信奉する学者の総称。日本では学派としての系統はなさないが、中江藤樹・熊沢蕃山・三輪執斎・佐藤一斎・大塩中斎・佐久間象山・高井鴻山らが奉じた。
⇒ようめい‐がく【陽明学】
ようめい‐てんのう【用明天皇】‥ワウ
記紀に記された6世紀末の天皇。欽明天皇の第4皇子。聖徳太子の父。皇后は穴穂部間人あなほべのはしひと皇女。名は橘豊日たちばなのとよひ。皇居は大和国磐余いわれの池辺双槻宮いけのべのなみつきのみや。在位中は蘇我馬子と物部守屋が激しく対立。(在位585〜587)( 〜587)→天皇(表)
ようめい‐の‐すけ【揚名介】ヤウ‥
平安時代以後、名目だけで、職務も禄もない国司の次官。源氏物語夕顔「―なる人の家になむ侍りける」
⇒よう‐めい【揚名】
ようめい‐ぶんこ【陽明文庫】ヤウ‥
(「陽明」は近衛家の別称)平安時代から明治時代に至る藤原家・近衛家の古文書や古典籍を収蔵する文庫。京都市右京区。
ようめい‐もん【陽明門】ヤウ‥
①平安京大内裏の外郭十二門の一つ。待賢門の北方にあった。もと山門やまもんと称。近衛門。→大内裏(図)。
②日光東照宮の門。三間一戸の楼門で、入母屋造いりもやづくり。四方に唐破風からはふをつけて天井画・彫刻を施し、漆塗の上に極彩色・飾金具などをつけて精巧。日暮門ひぐらしのもん。
よう‐めん【容面】
かおかたち。ようめい。
ようめん‐さんぷ【葉面散布】エフ‥
肥料成分や養分を葉に散布し、葉面から吸収させる方法。
よう‐もう【羊毛】ヤウ‥
羊・山羊やぎなどの毛。毛糸・毛織物の原料。柔軟で縮絨しゅくじゅう性があり、保温性・吸湿性に富む。ウール。
⇒ようもう‐し【羊毛脂】
⇒ようもう‐はん【羊毛斑】
よう‐もう【揚網】ヤウマウ
海中に敷設または投入した魚網を引き上げ、漁獲物を取り入れること。
ようもう‐し【羊毛脂】ヤウ‥
(→)ラノリンに同じ。
⇒よう‐もう【羊毛】
ようもう‐はん【羊毛斑】ヤウ‥
太陽を水素光線やカルシウム光線で撮影するとき全面に現れる斑紋。羊毛をまき散らしたように見える。羊毛斑の特に密集した部分を白斑という。緬羊斑。
⇒よう‐もう【羊毛】
よう‐もく【洋もく】ヤウ‥
西洋タバコの俗称。→もく
よう‐もく【要目】エウ‥
重要な項目。「―を書き出す」
よう‐もの【洋物】ヤウ‥
西洋の物。舶来品。
よう‐もん【要文】エウ‥
(経文中の)大切な文句。平家物語灌頂「諸経の―ども」
よう‐や【妖冶】エウ‥
美しくてなまめかしいこと。
よう‐や【熔冶】
金属をとかして鋳いること。
よう‐や【雍也】
「論語」の編名。「子曰、雍也可使南面」で始まることによる。「雍」は孔子の弟子、冉雍ぜんようのこと。
⇒ようや‐ろんご【雍也論語】
よう‐やく【要扼】エウ‥
敵をまちぶせして食い止めること。
よう‐やく【要約】エウ‥
①文章などの要点をとりまとめて、短く表現すること。また、そのとりまとめた言葉や文。「文意を―する」
②契約をすること。約束。
⇒ようやく‐ひっき【要約筆記】
よう‐やく【踊躍】
⇒ゆやく
ようやく【漸く】ヤウヤク
〔副〕
(「徐」や「漫」の訓のヤヤク、もしくは「漸々」の訓ヤクヤクの転かという)
①しだいに。だんだんと。古今和歌集恋「あひしれりける人の―かれがたになりけるあひだに」。「―春めいてきた」
②しばらくたって。今昔物語集13「此の瓠ひさこ―見れば、枝八方に指して、普あまねく一町に敷き満ちたり」
③おもむろに。ゆっくりと。
④やっとのことで。かろうじて。「―終電に間に合った」
ようやく‐じん【妖厄神】エウ‥
人に災いや病気をもたらす神。
ようやく‐ひっき【要約筆記】エウ‥
文章や話の内容を要約して書き記すこと。特に、聴覚障害者に話の内容を伝える手段の一つにいう。
⇒よう‐やく【要約】
