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あした【朝・明日】🔗⭐🔉
あした【朝・明日】
➊(古代には、昼間を中心にした時の表現法と夜間を中心にした時の表現法とがあり、「あした」は夜間を基準にした「ゆうべ」「よい」「よなか」「あかとき」「あした」の最終の部分)あさ。
①夜が終わり明るくなって暫くの間。旦。万葉集10「―咲き夕は消けぬるつき草の」。万葉集15「よる見し君をあくる―あはずまにして」↔夕ゆうべ。
②夫が来て泊まっていった翌朝。また夜中に何か事があった、その翌朝。源氏物語夕顔「霧のいと深き―、いたくそそのかされ給ひて、ねぶたげなる気色に、うち嘆きつつ出で給ふを」→あさ。
➋今日の次の日。あす。明日。平家物語11「今夜こよいはとくとく帰れ。…―は急ぎ参れ」。「―参上します」
⇒あした‐ぐさ【鹹草】
⇒あした‐てんき【明日天気】
⇒あした‐どころ【朝所】
⇒あした‐の‐つゆ【朝の露】
⇒あした‐の‐もの【朝の物】
⇒あした‐ば【明日葉】
⇒朝には紅顔ありて夕べには白骨となる
⇒朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり
⇒朝に夕べを謀らず
⇒明日は明日の風が吹く
広辞苑 ページ 326 での【朝】単語。