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○論ずる物は中から取れろんずるものはなかからとれ🔗🔉

○論ずる物は中から取れろんずるものはなかからとれ 所属が定まらず相争っている物は、第三者が取ってしまえの意。狂言、茶壺「昔から―といふによつて」 ⇒ろん・ずる【論ずる】 ろん‐せつ論説】 事物の理非を論じたり説明したりすること。また、その文。「―委員」 ⇒ろんせつ‐ぶん【論説文】 ろんせつ‐ぶん論説文】 論説の文章。その文体。 ⇒ろん‐せつ【論説】 ろん‐せん論戦】 互いに議論をたたかわすこと。「―を繰り広げる」 ろん‐そう論争‥サウ 論じ争うこと。言い争うこと。「政敵と―する」 ろん‐そう論奏】 ①事の是非を論じて意見を奏聞そうもんすること。 ②太政官だじょうかんで恒例・臨時の大祀、歳入歳出の増減、職員の増減などの重要事をあらかじめ議してから、決裁を仰ぐために天皇に上奏すること。 ろん‐そう論叢】 論文を集めたもの。論集。 ろん‐ぞう論蔵‥ザウ 〔仏〕三蔵の一つ。経蔵・律蔵が仏の所説であるのに対し、法および義を論述した聖賢の所説を収める。阿毘達磨あびだつま蔵。→三蔵 ろん‐だい論題】 議論の題目。論文の題。 ろん‐だん論断】 論じて判断を下すこと。論じて裁断を下すこと。 ろん‐だん論談】 事の理非を論じ述べること。談論。 ろん‐だん論壇】 ①議論を戦わす人々の社会。評論家・批評家の社会。言論界。「―の雄」「―をにぎわす」 ②意見を論述する場所。演壇。 ろん‐ちょ論著】 ①論文を書き著すこと。 ②論文をのせた書物。また、論文と著書。 ろん‐ちょう論調‥テウ 議論の調子や傾向。「はげしい―」「新聞―」 ろん‐てい論定】 議論してきめること。 ろん‐てき論敵】 議論の相手。 ろん‐てん論点】 議論の要点。議論すべき中心点。「―が定まらない」 ⇒ろんてんせんしゅ‐の‐きょぎ【論点先取の虚偽】 ⇒ろんてんそうい‐の‐きょぎ【論点相違の虚偽】 ろんてんせんしゅ‐の‐きょぎ論点先取の虚偽】 〔論〕(assumptio non probata ラテン)証明を必要とする命題を前提とする虚偽。循環論法、先決問題要求の虚偽などはこれに属する。 ⇒ろん‐てん【論点】 ろんてんそうい‐の‐きょぎ論点相違の虚偽‥サウヰ‥ 〔論〕(ignoratio elenchi ラテン)論証すべき事柄と外見上似た事柄、または、わずかな関係しか持たない事柄を論証して、真の証明をなしえたとする誤謬。論点無視の虚偽。 ⇒ろん‐てん【論点】 ロンドrondo イタリア】 〔音〕 ①中世以来の舞曲。輪になって踊り、歌唱で伴奏される。また、その歌曲やそこで使われる詩形式。回旋曲。輪舞曲。 ②器楽形式の一種。主題が同じ調で繰り返される間に異なる楽想の副主題が挿入される。ソナタや協奏曲・交響曲などの最終楽章に多い。 ロンドンLondon・倫敦】 イギリス連合王国の首都。イングランド南東部、テムズ川にまたがる大都市。都心はシティーと呼ばれ、世界経済の中心地の一つでイングランド銀行・取引所などが集まり、バロック様式のセント‐ポール大聖堂がある。インナー‐ロンドンはシティー以外の12の区(borough)を含み、ウェストミンスター寺院・国会議事堂・諸官庁・大英博物館などがある。周辺地域を含む大ロンドン(Greater London)はシティー・インナー‐ロンドンおよび20区を有するアウター‐ロンドンから成り、面積1610平方キロメートル、人口707万4千(1996)。かつては濃霧と煤煙に包まれる日が多く、「霧の都」と呼ばれた。 タワーブリッジ 撮影:田沼武能 ロンドン(地図) ⇒ロンドン‐かいぎ【ロンドン会議】 ⇒ロンドン‐かいぐんじょうやく【ロンドン海軍条約】 ⇒ロンドン‐きんゆう‐しじょう【ロンドン金融市場】 ⇒ロンドン‐だいがく【ロンドン大学】 ⇒ロンドン‐タイムズ【London Times】 ⇒ロンドン‐とう【ロンドン塔】 ⇒ロンドン‐ナショナル‐ギャラリー【National Gallery, London】 ロンドンJack London】 アメリカの作家。自然主義の観点から動物を描いた「荒野の呼び声」「白い牙」などのほか、自伝的小説「マーティン=イーデン」、社会小説「鉄のかかと」など。(1876〜1916) ロンドン‐かいぎロンドン会議‥クワイ‥ ロンドンで開かれた国際会議。主なものは、 ①1827〜32年ギリシアの独立に関する会議。 ②1830〜39年ベルギーの独立を承認した会議。 ③1848〜52、64年シュレースヴィヒ‐ホルシュタイン問題に関する会議。 ④1867年ルクセンブルク問題を決定した会議。 ⑤1884〜85年のエジプト問題に関する会議。 ⑥1921〜22年ドイツ賠償委員会の会議。 ⑦1930年1月〜4月、日・英・米・仏・伊5カ国の海軍軍縮会議。 ロンドン5カ国海軍軍縮会議 提供:毎日新聞社 ⇒ロンドン【London・倫敦】 ロンドン‐かいぐんじょうやくロンドン海軍条約‥デウ‥ 1930年のロンドン会議によって締結された海軍軍縮条約。補助艦艇保有比率が英・米10に対し日本は7弱とされた。→統帥権干犯問題⇒ロンドン【London・倫敦】 ロンドン‐きんゆう‐しじょうロンドン金融市場‥ヂヤウ (London Money Market)ロンドンにある国際金融の中心市場。通称ロンバード街。→ウォール街⇒ロンドン【London・倫敦】 ロンドン‐だいがくロンドン大学】 ロンドンにあるイギリス最大の国立近代大学。1827年創設のユニヴァーシティー‐カレッジ、29年創設のキングズ‐カレッジを起源とし、36年両者を統合。58年より学位授与機関、98年より教育機関としても発展。多数の学寮(カレッジ)から成る。→ロンドン(図)⇒ロンドン【London・倫敦】 ロンドン‐タイムズLondon Times「タイムズ1」参照。 ⇒ロンドン【London・倫敦】 ロンドンデリーLondonderry「デリー(Derry)」参照。 ロンドン‐とうロンドン塔‥タフ ①ロンドンのテムズ河畔にある城砦。1078年頃からウィリアム1世の命によりロチェスターの司教グンドルフ(Gundulf)が造営、その後拡張。のち牢獄に転用、王族・貴族などの国事犯が幽閉された。世界遺産。→ロンドン(図)。 ロンドン塔 提供:Photoshot/APL ②(「倫敦塔」)夏目漱石の短編。1905年(明治38)「帝国文学」に発表。ロンドン滞在中に見物した1の印象を骨子とする。 →文献資料[倫敦塔] ⇒ロンドン【London・倫敦】 ロンドン‐ナショナル‐ギャラリーNational Gallery, London】 ロンドンにある国立美術館。1824年創設。ルネサンスから19世紀に至るヨーロッパの作品を収集。→ロンドン(図) ⇒ロンドン【London・倫敦】 ろん‐な・し論無し】 〔形ク〕 勿論である。いうまでもない。更級日記「負ひ奉りて下るに―・く人追ひて来らむと思ひて」 ろん‐なん論難】 相手の不正や誤りを論じて非難すること。「―をあびせる」 ろん‐にん論人】 鎌倉・室町時代、訴訟の被告人の称。太平記33「―、訴人の賄賂を取り集めたる者どもなり」↔訴人 ろん‐ぱ論破】 議論して他人の説を破ること。言い負かすこと。「反対意見をことごとく―する」 ロンパースrompers】 上衣とブルーマーとが一続きになった小児服。1〜2歳の子供の遊び着に用いる。 ロンバード‐がいロンバード街】 (Lombard Street)ロンドンのシティーにある街路の名。イングランド銀行など金融機関が集中し、金融市場の中心街。転じてロンドン金融市場の別名。国際金融市場としてニューヨークのウォール街と並称される。 ろん‐ばく論駁】 相手から加えられた意見に対抗して論じかえすこと。「―を加える」 ろん‐ぱく論白】 論じ言うこと。 ロンバルディアLombardia】 イタリア北部、アルプスの南方、ポー川中流北岸の平野にある州。中心都市ミラノ。 ⇒ロンバルディア‐どうめい【ロンバルディア同盟】 ロンバルディア‐どうめいロンバルディア同盟】 12世紀後半〜13世紀前半、神聖ローマ帝国皇帝のイタリア支配政策に抵抗すべく北イタリアの主要都市が結んだ同盟。 ⇒ロンバルディア【Lombardia】 ろん‐ぱん論判】 ①議論して是非を定めること。 ②論じ争うこと。論争。争論。夏目漱石、道草「網戸の内外で母と―をした話はいまだに健三の耳に残つてゐた」 ろん‐ぴょう論評‥ピヤウ 是非善悪などを論じ批評すること。「―を加える」「外交問題を―する」 ロンブローゾCesare Lombroso】 イタリアの精神病学者。犯罪人類学を創始。主著「天才と狂人」。(1836〜1909) ろん‐ぶん論文】 ①論議する文。理義を論じきわめる文。論策を記した文。 ②研究の業績や結果を書き記した文。「卒業―」「学位―」 ろん‐べん論弁】 意見を述べ説くこと。議論して理非を明らかにすること。 ⇒ろんべん‐てき【論弁的】 ろんべん‐てき論弁的】 (discursive)直観によって対象を一気にとらえるのでなく、判断・推理を重ねて対象をとらえること。比量的。論証的。 ⇒ろん‐べん【論弁】 ろん‐ぽう論法‥パフ 議論の方法。論を展開する仕方。論じ方。「八方破れの―」「三段―」 ろん‐ぽう論鋒】 議論のほこさき。議論の勢い。 ロンボックLombok】 インドネシア南部、バリ島の東に隣接する小火山島。バリ島との間のロンボック海峡を生物地理学のウォーレス線が通る。 ろん‐もう論孟‥マウ 論語と孟子。

広辞苑 ページ 21077 での○論ずる物は中から取れ単語。