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○鬼を酢にして食うおにをすにしてくう🔗⭐🔉
○鬼を酢にして食うおにをすにしてくう
恐ろしいものを何とも思わないことにいう。
⇒おに【鬼】
お‐ぬ【小沼】ヲ‥
小さな沼。また、沼。万葉集12「ゆくへ無み隠こもれる―の」
お‐ぬ【小野】ヲ‥
(怒・努・奴などの万葉仮名を「ぬ」と読んで生じた語)おの。「見はるかす―も木原も香ごもりて幸ふごとし」(茂吉)→ぬ(野)
お‐ぬし【御主】
〔代〕
(二人称。同輩以下に用いる)おまえ。そなた。狂言、末広がり「その末広がりを―は見たことがあるか」。〈日葡辞書〉
お‐ぬる【御温】
(女房詞)発熱。
お‐ね【尾根】ヲ‥
谷と谷との間の山地突起部の連続。山の峰つづき。山の稜線。峰お。「―伝い」
オネーギン【Onegin】
⇒エヴゲニー=オネーギン
お‐ねえさん【御姉さん】
「ねえさん」の丁寧語。
オネゲル【Arthur Honegger】
フランス生れのスイスの作曲家。「六人組」の一人。映画音楽やラジオ音楽でも活躍。交響曲のほか、劇的オラトリオ「ダヴィデ王」「火刑台上のジャンヌ=ダルク」など。(1892〜1955)
お‐ねこ【雄猫・男猫】ヲ‥
おすの猫。
お‐ねじ【雄螺子】ヲネヂ
丸棒の外側に螺旋らせん状の溝を刻んだねじ。↔めねじ。
⇒おねじ‐きり【雄螺子切】
おねじ‐きり【雄螺子切】ヲネヂ‥
(→)ダイス1に同じ。
⇒お‐ねじ【雄螺子】
お‐ねしょ
(幼児語)寝小便。夜尿。
お‐ねつ【お熱】
(主に女学生が用いた語)特定の異性やスターなどに愛着して熱中すること。のぼせること。「今、あたし、あの人に―なの」
お‐ねつ【悪熱】ヲ‥
悪寒おかんの後に発する熱。
お‐ねば【御粘】
(女性語)
①水を多くして炊いた飯から取ったねばねばした汁。にぬき。
②煮え立って釜の外にあふれ出る飯のねばねばした汁。
お‐ねば【御根葉・大根葉】
菜や大根の双葉の大きくなったもの。間引き菜。浄瑠璃、心中宵庚申「夕飯の―きざめ」
お‐ねむ【御睡】
(幼児語)ねむいこと。
お‐ねり【御煉】
穀粉に熱湯をそそいで煉った食品。煉りっぽ。
お‐ねり【御邌・御練】
①大名行列や祭礼の行列などが、ゆるゆる歩くこと。
②寺院で法会のとき行う行道ぎょうどう。
おねんぶり
(→)「ねむりながし(眠り流し)」に同じ。
おの【己】
[一]〔名〕
その人自身。自分。おのれ。万葉集5「―が身しいたはしければ」
[二]〔代〕
①(一人称)われ。あれ。おのれ。
②(二人称。相手をののしっていう)きさま。宇治拾遺物語9「―、後に会はざらんやは」
おの【斧】ヲノ
木を伐りまたは割るのに用いる道具。楔くさび形の堅牢な鉄の刃に堅い木の柄をつけたもの。よき。狭刃せば。今昔物語集6「―を以て裂き砕けるが如し」
斧
提供:竹中大工道具館
⇒斧の柄朽つ
お‐の【小野】ヲ‥
(オは接頭語)野。野原。古事記中「相模さがむの―に」
おの【小野】ヲ‥
①京都市山科区小野。真言宗小野流の本山、小野門跡すなわち随心院があり、小野小町の伝説に富む。
②山城国愛宕おたぎ郡八瀬村・大原村(京都市左京区)にあった郷。古代、小野朝臣の領邑りょうゆう。
③滋賀県彦根市の町。古代の犬上鳥籠とこ駅の地ともいう。
④兵庫県の市。もと一柳氏1万石の陣屋があった。算盤・刃物を産する。人口5万。
おの【小野】ヲ‥
姓氏の一つ。古代の豪族。姓は臣。八色姓やくさのかばねで朝臣。近江国滋賀郡小野村より起こると伝え、山城国愛宕郡小野郷などに勢力をもつ。
⇒おの‐あずさ【小野梓】
⇒おの‐がどう【小野鵞堂】
⇒おの‐こざん【小野湖山】
⇒おの‐ただあき【小野忠明】
