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○我が亡き後に洪水よ来れわがなきあとにこうずいよきたれ🔗⭐🔉
○我が亡き後に洪水よ来れわがなきあとにこうずいよきたれ
自分のいなくなった後のことは、どうなろうとかまわないということ。
⇒わ‐が【我が・吾が】
わか‐なご【若魚子】
鰤ぶりの若魚の称。物類称呼「鰤、この魚の小なる物を江戸にて―と云」
わかなしゅう【若菜集】‥シフ
島崎藤村の第1詩集。1897年(明治30)刊。「初恋」「潮音」などを収録。明治期の鬱屈した青春を唱った抒情詩集。
→文献資料[若菜集]
わか‐なつ【若夏】
(沖縄地方で)4〜5月の季節。おもろさうし「鳴響むせだか子が―が立てば」
わかな‐つみ【若菜摘み】
野に出て若菜を摘むこと。また、その人。古くは正月の初の子ねの日、後には正月7日の行事となった。〈[季]新年〉
⇒わか‐な【若菜】
わかな‐びょう【若菜病】‥ビヤウ
西日本の農村に見られる風土病。大根の間引き菜などの一夜漬を食べた後、悪心・嘔吐・腹痛を来し、次いで頑固なせきが続く。ズビニ鉤虫こうちゅうの幼虫が原因。
⇒わか‐な【若菜】
わかな‐むかえ【若菜迎え】‥ムカヘ
七草粥に入れる菜類を取って来ること。正月5日か6日に行う。
⇒わか‐な【若菜】
わが・ぬ【綰ぬ】
〔他下二〕
⇒わがねる(下一)
わか‐ぬし【若主】
若い人の尊敬語。宇治拾遺物語2「この―たちの…と問ひつれば」
わか‐ね【若音】
①わかい声。成熟しきらない、たどたどしい声。拾遺和歌集愚草上「呉竹にまだふし馴れぬ―鳴くなり」
②延年えんねんの一種目で、稚児が高音で謡うもの。また、その役。
わか‐ね【若根】
若い根。新たに生え伸びた根。
わが・ねる【綰ねる】
〔他下一〕[文]わが・ぬ(下二)
たわめ曲げて輪にする。輪のかたちにたばねる。大和物語「切れたる髪をすこしかい―・ねて」
わか‐の‐うら【和歌の浦】
和歌山市南部にある湾岸一帯の地。湾の北西隅に妹背山、東に名草山がそびえ、古来の景勝地。玉津島神社がある。若の浦。明光浦あかのうら。(歌枕)
わか‐ば【若葉・嫩葉】
生え出てまだ間のない葉。芽出しの葉。新葉。〈[季]夏〉。源氏物語若菜上「―さす野辺の小松を引つれて」。「―の季節」
⇒わかば‐あめ【若葉雨】
⇒わかば‐いろ【若葉色】
⇒わかば‐かぜ【若葉風】
⇒わかば‐マーク【若葉マーク】
わかば‐あめ【若葉雨】
若葉に降る雨。〈[季]夏〉
⇒わか‐ば【若葉・嫩葉】
わが‐はい【我輩・吾輩】
〔代〕
(男性が用いる)
①われわれ。われら。わがともがら。
②われ。私。現在では尊大な自称として用いる。仮名垣魯文、安愚楽鍋「空乏困迫くうぼうこんばくの―たりとも」
わがはいはねこである【吾輩は猫である】
夏目漱石の小説。1905〜06年(明治38〜39)雑誌「ホトトギス」に発表。英語教師苦沙弥くしゃみ先生の飼猫を主人公として擬人体で書かれ、諷刺的な滑稽の中に文明批評を織り込む。
→文献資料[吾輩は猫である]
わかば‐いろ【若葉色】
若葉のような緑色。
⇒わか‐ば【若葉・嫩葉】
わか‐ばえ【若生え】
①新たに生え出た芽。わかめ。栄華物語若枝「年を経てまちつる松の―に」
②あとつぎの幼児のたとえ。
わかば‐かぜ【若葉風】
みずみずしい若葉を吹き過ぎる風。〈[季]夏〉
⇒わか‐ば【若葉・嫩葉】
わか‐はげ【若禿】
年齢が若いのにはげていること。
わかば‐マーク【若葉マーク】
初心者マークの通称。
⇒わか‐ば【若葉・嫩葉】
わか‐ばやし【若囃子・和歌囃子】
馬鹿囃子の初名。享保(1716〜1736)の頃、武蔵国葛西かさい(今の東京都葛飾区)の香取明神の神主能勢環が村内の若者を集めて教え、祭礼に出したからいう。葛西囃子。
