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えん‐りょ【遠慮】ヱン‥🔗🔉

えん‐りょ遠慮ヱン‥ ①遠い先々まで考えること。深い考え。保元物語「父子立ち別れてかおはすらむと思案して、はげたる矢をさしはづす―の程こそ神妙なれ」。「深謀―」 ②人に対して言語・行動を控え目にすること。狂言、鬮罪人「―なしに言うて見よ」。「―なく上がり込む」「君はこの場を―せよ」 ③公の秩序を考えて出勤・謁見・祝い事などをさしひかえること。「年頭の挨拶を―する」「喫煙は御―下さい」 ④それとなく断ること。辞退すること。「招待を―する」 ⑤江戸時代の刑の一つ。微罪ある武士・僧尼に対し、門を閉じて籠居させたもの。夜間、くぐり門からの外出は認められた。 ⇒えんりょ‐がち【遠慮勝ち】 ⇒えんりょ‐なわ【遠慮縄】 ⇒えんりょ‐ぶか・い【遠慮深い】 ⇒遠慮会釈もない ⇒遠慮無ければ近憂あり

広辞苑 ページ 2398 での遠慮単語。