⇒おの‐ただしげ【小野忠重】
⇒おの‐ちっきょう【小野竹喬】
⇒おの‐とおざぶろう【小野十三郎】
⇒おの‐の‐いもこ【小野妹子】
⇒おの‐の‐おつう【小野お通】
⇒おの‐の‐おゆ【小野老】
⇒おの‐の‐こうたいこう【小野皇太后】
⇒おの‐の‐こまち【小野小町】
⇒おの‐の‐たかむら【小野篁】
⇒おの‐の‐とうふう【小野道風】
⇒おの‐の‐よしふる【小野好古】
⇒おの‐らんざん【小野蘭山】
おの
〔感〕
驚き怪しむ時に発する語。〈新撰字鏡2〉
おのあし‐るい【斧足類】ヲノ‥
(→)二枚貝類に同じ。
おの‐あずさ【小野梓】ヲ‥アヅサ
明治期の政治家・政治学者。土佐出身。大隈重信をたすけ、立憲改進党結成・東京専門学校設立に参加。自由主義的啓蒙家としてもすぐれる。著「国憲汎論」など。(1852〜1886)
⇒おの【小野】
おの‐いし【斧石】ヲノ‥
カルシウム・鉄・マンガン・マグネシウムなどを含むホウ素ケイ酸塩鉱物。斧の刃の形に似る。ふせき。
お‐の‐え【尾上】ヲノヘ
(「峰おの上」の意)山の峰つづきの高所。
おのえ【尾上】ヲノヘ
①兵庫県加古川市の加古川河口東岸の地名。(歌枕)→尾上の松。
②「加賀見山旧錦絵かがみやまこきょうのにしきえ」中の人物。
→文献資料[加賀見山旧錦絵(草履打の段)]
⇒おのえ‐いだはち【尾上伊太八】
⇒おのえ‐の‐まつ【尾上の松】
おのえ【尾上】ヲノヘ
姓氏の一つ。
⇒おのえ‐きくごろう【尾上菊五郎】
⇒おのえきくごろう‐げきだん【尾上菊五郎劇団】
⇒おのえ‐さいしゅう【尾上柴舟】
⇒おのえ‐しょうろく【尾上松緑】
⇒おのえ‐ばいこう【尾上梅幸】
⇒おのえ‐まつすけ【尾上松助】
⇒おのえ‐まつのすけ【尾上松之助】
おのえ‐いだはち【尾上伊太八】ヲノヘ‥
新内。「伊太八」とも。本名題「帰咲名残命毛かえりざきなごりのいのちげ」。初世鶴賀若狭掾作詞・作曲。原田伊太八なる武士と吉原の遊女尾上の心中未遂事件を題材としたもの。
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐きくごろう【尾上菊五郎】ヲノヘ‥ラウ
歌舞伎俳優。屋号、音羽屋。
①(初代)京都の人。初め若衆方。のち女形から立役に転じ、三都の劇場に名声を博した。(1717〜1783)
②(3代)江戸の人。初代の高弟尾上松緑の養子。怪談狂言で名を挙げた化政期の名優。(1784〜1849)
③(5代)本名、寺島清。3代の孫。13代市村羽左衛門が1868年(明治1)襲名。世話物に長じ、9代市川団十郎と並称。(1844〜1903)
④(6代)本名、寺島幸三。5代の長男。初め丑之助。1903年(明治36)襲名。中村吉右衛門と菊吉時代を形成した昭和の名優。舞踊と世話物を得意とした。日本俳優学校を創立。文化勲章。(1885〜1949)
⇒おのえ【尾上】
おのえきくごろう‐げきだん【尾上菊五郎劇団】ヲノヘ‥ラウ‥
6代尾上菊五郎の死を機に7代梅幸・2代松緑らが尾上菊五郎一座を改組した劇団。「源氏物語」の舞台のほか、新作歌舞伎や河竹黙阿弥ものを通し上演。
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐さいしゅう【尾上柴舟】ヲノヘ‥シウ
歌人・書家・国文学者。名は八郎。岡山県生れ。東京女高師教授。落合直文の門人。のち自然主義の影響を受けた新風を樹立。歌集「静夜」「永日」など。書は仮名書きをよくし、「平安朝時代の草仮名の研究」の著がある。(1876〜1957)
尾上柴舟
撮影:田沼武能
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐しょうろく【尾上松緑】ヲノヘ‥