よう‐やさい【洋野菜】ヤウ‥
欧米起源の野菜。特に、近年日本で食されるようになったズッキーニ・パプリカ・バジリコなどの類。
よう‐やっとヤウ‥
〔副〕
(「ようやく」と「やっと」との混成語)ようようのことで。やっとのことで。
ようや‐ろんご【雍也論語】
(「論語」全20編のうち第6の「雍也」までで、やめてしまうことから)勉強や読書が長続きしないことのたとえ。「三月庭訓ていきん」「須磨源氏」の類。
⇒よう‐や【雍也】
よう‐ゆう【揚雄】ヤウイウ
前漢の学者。字は子雲。四川成都の人。博聞多識、易に擬して「太玄経」を作り、論語に擬して「法言」を作り、また「訓纂」「州箴」を擬作したので、模擬の雄と称せられた。ほかに「揚子方言」「反離騒」「甘泉賦」などがある。揚子。(前53〜後18)
よう‐ゆう【熔融・溶融】
(→)融解2に同じ。
⇒ようゆう‐でんかい【溶融電解】
よう‐ゆうき【養由基】ヤウイウ‥
春秋時代の楚の人。弓の名人。百歩離れて柳葉を射て百発百中し(漢書枚乗伝)、また、矢をつがえただけで猿が柱につかまって鳴き叫んだ(淮南子説山訓・蒙求養由号猨)という。養由。
ようゆう‐でんかい【溶融電解】
化合物を溶融状態にして行う電気分解。
⇒よう‐ゆう【熔融・溶融】
よう‐よ【容与】
①ゆったりのんびりしているさま。
②ゆとりがあり、自由なさま。
よう‐よ【腰輿】エウ‥
(→)手輿たごしに同じ。中務内侍日記「主人―にめして祓殿はらえどのへなる」
よう‐よう【夭夭】エウエウ
①[詩経周南、桃夭]若々しくうつくしいさま。太平記37「―たる桃花の、暁の露を含んで」
②[論語述而]顔色が和らいださま。表情のにこやかなさま。
よう‐よう【永永】ヤウヤウ
(ヨウは呉音)とこしえ。永久。えいえい。曾我物語11「未来―有がたき御事なり」
よう‐よう【用用】
それぞれの用いどころ。それぞれの用途。
よう‐よう【呦呦】エウエウ
①鹿の鳴き声。
②声を合わせて泣くさま。太平記20「泣き悲しむ声―たり」
よう‐よう【杳杳】エウエウ
①くらいさま。ぼんやりしたさま。
②はるかなさま。
よう‐よう【洋洋】ヤウヤウ
①水流などが満ちあふれるように流れているさま。
②広々とひろがったさま。広大なさま。みちて盛んなさま。太平記11「帝徳を頌し奉る声―として耳にみてり」。「前途―」
よう‐よう【要用】エウ‥
①必要なこと。肝要。須要。
②大切な用事。「右―のみ」
よう‐よう【揚揚】ヤウヤウ
得意げなさま。「意気―」
よう‐よう【揺揺】エウエウ
①ゆらゆらと動くさま。太平記37「翠花―として東に帰れば」
②心配でおちつかないさま。
よう‐よう【陽葉】ヤウエフ
直射日光の当たる所で発育する葉。比較的小形で、柵さく状組織がよく発達していて厚く、緑色が濃い。↔陰葉
よう‐よう【溶溶】
水の広々として静かに流れるさま。
よう‐よう【雍容】
おちついてやわらいださま。
よう‐よう【様様】ヤウヤウ
さまざま。いろいろ。平家物語1「山王おりさせ給ひて、―御託宣こそおそろしけれ」
⇒ようよう・し【様様し】
よう‐よう【鷹揚】‥ヤウ
⇒おうよう
ようよう【漸う】ヤウヤウ
〔副〕
(ヤウヤクの音便)
①しだいに。だんだんと。枕草子1「春はあけぼの。―しろくなりゆく」
②しずかに。おもむろに。宇治拾遺物語8「普賢菩薩、象に乗りて―おはして」
③かろうじて。やっと。宇治拾遺物語13「身の太くなりて、狭くおぼえて、―として穴の口までは出でたれども」。「―仕上げた」
よう‐ようヤウヤウ
〔感〕
①呼びかける声。やあやあ。
②ほめそやす声。
ようよう・し【様様し】ヤウヤウ‥
〔形シク〕
子細らしい。もったいぶった様子だ。一言芳談「ただ仏道をねがふといふは、別に―・しき事なし」
⇒よう‐よう【様様】
