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かい【貝】カヒ🔗🔉

かいカヒ (「介」とも書く) ①おもに石灰質から成る動物体の外甲。普通、軟体動物のものをいう。外套膜より分泌され、2枚組あるいは管状・螺旋らせん状・皿状。古くは腕足動物の介殻、海胆うに類の骨格(甲かぶと貝)やとげ(香箸貝)、あるいは蝦えび・蟹かになどの甲殻類も介類として扱われ、「貝」の字は宝貝の類を指すことが多かった。かいがら。介殻かいかく。 ②貝殻を持つ軟体動物の総称。特に巻貝(腹足類)・二枚貝(斧足類)・角貝(掘足類)をいう。沈黙する意のたとえにも用いる。「―のように口を閉ざす」 ③ほらがい。今昔物語集1「須達、宣旨を下して鼓を打ち、―を吹きていはく」 ④青貝。螺鈿らでん。 ⑤貝香かいこうの略。 ⇒貝を作る ⇒貝吹いて逃ぐる

広辞苑 ページ 3182 での単語。