(2代)歌舞伎俳優。本名、藤間豊。7代松本幸四郎の3男。1935年松緑襲名。6代菊五郎の芸風を継承。文化勲章。(1913〜1989)
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐の‐まつ【尾上の松】ヲノヘ‥
兵庫県加古川市尾上神社の境内にある天然記念物の松。赤松と黒松が合着。幹は赤松、枝は黒松に似る。→相生あいおいの松
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐ばいこう【尾上梅幸】ヲノヘ‥カウ
歌舞伎俳優。
①(6代)本名、寺島栄之助。5代尾上菊五郎の養子。名女形として15代市村羽左衛門とのコンビで一世を風靡。(1870〜1934)
②(7代)本名、寺島誠三。6代尾上菊五郎の養子。1947年梅幸襲名。女形・二枚目役を得意とした。(1915〜1995)
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐まつすけ【尾上松助】ヲノヘ‥
歌舞伎俳優(初代は文化頃)。4代は市村家橘(後の5代尾上菊五郎)の門に入り、1882年(明治15)松助襲名。近代脇役の名優。(1843〜1928)
⇒おのえ【尾上】
おのえ‐まつのすけ【尾上松之助】ヲノヘ‥
映画俳優。本名、中村鶴三。岡山生れ。初期剣劇忍術映画のスター。「目玉の松ちゃん」と愛称。(1875〜1926)
⇒おのえ【尾上】
おの‐おの【各・各々】
[一]〔名・副〕
多くの人や物の一つ一つ。めいめい。それぞれ。各自。「―意見を述べる」
[二]〔代〕
(二人称。多人数をさす)みなさん。おのおのがた。平家物語3「是御覧ぜよ、―」
⇒おのおの‐がた【各々方】
おのおの‐がた【各々方】
〔代〕
(二人称)みなさんがた。(江戸時代の武士ことば)
⇒おの‐おの【各・各々】
おの‐おれ【斧折れ】ヲノヲレ
(樹が堅いからいう)カバノキ科の落葉高木。寒地に生える。5月頃黄褐色の花穂をつける。材は堅く建築・細工などに用い、また良質の炭を作る。オンノレ。ミネバリ。アズサ。
⇒おのおれ‐かんば【斧折れ樺】
おのおれ‐かんば【斧折れ樺】ヲノヲレ‥
オノオレの別称。
⇒おの‐おれ【斧折れ】
おの‐が【己が】
①(主格として)自分が。私が。
②(連体格として)自分の。私の。
⇒おのが‐いろいろ【己が色色】
⇒おのが‐さまざま【己が様様】
⇒おのが‐じし【己がじし】
⇒おのが‐しなじな【己が品品】
⇒おのが‐ちりぢり【己が散り散り】
⇒おのが‐でに【己がでに】
⇒おのが‐どち【己がどち】
⇒おのが‐むきむき【己が向き向き】
⇒おのが‐よよ【己が世世】
おのが‐いろいろ【己が色色】
それぞれ異なったさま。おもいおもい。続古今和歌集釈教「雲しきてふる春雨はわかねども秋の垣根は―」
⇒おの‐が【己が】
おのが‐さまざま【己が様様】
(→)「おのがいろいろ」に同じ。伊勢物語「―年のへぬれば」
⇒おの‐が【己が】
おのが‐じし【己がじし】
めいめい。それぞれ。各自。万葉集12「―人死にすらし」。「―新しきを開かんと思へるぞ、若き人のつとめなる」(藤村)
⇒おの‐が【己が】
おのが‐しなじな【己が品品】
(→)「おのがいろいろ」に同じ。
⇒おの‐が【己が】
おのが‐ちりぢり【己が散り散り】
めいめいばらばら。古今和歌集雑体「秋の紅葉と人々は―わかれなば」
⇒おの‐が【己が】
おのが‐でに【己がでに】
自分で。みずから。
⇒おの‐が【己が】
おの‐がどう【小野鵞堂】ヲ‥ダウ
書家。名は鐧之助かんのすけ。藤枝の人。東宮職御用掛・女子学習院教授。御家流から新たに鵞堂流を起こし、仮名書きを得意とした。(1862〜1922)
⇒おの【小野】