よう‐らく【羊酪】ヤウ‥
羊の乳の脂肪質を固めて製した食品。
よう‐らく【揺落】エウ‥
ゆれて落ちること。
よう‐らく【瓔珞】ヤウ‥
①インドの貴族男女が珠玉や貴金属に糸を通して作った装身具。頭・首・胸にかける。また、仏像などの装飾ともなった。瑶珞ようらく。
②仏像の天蓋、また建築物の破風はふなどに付ける垂れ飾り。
⇒ようらく‐つつ‐アナナス【瓔珞筒アナナス】
⇒ようらく‐つつじ【瓔珞躑躅】
ようらく‐つつ‐アナナス【瓔珞筒アナナス】ヤウ‥
観賞用に栽培するパイナップル科ツツアナナス属の多年草。南アメリカ原産で、斜上する花茎にピンクの苞が美しい。
⇒よう‐らく【瓔珞】
ようらく‐つつじ【瓔珞躑躅】ヤウ‥
低山地の落葉樹林に生えるツツジ科の低木。楕円形の葉が枝先に集まり、筒型で濃紅色の小花を数個つけて垂下する。
⇒よう‐らく【瓔珞】
よう‐らん【洋藍】ヤウ‥
(→)インジゴに同じ。
よう‐らん【洋蘭】ヤウ‥
欧米経由で日本にもたらされたランの、園芸上の通称。多くは熱帯アメリカ・アジア原産の、カトレア・デンドロビウム・パフィオペディルム・シンビディウム・ファレノプシスなどの各属原種のほか、多くの交配種を含む。温室などで栽培。これに対し、主に中国原産のシンビディウム属のものを東洋蘭と呼ぶ。
よう‐らん【要覧】エウ‥
事柄の大要をまとめて見やすくした文書。「会社―」
よう‐らん【揺籃】エウ‥
(→)「ゆりかご」に同じ。
⇒ようらん‐か【揺籃歌】
⇒ようらん‐き【揺籃期】
ようらん‐か【揺籃歌】エウ‥
(berceuse フランス)子守歌。
⇒よう‐らん【揺籃】
ようらん‐き【揺籃期】エウ‥
ゆりかごに入っている幼少の時代。転じて、物事の発達の初めの時代。揺籃時代。「文明の―」
⇒よう‐らん【揺籃】
よう‐り【要理】エウ‥
重要な理論や定理。
よう‐り【葉理】エフ‥
地層の中に見られる、堆積環境を反映した細かな縞模様。静かに堆積した平行なものと、堆積時の流れの変化のため斜交したものとがある。地層がつくる層理より微細な構造を指す。ラミナ。
よう‐り【養鯉】ヤウ‥
鯉を養殖すること。「―池」
よう‐りく【揚陸】ヤウ‥
積荷を船から陸上に運びあげること。また、船から上陸すること。
よう‐りつ【擁立】
擁護して帝王などの位に即かせること。また、位に即かせようとして、もりたてること。
よう‐りゃく【要略】エウ‥
①必要な所を取って不必要な箇所を省くこと。
②あらまし。おおよそ。概略。要約。
よう‐りゅう【楊柳】ヤウリウ
①(楊はカワヤナギ、柳はシダレヤナギ)やなぎ。〈[季]春〉。文華秀麗集「―正に糸を乱す」
②織り上げた縮織ちぢみおりの縮んだ部分の出過ぎたのを、ロールで上下から強く押さえて縮みの形を限定すること。また、その織物。
⇒ようりゅう‐かんのん【楊柳観音】
ようりゅう‐かんのん【楊柳観音】ヤウリウクワンオン
〔仏〕(慈悲深くて衆生しゅじょうの願望に従うことが、楊柳の風になびくさまに似ているからいう)三十三観音の一つ。右手に柳の枝をとり、左手に施無畏せむいの印を結ぶ。薬王観音。
⇒よう‐りゅう【楊柳】
よう‐りょう【用量】‥リヤウ
用いるべき量。特に薬剤の1回ないし1日の使用分量。
よう‐りょう【要領】エウリヤウ
①主要なところ。主なところ。要点。
②物事をうまく処理する手順やこつ。「―を教わる」
⇒要領がいい
⇒要領を得ない
よう‐りょう【容量】‥リヤウ
①器物の中に受け入れられる分量。
②(→)電気容量の略。
⇒ようりょう‐ぶんせき【容量分析】
よう‐りょう【養料】ヤウレウ
①栄養に供する材料。
②養育の資料。生活費として与える財物。養育料。


広辞苑 ページ 20209 での【○洋の東西を問わず】単語。