わかばやし【若林】
姓氏の一つ。
⇒わかばやし‐いさむ【若林奮】
わかばやし‐いさむ【若林奮】
彫刻家。東京生れ。東京芸大卒。鉄による晦渋な詩的作風で知られる。インスタレーションも手がけた。作「振動尺」シリーズ。画文集「境川の氾濫」。(1936〜2003)
⇒わかばやし【若林】
わか‐びと【若人】
わかい人。わかもの。わこうど。伊勢物語「昔の―はさるすける物思ひをなんしける」
わが‐ひと【我が人】
召使めしつかい。源氏物語手習「尼君の―にしたりける二人をのみぞ、この御方にいひ分けたりける」
わか‐ふ【若生】
(ワカオフの約か)早苗さなえ。曾丹集「草まよふ背なが―をかき分けて入るとするまに裳裾濡らしつ」
わか・ぶ【若ぶ】
〔自上二〕
若々しい様子である。若々しく見える。源氏物語夕顔「ひたぶるに―・びたるものから」
わか‐ぼ【若穂】
若い穂。生えてまだ間のない穂。
わが‐ほう【我が方】‥ハウ
自分の側。われらの方。味方。
わか‐まつ【若松】
①生えてまだ多くの年を経ない松。〈[季]春〉。万葉集14「巌いわおろの傍そいの―」
②年始の飾りに用いる小松。
③襲かさねの色目。表は萌葱もえぎ、裏は紫。松がさね。若緑。
わかまつ【若松】
①もと福岡県の市。他の4市と合併して北九州市となる。戸畑区との間の洞海湾入口に若戸大橋がかかる。
②⇒あいづわかまつ(会津若松)
わかまつ【若松】
姓氏の一つ。
⇒わかまつ‐しずこ【若松賤子】
わかまつ‐しずこ【若松賤子】‥シヅ‥
翻訳家。本名、松川甲子かし。通称、島田嘉志。会津生れ。フェリス女学院卒。巌本善治の妻。邦訳「小公子」など。(1864〜1896)
⇒わかまつ【若松】
わが‐まま【我儘】
①自分の思うままにすること。自分の思い通りになること。類聚名義抄「自在、ワガマムマナリ」。宇治拾遺物語9「物云べきあるじもなくて、―にもやどりいるかな」
②相手や周囲の事情をかえりみず、自分勝手にすること。きまま。ほしいまま。みがって。狂言、右近左近おこさこ「こなたも内ぢやとおぼしめすと、例の―が出まするほどに」。「―を言う」「―に育つ」
③思うままにぜいたくを尽くすこと。また、そのありさま。西鶴織留4「金ごしらへの大脇差、―に見ゆる所、長崎でないか」
わ‐がみ【和紙】
⇒わし
わが‐み【我が身】
①自分のからだ。自分の身の上。源氏物語宿木「―一つのとてなみだぐまるるがさすがに恥かしければ」。「―を省みる」
②(代名詞的に)
㋐(一人称)われ。わたし。平治物語(金刀比羅本)「―は老い衰へたり」
㋑(二人称)目下の相手を指す語。おまえ。そち。隆達節「何ぞ―のひとはなごころ」
⇒我が身をつねって人の痛さを知れ
わか‐みず【若水】‥ミヅ
元日の朝に初めて汲む水。一年の邪気を除くという。古代、宮中では立春の日に主水司もいとりのつかさから天皇に奉った水。〈[季]新年〉。栄華物語若水「―していつしか御湯殿まゐる」
わか‐みどり【若緑】
①松の若葉などのみずみずしい緑色。新緑。〈[季]春〉。宇津保物語蔵開上「―ふたばに見ゆる姫松の」
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②襲かさねの色目。(→)若松に同じ。
③遊女の使う童女。
わか‐みや【若宮】
①幼少の皇子。源氏物語桐壺「―の御恋しさのみ思ほし出でつつ」
②皇族の子。宇津保物語蔵開上「春宮の―の御迎湯に」↔大宮。
③将軍の子の僭称。
④本宮の祭神の子をその境内に祀まつった神社。古今著聞集1「―俄にかんなぎに御託宣ありて」
⑤本宮を他の地に新たに勧請かんじょうして祀った神社。新宮。東鑑1「潜に石清水を勧請して瑞籬を当国由比の郷に建つ。今之を下―と号す」
広辞苑 ページ 21118 での【○我が亡き後に洪水よ来れ】単語。