おのが‐どち【己がどち】
自分たち同士。各自お互いに。源氏物語少女「更に思ひ寄らざりけることと―嘆く」
⇒おの‐が【己が】
お‐の‐かみ【男神】ヲ‥
①男性神。
②男神である山。
おのが‐むきむき【己が向き向き】
めいめいの心の向いた方。おもいおもい。万葉集9「はふ蔦の―天雲の別れし往けば」
⇒おの‐が【己が】
おのが‐よよ【己が世世】
(男女が)めいめい別の生活を送ること。後撰和歌集恋「笛竹のもとの古音ふるねはかはるとも―にはならずもあらなむ」
⇒おの‐が【己が】
お‐の‐こ【男・男の子】ヲ‥
(「を(男)のこ(子)」の意、「め(女)のこ(子)」の対。平安時代以後、多くは低いものとして扱う男性にいう)
①成人の男子。男性。おとこ。万葉集20「鳥が鳴くあづま―は出で向かひかへりみせずて」
②男の子。むすこ。源氏物語玉鬘「むすめどもも―どもも」
③宮中の殿上に奉仕する男。枕草子9「―ども召せば蔵人忠隆・なりなか参りたれば」
④召使の男。下男。郎党。竹取物語「家に使はるる―どものもとに」
⑤目下めしたの男の名の下につけて呼ぶ語。徒然草「又五郎―を」
⇒おのこ‐ご【男の子子】
⇒おのこ‐じ‐もの【男の子じもの】
⇒おのこ‐はらから【男同胞】
⇒おのこ‐みこ【男御子】
⇒おのこ‐やつこ【男の子奴】
⇒おのこ‐やもめ【男の子鰥】
おのこ‐ご【男の子子】ヲ‥
①男の子。むすこ。源氏物語玉鬘「―三人あるに」
②男性。源氏物語少女「―にはうち解くまじきものなり」
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おの‐ごこう【小野御幸】ヲ‥カウ
白河院が雪の朝、洛北小野に住む皇太后歓子を訪れた時、随身が急ぎこれを皇太后に知らせたところ「雪を見るのに内にはお入りになるまい」と庭上のしつらいを美しくととのえて迎えたので、特に叡感あったという風流話。雪見御幸。古今著聞集・十訓抄・今鏡所見。これを描いたのが鎌倉末の「雪見御幸絵巻」。→小野おのの皇太后
おの‐こざん【小野湖山】ヲ‥
幕末・明治の漢詩人。本姓は横山。近江国生れ。梁川星巌やながわせいがんの玉池吟社に参加、後に三河吉田藩儒者。安政の大獄に連座。維新後、上京、詩文で一家をなす。詩集「湖山楼詩鈔」など。(1814〜1910)
⇒おの【小野】
おのこ‐じ‐もの【男の子じもの】ヲ‥
(→)「おとこじもの」に同じ。
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐はらから【男同胞】ヲ‥
男のきょうだい。兄。また、弟。源氏物語少女「―とて近くも寄せ侍らねば」
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐みこ【男御子】ヲ‥
男の御子。皇子。源氏物語桐壺「玉の―さへ生れ給ひぬ」
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐やつこ【男の子奴】ヲ‥
男の奴隷。
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐やもめ【男の子鰥】ヲ‥
おとこやもめ。〈類聚名義抄〉
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのころ‐じま【磤馭慮島】
日本神話で、伊弉諾いざなぎ・伊弉冉いざなみ二尊が天の浮橋に立って、天瓊矛あまのぬほこで滄海を探って引き上げた時、矛先からしたたり落ちる潮の凝って成った島。転じて、日本の国を指す。
おのさと‐としのぶ【オノサト‐トシノブ】ヲ‥
画家・版画家。本名、小野里利信。長野県生れ。キュビスム・構成主義を経て、方形を単位とするモザイク状の画面に円形が現れ出る独特の抽象様式を確立。(1912〜1986)
おの‐さま【己様】
〔代〕
(二人称)あなた。そなた。おまえさま。おのさん。浄瑠璃、卯月潤色「いやわれよりも―の」
お‐のし【御主】
〔代〕
「おぬし」の転。
おの‐ず‐から【自ずから】オノヅカラ
〔名・副〕
(「己おのつ柄から」の意。「から」はそれ自身の在り方の意)
①もとからもっているもの。ありのままのもの。土佐日記「この言葉の歌のやうなるは、楫取かじとりの―の言葉なり」
②もとからもっているものの(在り方の)ままに。ひとりでに。自然に。おのずと。万葉集13「山の辺の五十師いしの御井は―成れる錦を」。「事は―明らかになる」
③(そうあっても不自然ではないと考えられる範囲の可能性を認めて)
㋐もしかして。新古今和歌集冬「―いはぬを慕ふ人やあると」
㋑たまたま。偶然に。枕草子8「―端つかた局などにゐたらむ時も言へかし」
おの‐ず‐と【自ずと】オノヅト
〔副〕
ひとりでに。自然に。おのずから。「年をとれば―分かってくる」
おのだ【小野田】ヲ‥
山口県山陽小野田市の地名。明治中期以来、セメント・化学工業が盛ん。
おの‐ただあき【小野忠明】ヲ‥
江戸初期の剣客。通称、次郎右衛門。前名、神子上みこがみ典膳。安房の人。伊東一刀斎に入門、秘伝を伝授され、徳川秀忠に仕える。小野派一刀流の祖。(1565〜1628)
⇒おの【小野】
おの‐ただしげ【小野忠重】ヲ‥
版画家・版画史研究者。東京生れ。1932年、新版画集団を結成。民衆派の版画家として知られ、洋風画研究にも携わる。作「工場街」、著「版画の歴史」「江戸の洋画家」。(1909〜1990)
⇒おの【小野】
おの‐ちっきょう【小野竹喬】ヲ‥チクケウ
日本画家。名は英吉。岡山県生れ。京都市立絵画専門学校卒。土田麦僊ばくせんらと国画創作協会を創立。文化勲章。(1889〜1979)
⇒おの【小野】
おのづか【小野塚】ヲ‥
姓氏の一つ。
⇒おのづか‐きへいじ【小野塚喜平次】
おのづか‐きへいじ【小野塚喜平次】ヲ‥
政治学者。長岡生れ。東大教授。東大総長。近代的政治学を開拓。対露強硬論を主張。主著「政治学大綱」。(1870〜1944)
⇒おのづか【小野塚】
おの‐づくり【斧旁】ヲノ‥
漢字の旁つくりの一つ。「斯」「新」などの旁の「斤」の称。
おの‐づま【己妻・己夫】
自分の妻。また、自分の夫。万葉集14「―を人の里に置き」
おのでら【小野寺】ヲ‥
姓氏の一つ。
⇒おのでら‐じゅうない【小野寺十内】
おのでら‐じゅうない【小野寺十内】ヲ‥ジフ‥
赤穂義士の一人。名は秀和。浅野家の京都留守居。伊藤仁斎に経書を学び、和歌をよくした。(1643〜1703)
⇒おのでら【小野寺】
おの‐と【斧音】ヲノ‥
斧の音。万葉集14「打つや―の」
おの‐とおざぶろう【小野十三郎】ヲ‥トヲ‥ラウ
詩人。本名、藤三郎。大阪生れ。短歌的抒情を否定し、工業に蝕まれる風景を抑制的に唱って批判をこめる。大阪文学学校校長。詩集「大阪」「重油富士」など。(1903〜1996)
小野十三郎
撮影:田村 茂
⇒おの【小野】
おの‐とも‐おの‐や
(オノは感動詞)何と驚いたことに。おやおやまあ。万葉集18「針袋取り上げ前に置き反さへば―裏も継ぎたり」
おの‐の‐いもこ【小野妹子】ヲ‥
飛鳥時代の官人。遣隋使となり607年隋に渡り、翌年隋使の裴世清はいせいせいとともに帰国。同年隋使・留学僧らとともに再び隋に赴く。隋では蘇因高そいんこうと称した。609年帰国。墓誌の出土した毛人えみしの父。生没年未詳。
→資料:『隋書倭国伝』
⇒おの【小野】



広辞苑 ページ 2919 での【○鬼を酢にして食う】単語。